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CHOPINIST さんのレビュー一覧 

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/08/14

    すでに指摘されていますが、これは『ボレロ』の終結部で団員の歓声が入っていることで有名な録音でもあります。何度か聴きましたが、素晴らしい出来栄え。セッション録音にも関わらずとてもスリリングで、集中力と燃焼力がとても高いのが感じられます。ボレロももちろんですが、例えば『ダフニスとクロエ』では女声合唱を浮かび上がらせることで不協和音を強調し、聴く側をゾクゾクさせてくれます。そして『スペイン狂詩曲』のクライマックスや『古風なメヌエット』のありえない快速テンポ。それでも、ただ速いだけではなく、すべてのパートが高い技術で音楽を創り上げているのが素晴らしいです。最後に収録されている『ラ・ヴァルス』は快速ではありませんが、どちらかというと速め。終盤のトランペットなど、ほとんど音を外しかけているのですが、それが逆に「音楽が活きている」感覚をもたらしている所は、この当時のアバドとロンドン交響楽団の信頼関係と、右に出る者のいない音楽的センスを表しているといえるのではないでしょうか?

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 6人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/04/21

    国内盤の先行発売から9ヶ月、ようやく輸入盤が発売されたので購入。

    国内盤のボーナストラックを聴いてみたいのも山々ですが、輸入盤のほうが1000円も安く、ジャケットも素敵です。

    さて、新進気鋭のピアニスト、アリス=紗良・オットの初の協奏曲はダイナミックなピアニズムが求められるチャイコフスキーとリスト。
    彼女が生まれ育ったミュンヘンのオーケストラとの共演という夢を叶えた、記念すべきアルバムでもあります。ということで、録音が行われたのは地元・ミュンヘンのホールで、残響が多くてドイツ・グラモフォンが得意とはしないベルリン、テルデックス・スタジオではないので、録音も抜群。

    チャイコフスキーはライヴ録音ながら、オケとの息もぴったりで、のびのびとピアノを奏でているように思われます。ちなみにマニアックな話ですが、第3楽章のカデンツァの最後の右手の和音で、ホロヴィッツのようにオクターヴの音以外に中の音を足しています。これは最近の主流なのかわかりませんが、彼女もホロヴィッツのような大演奏家への道を歩んでいくのかと、ふと感じたのでした。
    リストの方は、技巧を駆使しながらも、リスト特有のメロディを20世紀の大演奏家・ボレットのようにゆったりと歌わせながら、ヘンゲルブロックの統率のもと一糸乱れぬミュンヘン・フィルと絶妙のコンビネーションを聴かせてくれます

    6人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/04/21

    レイフ・オヴェ・アンスネスと共演したラフマニノフの協奏曲が素晴らしかったので、オーケストラは違いますが・・・と思いながら、パッパーノがチェチーリア管を振った録音を初購入。

    まず感想として、やはりセッション録音をしてほしかったということ。ライヴならではの熱気はスリル感は確かにありますが、コントラバスの出だしのときの弓が弦にぶつかる音や、2楽章の再現部に戻る直前のリズムが複雑な部分でのズレなど、何度も聴くには気になります。しかし一方で、最初は溜めすぎではないかと思ったフィナーレの部分などは、3度も聴けばしっくり来るほど、パッパーノの解釈には説得力があります。そういう点では納得のいく、クオリティの高いライヴ録音です。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/04/21

    アリス=紗良・オットに続き、デビュー・アルバムでの評判を聞いてセカンド・アルバムを聴いてみることにしました。

    タイトルの『トランスフォーメーション』は仏教思想の「諸行無常」を表す言葉。いかにも仏教国・中国らしい発想です。

    冒頭のストラヴィンスキーから爽快かつエネルギッシュな超絶技巧に圧倒されます。続くスカルラッティは、ユジャ・ワンが技巧だけでなく叙情性や暖かい音も表現できることを示しています。パガニーニの超絶技巧のヴァイオリンに影響を受けてブラームスが作曲した『パガニーニの主題による変奏曲』も、難しい変奏もクリアに弾きこなす様子に聴き惚れているうちに終わり、再びスカルラッティで小休止。オーケストラで超有名なラヴェルの『ラ・ヴァルス』は、2台ピアノ・バージョンでは聴いたことがあるものの、ソロ・ピアノは初めて聴きました。それは一人で弾いているとは信じられないほどダイナミックでパワフルな演奏。しかもここでも、中間で登場する少しゆったりした部分での叙情性は抜群です。

    最後の『ラ・ヴァルス』まで33トラック。この数字、観音菩薩が衆生を救うときに33とおりの姿に変身するという仏説に通じているのではと考えるのは私だけでしょうか?

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/04/08

    これより後の録音になりますが、SONYが制作したサカリ・オラモのシューマン交響曲全集で聴いたRSPO(ロイヤル・ストックホルム・フィル)のサウンドとホールの響きが気に入ったので、エクストンの技術にも期待をこめて購入しました。また私はまだ学生の身であり、SACDを再生するための装置は所持していないので、少し高いというのは否めませんが、SHM-CD仕様というのも有難いことです。さて、演奏について。指揮者としてのアシュケナージの録音には当たり外れが分かりやすいほどに見られ、ひいき目に見ても首を傾げたくなるようなものもあります。しかしこのシベリウスは他の方がすでに述べられているように、音楽の流れがこの上なく自然で、安心して身を任せられます。これはアシュケナージのピアノ演奏でも時折感じる安心感に似ています。そのうえに北欧の名門オーケストラの研ぎ澄まされたサウンド、素晴らしいホールトーン。それらを余すところなく伝えるエクストンの技術が合わさることで、21世紀の新たな名盤が生まれたと言えるのではないでしょうか?

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/04/07

    輸入盤の通常CDで聴いています。第3番はとても好きな曲で、多くの録音を聴いてきました。ただ古くてお世辞にも音がいいとは言えないラフマニノフ自身の演奏などは除きますが・・・ホロヴィッツの1978年ニューヨーク・ライヴのほか、ジルベルシュテイン(アバド&BPO)アシュケナージの4度(コンドラシン&モスクワ・フィル、プレヴィン&LSO、オーマンディ&フィラデルフィア管、ハイティンク&COA)、清水和音(アシュケナージ&N響)、そしてティボーデ(アシュケナージ&クリーヴランド管)で、そのなかにはここで比較にもならないようなお蔵入りになってしまったディスクもありますが、私が好きなアシュケナージを含め、アナログ録音完成期から後の演奏はどれを取っても同等に素晴らしい演奏ばかりです。そのなかで、敢えてこの演奏・録音について言及すべき点があるとすれば2点。一つはやはりアンスネスのピアノの美しさ、そしてこの難曲の音符を一つも漏らさないだけでなく、フォルテからピアノまで多彩なコントロールができる技術。他の方も述べておられるように速いテンポで大きな和音を次々に鳴らしていく第3番のカデンツァはまさに聴きもの。楽譜を見たことがあれば、このテンポで弾くのがいかに難しいかおわかりかと思います。二つ目にバックを務めるパッパーノの、アンスネスとの相性の良さとロンドン交響楽団の爆発力。みなさんも触れておられるように、前回のベルリン・フィルを起用した第2番はライヴのためにアンスネスの美音も伝わってこないし、オケとのズレなどが気になって聴く気になれませんでした。一方今回はセッションのため、アンスネスの速めのテンポにパッパーノがしっかりと合わせ、高い技術を誇るロンドン交響楽団を完璧にコントロールすることに成功しています。そしてトゥッティでのオケの爆発力は、さすが映画音楽などの録音を手掛けているだけあるなぁと感じさせられるものです。録音場所はEMIのおなじみ、ロンドンのアビー・ロード。少し響きは少なめですが、ピアノを含めた各楽器の音を明確に捉えています。DECCAのように分離が良ければさらにいいのでしょうが(笑) あと第4番の終盤で入るはずのフルートとクラリネットのメロディが入っていません。これは使用した楽譜の版に書かれていないのか、編集のミスなのかどちらなのでしょうか・・・? どちらにしても今後とも手放すことができない録音になることは間違いないでしょう。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/04/03

    よく知られたピアノ・ソナタ第2番の録音から約30年。ピアニストとして、指揮者としてラフマニノフを熟知したアシュケナージが74歳をむかえようという2011年に録音された、2つの初録音作品。ショパンの主題による変奏曲は、少し前からボレットのピアノで聴いてきましたが、途中ボレットでは聴くことのできなかった旋律が浮かび上がっていて、アシュケナージの楽曲に対する読みの深さを感じました。一方、ピアノ・ソナタ第1番は初めて聴く曲で、ほの暗く内容の濃いラフマニノフの雰囲気がうまく出た作品だと感じました。そして特筆したいのはピアノの音の美しさ! DECCAがこのポットン・ホールで録音を始めてから約10年になりましたが、最初のころとはずいぶん音が変わりました。残響がやや少なめの会場で、全体の響きを捉えるというよりは、マイクをピアノに近づけて生々しい音を捉えることに成功しています。それにより、70歳を超えたアシュケナージの指使いが手に取るように聴こえ、またスタインウェイ・ピアノ独特の重みのある低音がベストな形でディスクに収まっています。この低音の美しさは前回のバッハのパルティータの一部でも聴くことができましたが、今回も本当に同じ音が聴こえ、つくづくスタインウェイはすばらしいピアノだなぁと感じさせられました。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/04/03

    ドイツ・グラモフォンへの最後の録音となった、ユンディの協奏曲録音。彼は協奏曲の録音としては、このほかにショパンとリストの第1番(アンドリュー・デイヴィス&フィルハーモニア管)ぐらいしかなく、やはり彼はソロ向けなのかなぁとも思ってしまします。ですが、ここでは小澤征爾&ベルリン・フィルという素晴らしいサポートをバックに、熱演を繰り広げています。以前NHKのユンディ特集番組で、この収録風景を見たことがありますが、若いユンディの勢いに負けずオケを引っ張っていく小澤征爾もさすがなぁと感じたものです。プロコフィエフはライヴ録音で、あっという間に第4楽章まで駆け抜けて唐突なフィナーレを迎えるので、終わった瞬間に声も拍手も出ないという聴衆の反応が、また興味深いものです。ラヴェルはセッション録音ですが、今度は指揮者やオケの息遣いが聴こえるぐらいの臨場感。録音も素晴らしいです。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/04/03

    録音直後に発売されて以来、長らく廃盤状態が続いていたようですが、これは名演ではないでしょうか?フランス音楽のスペシャリストとして知られるティボーデ。彼は安定した技巧を駆使してラフマニノフの難しいパッセージを楽々と通過し、ロマンティックな部分ではフランスものを弾くときのような美しい音でラフマニノフを歌い上げます。バックはアシュケナージ率いるクリーヴランド管。プロコフィエフの『シンデレラ』や一部の交響曲などのロシアものを録音していますが、アシュケナージ自身ピアニストとしても指揮者としても、クリーヴランド管とラフマニノフを録音したのはこれが唯一では? しかしこれも大当たりで、クリーヴランド管独特の精緻なアンサンブルが、この速いテンポでもまったく乱れることなくラフマニノフの複雑なオーケストレーションを再現しています。クセのない、しかし納得のいくラフマニノフです。

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  • 4人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/04/03

    まず速い速いという意見がありますが、最近のパーヴォ・ヤルヴィなどに比べれば驚くほどの速さではないのでは?というのが第一印象。たしかに私が今まで聴いていたハイティンク&コンセルトヘボウ、C.デイヴィス&シュターツカペレ・ドレスデンに比べれば格段に速いのですが(笑) レコード芸術でも言われていたとおり、速いのに速いと感じないのは、「音が濃い」から。とくに第5番まではピリオド・アプローチ的な部分も多いのですが、そのうえにアンサンブルをしっかり鳴らしているので、かつてのピリオド演奏にありがちだった「軽さ」を回避しているのもシャイーのすごいところ。『田園』ではこの強力なアンサンブルをフルに生かして森の情景や荒れ狂う嵐を表現しています。落ち着いて聴くのには向いていないかと思いますが。第8番は第1楽章冒頭から少し速すぎる印象。聴いているとお尻が浮きそうになります。『合唱』についても賛否両論ありますが、私はこの曲に対してあまりこだわりがないので、コメントは控えさせていただきます。いずれにしても、伝統のオーケストラ、ゲヴァントハウスをこのレヴェルまで引き上げたシャイーには拍手を送り、今後の活躍にも期待したいと思います。

    4人の方が、このレビューに「共感」しています。

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     2012/04/03

    近年、シャイー&ゲヴァントハウス管の新録音で久々にブランデンブルクを聴くようになったのですが・・・その演奏を、本場ドイツ製・鋼鉄製の堅固なバッハと例えれば、こちらは南国イタリアの風を受けてたなびくような新しいバッハ。アバドのタクトの下、大御所から若手まで、現代屈指のソリストたちが集って作り上げた最上のバッハと言えます。ライヴ録音ならではのスリル感や即興性があり、なかなか楽しめます。ただしライヴは録音に関してリスクがあります。第4番でしたでしょうか、少しリコーダーの音がきつ過ぎて聴きづらいところもありました。しかしながら他の部分ではドイツ・グラモフォンにしては素晴らしい録音に仕上がっていると思います。

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  • 4人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/04/03

    これは昨年購入したCDのなかで間違いなく一番印象に残った演奏です。パガニーニ狂詩曲は、間違いなくピアノとオケを合わせるのが難しい曲だと思うのですが、アバドの長年の手兵の一つであるマーラー室内管弦楽団が素晴らしい伴奏を務めています。そしてピアノ協奏曲。ライヴならではの緊張感とワクワク感が伝わってきます。ドイツ・グラモフォンの録音には21世紀の今でも「あれっ?」というものがありますが、ここ最近私が購入したユジャ・ワンやアバド、ブレハッチ、アリス=紗良・オットの録音ではハズレがありませんね。さて、アバドの指揮ですが、比較的速めのテンポでスイスイと行く感じ。でも、よく聴いてみると決して一本調子ではなく、要所要所でしっかりオケをコントロールしているのがわかります。終演後の拍手も、この録音のワクワク感をより一層盛り上げてくれるもので、プラスに働いていると感じました。最後に、このラフマニノフの第2主題について。楽譜を見ると第2主題の冒頭部分の強弱記号は「p」であり、オケが入って盛り上がってきたところで初めて「f」と書かれています。「p」と書かれているところはピアノで弾くのが常識。甘美なメロディだからといって楽譜の記号を無視して強く弾かれると、私は吐き気がします。そして、ラフマニノフはロマン派です。もちろん彼のピアノにはヒロイズム的な部分があります。それはこの第2番の両端楽章における第1主題などでのお話。やこのむせ返るような旋律に何を求めるか? それはロマンティズムです。ラフマニノフの魅力とは、ヒロイズムであり、ロマンティズムなのです。ラフマニノフのロマンティズムや弱音が呼ぶ魂の震えのようなものを理解できない人に、ラフマニノフを聴く資格はありません。

    4人の方が、このレビューに「共感」しています。

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     2012/04/03

    ガヴリリュクと組んだピアノ協奏曲全集と並行して録音されたプロコフィエフの交響曲2曲を収めたアルバム。シドニー響との録音も佳境を迎えつつあると思われるアシュケナージですが、オクタヴィアのシドニー・オペラハウスでの録音もようやく腰が据わってきた感があり、ホールの響きを十分に生かしながら各楽器をバランスよく収録できていると思います。私はこれまでこのコンビでの録音としてはラフマニノフの交響曲第2番しか聴いていないのですが、そちらはアンサンブルにも綻びがみられ、ホールの響きもいまひとつという感じを受けたのですが・・・。そもそもアシュケナージはラフマニノフの1回目の録音がコンセルトヘボウという極上の楽器を使ってのものでしたから、劣って聴こえるのも仕方ないかと思いますが(笑) 脱線してしまいましたが、こちらのプロコフィエフに関しては私は前回の録音を聴いていないので比較はできません。しかし、おそらくそれらに劣らないほど精緻なアンサンブルと、会場の響きを熟知したオクタヴィアのエンジニアたちによる素晴らしい録音が堪能できることと思います。

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  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/04/03

    みなさんご指摘のとおり、このピアノ協奏曲はオクタヴィアとしては到底考えられないほどの録音です。せっかくの清水和音の力強いピアノも聴こえてこないし、オケもバックで何を演奏しているのかわかりません。私はこの録音で、かつしかシンフォニーヒルズでの録音を初めて聴いたのですが、そもそもこの会場は録音に向いているのでしょうか? せっかくセッション録音をするなら他に場所があったのでは? なお、ソロの《楽興の時》はオクタヴィアが得意な北アルプス文化センターでの録音。こちらは清水和音の力強いタッチが臨場感をもって迫ってくる名演かと思います。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/04/03

    シューマンの交響曲を全曲揃って聴いたのは初めてですが、これは快演といえるのではないでしょうか。きりっと引き締まったアンサンブルでストックホルム・コンサートホールの音響の良さを生かした録音。ティンパニを硬めのバチで演奏しているために、さしてテンポは速くないと思うのですがピリオド・アプローチ的な印象を受けます。総じて、シューマンながらいかにも北欧を吹き抜ける風のような
    爽やかな印象を受けます。

    3人の方が、このレビューに「共感」しています。

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