ふがいない僕は空を見た 新潮文庫

窪美澄

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784101391410
ISBN 10 : 4101391416
フォーマット
出版社
発行年月
2012年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
窪美澄 ,  
追加情報
:
318p;16

内容詳細

高校一年の斉藤くんは、年上の主婦と週に何度かセックスしている。やがて、彼女への気持ちが性欲だけではなくなってきたことに気づくのだが―。姑に不妊治療をせまられる女性。ぼけた祖母と二人で暮らす高校生。助産院を営みながら、女手一つで息子を育てる母親。それぞれが抱える生きることの痛みと喜びを鮮やかに写し取った連作長編。R‐18文学賞大賞、山本周五郎賞W受賞作。

【著者紹介】
窪美澄 : 1965(昭和40)年、東京生まれ。カリタス女子中学高等学校卒業。短大を中退後、さまざまなアルバイトを経て、広告制作会社に勤務。出産後、フリーの編集ライターに。2009(平成21)年「ミクマリ」で女による女のためのR‐18文学賞大賞を受賞。受賞作を所収した『ふがいない僕は空を見た』が、本の雑誌が選ぶ2010年度ベスト10第1位、2011年本屋大賞第2位に選ばれる。また’11年、同書で山本周五郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

★
★
★
★
★

5.0

★
★
★
★
★
 
2
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0
★
★
★
★
★
主人公である高校生それを取り巻く人達、そ...

投稿日:2018/12/11 (火)

主人公である高校生それを取り巻く人達、それぞれの視点で描かれたお話。 テーマとしては「生」と「性」。前半部分は「性」が中心に描かれているので、読み進めるのに難航したが 後半に向けての疾走感と助産師さんの話の部分にすごく光を感じた。 出て来る人達、それぞれがどうしようもなく救いようのない人達。間違いと正解を繰り返しもがき苦しむ。 それがすごくリアルだし重く切ない。

太陽の塔 さん | 大阪府 | 不明

0
★
★
★
★
★
刺激的な冒頭部分に少し驚きつつ読み進めま...

投稿日:2013/01/10 (木)

刺激的な冒頭部分に少し驚きつつ読み進めました。いろいろな登場人物の、どうしようもない苦しみや人間臭さが読んでて辛いんだけれども、希望的なラストにホッとしました。タイトルもとても秀逸。

ameg さん | 東京都 | 不明

1

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • 射手座の天使あきちゃん さん

    それぞれが持つ孤独や貧しさ・悲しさを乗り越えるため、自分の気持ちに正直に生きた人々の苦しみや喜びを鮮やかに描いた連作長編小説? はぁ、なんですか R-18? 結構ですよ、もう 最近、仕事も私生活も、そこいらの小説以上に厳しいんだから、お話位は幸せな読後感に浸りたいんです、プンすかプン! (怒`・ω・´)ムキッ  師走でちょっと八つ当たり気味感想です! <(^_^;

  • yu さん

    あれ?官能小説?と勘違いするぐらいの「ミクマリ」から始まり、最後の「花粉・受粉」で涙。 どうしようもない最低な人間も登場して、理不尽なままに進んで行くストーリーには歯がゆい思い。 全く救いも肯定もないけれど、ふがいない彼らが見上げた空に、一瞬でも光が灯ればいいなと思う。 リウ先生の『悪い出来事もなかなか手放せないのならずっと抱えていればいいんですそうすれば、オセロの駒がひっくる返るように反転するときがきますよ。いつかね。』の言葉が染みる。 好きな作家さんが、また一人増えました。

  • しんごろ さん

    主婦と不倫する高校生、不倫する高校生などの連作短編!いきなり官能小説?と思わせておいて、実際は生きる痛み、辛さ、苦しみを何かを考えさせられる作品でした。そこにハッピーエンドはないかもしれないけれど、でてくる登場人物たちに、立ち直れ!、負けるな、幸せになってほしいと感情移入しちゃいますね(^^)俺も、これから先、おそらくまだまだある痛み、辛さ、苦しみに立ち向かうぜ!と思う勇気を与えてくれる作品ではないかと思います(^-^)

  • yoshida さん

    始まりの性描写に驚く。実際は、ままならないものを抱えながらも生き続ける人々の連作短編集。主婦との不倫がばれて、リベンジポルノで晒される高校生。認知症の祖母を抱えバイトしながら勉強に目覚める高校生。不倫の結果として勤務先を追われ助産師となり、離婚の末にがむしゃらに働きながら息子を育てる母。個人的には福田くんを描いた「セイダカアワダチソウの空」が白眉だった。生きていれば、ままならないこともある。しかし、そこに絶望せずに、反転することを望みながら毎日を懸命に生きていく。そんな生と、再生への希望が伝わる作品。

  • ヒロ@いつも心に太陽を! さん

    「性」から「生」へと。5編を通して出てくる人物が、というか私たち皆が「やっかいなもの」を抱えて生きてる。《ふがいない僕は空を見た》というタイトルは、秀逸だなぁって感じた。正直に書けば「世界ヲ覆フ蜘蛛ノ糸」とかには読んでいてつらい描写もあって気分が重くなって仕方なかったのだけれど、最後の「花粉・受粉」まで読んで「悪い出来事もなかなか手放せないのならずっと抱えていればいいんですそうすれば、」に続くリウ先生の言葉に、それらすべてをそのまま受け止めるしなやかさを得たような気がする。映画も見てみたい。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品