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またたび度々 さんのレビュー一覧 

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     2010/08/10

    発売当初は酷評されたディスク。またDGらしくないピラミット型の音質も珍しいです。確かパリ管自体も当盤を最後に録音の場から姿を消してしまったような。後はビシュコフのボレロ、そして9月発売予定のP.ヤルヴィーのビゼーと言った具合。パールマンの引き締まったヴァイオリンはサン=サーンスとの相性が良いと思います。第2楽章の清々しい感じや、第3楽章での第3主題の静寂の美しさなどは聴きどころだと思います。ヴィニャフスキーの2番は録音自体が少ないので貴重な音源。ヴァイオリンのショパンと呼ばれていた彼の作品は、ドラマッティクでスラブ色が漂うほの暗い作風が特徴。パールマンの技巧はこの難曲でも安定し、力強い音色が細ってしまうような事もなく満足いく演奏が聴けます。活気溢れる第3楽章の第1主題が印象強く、現在でも愛聴しています。唯一の難点はヴァイオリンの音が大きすぎること。但し、これに替わるサン=サーンスは見つからず、やはりサン=サーンスも愛聴してます。星は4.5ですが0.5はつけられないので4つとします。

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     2010/08/10

    EMIにしては大変に珍しいハイティンク/ACOの登場だった。しかし、フィリップスやデッカとは違い、残響は殆ど収録されておらず硬質な音質。メンデルスゾーンでは、パールマンは引き締まった表現でメランコリックになることを避けている。一方のブルッフでは力強いパールマンのヴァイオリンとハイティンクのドラマティックなサポートが独特のブルッフ像を描いている。少し派手にやり過ぎの感はあるものの、ブルッフは一聴の価値あり。

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     2010/08/10

    デュオのサンダースの伴奏には定評があった。パールマンの力強いヴァイリオンも大変に良い。録音も残響がある程度収録されていて悪くはないのだが、EMIらしく平面的で立体感に欠いてしまうのが惜しまれる。リマスター盤では解消されているのかもしれないが、再投資する気が今ひとつ起きない。

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     2010/08/10

    ジュリーニの最晩年時のディスクの一つで、DGからソニーに移籍したばかり頃の録音。地元のクラシックアドバイザーの方がこんなに遅い演奏は初めてといったいた通り、前代未聞的な遅さです。しかし得た点は多く、この演奏の後に出た小澤、マズア、チョン=ミュンフンのディスクも、この演奏の前にしては魅力が薄れてしまいます。ジュリーニは要所をしっかりと押えていて、それにACOとホールが見事に答えています。たっぷりと歌う第1楽章の冒頭、第4楽章冒頭のファンファーレと、その再現部分など。もう聴きどころ満載です。個人的にはもう少し標準的なテンポで瑞々しさを持っている演奏をもう1枚欲しいところですが、なかなか候補が見つからず、当盤を聴き続けています。

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     2010/08/10

    フィルハーモニーホールでの録音。同時期のレヴァイン、ミンツのシベリウス・ドヴォルザークのヴァイオリン協奏曲のイエスベルリン教会録音とは、同じオケと思えない程臨場感が異なっている。どちらが良いかと言う訳ではないですが、イエスベルリン教会録音よりは残響が多く、少しモヤモヤしている感じがします。演奏は大変に落着いたテンポで進められていて、第1楽章は雄大な感じ。展開部の頂点部分のティンパニーは凄い迫力で、正に世の終わりのような恐ろしさすら感じます。このような緊張感を第2楽章以降では、ハープが効果的に和らげてくれます。第1楽章の冒頭が再現される部分は耳を立てさせられます。

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     2010/08/10

    38番は元々39番とカップリングしてました。3大交響曲と言う事では39番の方が良いようにも思いますが、収録時間や「プラハ」という標題も手伝って38番、25番と言う組合せにしたのか?などと勘ぐってしまいます。38番は全ての反復を実行しているため、演奏時間は約38分かかっています。展開部以降の反復には違和感を覚える人も多いのではないでしょうか。何しろソナタ形式の構成感が崩れてしますから。25番の第1楽章はマリナーと比べると少し華麗に響いていたりもしますが、全体的にはこの曲の持つ悲愴さや暗さを現していると思います。メヌエットはムーティーと比べると、やはり速い感じがします。25番も全ての反復を実行してますが、メヌエットのダカーポ時にはレヴァインにしては珍しく反復は未実行です。

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     2010/08/09

    レヴァインのモーツアルト交響曲全集は、デジタル時代の一つの金字塔だと思います。レヴァインはモダン楽器を使用していながら、余分な贅肉を削ぎ落としているように思います。またシンメトリカルな構成感を取り入れているのも特徴と思います。この40番、41番も反復は全てを実行している点はコンセプトは同じです。しかしながら、ややノンビブラート気味の弦は物足りなさを感じてしまいます。また40番のメヌエットでの速めのテンポも良い選択だったとは思えない結果になっているのも残念なところです。全集の最後にレヴァインは40番、41番を満を持して録音したのですが。

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     2010/08/09

    当盤でのショルティーは全体的に遅めのテンポで演奏している。特に第2楽章は14分代と極めて遅い。イーグリッシュホルンの主題が変奏的に扱われる部分でもテンポはそのままで速く運ぼうとはしない。中間部も同様でゆったりとした歩みのままとなっている。第1楽章の回想部も思いっきり遅く堂々たる演奏になっている。スケルツォも遅く、トリオではテンポが遅い分、木管のフレーズが表情豊かに吹奏される。第4楽章は一転、速めのテンポで運ばれる。第1、第2楽章の主題が再現されるクライマックスでの演奏振りは、正にショルティー/CSOの真骨頂となっている。尚、第4楽章の第1主題が最後にffで奏される部分では、作曲当初の通り速いテンポで演奏されている。この部分で肩透かし食らってしまう方も多いのではないでしょうか。発売当初はこれほど劇的で凄まじい演奏は、他では聴いた事がなかったという程凄かったCDです。

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     2010/08/09

    4管編成の同曲だが、第1楽章は終結部まで大音量にならない。正にショルティー/CSOに打ってつけの曲ですね。春を思わせる同楽章を本当に美しく描いてます。第3楽章の冒頭のソロも聴きものです。第4楽章の第2主題でのアッチェレラントはちょっと急激過ぎに思います。鳥の鳴き声の模倣が再現される部分の木管が変?。天国のファンファーレは1回目と2回目では音量が違っていて、同じCSOを振ったアバド盤とは一芸の差あり、何とも心憎い演出です。流石にショルティー/CSOと言った感じですね。

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     2010/08/09

    初回盤発売当初は必ずしも良い評価ではなかったCD。今、考えてみても、この版でCSOとメサイアを録音する意味があったのかと思しまうのですが・・・。何せ金管が売りの一つだったCSOなのに、ハレルヤまでは金管が出てこないし、出てくる金管もトランペットのみ。ショルティーはこの録音の際にホグウッドに相談したというのも面白い逸話です。この時期CSOはマーラーを入れていたというだけに、合唱は高いレベルあると思います。ショルティーは極めて率直に、この大曲にアプローチしています。それはハレルヤのテンポ設定に現れています。本家の古楽のピノックや、最近ではアーノンクールの再録などと比べると、本当に直線的なテンポの運び。この演奏が頭から離れない小生は、ハレルヤ迷子になってしまってます。とにかく古楽演奏以上にテンポ設定が古楽っぽい、この演奏は捨てがたい魅力があります。難点はレチタティーヴォとアリアのトラックが一緒になっている曲が何曲かあること。確かにレチタティーヴォの十数秒とか、数十秒そこそこに1トラックと言うのは贅沢なことかもしれないですが。

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     2010/08/09

    オリジナルのディスクは4番のみの収録で、LPと同時に発売されました。収録時間は僅かに42分少々。それに「くるみ割り人形」組曲がついて1200円ですから、どれだけお得になっているか。4番では冒頭のホルンが吹奏する運命のファンファーレからして既にCSOモード突入です。ただ第1楽章は、まだ大人方で、ショルティーはオケをドライブしている感じです。この象徴的なシーンがファンファーレの1回目の再現部分(展開部の開始)で、遠慮気味に吹奏するトラペットです。でも第1楽章の終結部(ファンファーレが何度も吹奏される)は凄まじい迫力。CSOの本領が発揮されるのが終楽章です。カラヤンや小澤/BPOとは全く異なるストレートなテンポ設定と圧倒的な金管楽器のなりっぷり等など、聴きどころは多々。さっそうとした演奏でチャコ4を描いた好演です。

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     2010/08/08

    当盤は録音、演奏水準とも相応の高水準にあると思われます。選曲の中心となっているのは世界初録音のクヴァンツの協奏曲のようです。ルクレールのソナタはヴァイオリンと通奏低音のためのものをリコーダと補強的に加わるヴィオラ、通奏低音という3声部で演奏されているようです。逆にクヴァンツのソナタはフルートと通奏低音という編成のようですが、ここではリコーダとトラヴェルソー、通奏低音と言うかたちで演奏されているようです。Wq146はトラヴェルソー、ヴァイオリン、通奏低音という編成で、編成通りに演奏。グラウンとブラヴェの協奏曲はグラウンの方がフルートとしてリコーダ、ブラヴェがトラヴェルソーを使用しているようです。両曲ともフルート、2つのヴァイオリン、通奏低音と言う四重奏の編成で、クヴァンツの協奏曲よりはオケの編成が小さい感じです。アレグロ楽章ではヴァイオリンの音を大きくして対応?またトゥッティーでのffの部分は補強的にヴァイオリンや他の弦楽器が追加されているかも知れません。このような状況からクヴァンツの協奏曲は、さながらグランド・コンチェルトように思えて当盤で一番存在感があると言う結論に至ります。尚、グラウンは音源が少ないので録音されたこと自体は貴重と思います。

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     2010/08/05

    当盤でのムティーの解釈は、近年多い贅肉を削ぎ落としたモーツアルト演奏とは異なっている。同じVPOを振ったレヴァインと同曲録音と比べると、それは一目瞭然となっている。つまりロマン派作品を振る時の要素を所々に採用している。その顕著な例が第3楽章の解釈。ムティーの演奏時間はレヴァインより短いのだが、レヴァインが快速でメヌエットを演奏し、ダカーポ時も反復を実行しているのに対して、ムティーは中庸なテンポで激的な側面を強調する。ダカーポ時には反復を省略してロマン派交響曲の演奏の慣習に倣っている。41番最後のジュピター音形は壮麗な演奏になっていて、まるでモーツアルトの全交響曲のフィナーレを描いているようだ。40番の悲鳴のような終楽章も展開部以降が反復されていて、悲鳴が強調されている。モーツアルトに対する好みは人それぞれ分かれるところだが、この手の演奏を好む人には是非聴いてほしい。初回発売時は40番と41番は別のCDであったことを考えると、非常にお得な価格になっている。

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     2010/08/05

    ムティーの英雄における解釈は軽くあっさりしている。第1楽章や第2楽章ではこの点で物足りなさを感じる。第3楽章は瑞々しくなかなかの秀演。第4楽章もまあまあ。尚、第1楽章の提示部の反復は実行されている。全体の3分の2以上を占める部分で力量不足なのはいささか残念。

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     2010/08/05

    私にとっては、一連のヴァントのブルックナーを聴く事を開眼させてくれたCDです。冒頭の霧の部分はちょっと編集時にいじったような感じがしますが、あとは特に録音面の問題は感じません。第1楽章終結部のへ向う過程のテンポ設定も面白く、それでいて度を越してない点も素晴らしいです。第2楽章後半へ入る直前のホルンのppから低弦楽器にpppで受継がれる残像部分も見事に聴き取れます。頂点に向う際のピチカートの美しさは文句のつけようなし。第3楽章のゆったりとした運びも良く、第4楽章での1880年稿フィナーレの壮大な響きも、見事に前の3つの楽章と対比がつけられてレンジが広がるのが感じられます。近年の録音で「ロマンティック」を聴きたいという入門者がいたら間違いなく当盤を薦めることになるでしょう。

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