P・ヤルヴィ&エストニア祝祭管/ユリ・レインヴェレ:管弦楽作品集
2024年04月11日 (木) 18:00 - HMV&BOOKS online - クラシック
パーヴォ・ヤルヴィが強い共感を持って描く、
エストニアの俊英ユリ・レインヴェレの管弦楽作品
1971年エストニアのパルヌに生まれた作曲家ユリ・レインヴェレの作品集。彼は、パーヴォ・ヤルヴィが設立しエストニアの同時代音楽の紹介に力を入れているパルヌ音楽祭で、かつて同国の文化大臣を務めた作曲家レポ・スメラの名を冠した賞を2019年に受賞しています。また2021年には『隣の部屋で目覚めたアンナ・マリア』がアンドリス・ネルソンスの指揮によるベルリン・フィルの公演で取り上げられ、好評を博しました。そしてこのアルバムに収められた『2つのフルートのための協奏曲』は、同じソリストにより2019年に日本でも紹介されています。
詩人でもあるレインヴェレの音楽の多くは詩的な言葉に触発されたものですが、その音楽はドビュッシーのような美しさを湛えた室内楽的な響きから、大音量のカオス、ブルックナーを思わせる輝かしい金管楽器、多彩な打楽器の野性的なリズムを伴うものまでさまざま。アルバムのタイトルにもなった『Ship of Fools(阿呆船)』は16世紀のベストセラー小説にあったラテン語のフレーズ「Mundus vult decipi, ergo decipiatur(世界は欺かれることを願っている、故に欺かれる)」からインスピレーションを得たもので、SNSを通じて常に欺き合っているような現代人に対する風刺が含まれているということです。(輸入元情報)
【収録情報】
レインヴェレ:
1. And Tired from Happiness, They Started to Dance
I. Shadows in the Mirror
II. Motion of Waiting
III. Lack and Desire
2. 2つのフルート、弦楽と打楽器のための協奏曲
3. 阿呆船〜大管弦楽のための
マーリカ・ヤルヴィ、モニカ・マティエセン(フルート:2)
エストニア祝祭管弦楽団
パーヴォ・ヤルヴィ(指揮)
録音時期:2023年7月、8月
録音場所:エストニア、パルヌ・コンサートホール
録音方式:ステレオ(デジタル)
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