コンテクスト・オブ・ザ・デッド 講談社文庫

羽田圭介

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784065134351
ISBN 10 : 4065134358
フォーマット
出版社
発行年月
2018年11月
日本
追加情報
:
551p;15

内容詳細

芥川賞受賞作家が放つゾンビ・サバイバル話題作!本当にあなたは生きていますか?

【著者紹介】
羽田圭介 : 1985年生まれ。明治大学卒業。高校生のときに応募した「黒冷水」が第40回文藝賞を受賞、17歳で小説家デビューを果たす。2008年「走ル」で第139回芥川賞候補、’10年「ミート・ザ・ビート」で第142回芥川賞候補、’14年『メタモルフォシス』で第151回芥川賞候補、’15年『スクラップ・アンド・ビルド』で第153回芥川賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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最近地上波でウォーキングデッドを放送して...

投稿日:2018/12/11 (火)

最近地上波でウォーキングデッドを放送してくれてるので、またシーズン1から見れて嬉しいって事で ゾンビ繋がりで初めての羽田さん。 著者自身が小説家として体験してきた葛藤や怒りなどが皮肉を込めてぞんぶんに詰め込まれた文章は ゾンビと言うフォーマットを借りて書かれた風刺小説みたい。 個人的には後半の文脈的なお話より前半の今から何が起こるんだろう的な話の方が好みでした。

太陽の塔 さん | 大阪府 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • おかむー さん

    ゾンビというエンタメを纏った文学なのか、文学業界と忖度社会を風刺したゾンビ小説なのか、訴えてくるものは理解できるが答えを出しづらいという意味ではモヤモヤが残る。『よくできました』。ゾンビが実在し始めた社会で文学業界に携わるひとびとの群像劇という関連性のわかりづらい前半は先が読めずページが進みづらいが、タイトルが意味を持つ後半では楽しめる。とはいえ今現在の社会で氾濫する情報に流されず“あたりまえ”を無視して生きられる人間がどれほどいることか。自己啓発本に倣うかや独自の生き方を検索するのが関の山ではないのか。

  • TSUBASA さん

    渋谷のど真ん中に現れた若者のゾンビから始まるパンデミック。売れなくなった作家、自分勝手な区民を相手にする役所の職員、我を通していじめを受けている女子高生たちが、ゾンビたちから逃れようとする。ゾンビ小説の体をした風刺小説。言ってしまえばゾンビは文脈に支配された人々。声のでかい人に流されればゾンビになる。仲間はずれを恐れればゾンビになる。思考停止した人は皆ゾンビ。事実今の社会もゾンビが蔓延しているのかもしれない。でも実際のところの自分の意思とかオリジナリティって?あなたは、私は、ちゃんと生きているのだろうか?

  • かば さん

    作中でボコボコに貶し倒される数多の登場人物たちは恐らく作者の嫌いな奴らをそっくりそのまま投影させた存在なのであろう。ゾンビパニックというフィクショナルな文脈の中で現実の鬱憤を爽快に晴らそうとする作者の気概に感服。虚構は現実への反抗手段であると改めて実感する。

  • 伊織 さん

    や、やばい…。ゾンビに釣られて読んだらこちらがゾンビになりそうだった(いろんな意味で)。ゾンビにそんな事を求めていない!っと私は声を大にして言いたいくらい混沌とした世界観。言いたいことはわかるんだけども…。ゾンビはゾンビでエンタメして欲しいのです(泣)

  • 東京湾 さん

    「たった一人になろうとも、読まなくていい空気を読んだり、自分がどうしたいかを周りになんとなく察してもらおうと甘えないで、戦うの」高度情報化社会の中で主体を失い文脈のゾンビと化す人々、先人が生み出した文脈に依存する旧態依然の文壇。羽田圭介が現代社会・文学を痛烈に風刺する、ゾンビパニック小説。好きに書いているのが伝わり面白かった。周囲に同調するだけの現代人も過去を模倣するだけの文学も、確かにゾンビのようなものかもしれない。自己を確立することが重要であり、それができて初めて人間なのだ。文脈に呑まれないでいたい。

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人物・団体紹介

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羽田圭介

1985年、東京都生まれ。明治大学卒業。2003年、『黒冷水』で第四〇回文藝賞を受賞し、十七歳でデビュー。2015年、『スクラップ・アンド・ビルド』で第一五三回芥川龍之介賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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