【発売】ラトル&LSO/ヤナーチェク:『カーチャ・カバノヴァー』(2SACD)

2024年03月01日 (金) 16:45 - HMV&BOOKS online - クラシック

参考動画


ラトル&LSOヤナーチェク第2弾
熱き情念渦巻く『カーチャ・カバノヴァー』


ラトル&LSOのヤナーチェク第2弾は、ヤナーチェクの6つ目のオペラで代表作のひとつ『カーチャ・カバノヴァー』。情熱的な旋律、細やかな風景の美しい描写や嵐を思わせる部分など、物語のすべてが盛り込まれた序曲からすでに、ヤナーチェクに思い入れのあるラトルの棒は全開。ラトルがオペラ指揮者になることを決意した作品『利口な女狐の物語』(2019年録音)に続く力の入ったプロジェクトで、LSOも全力でこたえています。アマンダ・マジェスキ、サイモン・オニールら豪華歌唱陣をそろえての演奏会形式の上演で、大評判となった演奏です。
 ヤナーチェクはこの作品を1920年のクリスマス頃にいったん仕上げ、1921年の4月頃さらに手を加えて完成させました。60代半ばのヤナーチェクは1922年のクレンペラー指揮による初演に際して「美しいヴォルガ川のように、私のペンから作品が流れ出したのだ。(登場人物などをあらわす)モティーフひとつひとつが、それ自身で変容してゆく」といった旨のコメントを寄せています。モティーフが織りなす熱情と劇的な緊迫感が、ラトルの指揮によってこれ以上なく効果的に響き渡ります。
 若く、繊細で、愛に飢えたカーチャ。退屈な夫とスノッブな家族と人里離れた田舎の村に閉じ込められた彼女には逃げ場がありませんでしたが、夏の嵐の夜、ボリスとの恋を選び、最後は罪の意識にさいなまれ、ヴォルガ河に身を投げるという悲劇的な結末を迎える物語。熱い感情に満ちている物語が、これ以上なき熱気と色彩感をもって描かれています。
 カーチャ役のアメリカのソプラノ、アマンダ・マジェスキは2019年のコヴェント・ガーデンでの『カーチャ・カバノヴァー』公演で一躍世界の注目を集めました。「silverly beauty」の声として存在感を発揮しています。ボリス役には世界的スター、サイモン・オニール。ワーグナーでも世界的に名をはせた、まさに実力・人気ともナンバーワンのテノール。ほかにもコジェナーら豪華歌唱陣が勢ぞろいしています。(輸入元情報)

【収録情報】
● ヤナーチェク:歌劇『カーチャ・カバノヴァー』全曲

 アマンダ・マジェスキ
(カチェリーナ(カーチャ。チホンの妻/ソプラノ)
 サイモン・オニール(ボリス・グリゴリェヴィチ(ヂコイの甥)/テノール)
 パヴロ・フンカ(サヴィオル・ヂコイ(富裕な商人)/バス・バリトン)
 カタリーナ・ダレイマン(マルファ・カバノヴァー(愛称カバニハ。富裕な商家の未亡人/メゾ・ソプラノ)
 マグダレーナ・コジェナー(ヴァルヴァラ(カバノフ家の養女)/メゾ・ソプラノ)
 アンドルー・ステイプルス(チホン・カバノフ(マルファの息子)/テノール)
 ラディスラフ・エルグル(ヴァーニャ・クドリャーシ(ヴァルヴァラの恋人。ヂコイの執事)/テノール)
 ルカーシュ・ゼマン(クリギン(クドリャーシの友人)/バリトン)
 クレール・バーネット=ジョーンズ(グラーシャ、フェクルーシャ、使用人(カバノフ家の女中)/メゾ・ソプラノ)
 ロンドン交響楽団合唱団(合唱指揮:ウィリアム・スポールディング)
 ロンドン交響楽団
 サー・サイモン・ラトル
(指揮)

 録音時期:2023年1月11,13日
 録音場所:ロンドン、バービカン・ホール
 録音方式:ステレオ(DSD/ライヴ)
 SACD Hybrid
 CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD 5.1 SURROUND


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