SACD

マーラー:交響曲第6番『悲劇的』 ヴァーツラフ・ノイマン&  チェコ・フィル

マーラー(1860-1911)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
OVCL00259
組み枚数
:
2
レーベル
:
:
日本
フォーマット
:
SACD
その他
:
ハイブリッド

商品説明

EXTON ノイマン・シリーズ
マーラー交響曲第6番『悲劇的』

巨匠ノイマンが最晩年にレコーディングした至高のマーラー・サイクルの頂点ともいえる交響曲第6番のハイブリッド化です。このレコーディングの数ヶ月後に他界したノイマンの精神が、この演奏の細部にまで宿っています。互いに敬愛を寄せるマーラーとノイマンとチェコ・フィル。そのすべてが完全に昇華された極みの演奏。もちろん、チェコ・フィルの顔と呼べる、唸るホルン・セクション、法悦するミロスラフ・ケイマルなど聴き応え満点です。マーラーのCDが溢れている現在においても尚、評論家・宇野功芳氏が未だにこの楽曲のベストの一つと賞するほどの名演奏、名録音です。不朽の名盤がDSDリマスタリングされSACDとなって再登場です。(オクタヴィア)

マーラー:交響曲第6番イ短調『悲劇的』
 チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
 ヴァ−ツラフ・ノイマン(指揮)
 録音時期:1995年1月23-26日
 録音場所:プラハ『芸術家の家』ドヴォルザーク・ホール
 DSD Remastering
 SACD Hybrid
 CD 2.0ch./ SACD 2.0ch./ SACD 5.0ch.

内容詳細

マーラーの楽譜から渦巻く情念を振り落とし、これほど純粋に音楽の精髄を掬い取った解釈があっただろうか。ここにはノイマンが最晩年に到達した枯淡の味わいがある。燻し銀の音色で巨匠の遺産に不滅の価値を与えるチェコ・フィルの演奏も非の打ちどころがない。(彦)(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

ディスク   1

  • 01. Mahler: Symphony No.6 'Tragische': I. Allegro energico, ma non troppo
  • 02. II Scherzo - Wuchtig

ディスク   2

  • 01. III Andante moderato
  • 02. IV Finale - Sostenuto - Allegro moderato

総合評価

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4.5

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一言でいうなら、気づきにくい名盤ともいう...

投稿日:2021/03/19 (金)

一言でいうなら、気づきにくい名盤ともいうべきか。晩年になるにつれ、トロトロのテンポになり、皆それを巨匠という。バーンスタインしかり、ベームしかり、ジュリーニもそうだ。この手の指揮者が実に数多い。そして私自身も嫌いじゃない。ノイマンのこの悲劇的も最晩年のレコーディング。同じような感じかなと思いながら聴くと裏切られる。うん、当初は裏切られたと思うのだ。実に小気味よく中盤まで進んでいく。さすがに4楽章はじっくり聴かせる感じだが、前3楽章はたんたんと音楽が流れてゆく。そうだ、これでよいのだ。全曲通して聴くにはこの手の演奏が一番疲れない。オケの響き録音は一級品だ。サラウンドでも聴ける。バーンスタイン、テンシュテットの新盤と並ぶ名盤かもしれない。

ゆっきー さん | 千葉県 | 不明

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どなたも書いてみえないので敢えて書かせて...

投稿日:2019/05/12 (日)

どなたも書いてみえないので敢えて書かせてもらおう、と言いつつも実は小生もつい最近まで気づかなかったのが現実でいささか恥ずかしい。実はこのCD、中身は文句なしにノイマンの振ったマーラーの交響曲第6番なのだが、ケースの印刷がなぜか9番となっている。1回持ってみえる方皆さん、確認してくださいな。自分も十数年前に買ったCDがこんなんやったか、と思いませんか?それとも小生のだけがそうなら逆にプレミアものですわなあ。そして内容は実は小生、自分で買っておきながら、ノイマンという指揮者を全面的に信頼していたわけではないんですわ。みんな平均以上はこなすけど、それがかえって個性のなさになってしまっているんじゃないか、と。そしてつい先日、久々にそう、買って1回聴いただけでずーっと棚にいわゆる、「つんどく」みたいな形になってしまっていたんです。しかし、今回、やっとその素晴らしさに目からウロコ状態です。これは素晴らしい!マーラーの「悲劇的」というタイトルはこの哀しみを表したかったんだなあ、と思いました。この哀しみ、それは9番に現される無常な哀しみではなく、人間の、裸の人間の哀しみを現したかったのだろう。何か偉そうなこと書いてますが全然そんな気はありません。テンシュテット、バーンスタイン、ショルティ、マゼール、若杉、その他もろもろの名盤に決して劣らない名演である。敢えて★5個献上!

mid-massa さん | 三重県 | 不明

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これこそ桁違いの名演。 冒頭からしてノイ...

投稿日:2012/10/10 (水)

これこそ桁違いの名演。 冒頭からしてノイマンの気迫あふれた指揮は異次元空間を作り上げている。 全体を通して力強い演奏であるが、その内には人間の悲哀が篭っているように感じる。 そういう意味で「悲劇的」要素も充分に表出していると思う。 これを聴いてしまうとブーレーズやギーレンのやっていることなぞは児戯に等しくさえ感じてしまう。 まったくもって素晴らしい。これは音楽史上燦然と輝く金字塔である。

ルートヴィッヒ さん | 長崎県 | 不明

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人物・団体紹介

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マーラー(1860-1911)

1860年:オーストリア領ボヘミア、イーグラウ近郊のカリシュト村で、グスタフ・マーラー誕生。 1875年:ウィーン楽友協会音楽院に入学。 1877年:ウィーン大学にてアントン・ブルックナーの対位法の講義を受講。 1883年:カッセル王立劇場の副指揮者に就任。 1885年:『さすらう若人の歌』を完成。プラハのドイツ劇場の

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