SACD

20世紀傑作選5〜管弦楽のための協奏曲、『中国の不思議な役人』組曲 パーヴォ・ヤルヴィ&NHK交響楽団

バルトーク (1881-1945)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
SICC19067
組み枚数
:
1
:
日本
フォーマット
:
SACD
その他
:
ハイブリッド

商品説明


20世紀傑作選5
パーヴォ・ヤルヴィ&N響の総決算・・・バルトークの2大名作の決定盤。


一時代を画したパーヴォ・ヤルヴィとNHK交響楽団の掉尾を飾ったバルトーク・アルバムが登場。首席指揮者としての最終シーズンに満を持して取り組んだバルトーク・プロをそっくりライヴ・レコーディングしたもので、2019年に発売した『弦・チェレ』『ディヴェルティメント』『舞踏組曲』から成る『三部作』と対をなすアルバムです。
 ヤルヴィにとって初録音となる『中国の不思議な役人』は組曲版を使用し、N響のヴィルトゥオジティの高さとヤルヴィの緊密なドライブが相乗効果を生んだ凄演。『管弦楽のための協奏曲』はヤルヴィにとって16年ぶりの再録音ですが、彼がN響首席指揮者就任時に取り上げ、『コンサートベスト10』に選ばれた人気の演目の再演で、このコンビが積み重ねた音楽活動の成果と重みを明確に反映した充実の演奏です。N響に伝わるドイツ的なサウンドと高い機能性を融合し発展させたヤルヴィの功績が深く刻まれた新しいバルトークの音世界がここにあります。
 解説:パーヴォ・ヤルヴィ、太田峰夫、N響によるバルトーク作品演奏記録(メーカー資料より)

【収録情報】
バルトーク:
1. バレエ音楽『中国の不思議な役人』 Op.19, Sz.73 組曲
2. 管弦楽のための協奏曲 Sz.116

 NHK交響楽団
 パーヴォ・ヤルヴィ
(指揮)

 録音時期:2021年9月10,11日
 録音場所:東京芸術劇場
 録音方式:ステレオ(DSD/ライヴ)
 SACD Hybrid
 CD STEREO/ SACD STEREO

 第1936回 定期公演 池袋Cプログラムにおけるライヴ・レコーディング
 Recording Director & Balance Engineer: Tomoyoshi Ezaki (Octavia Records Inc.)
 Assistant Director: Keiji Ono (Octavia Records Inc.)
 Assistant Engineer: Masashi Minakawa (Octavia Records Inc.)
 SA-CD Authoring: Sony Music Studios, Tokyo, Nogizaka
 Engineer: Hirofumi Katada (Sony Music Communications Inc.)

【パーヴォ・ヤルヴィ、バルトークの傑作オーケストラ曲2編を語る】
「『中国の不思議な役人』 は1918年から1924年にかけて書かれた。作品の本質的な部分に、この時代との特別な関係性があると私は考えている。第一次世界大戦の終結後、作曲家たちは深い感情表現や親愛の念をたたえた音楽に筆を染めようとしなかった。終わったばかりの戦争が、あまりに残虐で非人間的だったからだ。美しさや温かみや愛らしさといったものを極めた芸術は、不適切と感じられてしまった。結果として生まれた音楽は、動的な要素に傾き、ときに粗暴で、機械的な類のものとなる(この手の作品にしばしば与えられるのが“原始主義”という形容であり、ストラヴィンスキーの『春の祭典』 にしても然り)。精緻な書式と巧みなオーケストレーション、そして色彩的な楽器用法を伴いながらも、『中国の不思議な役人』 は意図的に洗練を拒否した作品なのだ。バルトークが持ち前の先鋭性と徹底したバーバリズムを融合させたがゆえの、野蛮さと陰惨なキャラクターに、私は魅入られるものを感じている。

 20世紀中葉に書かれたオーケストラ作品の中でも、『管弦楽のための協奏曲』 に匹敵するほどの知名度を得てきたものは少ない。広く大衆に受け入れられてほしいという希望を持ってバルトークが筆を進めたことは、彼が厳しい経済的困窮に陥っていた時期の所産だけに、可能性としてありうる。複雑性の少ない音楽をおそらく計画的に書き上げながらも、彼がとった表現手段には深化の度が認められると私は思う。非常に入り組んだ素材に手心を加えることで、聴衆の耳に届きやすくしたのだ。比較的よく知られたピアノ協奏曲第3番と同様に、『管弦楽のための協奏曲』 には単純化を志向する要素があり、それが作品の偉大さを高めているとすら私には映る。こうした深化の過程は多くの作曲家が然るべくたどったと考えられ、例をあげるならばプロコフィエフ、ショスタコーヴィチ、そしてマーラー(特に第9交響曲)。彼らが生涯の最後に到達した境地である。その音楽的語彙はいずれもシンプルさを増して透明かつ直截なものとなり、矛盾した形容になるが、複雑さを減じながらもより多くのことを語っている。

 このディスクは、私とNHK交響楽団によるバルトーク・アルバムの第2作にあたる。収録された作品は、いずれもソロ・コンチェルトなみに至難なパッセージをあらゆる楽器に要求するが、それをこなす個々の楽団員やセクションの首尾は秀逸といってよく、オーケストラ全体はベストの仕上がりにある。我々が成し遂げた演奏を、リスナーの皆様が楽しんでいただけることを願ってやまない。」(訳:木幡一誠 メーカー資料より)


収録曲   

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