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つよしくん さんのレビュー一覧 

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2009/10/13

    ミュンシュのオネゲルは、いつ聴いても超名演だ。他の指揮者の演奏とはまるで次元が違うと思う。第2は、第2次大戦の最中に作曲された悲劇的な作品であるが、第1楽章の圧倒的な迫力と悲劇的な力強さは、他の指揮者の演奏では聴かれないものだ。第2楽章の緩徐楽章も悲痛の極みであり、終楽章のラストのトランペットも、決して能天気な明るさには陥らず、強制された喜劇のような抑制的表現であり、ミュンシュのオネゲルの本質への深い理解を感じさせる。第5も超名演。オネゲルがスコアに記したテンポや表情が目まぐるしく変化する複雑な楽想を、造型をいささかも弛緩させることなく、幅の広いダイナミックレンジと緩急自在のテンポ設定の下、オネゲルが同曲に秘めた悲劇的な情感を、格調を失うことなく描ききっているのは、もはや神業という他はない。惜しむらくは録音がイマイチであること。Blu-spec-CD化しても、あまり改善が見られないのは、1950年代前半という録音時期を考慮すれば、致し方ないのかもしれない。バッカスとアリアーヌは、録音のせいもあるとは思うが、バレエ音楽としては生硬な印象を受ける。ここぞという時のパッションの爆発はさすがであるだけに、少々惜しい気がした。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2009/10/12

    ブラームスやベートーヴェンなどの独墺系の音楽を得意としたミュンシュならではの重厚な名演である。本盤を、指揮者やオーケストラの名前を伏して聴いても、とてもフランス人の指揮者による演奏とは思えないだろう。それくらい、厳しい造型の下、重心の低い重量感溢れる演奏で一貫している。もちろん、インテンポというわけではなく、例えば第2の第1楽章の終結部でテンポを大幅に落としたりするなど、隋所にミュンシュならではの個性的な解釈も垣間見える。それでも、決してやり過ぎの印象を与えないのは、ミュンシュが、ブラームスの本質をしっかりと鷲掴みにしているからであると思われる。惜しいのは、Blu-spec-CD化しても、音質の改善があまり見られなかった点。他の殆どのCDが、高音質化に成功しているだけに、本盤については、もしかしたらマスターテープの状態があまりよくないのかもしれない。特に、最強奏の箇所で、音が団子のようになるのが致命的だ。名演だけに大変残念。泣く泣く★を一つ減点させていただくことにする。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2009/10/12

    これは全盛期のミュンシュ&ボストン交響楽団という黄金コンビによる類いまれなる音の饗宴である。先ず、ダフニスとクロエについてであるが、何というゴージャスな響きだろう。合唱も実に巧く、オーケストラともども、ミュンシュの圧倒的な統率力の下、実に巧みな情景描写を行っている。あたかも、眼前で劇的なドラマが進行するかのようであり、Blu-spec-CD化による鮮明な音質が、その演出効果をより一層際立たせてくれていれる。一方、ピアノ協奏曲は、テンポはやや早めであるが、その中でのミュンシュの重心のいささか低めの重厚な演奏と、シュヴァイツァーのセンス満点の演奏が、我々聴き手を深い感動を誘う。それにしても、両曲ともに、ミュンシュのスタジオ録音とは思えないほどの情熱的かつ熱狂的な指揮ぶりが際立っており、聴き終えた後の充足感という点からすれば、いずれの曲も随一の名演の一つと言っても過言ではあるまい。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2009/10/12

    まずは、カプリングが実に魅力的。フランスのミヨーやプーランクと言った近現代の作品と、これまたパリに関連のあるストラヴィンスキーの作品を一枚にまとめるというセンスの良さを高く評価したい。演奏は、ミュンシュ&ボストン交響楽団が、いかに、性格の異なる多様な作品を巧みに演奏できるだけの多彩な演奏のパレットを持っていたのかを証明する名演揃いだと思う。世界の創造は、この作品のジャズ的な要素を雰囲気豊かに描きだすミュンシュの老獪なまでの卓越した表現力の豊かさにただただ感心するのみ。プロヴァンス組曲は、ミヨーとしては親しみやすい旋律に満ち溢れているが、ミュンシュは同曲を安っぽいムード音楽ではなく、あくまでも高次元の大芸術作品として描いている点が見事。ここには、センチメンタルな要素などどこにもない。プーランクは、重心の低い重厚な名演であり、ベートーヴェンやブラームスを得意としたミュンシュの演奏の特徴がプラスに作用している。カルタ遊びは、一転して華麗なオーケストレーションを際立たせた光彩陸離たる演奏の響きが実に印象的な名演だ。Blu-spec-CD化によって、音質のグレードがかなりアップしたのも実に素晴らしい。

    3人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 4人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2009/10/12

    ドラティのマーラーとは意外な組み合わせと思ったが、聴き終えて大変驚いた。これは超弩級の名演であり、このような名演がこれまで眠っていたことが信じられない。84年のライブとのことであるが、同じ年にライブの録音を遺したバーンスタインの名演とは性格が全く異なる。バーンスタインが人間のドラマとすれば、ドラティのは音のドラマということになろうか。第1楽章は、ゆったりとしたインテンポの下、剛毅にして重量感溢れる音のドラマ。第2楽章はまぎれもなく本名演の白眉。他に類例を見ないほどの遅めのインテンポであるが、マーラーならではの舞曲を軽快にではなく、あたかも巨象の進軍のように演奏することにより、死を間近に控えたマーラーの狂気がダイレクトに伝わってくる点を高く評価したい。第3楽章も遅い。かのジュリーニ盤に匹敵する遅さであるが、ジュリーニの柔和さとは異なり、剛直そのもの。終結部も、バーンスタインが行ったアッチェレランドなど、薬にしたくもない。終楽章は、実にコクのある重厚な表現。ここに至って緩急自在のテンポ設定やアッチェレランドなどが現れるが、その卓越した表現力には評価する言葉が思いつかないほど。演奏終了後の聴衆の熱狂もむべなるかなと思わせる。録音も生々しささえ感じるほどの優秀さであり、本名演を心ゆくまで堪能できる点を評価したい。

    4人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 6人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2009/10/11

    女流ヴァイオリニストの大御所であるイダ・ヘンデルのシベリウスのヴァイオリン協奏曲は、ライナーによると、作曲者シベリウスのお墨付きを得ていたとのことであるが、本盤の演奏を聴いていると、他のヴァイオリニストの演奏とは一味もふた味も違うと思う。その違いは、テンポが実にゆったりとしていること、そして、旋律をくっきりと浮かび上がらせて、一音一音を噛み締めるように演奏している点だ。したがって、シベリウスがスコアに記したすべての音符が克明に表現され、他の演奏では霧がかかっていたような印象を受ける箇所にも光を当てた点を評価したい。もちろん、シベリウスの楽曲の性格から、イダ・ヘンデルの演奏様式がベストかどうかはわからないが、作曲者本人がその演奏を評価している点は銘記する必要があるだろう。他方、エルガーのヴァイオリン協奏曲は、名曲であるにもかかわらず、チェロ協奏曲に比較すると、録音の数があまりにも少ない。したがって、ヴァイオリン協奏曲を演奏する人は、よほどの自信と確信のある者に限られ、その意味では、録音された演奏は名演であることが多い。本盤も、そうした名演の列に連なる資格のある気品のある名演といいうことが出来よう。両曲とも、若いラトルがサポートしているが、いずれの演奏も見事。何歳も年上のイダ・ヘンデルと互角に渡り合っている点に、今日の偉大な指揮者への道を歩み続けるラトルの姿を垣間見る。

    6人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2009/10/10

    何とも魅力的なカプリングである。ポピュラーな3つの名曲を、オーマンディ&フィラデルフィア管弦楽団の黄金コンビが、揺るぎない絶妙のアンサンブルと、シルキーな音色のいわゆるフィラデルフィア・サウンドを駆使して、隙のない演奏を行っている。ハーリ・ヤーノシュは、オーマンディのマジャール人としての血が騒ぐかのように、切れば血が噴き出てくるような情熱的な指揮ぶりであり、ケルテスやセルなどと並んで、同曲のベストを争う名演ということができるだろう。キージェ中尉は、難解な作品が多いプロコフィエフの諸曲の中にあっては、実に親しみやすい楽しい曲であるが、オーマンディも、変に高尚ぶらず、オーケストラともども楽しげに演奏している点が素晴らしい。火の鳥は、オーケストラの卓越した技量を前面に打ち出した堂々たる名演ということが出来るだろう。Blu-spec-CD化により、音質のグレードが一段とアップし、本名演を鮮明に味わうことができる幸せを噛み締めたい。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 8人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2009/10/10

    全盛期のフィラデルフィア管弦楽団のシルキーな音色と圧倒的な合奏力を味わうことができる名演だ。同じフィラデルフィア管弦楽団を振ったローマ三部作の名演にはムーティ盤があるが、ムーティがイタリア人ならではの明るい情熱的な熱演を示したのに対して、オーマンディは、管弦楽の大家であるレスピーギの華麗なオーケストレーションを精緻に描きだした名演ということが出来るだろう。Blu-spec-CD化によって、音質はより鮮明になり、本名演をより高音質で味わうことができるようになったことを大いに喜びたい。

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     2009/10/10

    若きキーシンの最近の円熟ぶりを感じさせる一枚だ。演奏全体から受ける印象は、ディヴィス指揮のロンドン交響楽団ともども、馥郁たる柔和なものである。両曲の第2楽章など、静けささえ感じるほどだ。では、軟弱なだけの演奏かと言うとそうではなく、ここぞという時のダイナミックにして威風堂々たる重厚な表現は、いかにもベートーヴェンの協奏曲ならではの、獅子の威厳を感じさせる。このような絶妙なバランスの剛柔併せ持つ名演を成し遂げた点にこそ、キーシンの近年の進境著しさ、そして、今や押しも押されぬ巨匠の風格を兼ね備えたディヴィスの好サポートぶりの証左であると言えるだろう。HQCD化も大成功であり、キーシンのこうした剛柔併せ持つアプローチを鮮明に味わうことが出来る点を大いに評価したい。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2009/10/09

    バルビローリはマーラーを得意としたが、第6は、既にベルリン・フィルとのライブ録音、ニューフィルハーモニアとのスタジオ録音が発売されており、いずれ劣らぬ名演であった。本盤の演奏は、発売されたものとしては3種目ということになるが、ライブならではの熱気と迫力に満ち溢れた名演だと思う。第1楽章の冒頭から圧倒的な音塊が迫ってくる。シベリウスやイギリス音楽の演奏での抒情的で温厚篤実な指揮ぶりはどこにも見られない。第2楽章は、いかにもバルビローリらしい抒情的表現があらわれるが、終結部の盛り上がりの急速なアッチェレランドなど、同じオケを指揮したスタジオ録音とは別人のような燃えるような指揮ぶりを見せる。第3楽章は、重量感溢れる巨象の進軍。終楽章は、圧倒的な音のドラマであり、終結部の熱狂的な拍手もむべなるかなと思わせる。ベルリン・フィルとのライブと同様に、バルビローリは第2楽章と第3楽章を入れ替えて演奏しているが、同じオケを振ったスタジオ録音では入れ替えていない。この一貫性のなさは謎であるが、私としては、入れ替えない方が終楽章の悲劇がより際立つと思うのだが、この当たりは、好みの問題もあるのかもしれない。音質は、この当時のライブ録音としてはかなり良好であり、歴史的な名演を良好な音質で鑑賞できることを大いに喜びたい。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

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     2009/10/08

    本盤におさめられた第2と第5では、録音年代に10年以上の開きがあるが、両曲ともに、やや遅めのテンポで一貫した剛毅にして重厚な名演だと思う。第2は、ザンデルリングの愛奏曲とのことであるが、剛毅なたたずまいながら、決して鋭角的な印象を与えることなく、むしろ、旋律を風格豊かに、自然体で歌い抜いている点は、いかにも同曲を自家薬篭中のものとしていることが伺える。第5は、ザンデルリングが晩年にレパートリーから外した曲とのことであるが、演奏の特徴は第2とほぼ同様。第3楽章の堂々たる歩みや低弦のうなるような響きなど、音の重心が低く、重厚さがより際立っている。第5で特に興味深かったのは、第1楽章の何度も繰り返される有名な第1主題の旋律、この主題の3連符を抑揚をつけたりせずに、一気呵成の急速テンポで演奏している点。主部のテンポはやや遅めなので、余計に目立つが、決して違和感を感じさせないのは、ザンデルリングが、第5を完全に掌握していることの証左と言えよう。録音は、おおむね鮮明であるが、第2については、冒頭の音の若干の揺れや、隋所に見られる不自然なエコーなど、録音の古さが目立つ点が惜しまれる。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2009/10/04

    ショーソンと言えば詩曲があまりにも有名であるが、交響曲変ホ長調も、フランクの影響を受けた重厚にして、かつ美しい旋律美を味わうことが出来る名曲であると思う。したがって、知る人ぞ知る名曲だけに、CDの点数は限られるが、そうした中で、このミュンシュ盤は、重厚さと優美さを兼ね備えた名演だと思う。特に、第1楽章の主部に入る前の長大な序奏部を、ゆったりとしたテンポ設定の下、劇的かつ重厚な表現をした例はほとんど記憶にない。第2楽章も尋常ならざる悲劇性であり、終楽章の圧倒的なパッションの爆発。数少ないショーソンの交響曲のCDの中でも、本盤は、トップの座を争う名演と言えるだろう。それに対して、詩曲とダンディは、曲の性格から、ミュンシュの表現はやや重心が低すぎる感が否めない。もっとも、詩曲のオイストラフの独奏の美しさなど、聴きどころには事欠かず、両曲ともに決して凡演と言うわけではない。Blu-spec-CD化によって、音質のグレードがアップし、特に、ショーソンの交響曲の名演を鮮明な音質で味わうことが出来るようになった点を大いに喜びたい。

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     2009/10/04

    フランクの交響曲は、フランス音楽(フランクはベルギー出身ではあるが)の中でも、精緻な造形美を誇る、どちらかと言えばドイツ人の手になる交響曲に近い性格のものであり、古くから独墺系の指揮者が好んで指揮をしてきた。ミュンシュは、フランスでもドイツ国境近いアルザス地方の出身だけに、フランス音楽だけでなく、ブラームスやベートーヴェンなどのドイツ音楽を得意としてきた。それ故に、フランクの交響曲では、このようなミュンシュの芸風と見事にマッチすることになる。本盤の演奏も、厳しい造形の下、重厚かつ堂々たる名演を成し遂げている。併録の呪われた狩人も、交響曲に負けず劣らずの名演だと思う。これに対して、デュカスとイベールは、決して悪い演奏ではないと思うが、フランス風のエスプリという点では、少々物足りない気がする。これらの両曲は、前述したミュンシュの芸風にはいささか符合しないのかもしれない。Blu-spec-CD化によって、音質はかなり向上したのではないかと思われる。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2009/10/04

    ミュンシュは、フランス人でありながらドイツ音楽を得意としており、その中でもブラームスは十八番の一つであったと言われる。本盤の第1は、あのパリ管弦楽団との名演の12年前の録音であるが、パリ管弦楽団との名演が、オーケストラとの出会いが浅かったこともあってなのか、出たところ勝負のライブ的な迫力が持ち味であるのに対して、本盤の演奏は、ミュンシュの芸風や人となりを深く理解したオーケストラの安定した演奏が魅力ということが言えるだろう。もちろん、安定とは言っても、それは安全運転という意味ではなく、ミュンシュならではの劇的な迫力にもいささかの不足はないのはさすがと言うべきである。終楽章の有名な旋律を、超スローテンポで演奏するなど、ひと筋縄ではいかないところもある。悲劇的序曲は、快速のテンポによる劇的な名演。それにしても、Biu-spec-CDの音質向上効果はめざましく、ステレオ初期録音が、あたかも最新録音かの如く聴こえるのは実に素晴らしいことだ。

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     2009/10/04

    ハイドンの交響曲のうち、パリ交響曲以降の傑作群は、大編成のオーケストラが演奏しても十分に聴きごたえのある大交響曲であると考えている。にもかかわらず、最近では、編成の小さい古楽器演奏だとか、古楽器奏法なるものが一般化しつつあり、ハイドンの交響曲が、コンサートの曲目にのぼることすらほとんど稀になったのはまことに嘆かわしい限りである。そうした中で、本盤のワルターの演奏を聴くと、実に懐かしく、そして生き返ったような安心した気持ちになる。演奏のあちらこちらから、木の温もり、土の香りがするようで、大編成のオーケストラ(と言っても、コロンビア交響楽団なので限度はあるが)を指揮しながらも、ここには機械的だとか、メカニックなどという要素はいささかも感じられない。第88番の第2楽章だとか、第100番など、あまりのスローテンポに、スコア絶対の原理主義者や音楽学者などからすれば時代遅れだとか誇大妄想とかいう批判もあり得ると思うが、音楽芸術の感動の前には、私としては意味のない批判だと思う。Blu-spec-CDの音質は、SACD化が望めない今日においては、望み得る最高のものであり、ワルターの至芸を鮮明な音質で味わうことができる幸福を素直に喜びたい。

    3人の方が、このレビューに「共感」しています。

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