フルカワミキ インタビュー 第1回
2008年4月16日 (水)
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text : negishi & hosaka(HMV)
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--- ではアルバムの詳細についてお聞きしていきたいのですが、『Freaky Rider』と『B.B.W.』の爽快なロックンロールチューンがまず印象的で。これは、様々なライブ活動で培ってきたバンドサウンドを極めたゆえの産物なんでしょうか? フルカワミキ そうですね。バンドで、ライブでちょこちょこ演奏しながら、試したりしながら、その後にスタジオに入ってレコーディングするということが今回の基本でしたからね。私が生音のバンドのサウンドをやるというのは、今までそういうことをやってきた人間だから自然なことでもあるし。 --- かといいつつ、『ジョナサン』や『Karen』のような作り込まれたサイケデリックな曲も収録されていて、かなりバラエティに富んだアルバムになっていますよね。今回のアルバムを作るに当たってどのような楽曲を収録するか? というようなコンセプトなどは前もって決めていたのでしょうか? フルカワミキ 最初から、“こうしよう”というのはあまりなくて。それよりも「Sweet Surrender」みたいな打ち込みの曲の方が、今回のアルバムの中では他の楽曲とは異質な印象だと思います。 --- アルバムの収録曲の流れなどはかなり考えて決めたんでしょうか? フルカワミキ さほど考えてはいませんでしたけど、なんとなくアルバムの途中で切り替わるように、A面とB面がアルバムにあるような感じは意識しましたね。14曲あるので、曲を並べて聴いたときにそうなるようにしようというのはありました。 --- そう考えると、「OCT.24」の不思議な空気を持った楽曲がちょうどA面とB面を切り替えているようでもありますよね? フルカワミキ 「OCT.24」に関して言えば、バンドでレコーディングしたものではなくて。家で一人で録ったものなんですよ。雷がものすごくゴロゴロ鳴り続けていた日があって。そのときにすぐにマイク1本用意して、ギターもチューニングする時間もなく、とにかく雷がなり終わってしまう前に早く録り終えようと。 --- アルバムの最後に「サイコアメリカ」が収録されているというクレジットを見て最初は意外だったんですけど。アルバムを通して最後まで聴いていくと、なるほどと。辻褄がばしっと合っている感覚が強く伝わってきて。「サイコアメリカ」を最後に持ってきた意図というのは? フルカワミキ 実際、「Luminous Wind」で終わってもいいんですけど、でも、このアルバムは綺麗な感じで終わる盤ではないんですよ。「サイコアメリカ」で終わって、そのままリピートで1曲目また行ってくれてもいいし。最後に暴れたいというのがあったんですよね。突き破るようなビートの曲で終わらせたい感じで。なんとなくその辺りは自分のバランス感覚みたいなものですね。 --- なるほど。では、今回のアルバム制作を進めていくに当たって、歌詞における比重というか。歌詞を書き上げることに対しての変化はありましたか? フルカワミキ まあもともと歌詞から曲を作るタイプでもないので。音ありきですからね。後は、音符に対して過度に言葉を詰め込むのも嫌いなタイプですし。だからそういうのはしないように気をつけて今までも作って来ているし。特には意識してないけど、イメージとして面白い入れ込み方をしたいとか。それなりに言いたいことを歌詞に入れ込んで、あとは知らんぷり (笑)。 --- それではちょっと勝手に想像させてもらいます(笑)。ミキさんの歌詞に良く出てくるワードで、“I Love You”という言葉があるかと思いますが。今回のアルバムに収録されている、『Luminous Wind』の中で歌われている歌詞では、“I Love You&Me”となっていて。今まで、“Me”という言葉は出てこなかったかと思うんです。“あなたも私も愛する”という意味であるこの言葉ですが。これが出てきた、歌詞に落とし込んだ理由、心境の変化などあるんでしょうか? フルカワミキ あの…たまたまですよ。ノリです…(笑)。まあ、曲を作っていた時イメージで自分の中の普遍的なテーマの一つを描きたかったという気持ちはあったというのもあり、仮歌の時にその言葉が出てきたからこうなったというのもあるんですけどね。
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