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ヒューブーン さんのレビュー一覧 

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  • 4人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/10/22

    マーラーの交響曲の中で第6番は最も変わり種的存在と言えるのではないだろうか? 短調で終わると言う構造上の問題もそうだが、マーラーの名演を全集で残した指揮者(バーンスタイン、アバドなど)が、何故か第6番だけは必ずしも名演でない録音を残している。あくまで個人的意見ですが、バーンスタインの6番は熱帯雨林的で気持ち悪く、アバドの6番は薬味の抜けたラーメンのよう。転じて、ノイマンのマーラーって、耳当たりはいいけど含蓄が希薄な気がして、自分的にはノイマンをマーラー指揮者と位置付けるには抵抗がある。んが、この6番の演奏だけは名演だ。バッチリはまっている。こう言う演奏をして初めてこの曲はおもしろく感じられるのだろう。タイトルにとらわれない解釈も非常に好ましい。

    4人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/10/08

    1975年に録音されたカラヤンの盤とほぼ双璧と言えるが、こっち(1960年盤)の方がやや一般向けするだろう。同曲には名盤が多々あるが、バーンスタイン盤のように、個性が濃厚過ぎる演奏も多い。そう言った中で、名盤でありオーソドックスでもあるという両方の点を兼ね備えていると言う意味で、最高の評をしたい。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/09/16

    『さすがに”運命”など聴き飽きたよ』と思っている方には是非一度体験してもらいたい。運命が飽きるような曲ではないことと、それでも飽きてしまったのは、その人が”かつて聴いていた演奏の方に問題があった”のだ ということを、ハッキリと認識できるはずだ。

    3人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/09/07

    冒頭部分からして、筋肉から汗がほとばしり出るような、昨今のメータらしからぬ?生き生きした演奏だ。そのノリはフルトヴェングラーをも彷彿とさせる。充分に推薦に値する名演だとは思うが、同じルービンシュタインのディスクであれば、ラインスドルフが指揮をした旧盤の方が、ピアノもオケも、よりツボにはまっているように思う。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/09/02

    よく批評家が「ライブの凄さが録音に入りきらない演奏」と言う表現をしているが、僕にとってはまさにこの演奏こそそれだと言える。僕が聴いたのは静岡公演だったが、それまでに体験していた他の演奏会とは まったく別の音楽が聴こえて来たのを記憶している。その時の記憶を頼りにこのCDを聴いていれば、「なるほど確かにあの時聴いた音楽だ」と納得できる気もするが(★5つ)、その記憶なしで耳にしたとしても、巷にあふれる他の同曲の中に埋もれて、印象の薄い演奏だっただろうと考えられる(★3つ)。で、総合して★4つとした。
    ハフナーの方は、演奏会の時も、さほど印象に残らなかった。おそらくこのCDでも、その時の音が聴けているのだろうと思う。

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  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/09/02

    カラヤン/ベルリンpoとの共演を「徹頭徹尾人造庭園的」と評するなら、この演奏は「2〜3割の生花の混じった人造庭園」と言えるかもしれない。中途半端で、やや完成度に欠くが、ムターに似合わず?火花が散るような光景も見られる。マズアもなかなか好調。シューマンは他の演奏を聴いたことがないので評を控える。

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  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/09/02

    バーチャルリアリティーで人造庭園を鑑賞しているような演奏だ。
    好き嫌いは好みの分かれるところだが、徹頭徹尾完成された天衣無縫な演奏であることは、異論をはさむ余地がない。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/08/29

    これ見よがしに暴れ回っているようなスリリングな場面も多々ある半面、シットリした箇所はグッと魂に浸み入るような演奏。 多才で茶髪で、いわゆる「やんちゃ」な青少年(やんちゃ系?)が、いきなり父兄の前で 抒情詩を朗々と朗読し始めたような、文武両極端で、かつそれらが矛盾なく共存しているおもしろさが楽しめる。
    ただCDとしての評価だと、同曲にはチェリビダッケを始め、無数の「最高」評の録音がある。それらの存在の前に、やむなく★を一つ削った。

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     2011/07/27

    LPがCD化した頃、多分最初にCDになったシベリウスの2番がこのザンデルリング盤だったと記憶している。そのもっと前、ベートーヴェンの「英雄」の軽薄な演奏をこの指揮者で聴いて、ザンデルリングにはいい印象を持っていなかったが、CDで初めて聴いたシベリウスの2番で、ザンデルリングの評価が一転したのを憶えている。7番なんかはシベリウスの個性にあまりしっくり来ないはずのスタイルなのに、聴きこむと納得してしまう。文句のつけようのない名演だと思う。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/07/24

    ブラームスが大変印象的な名演。丁寧な?演奏と言う意味では、チェリビダッケ級である。ただ演奏から受ける印象は、丁寧と言うこと以外はこってり系のチェリとはまったく別物の、淡々とした中庸的解釈…と言える。中庸と言っても、凡百の指揮者が奏でる「無難系」なアプローチとは全く無縁で、その精神的境地は、例えばモーツァルトのK595の枯淡とした世界を彷彿とさせる。過去のドレスデン盤やベルリンso盤に比しても、もうひとつ飛び抜けたレベルだと思う。 ベートーヴェンやバッハも同様な解釈だが、これらに関しては 結果として薄味化してしまっているように思えた。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/06/10

    ウィーンpoとの旧盤が「虹を画材にして森羅万象を描いた風景」だとすれば、このベルリン盤は(ライブだからか?)リスナーをより意識したエンターテイナー音楽の魅力がある。個人的にこの曲を一言でいい表すなら『森林の中の一日』である。そんな中、この新盤が旧盤に比してもし劣るものがあるとすれば、まずは『静寂さ』だと言えるかもしれない。日本庭園の鑑賞法を例に例えるなら、ありのままの庭園を静かに鑑賞するのが旧盤の聴き方だとすれば、ガイドの解説付きで、ドラマ付きの庭園を楽しむのが新盤の楽しみ方と思う。アバド/ベルリンのシリーズの中では、9番に次いで成功していると言えるだろう。

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  • 6人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/06/10

    これはとてつもない大名演である。なんとなくカーステレオで聴き始めたのだが、もうちょっとのところで、追突や信号無視を何度もしかけた。もちろんそれはいいことではないが、交通法規や安全運転よりも、今聴こえているマーラーの音楽の方がよっぽど大切で価値があると、無意識の中で確信していたのかもしれない。 誤解を恐れずに書くと、ブルックナーに対するチェリビダッケの演奏と、マーラーに対するこのケーゲルの演奏って、なんだか距離なく比例しているように感じる。聴き終えて残る印象は、マーラーでも第3交響曲でもなく、ただひたすらに”この演奏そのもの”だった。

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  • 4人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/05/26

    メジャーレーベルから出ているディスクに比して、商品としての完成度は低いのかもしれないが、これほどノれる「巨人」も「復活」も耳にしたことがない。音は相変わらず冷たく、スケール感も豊かとは言えないが、意外性に満ちた微妙な「揺れ」が随所に登場し、聴覚を捉えて離さない。一回だけジックリ聴いて満足する類の演奏ではなく、何度も聴いているうちに巨人も復活も どうでもよくなってしまい、ただひたすらこのCDが聴きたくなる。。。 そういった毒のある演奏であり、録音であると思う。

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  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/05/20

    この3曲に関しては、聴き比べるべき対象に接する機会がない。ただ3曲とも耳当たり良くまとめてもらっているので、とりあえず★4にした。
    疑問点@ハチャトゥリアンは「ソ連」の括りには入るものの、「ロシア」に入れてもいいのだろうか?AJ・フィッシャーの顔って、ロシア人に見えてならないんですが・・・

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  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/04/27

    ナマで聴いた日本フィルの音は実に猛々しく、欧米のオーケストラに負けないくらいだと思った。それがディスクに収められた日フィルの演奏は、どれもこれも輪郭がボケていて、「商品」と言うより「記録」のような出来栄えと言うのが正直な感想だ。
    このメンデルスゾーン2曲にしても、例えばシャルル・ミュンシュの名盤に比して言えば、キビキビ感に欠け、それを補うだけの個性はない。ただ、(とりわけ宗教改革の方で顕著と言えるが)指揮者の個性は随所に光る。この天真爛漫な明るさは、世界を探しても広上淳一氏以外に表現できる指揮者はいない。広上氏のメンデルスゾーンと言えば、まずは「スコットランド」を第1に挙げたいが、次点として「宗教改革」がよい。「イタリア」は数多くの指揮者が広上系で表現しようとするので、相対的に個性が薄く感じるのだろう。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

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