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ニャンコ先生 さんのレビュー一覧 

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     2013/01/19

    ARTE NOVAのエネスコ作品集中で、この1枚は迷わずお薦めできる。均一セールで500円になることがあるので、その際に購入されのがよいだろう。ルーマニア狂詩曲は、ヴァイオリン独奏用の編曲で耳にされている方も多いだろう。組曲は、2番がバロック時代の形式に民族性を織り込む試みが成功し、大変面白い曲に仕上がっている。3番はタイトルからして「村人たち」であるから、民族性を表に出しているのは当然と言えるが、管弦楽法がショーソンかオネゲルでも聴く感じで凝り過ぎていて、ストレートに村人の生活に溶け込めない。演奏は「お国もの」に懸ける意気込み十分で、大変活き活きしたもの。録音も適度に生々しく、抜けの良さ、音場の広がり、申し分ない。

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     2013/01/19

    この2枚組はお買い得である。収録年が実に良い。まず、メンデルスゾーンとブルッフは87年録音、「ナイジェル・ケネディ」が繊細で透明な音色とキレのある技巧で、端正にして闊達な音楽を奏でていた頃である。曲の様式感を重視するテイトがバックを務めているのもベストマッチと言える。エルガーは「ケネディ」として再出発し、表現の幅を大胆に拡張していた97年の録音。バックがラトルというのも、心憎い組み合わせだ。しばしば退屈に感じられてしまうこの曲から、驚くような感興を引き出している。

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     2013/01/19

    この演奏者でデッカ録音である。「展覧会の絵」は文句のつけようのない出来である。たしかにこのコンビにしては高音域が強調された、やや派手目の仕上げになっているようには感じた。ドビュッシーのピアノ曲の編曲2曲は、初録音というほどではないだろうが、シャイーならではの洒落たカップリングで、大いに楽しめた。

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     2013/01/19

    グリーグのピアノ協奏曲、なぜか「胸のすくような」快演に巡り合えずにいた。珍しい交響曲とのカップリングに魅かれて購入し、やっと「これだよ、これ」という協奏曲の演奏に出会えた。管弦楽の音がやや軽いが、デュシャーブルの、硬軟のタッチを使い分けてつくり出す多彩なピアノの響きにより、青年グリーグの覇気とロマンが聴く者に迫ってくる。交響曲も、管弦楽曲でお馴染みのグリーグのオーケストレーションの上手さにより、全楽章飽きさせることなく作られていて、この曲がなぜあまり演奏されないのだろう、と不思議に思えてくる。こちらはノルウェイの演奏者による収録で、愛情と気迫のこもった演奏が秀逸である。

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     2013/01/19

    メンデルスゾーンのピアノ協奏曲に興味を持ち、独奏1台の全曲2枚組を入手した。期待以上の佳曲である。同じ若書きながら2台の協奏曲もあると知り、この盤に遭遇。演奏者の顔ぶれをみれば、自由闊達な演奏は聴く前から保証されたようなもの。曲も「買ってよかった」と思える出来栄えである。うれしい誤算が、カップリングのブルッフである。有名なヴァイオリン協奏曲ほどの魅力はないが、交響曲全集にやや拍子抜けしていた私としては、「ブルッフは『コル・ニドライ』といい、協奏的な作品はいいなあ」と聴き惚れてしまった。

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     2013/01/17

    シューベルトの交響曲の全曲、全楽章に、これだけ生き生きとしたリズムと歌を盛り込んだ演奏は、少なくとも現代楽器を用いた演奏では、この全集以前にはなかったといってよい。インマゼールの古楽器による全集が、この全集よりわずかに先行して録音されている。メニューインはしばしば古楽派のアプローチをちゃっかり(なのか「良いものは良い」という音楽的信念に基づいて、なのか)取り入れるのが常だったので、もしかすると大ハ長調のテンポには古楽派の影響があるのかもしれない。それにしても、彼が設立したSinfonia Varsovia各メンバーの、これら交響曲の演奏にかける意気込みは大変なものだ。誰ひとり手を抜いてないのが、分離度の良い優秀録音を通して痛いほど伝わってくる。楽しくも厳しいシューベルトである。インタビューCDはプックレットの英語対訳を見ないと何を言っているかわからないが、それなりに価値がある。最後につけ加えると、これは紙ジャケ仕様の薄いボックスセットではなく、CD5枚分の厚みのあるセットである。

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     2013/01/17

    ブルッフのヴァイオリン協奏曲が大好きなので、交響曲も、と購入してみた。期待したほどの作品ではなかった。むしろ、ヴァイオリン独奏と管弦楽の小品が儲けもので、協奏曲と同じくらい気に入った。

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     2013/01/17

    ヴァイオリン協奏曲第1楽章の前半だけが、テンポが重い。そこを過ぎれば、二重協奏曲を含め、最高の演奏の一つであると評したい。録音も、好き好きではあろうが、解像度は悪くない以上、称賛すべき出来である。

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     2013/01/17

    マズア指揮ゲヴァントハウスのチャイコフスキー交響曲全集は、知る人ぞ知る名演揃いである。中でも1番、5番は、それぞれハイティンクの名演とトップの座を争うというのが私見である。どちらかだけを聴いているのではもったいない。ハイティンク指揮コンセルトヘボウの演奏、録音ともに明晰の極みにある盤と、マズア指揮ゲヴァントハウスの、深みのある音色を豊かなホールトーンと共にとらえた名録音の両方を座右に置くべきだろう。本盤では、ロメオとジュリエットのシンフォニックな佳演も聴くことができる。

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     2013/01/17

    チャイコフスキーの後期交響曲をすでにいくつかの演奏で聴いている、という方は、ぜひ1度、マズア指揮ゲヴァントハウスの演奏でも聴いていただきたい。豊かな響きと深い音色、がっしりとした構成感。「ロシアもの」には括れないシンフォニックなチャイコフスキーがそこにはある。カップリングの協奏的作品も、オーケストラはニューヨークフィルになり響きに深みがなくなるが、珍しい曲なので儲け物である。

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     2013/01/17

    マズア、ゲヴァントハウスのチャイコフスキーは、知る人ぞ知る名演揃いである。特に1番、5番はトップの座を争うというのが私見である。「フランチェスカ・ダ・リミニ」とカップリングの本盤は、知られざる名曲、チャイコフスキーの1番を聴いてみたいという方に、ハイティンク盤、カラヤン盤、アバド盤とともにおすすめしたい。

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     2013/01/17

    いまやオペラは字幕付きDVDで観るのが正解なのだろうが、対訳を勉強しておいて、貧しいドイツ語力をたよりに音だけ聴いていても、何回か聴くうちにこの作品の面白さは十分に伝わってくる。こんな珠玉の名曲、名盤を廉価で入手させてくれたBrilliantとHMVにまたまた感謝である。

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     2013/01/17

    シューマンがこんな魅力的な曲を残していたのを、BrilliantとHMVのおかげ知ることができた。海外盤の交響曲全集には収録されず、国内盤には収録されていた「序曲、スケルツォと終曲」がここで手に入ったのも喜ばしい。話の内容は荒唐無稽で共感できないが(メンテルスゾーンの「歌の翼に」の歌詞に「ガンジス河の上を」といきなり出てくるのを思わせる)、音楽が美しく、演奏がとても良いので、この価格ならお薦めである。

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     2013/01/17

    シベリウスもディーリアスも本当にいい曲、いい演奏です。録音もすばらしい。シベリウスはbisからTempera Quartetの大迫力の演奏が出ていますが、フィッツウィリアム盤はまさに「親愛なる声」という題名そのものの演奏です。聴き比べると面白いです。

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     2013/01/17

    「作品64のヴァイオリン協奏曲の草案とされるもの」の復元版については、はっきり言ってあまりピンと来ない曲だった。他の曲については、「廉価で入手できるものとしては演奏、録音ともにこれがベスト」と自信を持ってお薦めしたい。(やはり若書きの2台の為のピアノの協奏曲も聴きたいという方には、ラベック姉妹の快演が廉価盤になっているので、そちらをお薦めする。)

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