SOURインタビュー

2008年4月1日 (火)

無題ドキュメント
SOUR インタビュー

inteview :Sohey、KENNNNN、hoshijima(左から)
text : takahashi & hosaka(HMV)


  Archive (更新の予定)
※更新日はあくまでも予定ですので、変更の場合があります。御理解の程を。
  「“SOUR”というバンドとは?」
  「ミトさんとの出会い&レコーディング秘話」
   「初のツアーに向けて」
   (※インタビュー全掲載後に貴重な情報を発表します!)

2008-04-01
2008-04-01
2008-04-17



“SOUR”というバンドとは?

新しいジャンルを作り出したいとも思っていないし、
どこかのジャンルとか、
カテゴリーに入ろうという気がまったくないんですよ。



--- はじめに、SOURの3人が出会ったきっかけを教えて頂きたいのですが?

Sohey もともと、hoshijimaとKENNNNNがバンドを組んでいて。そこに、女の子のベースのがいたんですけど、その子が突如フランスの方に失踪しまして…。

hoshijima “私は、来週からパリに行くわ”と。

Sohey ライブのスケジュール決まっていたのにね(笑)。で、“どうしようか?”ってなったときに、hoshijimaから僕が声をかけられたんですよ。そこからこの3人がスタートしたんですよ。
  まあ、僕も他のバンドを演ってはいたんですけど、“まあ、楽しそうだし演ってみるか”という軽い感じでしたね。

--- Soheyさん加入前の、hoshijimaさんとKENNNNNさんが演っていたバンドはご覧になったことあるんですか?

Sohey 一度対バンしたことがあるんですよ。

KENNNNN そんなこともあったねぇ。

Sohey そのころ僕はハードコアバンドを演っていて。

hoshijima まあ、うちらもその頃はハードコアみたいなもの演っていたからね(笑)。

--- 今の音楽性を考えると、ハードコアでSOURの3人が繋がったというのも不思議な感じですね(笑)。

hoshijima まあそれくらいしか共通点がなかったですからね、僕ら。それとSoheyが加入したのも偶然ですしね。ほんと、たまたま彼しかベースをやってくれる人がいなかったんですよ。

KENNNNN ていうか技術だけで加入してももらいましたから。人格なんてどうでも良かったんです(笑)。

hoshijima だって、俺がバンドやろうとしたときも、“とりあえず誰かドラムいないかな?”って探していたらたまたKENNNNNしか周りにいなかったから一緒にやることになったんですよ。

--- しかし、改めて3人のプロフィールを見るとすごいんですよね。hoshijimaさんがフランス生まれイギリス育ち、KENNNNNさんがドイツ生まれスペイン育ちそして、Soheyさんが銀座生まれ銀座育ちという…。でも、みなさんが最初に出会ったのは、日本なんですよね?

hoshijima はい。東京都豊島区です(笑)。

KENNNNN ちょっとプロフィール、大袈裟すぎますよね。

--- いや、でもこのプロフィールはすごいですよ。

hoshijima 改めてプロフィールをつくろうとした時に、“お互いの過去を振り返ってみたらこうでした”という感じなんですよ。今まであまりお互いの出身とか気にしたことないですから。

--- とはいいつつも、やはり音楽的なバックボーンとして、生活していた場での影響というものは少なからずあると思うんですが…。

KENNNNN まあ、やっぱりちっちゃいころに邦楽を聴いていないという環境にいたので、やはりそのへんの影響はあるかもしれませんね。

--- なるほど。では、SOURの初期のころというのはどのような音楽を演っていたんでしょうか?

KENNNNN とりあえず、“歌モノをやろう”というコンセプトだけはありましたね。

hoshijima そうですね。メロディーを奏でようという。そういう意識ははじめからありましたね。インスト的なことをやりたいんだけど、やはり歌声は必要だろうというのがあって。
  ただその、最初の頃は3人とも演奏が荒々しくて、3人とも好き放題やっていましたね。もっとロックっぽい感じで。聴いている音楽も激しいものが多かったですから。

--- そのような感じでスタートして、今のようなSOURの音楽スタイルに落ち着くまでかなり試行錯誤したんでしょうか?

Sohey 僕がベースで入ったときに改めて曲を作り直したり、新しい曲を作ったりしていたんですけど。納得が行く形に落ち着くまでにかなり時間がかかって。
  それこそライブごとにアレンジがころころ変わったりして…。多分そのようなことを2年くらい繰り返してたのかな? それで、あるときからそれをやらなくなったんですよ。
  それが1stアルバムに収録されている「Deck Out」が出来た辺りからですね。アルバムに収録されている楽曲の中で一番古い曲で。

hoshijima そうだね。あの曲が出来たころぐらいからSOURの音楽性が固まった感じですね。僕らは音楽的なバックボーンや生活的なバックボーンがあまりにも違う人間なので、しかも、もともと仲が良かったわけでもなかったので、ある意味こだわりがないというか。 だから3人とも各々好き勝手やっていれば何とかなるだろうと思っていたんですよね。
  でも、当たり前のようにバンドを続けていくとぶつかるところっていうのがあるわけで。そのぶつかる箇所を上手く交わるようにして、研磨をして繋げて行けばいいものになっていくんだということを考えられるようになったポイントがあって。それがその「Deck Out」が出来た辺りになるのかな…。

KENNNNN うん。とにかく、“減らしていく作業”というのも僕らの音楽を形成している一部分であると思うんですよ。最初は音数を減らして行って、しまいには楽器さえも減らしていったという…。
  ドラムのタムを外して、エフェクター類も少なくしてと。それによって制限される音数の中でやっていった結果、いつのまにかどこかで点と点が繋がったという感じですね。


続く…

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NEW ALBUM!!

SOUR / Every Undone Dawn

 CD  Every Undone Dawn

【HMVオリジナル特典】
DVD-R (「影踏み」のNESTでのLIVE映像)


 Profile

hoshijima:gut guitar/voice
Sohey:bass/eub
KENNNNN:drums/toys

2002年春
フランス生まれイギリス育ちのhoshijima(gut guitar/voice)、銀座生まれ銀座育ちのSohey(bass/eub)、ドイツ生まれスペイン育ちのKENNNNN(drums/toys)により結成。
都会的且つオーガニック、タイト且つメロウ、研ぎ澄まされた心地よさを奏でる3ピース。
2005年12月
自主制作盤『for my incongruity』をリリース。
下北沢ヴィレッジバンガードにて、2ヶ月連続売上枚数1位を記録。
2006年4月
Cumulonimbus、大塚アキラと共にダイニングバーイベント「寄処」を主催。
以降、2007年10月まで恵比寿みるくにて隔月開催。月曜イベントとしては異例の毎回100人を動員。
2007年5月
arights entertainmentより1stAlbum『rainbow under the overpass』をリリース。
PV「半月」はYouTube.com、.jp双方のピックアップとなり、広告批評誌「2007ミュージックビデオベストテン」第7位にも選出。国内外の注目を集める。
2008年4月
ミト(クラムボン)プロデュース、美濃隆章(toe)エンジニアリングによる2ndAlbum『EVERY UNDONE DAWN』をarights entertainmentよりリリース。


Live

SOUR EVERY UNDONE DAWN Tour 2008
〜 Tour Final  SOUR ×toe 〜
・6月18日(水):東京 恵比寿 リキッドルーム
◆OPEN 18:00 / START 19:00
◆ADV ¥2,500+D / DOOR ¥3,000+D

ローソンチケット Lコード[76493]
チケットぴあ Pコード[292-072]
(問) LIQUID ROOM / 03-5464-0800


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<SOUR EVERY UNDONE DAWN Tour 2008>

・5月30日(金):仙台 clib MACANA
・5月31日(土):札幌 sound lab mole
・6月05日(木):広島 Cave Be
・6月06日(金):福岡ROOMS
・6月09日(月):京都MOJO
・6月10日(火):大阪シャングリラ
・6月11日(水):名古屋Club Rock'n'Roll
〜 Tour Final  SOUR ×toe 〜
・6月18日(水):東京 恵比寿 リキッドルーム