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sunny さんのレビュー一覧 

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/09/20

    確か小澤征爾さんにとって、初の一作曲家の交響曲全集。それまで、ベートーヴェンも、ブラームスも、マーラーも全曲録音すると言う事は、なかった。レコード会社の小澤さんの位置、ご本人要望もあった事でしょう。死ぬまでに、ベートーヴェン全集は、やりたいと、仰っていた。ベルリンフィルと全交響曲やれると言うのは、並大抵でない。演奏は、ロシア物は得意としている、技は充分ある、もっとハチャ目茶で、突っ込んで欲しい、と感じる所もあるが、この頃の小澤さん、節度を持っての演奏。この後、ブラームス、マーラー、ベートーヴェンも完成。数々のモノにした音楽とともに、総決算へ。でも、お身体が・・。「指輪」には、挑戦できそうもない・・。残念、残酷。

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     2012/09/20

    ハイティンクには、小澤征爾さんになり変って、ボストン響の音楽監督就任を、楽団員から、請われていた時期もあった。シカゴ響の常任になった今も、その関係は続いているようで、ボストンでの信頼の熱さが伺えます。堅実、音楽に集中して、丁寧確実、重心の低い演奏をするハイティンク。21世紀になってロンドン響とのブラームス全集も、悪かないですが、この頃のボストンの柔らかい、やや低音重めの音色のブラームスも、中々いい。入手が難しくなっているのが、残念。ドレスデンとのブラームス1番(スケールの大きい、丁寧な名演!)も、廃盤中。80歳超えても、世界中の有名オーケストラから、指揮請われる、全集録音を集中してやるハイティンク、充分に充実していた60代の録音。

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     2012/09/20

    このジャケットは、気持ち悪いが、ヴァイオリンは美音、バックのオケも安心安定演奏の、より多くの人に勧められる1枚。

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     2012/09/19

    小沢征爾さんと同世代の、共に切磋琢磨していた時代もあるアバドは、なぜか好きになれない、私には、いま一つ感動を与えてくれない。でも、ベルリンフィル常任まで上り詰め、世評は高い。But,協奏曲の演奏では、数多く素晴らしいものを残している。この、アルヘリッチとのラヴェルは、ピレシュ、ゼルキン、グルダとのモーツァルト、ポリーニとのシェーンベルグ、最近では、ユジャとのラフマニノフ等とともに、その一例。引っ張ると言うより、引きだす、自由に弾かせる事を好む人なのでしょう。2楽章のアルヘリッチの感傷は、言葉にする事が出来ない程、深い、痛々しい程に。アルヘリッチが弾く筈であった、左手の為の、では、当時右手を怪我していたベロフに、ソロを譲っている。ラヴェルの壊れ加減、変な部分も、きちんと、整えて演奏してしまうのが、アバド。北イタリア出身のエグゼクティヴの音楽。

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     2012/09/18

    確かにてらいのない。ごく自然な演奏で、余計なものは、何もない。それが、この曲の美しさ、素晴らしさを際立たせている。若いのに、色々小細工とか、より豪華にとのアプローチ一切やらず、成就している。なかなか出来る事ではない。ドヴォルザーク、スークの旋律美を、そのまま素直に味わえる見事な演奏。フルシャ君、よく分かっている俊才。有難や。

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     2012/09/18

    コンロンと言う人は、人があまり散り上げない曲を、多く録音しています。ナチスに虐げられた作曲家たちのシリーズや、ツエムリンスキーなど。オペラは、比較的真っ当ですが、ここでは、チェコの作曲家、マルティヌーの、ヴィオラとの「ラプソディ・コンチェルト」は、まだしも、3台のピアノとの協奏曲まで、よくぞ、こんな曲書いたなぁ、と言うヘンな編成の曲を取り上げています。これが、結構面白くて、千変万化、何やかや出て来るし、頼まれたら、まず曲作り断る事の無かったと言うマルティヌー、器用に、何でもありの世界を披露してくれます。多才。一曲目は、ナチスの収容所で殺されていった友人への追悼の曲。Capriccioは、苦しいと言われる中、良盤を、世に出してくれました。

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     2012/09/18

    ホント、何でもありの交響曲、コンチェルトを書いたマルティヌー。3つのピアノとヴァイオリンとオーケストラ、なんて曲もある。内向的だったと言う少年が音楽に目覚め、二次大戦、虐殺に翻弄されながら、ナチスの迫る故国チェコを逃れたアメリカで書かれた多くの交響曲。多様、多彩。当然、チェコ人、チェコに関わった人が、主に演奏し、録音を出している。民謡らしきメロディも出て来るし、望郷や懺悔、とにかく、面白い。深刻な処も、もちろんあるが、耳馴染みはいい。昔、N響で、くそ面白くない演奏をしていた、ピエロ―ヴェック、このBBC響との演奏では、成熟し、活力一杯、充実の演奏を繰り広げてます。マルティヌー、注目すべき作曲家です。

    5人の方が、このレビューに「共感」しています。

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     2012/09/18

    えっ!ヨッフムの至宝、ベートーヴェン、ブラームス、ブルックナーの交響曲全集が、たった4千ほどで聴けてしまう。何たる世だ。万札、数枚叩いて買って当然の物だ。喜ぶべきか、悲しむべきか。もちろんライヴがいい、でも、レコーディングでも、素ん晴らしい演奏していたヨッフム。オケが、イギリスだろうと、ドイツ本流であろうと、関係なし。ヨッフムの真面目で重厚、教科書の様だけど、風味、面白み、興奮、情熱、愛情溢れる人間味もたっぷり。お手本。正しい、こうあるべき、ベートーヴェンに、ブラームス、ブルックナー。浪漫ティック。聴いた事がない、と言う悲しい人は、買って、この本当の音楽を聴くべし。全部でなくとも、一部でもいい。そして、出来れば、次に、もっと、その時々の命と遊びも入ったヨッフムの数あるライヴ、本来、一回きりの為の演奏も、ちゃんと、お金払って、今後の自らの一部にすべし。生きていて良かった、心が豊かになる事、保証します。この他、ハイドン、モーツァルトの演奏も、極上。

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     2012/09/17

    名はアイル(ア)ランドだけど、スコットランド生まれのイギリス人、ジョン・アイアランド。やはり、叙情的、アイリッシュもほんの少し感じさせるこの曲の数少ない演奏に触れ合えたのは、大きな喜び。中々の佳曲、イギリス随一のピアノ協奏曲と評されるのも、納得。幽玄、優美、情熱、ユーモラスな処もあって、ユニーク。イギリスの重鎮、ロイド・ジョーンズの指揮、アイルランドのアルスター響との演奏と言うのも、得点が高い。流石は、Hyperion と言う1枚。貴重な名演。

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     2012/09/17

    叙情的、小品中心の作曲家と思っていたディーリアスが、これほど大規模でシリアスな作品を書いていたとは。教会の堅苦しい、型にはまったミサでなく、バーンスタイン程ではないけれど、自由な形式で、時に激しく、時に叙情的に、ツァラストラの言葉を題材に、人間の生き方、道標、命の重要さを歌いあげた見事な作品。デヴィッド・ヒルは、イギリスでオルガン奏者も勤めつつ、合唱作品を数多く録音しているこの作品には、適確な指揮者。原語ドイツ語での合唱、Naxos は、またも、エポック・メイキングな1枚を、世に出した。

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     2012/09/17

    イギリス人ラトルが、独墺音楽の本場、ベルリンで、自国イギリスの音楽を披露するには、相当の勇気がいる。いつかは、エルガーの「ゲロンティウスの夢」、「ミュージック・メーカーズ」や、交響曲、ブリテンの「戦争レクイエム」、「オペラを作ろう」、等、取り上げて欲しい。ここでは、ポストリッジ、バボラクの名手の力を借りて、楽曲の素晴らしさを、充分に披露している。ベルリンフィルは、イギリスにオケに比べると、やや重いが、充分にに健闘、ラトルらの熱意に応えている。どの作品も、含蓄のある美しい響きと、絡み合いが特色。この録音は、見事に成功している。ドイツ1番のオケが、ブリテンを取り上げ、世に出したのは、偉い。ブリテンや、エルガーの音楽は、イギリス人だけの物ではない。より多くの人に、聴かれるべき作品だと、強く思う。

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     2012/09/17

    ロンドンのオーケストラで外国人指揮者がポストを得たら、エルガー、ブリテン、ホルスト等のイギリス作曲家の作を演奏せざるを得ないのが普通。ゲルギエフ、サロネンなど、コリンやアンドリューのデイヴィスなど他にスペシャリストを置いて、やってもらう、と言う人もいますが。ロンドンフィルでは、ハイティンクも、ショルティ、マズアは、大曲中心に、録音が、出ています。テンシュテットのエルガーなんてのも、聴いてみたかったが、もう、叶わぬ夢。オーストリア出身のメ―ストは、イギリスのオーケストラ作品は、似合わない。ユロフスキーは、ブリテンのそれほど演奏機会の多くない佳曲を、ライヴで取り上げ録音。録音が、いま一つです。イリュミナシオンは、テノールかと、思っていたら、ソプラノでした。その努力を買いましょう。若いのだから、イギリス作品もどんどんレパートリーに入れて、イギリス以外でも、広めて欲しい。

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     2012/09/17

    ブライデン・トムソンにしては、何故か録音の少ないブリテンの作品集。トムソンらしく、スケール感と優しさのある音楽になっている。どの作品も、ピーター・ピアーズを想定して書かれた作品でしょうが、セレナーデのロルフ・ジョンソン以外は、フェリシティ・ロットが、ソプラノで、歌っています。もちろん違和感はないけれど、これは、これでよいのでしょうか。しかし、セレナーデでホルンを吹いている、マイケル・トンプソンが上手い、実にいい音。この奏者がいて、トムソンは、録音したのではないか、と、思わせるほど。ブレインを彷彿させる。18歳で、このオケの首席奏者、その後フィルハーモニアへ移り、ロンドン・シンフォニエッタや、自ら管楽団を組織し、指揮者もやっている名人。トムソンの珍しいブリテンは、総じて、やはり、この人らしい、正解の1枚でした。

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     2012/09/16

    V.ウィリアムス、バックス、ハーティ、そして、エルガー等イギリス、アイルランド系の音楽を好んで演奏、録音して残してくれた、英国の名匠、ブライデン・トムソンの代表的名演。ゆったり、スケール大きく、細やかに、もちろん高貴に、そして深々と演奏された感動的演奏。とても、いい。落ち着きます。怒りも出てきます。最近の、アンドリュー・デイヴィス、フィルハーモニアとの洗練された、熱いイギリス音楽の伝承者としてのプライドと自信に満ちた演奏や、ドイツのドレスデン・シュターツカペレとのコリン・デイヴィスの、いきり立った演奏、日本の尾高忠明さん、ウエールズ・ナショナル響の、懸命、愛情溢れる演奏も素晴らしかったが、そのすべてを包括する様な、情感が込められた、渾身、感動の演奏。只、頭を垂れるのみ。トムソンのブラームスも聴いてみたかった。この曲の代表ともなる1枚。

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     2012/09/14

    私が、この曲を初めて聴いた時は、衝撃でした。演奏は、ハイティンク、ベルリンフィル。タコさん、5番の前にこんなに荒れ狂って、沈み込む、激しい、一方、深夜の音楽を書いていたのか、と。しかも、当局の弾圧を恐れてお蔵入りさせてしまった曲だと。何たる時代か。ハイティンクは、シカゴと整えた盤でしばらく聴いてました。その後、あまりに強烈で、胸糞の悪くなる位のコンドラシン盤、西側初演、作曲者臨席の、緊張感漂う、ロジェヴェン、フィルハーモニアの生々しい演奏、凶暴さとオケの見事さを充分に見せつけるチョン、フィラデルフィア盤、ラトルは、この曲の冒頭から、とてつもない処、笑ってしまうような処、暗黒もラストの希望の一音まで、分析的になり過ぎず、いいバランスで、提示している。が、No.1には、まだだと思う、1位なしの2位。それぞれに特徴、良さがあり、でも、代表盤となるには、充分、ラトル、バーミンガムの奮闘が、良く表された1枚。まあ、しかし、とんでもない曲だ事。ここまで好き放題やっちまうと、干されるわな。さあ、生きる為には、涙を飲んで、でもやっぱ毒は一杯詰め込んで、表向き、良い子になりました、と言う5番を発表する、ショスタコーヴィッチ。タコさんの盟友、ブリテンの曲を入れたのも、イギリス人、イギリスのオケとしては、正解。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

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