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トップ > My ページ > ユローヂィヴィ さんのレビュー一覧
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検索結果:1250件中16件から30件まで表示
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0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2021/03/18
ゼッフィレッリ監督による映画版、歌劇『道化師』。 こもったような音質が残念でならない。スカラ座で録音したとあるが、1983年当時の技術だったらもっといい音質で録れたはずだ。 映像と音を同時録音しているようで(全部?)、舞台上でのいろいろな雑音(必然的なもの。)が入っている。ライブの感じを大切にしたのだろうが、音だけで楽しむには少し気になる。 ドミンゴのカニオは第1幕で村人たちに出し物の宣伝をするときの滑稽な感じと、嫉妬心を出した時の表現の違いなど、歌だけでなく演技にも目を見張るものがある。 そしてストラータスの演劇的な表現も素晴らしい。
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1人の方が、このレビューに「共感」しています。 2021/03/18
この作品が解説・対訳付の国内盤で販売されたことが有難い。 『雪娘』は『くるみ割り人形』のようにファンタジーの世界を描いており、子供たちも楽しめる作品だ。日本でこの作品の知名度が上がり、演奏会のプログラムにのる日を期待したい。 チャイコフスキイ初期の作品だが、晩年の傑作である『くるみ割り人形』を予感させるような部分がある。 初めて聴いても、この音楽にひかれることは間違いないだろう。 この録音はライプツィヒ放送交響楽団の2014/15年シーズン開幕演奏会である2014年9月7日のライブ録音。 クリスチャン・ヤルヴィの指揮は、早いテンポで次々にたたみかけるように音楽を運んでいく。そのことで、この作品が本来持っている昔話ののんびりした世界だけではなく、エキサイティングというかスリリングな雰囲気も創っている。 オーケストラはもちろん合唱団がとても素晴らしい。
1人の方が、このレビューに「共感」しています。
1人の方が、このレビューに「共感」しています。 2021/03/17
カンタータ『ダマスクスのヨハネ』以外は既に持っていたのだが、この作品を聴きたいがために購入した。 期待を裏切らない素晴らしい演奏。 そして『ダマスクスのヨハネ』はとても魅力的な作品だ。 スヴェトラーノフはタネーエフのカンタータ第2番『詩篇の朗読』を1977年に録音している。それもこのセットに入れていたら、スヴェトラーノフが指揮したタネーエフの録音を全て収録したことになったのに。
0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2021/03/17
ロジェストヴェンスキイは80年代後半にロンドン交響楽団とチャイコフスキイの交響曲第4〜6番と管弦楽作品。そしてラフマニノフの交響曲第2番を録音している。 その一連の録音の中でも特にこのラフマニノフの交響曲第2番は特筆すべき名盤だ。 全体的にゆったりしたテンポを崩さず細部まで丁寧に演奏されている。 ロマンチックな演奏だが、それでいてクールな部分も兼ね備えている。 ロジェストヴェンスキイとロシアのオーケストラによるラフマニノフの交響曲全曲の録音がメロディアにありそうなものだが見当たらない。 その意味でもこのセッション録音は貴重なものだ。 (90年代前半のライブ録音で交響曲第1番・第3番はある。) ちなみに、NIMBUS RECORDSにはロジェストヴェンスキイとロンドン交響楽団によるストラヴィンスキイの『春の祭典』、組曲『火の鳥 1910年版』、『ぺトルーシュカ 1911年版』、『3楽章の交響曲』の録音がある。 ロジェストヴェンスキイはイギリスではBBC交響楽団との結び付きが強いが、これらの録音からロンドン交響楽団との相性も良いことがわかる。 これらに続いてロシア・ソヴィエトの作曲家の作品を数多く録音して欲しかった。
0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2021/03/16
シベリウスの『交響曲第5番』は音質があまり良くないこともあってか、どこか不器用な感じに聞こえた。 ただそのことで、これまで意識していなかったこの作品の形を知ることが出来た。 とても良かったのはバーバーの『チェロ協奏曲』。 バーバーは作曲の他に声楽を学んでいたこともあり、歌心のある作品。 演奏も素晴らしい。
0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2021/03/14
ニールセンの交響曲の魅力を余すことなく伝える名盤。 どの交響曲にも感動した。 また、ロイヤル・ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団がこれほど素晴らしいオーケストラだとは認識していなかったので、それにも驚いた。 そしてこれは数多いロジェストヴェンスキイの録音の中でもトップクラスにあたるだろう。 シャンドスの音質はとても綺麗。 ちなみにニールセンの交響曲の演奏時間はどれもたいてい35分位なのだが(第3番のみ40分を越える。)これはニールセンが演奏時間を計算して作曲したのだろうか。
0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2021/03/12
『夢』以外はモスクワ放送交響楽団とのメロディアの交響曲全集音源と同じとみられる。 『交響曲第1番』は録音の音質がキンキンしているのが残念だ。 『交響曲第7番』を聴いていると、ロジェストヴェンスキイとモスクワ放送交響楽団との相性の良さを感じる。(商品紹介では交響曲第5番とあるが、交響曲第7番が収録されている。) ロジェストヴェンスキイはソヴィエト国立文化省交響楽団とのショスタコーヴィチの交響曲全曲をはじめとして素晴らしい録音が多くあるが、文化省交響楽団の音色はどこかとんがったような印象があり、20世紀の作品の演奏に関しては優れているように感じるが、ロシア音楽の王道である19世紀の作曲家の作品に関してはモスクワ放送交響楽団の持つ柔らかく暖かみのある音色の方が適していると思う。 この録音の『交響曲第7番』はモスクワ放送交響楽団ならではのソフトな味わいが感じられる。 1985年録音の『夢』は雑音がわりと入っており、音質もあまりよくないのでライブ録音と思われる。とは言え、とても素晴らしい演奏だ。
0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2021/03/11
レニングラードのチェロ協奏曲集と題されたアルバム。 ティシチェンコの『チェロ協奏曲第1番』(ロストロポーヴィチの独奏) ツィトヴィチの『チェロ協奏曲』(ギノフケルの独奏) ファリクの『情熱の協奏曲』(グートマンの独奏) 以上を収録している。 ティシチェンコのみがセッション録音で、オーケストラは全てレニングラード・フィルハーモニー管弦楽団。 一番のオススメはファリクの作品。 チェロという楽器に興味のある方には是非お勧めしたい1枚。
2人の方が、このレビューに「共感」しています。 2021/03/11
今回、ロジェストヴェンスキイと読響による録音が3種類の発売され、ブルックナーの交響曲第5番「シャルク版」が一番の目玉商品で楽しみにしていたのだが、個人的にはショスタコーヴィチの交響曲第10番が一番印象に残った。 特に第4楽章がこれ程ユーモラスに演奏されたことはあっただろうか? そしてこの交響曲の特徴であるDSCHのモチーフが出てくる直前の雰囲気作りというか、役者がひょいと舞台に表れてスポットライトが当たるような、そんな心憎い演出はロジェストヴェンスキイならではのものだろう。 この日の演奏会ではショスタコーヴィチのバレエ組曲「黄金時代」とピアノ協奏曲第1番も演奏されていた。 ピアノはロジェストヴェンスキイ夫人のポストニコワ。この日の演奏会の全てを2枚組のCDにして交響曲第10番と一緒に商品化して欲しかった。(今回同時に発売されたチャイコフスキイのバレエ音楽集のように。) ショスタコーヴィチの交響曲の中では第6番、第9番、第15番が特にロジェストヴェンスキイと相性の良い作品と勝手に思っている。 実現することはなかったが、晩年のロジェストヴェンスキイと読響とでショスタコーヴィチの交響曲全曲が演奏されていたら、どんな名演奏になっていたことだろう。 近年の読響のレベルはとても高く、海外にもこの録音が発売されたら、日本を代表するオーケストラの1つとして認識されるようになるだろう。 ロジェストヴェンスキイと読響はショスタコーヴィチの交響曲全曲を演奏していて、それらの演奏会が録音されていたら是非とも商品化して欲しい。 また、ロジェストヴェンスキイと読響は以下の近現代の作品を演奏している。これらも商品化を期待したい。 スクリャービンの交響曲全曲 →ロジェストヴェンスキイは全曲録音しているのだろうか? その意味で読響との演奏の記録があれば貴重な録音になる。 ミャスコフスキイの交響曲第3番。 プロコフィエフの交響曲全曲、ヴァイオリン協奏曲全曲、チェロと管弦楽のための交響的協奏曲、カンタータ『アレクサンドル・ネフスキイ』、『ピーターと狼』、バレエ音楽『ロメオとジュリエット』、『みにくいアヒルの子』。 ストラヴィンスキイの歌劇『ナイチンゲール』、音楽劇『ノアと大洪水』、 音楽劇『きつね』、バレエ音楽『春の祭典』、バレエ音楽『プルチネッラ』、『ディヴェルティメント』。 シュニトケのオラトリオ『長崎』、ヴァイオリン協奏曲第4番、『リヴァプールのために』。 そしてロジェストヴェンスキイが編曲したシュニトケの組曲『死せる魂』はロシア・シンフォニック・カペラとの映像が発売されているが、録音ではまだ発売されていないようだ。 読響との演奏が発売されれば世界初CD化になる。 また、サントリーホール国際作曲委嘱シリーズで、委嘱作品のシチェドリンの『輪舞』などなど、読響にしかない貴重な録音も多いことだろう。 ロジェストヴェンスキイが日本のクラシック音楽界に与えた功績は計り知れない。 読響はそれを伝える重要なオーケストラだったが、ロジェストヴェンスキイ亡き後は、その録音が世界中のファンに大きな喜びを与えてくれることだろう。
2人の方が、このレビューに「共感」しています。
1人の方が、このレビューに「共感」しています。 2021/03/11
バレエ音楽を演奏会や録音で聴く時、実際のバレエのテンポ(ダンサーが踊れるテンポ)で演奏すると、悪く言うと、ゆったり間延びしていて締まりがないというか、隙のある演奏に感じらる。 一方、きびきびと隙のない演奏では実際のバレエのテンポとしては速くて踊るのが困難ということがある。 この演奏会でのロジェストヴェンスキイのテンポは実際にダンサーが踊り、十分に踊りを表現するための時間がしっかりあり、かつ、音楽だけで味わうのにもだれることのない、その両方を兼ね備えている演奏と言えるのではないだろうか。 解説にもあるが、この抜粋による『白鳥の湖』を聴き終わると、まるで交響曲を聴いた後のような大きな満足感があった。 欲を言えば、『白鳥の湖』からもう数曲、演奏して欲しかった。 許光俊氏による当日の演奏会について、そしてロジェストヴェンスキイについての詳しい解説が載っているのが嬉しい。 今後、ロジェストヴェンスキイ指揮、読売日本交響楽団による演奏会の記録録音(?)が商品化されることを強く期待したい。 例えば、チャイコフスキイの作品では交響曲全曲、交響曲『 マンフレッド 』に管弦楽組曲第1・2番、ピアノ協奏曲、ヴァイオリン協奏曲、ロココの主題による変奏曲、歌劇『イオランタ』全曲、その他管弦楽作品。 そして、リムスキイ=コルサコフのピアノ協奏曲に交響曲集、管弦楽作品集、交響組曲『シェエラザード』。 『シェエラザード』についてはロジェストヴェンスキイのこの曲の録音は見当たらないので商品化されば唯一の物になると思う。 そしてボロディンの交響曲全曲、ムソルグスキイの交響詩『禿山の一夜 』、リャードフの管弦楽作品、タネーエフのカンタータ『詩篇の朗読 』、グラズノフの交響曲・管弦楽曲、ラフマニノフのピアノ協奏曲に交響曲全曲(第1番はロジェストヴェンスキイの校訂版→発売されたら世界初録音になる。)に合唱交響曲などなど。
ロジェストヴェンスキイはメロディアにR.シュトラウスの『英雄の生涯』、『ドン・キホーテ』、『ツァラトストラはかく語りき』の録音がある。 このCDはいずれもライブ録音(1966年2月10日)で、録音年代の古さや咳や譜面をめくる音が多少入っているものの、とても貴重なものだ。 ロジェストヴェンスキイとモスクワ・フィルハーモニー管弦楽団という組み合わせも面白い。 そしてとても暖かみのあるサウンドが魅力的。 『ブルレスケ』はリヒテルのピアノ。オーケストラはソヴィエト国立交響楽団、1961年12月18日のライブ録音。 ダヴィド・オイストラフ指揮による『ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら』もなかなかの演奏。
0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2021/03/10
これは名盤です。 ショルティの指揮するウィーン・フィルはまるで生身の人間のようだ。 言葉が無くてもその状況や感情を雄弁に語ってくれている。 そしてオテロを歌うコッスッタやデスデーモナを歌うプライス、そしてカッシオを歌うドヴォルスキーもそれぞれが最高のパフォーマンスを聴かせてくれる。 そして一番はなんといってもバキエのイアーゴ。これはまさにバキエ、一世一代の録音だろう。
ロジェストヴェンスキイ、最後の来日となった公演の貴重な記録。 この演奏会を聴きに行くことが出来ず、演奏会の感想をインターネットのブログ等で読むにつけ、どんな演奏だったのか想像し続けていた。 その日の録音をこのCDを通して聴く事が出来て、ロジェストヴェンスキイのファンとしては感無量だ。 残念ながら録音では生で聴いた半分以下の情報量しかないかもしれないが、それでもこれはかけがえのないCDだと思う。 ロジェストヴェンスキイ指揮のブルックナーは、このシャルク版が発売されたことで交響曲第8番の原典版を録音していれば、ブルックナーの交響曲の全ての版を録音したことになったはずだ。 そしてもう叶わぬことだが、ロジェストヴェンスキイと読売日本交響楽団でベートーヴェンの交響曲全曲を演奏していたら、いったいどんな演奏になったことだろうかと、とても気になるところだ。 せめて毎年年末に行われるベートーヴェンの交響曲第9番の演奏をロジェストヴェンスキイが振っていたら。 また、読響とはハイドンの交響曲の多くを演奏していた。 それらのライブ録音や、ロジェストヴェンスキイの録音が見当たらないサン=サースの交響曲第3番の読響とのライブ録音が商品化されることを望む。
素晴らしい。 歌劇『ばらの騎士』はカラヤン指揮の録音も持っていて、何度か聴いていたのだか、正直この作品の良さが今一つわからなかった。 バーンスタイン指揮によるこの録音を聴き出した瞬間から、この作品がどういうものか、その作品世界が目の前に広がっていくようだった。 ウィーン・フィルの響がR.シュトラウスの世界を見事に描き出している。
この録音によって、自分の中での『幻想交響曲』のイメージが大きく変わった。 ロジェストヴェンスキイの『幻想交響曲』のセッション録音は知っている限りで2種類ある。 メロディアにあるモスクワ放送交響楽団のものと、このロイヤル・ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団との1991年の録音だ。 (ライブではレニングラード・フィルとソヴィエト国立文化省交響楽団との2種類がある。) ロイヤル・ストックホルム・フィルとの録音は、第1楽章の冒頭だけでこれは凄いことが始まるという予感が漂よっている。 最後の最後、フィナーレが少し大人しい感じがするが、それまでの細部がとても凝っているというか、丁寧に全ての音が聴こえるように配慮をしている。
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