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検索結果:76件中31件から45件まで表示
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10人の方が、このレビューに「共感」しています。 2015/08/25
演奏内容や、版の問題については既存の情報やレビューの通りかと思います。ファースト・チョイスにはなり得ないでしょうが、ブルックナー・ファンならおさえておきたい全集です。価格も本当に安くなりました。ところで「2010年リマスター」についてですが、ライナー、外箱、内袋のどこを見てもそのような表記はありません。海外サイトでも一切そんな情報は見当たりません。輸入代理店のワーナーが付け足した表記と思われますが、誤りでしょう。実際、8番の新旧両盤をPCに取り込み、バイナリ比較しましたが、完全同一との結果が出ました。旧盤から買い替える意義は、「薄箱による省スペース化」以外はないと断言できます。もちろん、元からデジタル録音ですので、決して悪い音ではないですし、この全集の価値が失われることはまったくないのですが。
10人の方が、このレビューに「共感」しています。
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11人の方が、このレビューに「共感」しています。 2015/08/21
基本的には、イヴァン・フィッシャーが手兵のブダペスト祝祭管弦楽団を振る際と同じスタイル。小編成に刈り込んだスリムな響きを基調とした演奏です。ピリオド奏法は導入されておらず、思っていたよりは鋭さのない、古風な演奏と感じました。小編成ゆえに、コンセルトヘボウ特有の響きも薄まってしまっているのが難点ではありますが、曲によっては思いもかけない響きが聴こえる箇所もあり、一長一短というところでしょうか。画質・音質は優秀で、演出もオーソドックス。音声フォーマットが24bit/96kHzなのは嬉しいところ。私が知る限り、これまで出たRCO LiveのBDはもれなくこのフォーマットを採用しており、これはArthausやC-major、Euroartsといった大手映像タイトルベンダーにも見習って欲しいところです。
11人の方が、このレビューに「共感」しています。
7人の方が、このレビューに「共感」しています。 2015/08/07
RCAおよびリコルディ原盤のアナログ録音に関しては、すべて24bit/96kHzリマスタリングが施されている旨の表記があります。CSOとのチャイコフスキー全曲と、BPOとのモーツァルトの一部には、Mastersシリーズで出た際の24bit/88.2kHzリマスター音源も存在しますが、それらはここでは使われていません。初出時に聴いているものも多いですが、改めて聴き直すと、こちら側の感覚が変わってきているのか、感想を異にするものもあります。BPOのモーツァルトなどは、COEとのハイドンやシューベルトと比べて、随分と古臭いスタイルで出してきたな、と当時は思ったものですが、今にしてみると、晩年のモーツァルト管との演奏とは違うスタイルのものが残されたのは幸福だったといえるのかもしれません。かつてソニーがCBSを買収し、ソニー・クラシカルが立ち上げられた際は、アバド、ジュリーニらをメインに紹介した豪華冊子が店頭で無料配布されましたが、それらがこの価格で手に入ってしまうというのは、複雑な心境ではあるものの、ありがたい話です。
7人の方が、このレビューに「共感」しています。
0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2015/07/29
アバドの「悲愴」は、ウィーン・フィル盤は柔らかすぎ、シカゴ響盤は軽い感じがして、今ひとつ好きになれなかったのですが、この演奏はいいですね。アバドらしい柔らかさは残しつつも、若者たちのオケのエネルギー、ライブの高揚感が加わり、印象深い演奏になっています。前半にプロコフィエフ、ベルク、モーツァルトと、アバドの十八番が並んでいるのも、彼の業績を振り返るのに適した好選曲と思います。オケはドゥダメルとの演奏で実証済みの高い技術を持っており、何ら問題はありません。映像、音質も、いつものルツェルン収録と同様に優秀なものです。
0人の方が、このレビューに「共感」しています。
0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2015/07/16
この演奏があまり注目を集めていないのは、もったいないとしか言いようがないです。過去にリリースされたオリジナル楽器によるベートーヴェンはほとんど全部聴いてきていますが、これほど熱気と重厚感が凄まじい演奏は稀です。特に後者、重厚さをここまでオリジナル楽器オケから引き出した手腕は見事といえるでしょう。オリジナル楽器オケのベートーヴェン演奏に抵抗がない方には、ぜひ聴いていただきたいです。映像はかなり暗めですが、フランス収録にしてはカメラワークはオーソドックス。実は動画サイトで大部分を試聴することができますので、気になった方は探してみてください。ユロフスキーは長髪を振り乱しての指揮。「男のロン毛は嫌いだ」という方にはお薦めできない映像かもしれませんが…
1人の方が、このレビューに「共感」しています。 2015/06/24
同じソニーで同じ30枚組の、マゼール・ボックスとそっくりの仕様で、厚紙オリジナル紙ジャケのしっかりしたパッケージです。合唱曲のみをオリジナル・カップリングで収録、という構成は、ひとつの見識かと思います。寄せ集めでぎっしり詰め込み、でもよかったとは思いますが、1枚1枚に愛着が持てる、という点ではこの方が良いのでしょうね。個人的には、「千人の交響曲」を入れるくらいなら、シューベルトのミサ曲第6番やヴェルディの「聖歌四編」(いずれもソニーにはジュリーニ盤があります)あたりを持ってきて欲しかった気もしますが、価格を考えれば文句は言えないでしょう。新しめの録音が大半を占めるので、音質面でも満足度の極めて高いセットです。
1人の方が、このレビューに「共感」しています。
3人の方が、このレビューに「共感」しています。 2015/06/22
第2・3楽章の、遅いテンポによるむせかえるような濃厚さが印象的です。特に第3楽章などは、速いテンポで演奏されるのが当たり前のような印象がありますが、速度指定はアレグロ・ノン・トロッポであり、こうした遅めのテンポを採用する人が今まであまりいなかった方が不思議ではあります。もちろん他の楽章の出来もよく、一発録りライブゆえのわずかな乱れはあるものの、オケはかなり優秀です。録音は、やや低域不足の感はありますが、聴きやすい音になっています。それにしても、偏見に満ちた空疎な長文を撒き散らして嘲笑の対象になっていた方は、今は引退されたようですが、この時点でかなりおかしくなっていたことが分かりますねえ。
3人の方が、このレビューに「共感」しています。
5人の方が、このレビューに「共感」しています。 2015/06/18
発売前に各ショップに絶賛レビューが載っていたのは何だったんでしょう。海外ではもっと早く流通していたのでしょうか。それはともかく、確かに旧フィリップス盤よりピアノの音色がずっと自然になっており、聴きやすくなっています。今後この録音を購入される方はこちらで問題ないでしょう。ただ、グルダが好んだ超近接マイクの録音であることに変わりはなく、装飾音たっぷりの演奏内容も含めて「旧盤が大嫌いで絶望的に受け入れ難かった」という人の評価を覆すレベルではないと思います。なお、使用ピアノに関しては、MPS公式サイトにベーゼンドルファーである旨の表記があります。そちらが正解でしょうね。
5人の方が、このレビューに「共感」しています。
4人の方が、このレビューに「共感」しています。 2015/05/19
同一の演奏ということで、ALTUS盤とソニー盤のレビュー欄は同一になっているのですね。ALTUS盤は、NHK所蔵音源からのCD/SACD化。ソニー盤は、同社のLD初出時のデジタルマスター(16bit/48kHz)からのDSDリマスタリング(担当は、ソニー系廉価箱でおなじみのベルリンb-sharpスタジオ)で、2012年にSACDハイブリッドで発売されたもののCD層と同一とみて間違いないでしょう。一部のレビュアーの方が問題にされている、終結音の残響に被った拍手ですが、確かにソニー盤ではカットされることなくそのまま入っています。ただ、本当に残響が消えて無くなる寸前からの拍手で、下品なフライングブラボーもないので、大概の人は気にならないでしょう。初めてこの録音を購入される方は、価格がずっと安いソニー盤を選んでおいて問題ないと思います。(ALTUS盤が激安セールにでもなれば別ですが。)
4人の方が、このレビューに「共感」しています。
1人の方が、このレビューに「共感」しています。 2015/04/11
演奏そのものは悪くないと思います。ティボーデのソロは洗練されたすっきりしたもので、アシュケナージ指揮のオケも、クリーヴランド管弦楽団が起用されていることもあって、やはり洗練された清潔感があります。が、この時期のデッカのピアノ録音は、独奏曲・協奏曲などのジャンルを問わず、音像を極端に小さくし、中央のみに定位させたモノラル的な音になっているものが何故か多く、この録音でもその傾向が顕著です。とにかくピアノがせせこましい響きになってしまっていて聴こえづらく、隔靴掻痒の感が拭えません。演奏はいいのに、この点が残念でなりません。
1人の方が、このレビューに「共感」しています。 2014/12/12
この演奏は、既存盤で聴いたことがなく、今回のSACDで初めて耳にしましたが、アナログ時代末期の録音+PentatoneによるSACD化、ということで、極めて充実した音を聴くことができます(SACD・2chステレオ環境でのみ試聴)。ヴァーシャリの独奏・指揮はオーソドックスなものですが、適度な生命感、躍動感があり、十分に曲を堪能させてくれます。それにしても、ベルリン・フィルとのモーツァルト録音、という機会に際して、なぜこの地味な2曲を選んだのでしょうかね(決して嫌いな曲ではありませんが)。もう少し他の曲も聴いてみたかったところではあります。
2人の方が、このレビューに「共感」しています。 2014/12/12
まだ「爽やかな若手〜中堅ピアニスト」だった頃のエッシェンバッハの代表盤。両曲とも、基本的には爽やかで明快な演奏ですが、ところどころで、後の指揮者としての彼の芸風に繋がる暗さが見え隠れするのが興味深いです。オーケストラ・パートは、いずれもオーソドックスながら的確なもので、不満は感じません。PentatoneによるSACD化については、自分はSACDの2chステレオ環境でしか聴けませんが、当然のごとく成功していると思います。フィリップス・サウンド以外で同社の復刻録音を聴くのは初めてとなりますが、この時期のDG録音に、これほどの情報量が詰まっていたのかと、驚かされました。続編に期待します。
2人の方が、このレビューに「共感」しています。
4人の方が、このレビューに「共感」しています。 2014/12/12
ラフマニノフ作品の演奏としては、必ずしも代表盤として挙げられることの多くない、2種の全集、マゼールによる交響曲とヴァーシャリによる協奏曲のカップリング。いずれも、結構前から「廉価盤要員」に入れられてしまっており、何だか軽視されているような感がありますが、どちらも大変素晴らしい演奏と思います。マゼールは、1970年代の(特にクリーヴランド管との共演で顕著だった)引き締まり過ぎた芸風が弱まり、巨匠性が表れ始めていた頃の録音だけに、適度な濃厚さと激しさ、スケールの大きさがウェルバランスで保たれています。カラヤン時代のベルリン・フィルの華麗な音も大きな魅力です。ヴァーシャリの方は、オーソドックスな表現ながら、ラフマニノフの憂愁をよく表していると思います。また、独奏以上に、アーロノヴィチ指揮のロンドン響が、ロシア的な陰鬱な音を出しているのが注目に値します。
基本的にはオーソドックスなドイツ流儀の演奏であるものの、第9あたりはなかなかの燃焼度をみせ、結構引き込まれます。何より、この時代の日本コロムビア録音群の質の高さ、志の高さには、改めて驚かされます。今改めてカタログを見直してみると、駄盤の類はまったくといっていいほど無いように思われます。それらのほぼ全てが今は廉価盤で買えるのですから、ありがたい話です。
協奏曲に関しては、さすがに独奏曲における彼女の奔放さは鳴りを潜めてしまうようで、その点は少々物足りなく感じました。共演相手が、もっと爆演タイプの指揮者だったら、あるいはもう少し違う結果になったのかもしれませんが…。他の作曲家の協奏曲演奏も聴いてみたいですね。まあ、Youtubeには結構色々な曲が上がっており、曲によっては、オケとの共演でも奔放なところを聴かせてはいるのですけれど。
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