Top 100 Japanese pops Artists - No.43
2003年10月19日 (日)
コーネリアス=小山田圭吾は、1969年1月27日東京に生まれ、オリジナル・ラヴやリトル・クリーチャーズも在籍していた和光大学の付属小・中・高を卒業。専門学校に通いながら、かつて中学の同級生だった小沢健二とレコード屋めぐり三昧の日々を過ごす。そして、80年代後半、イギリスでのアノラック・シーンの盛りあがりと呼応するように、小山田もバンドを組み、大学受験が終わった小沢健二を誘いロリポップ・ソニックとしてデビュー。この時のデモテープが、サロン・ミュージックのメンバーである吉田仁の耳に留まったことがきっかけで、後のプロデュースチームの重要人物となる。そして小山田・小沢ほか5人のメンバーでフリッパーズ・ギターに名前を替え、1989年「Three Cheers For Our〜海へ行くつもりじゃなかった」でデビュー。全曲英語詞のこのアルバムは日本音楽シーンに衝撃を与え、ネオアコ&ベレー帽を定着させる。リリース後、小沢・小山田の2人になったフリッパーズ・ギターは、2nd「カメラトーク」、3rd「ヘッド博士の世界塔」をリリースするや、1991年突然の解散。
小山田は長い沈黙の後、アーティストとしては初めての自身によるレーベル・トラットリアを立ち上げ、海外アーティストのコンピ&リイシューや、ブリッジ、カヒミカリイ、ピチカート・ファイヴをプロデュースし、渋谷系一大シーンを築く。一時渋谷系のプリンスと呼ばれていたことも。CDの中身だけでなく、ジャケットデザイン(初回限定盤はこれが始まり?)や多岐にわたるグッズ、などなどコレクター魂をくすぐるアイテムを揃えたレーベル・イメージも人気に拍車をかけた。
そして1993年、ミニアルバム「Holidays In The Sun Ep-太陽は僕の敵」で満を持してデビュー。1994年フルアルバム「First Question Award」をリリース。フリッパーズの延長線上ともいえる、高度に統一された良質作品をいきなり生み出す。それから1995年、一転してメタルアルバム「69/96」(/は稲妻マーク)をリリース。へヴィーメタル、70'Sロック、サイケが溢れかえった、膨大なサンプリングから凝縮され落し込んだ作品。1stが女の子人気が高いのに対して、この2ndは男の子人気が高かったように、中学生男子に回帰したアルバムだった。
1997年、先行シングル「Star Fruits Surf Rider」(2枚のアナログを同時にかけると1曲になるという心憎いリリースも)に続いて、3枚目のアルバム「Fantasma」がリリースされる。パラレルワールド全開の作品の衝撃度は言わずもがな、まさに20世紀の全世界的名盤。その後、めぐりめぐってアメリカのマタドールレコードと契約。アメリカとヨーロッパでも発売される。海外ツアーも2年近く時が経ち、国内外からリミックスの依頼が相次ぎ、Blur、Manic Street Preachers、High Llamas、テイ・トウワ、Beckなどなど。リミックスを手掛けた作品は「CM」に、コーネリアスの曲をリミックスしてもらった作品は「FM」に収録。
それから4年たった2001年10月、4thアルバム「Point」がリリース。 第一子の誕生といった人生のターニングポイントを迎えた彼が、この作品に込めた「音」は、水の流れる音や鳥のさえずり、ボサノヴァがゆったりと流れ、その先にある何かを予見させる。まるで母体で眠る胎児のための子守歌のよう。
2003年はリリースラッシュ。1999年から2002年まで、コーネリアスが国内外のビック・アーティストから引きうけたリミックスワークを集大成したリミックス盤Cm2、さらに一般公募された作品の中から、小山田氏自らセレクトしたPointのリミックス・アルバムPmをリリース。同時に映像集5.1をリリース。音も全て5.1チャンネルに再ミックスし、高基準の作品内容になっています。
いつの時代も注目を集め続けるコーネリアスが、21世紀次に鳴り響かせる音はなんだろう。
ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。
Top 100 Japanese pops Artists The List So Far....
- 1. Southern All Stars
- 2. YMO
- 3. Yumi Matsutoya
- 4. Happy End
- 5. Hibari Misora
- 6. Tatsuro Yamashita
- 7. Momoe Yamaguchi
- 8. Yosui Inoue
- 9. Eiichi Otaki
- 10. Seiko Matsuda
- 11. Ryuichi Sakamoto
- 12. Keisuke Kuwata
- 13. Motoharu Sano
- 14. Eikichi Yazawa
- 15. Flippers Guitar
- 16. RC Succession
- 17. Kenji Sawada
- 18. Kyu Sakamoto
- 19. Blue Hearts
- 20. Miyuki Nakajima
- 21. Tetsuya Komuro
- 22. Boowy
- 23. Yutaka Ozaki
- 24. Hikaru Utada
- 25. Tamio Okuda
- 26. Mariya Takeuchi
- 27. Mr Children
- 28. Kazumasa Oda
- 29. Spitz
- 30. B'z
- 31. Pizzicato Five
- 32. Off Course
- 33. Murahachibu
- 34. Pink Lady
- 35. Tulip
- 36. Ringo Shiina
- 37. Toshinobu Kubota
- 38. Char
- 39. Godiego
- 40. X Japan
- 41. Yujiro Ishihara
- 42. Ayumi Hamasaki
- 43. Cornelius
- 44. Haruomi Hosono
- 45. Dreams Come True
- 46. Takuro Yoshida
- 47. Anzenchitai
- 48. Checkers
- 49. Candies
- 50. Yasuyuki Okamura
- 51. Misia
- 52. Minako Yoshida
- 53. Namie Amuro
- 54. Taeko Onuki
- 55. Akina Nakamori
- 56. Tsuyoshi Nagabuchi
- 57. Alice
- 58. L'Arc〜en〜Ciel
- 59. Shogo Hamada
- 60. Tatsuya Ishii
- 61. Unicorn
- 62. Chage & Aska
- 63. Dragon Ash
- 64. Hi-standard
- 65. Glay
- 66. Masayoshi Yamazaki
- 67. Akiko Wada
- 68. Moon Riders
- 69. Smap
- 70. Tomoyasu Hotei
- 71. Tokyo Ska Paradaise Orchestra
- 72. Lisa Ono
- 73. Blankey Jet City
- 74. quruli
- 75. Roosters
- 76. Kyosuke Himuro
- 77. Michelle Gun Elephant
- 78. Denki Groove
- 79. Kenji Ozawa
- 80. Yuzo Kayama
- 81. Yellow Monkey
- 82. Jacks
- 83. Fishmans
- 84. Noriyuki Makihara
- 85. Ken Hirai
- 86. Yonin Bayashi
- 87. Rip Slyme
- 88. Princess Princess
- 89. Original Love
- 90. Luna Sea
- 91. Mute Beat
- 92. Alfee
- 93. Hiroshi Fujiwara
- 94. Sadistic Mika Band
- 95. Mondo Grosso
- 96. Judy And Mary
- 97. Zeebra
- 98. Crazy Ken Band
- 99. Ua
- 100. Begin