プロコフィエフ(1891-1953)

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CD

プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第2番、ラヴェル:ピアノ協奏曲 ユンディ・リ(ピアノ)小澤征爾&ベルリン・フィル

プロコフィエフ(1891-1953)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
UCCG1361
組み枚数
:
1
:
日本
フォーマット
:
CD

商品説明

ユンディ・リ来日記念盤
日本大幅先行発売

ユンディVS小澤&ベルリン・フィル!
最も強力なパートナーを得て、ユンディの新たな挑戦が始まる!

ユンディ・リは初の協奏曲録音であった前作「ショパン&リスト:ピアノ協奏曲第1番」において、「繊細」で「リリカルな」ユンディ・リのひとつの到達点を示したと言えます。今作では次のステップを大きく踏み出し、輝かしく技巧的なラヴェルとプロコフィエフの作品によって、パワフルかつ剛直な「新たな貌」を見せてくれます。
 ユンディはアジアかた世界に飛び出したクラシック演奏家の草分けである小澤を敬愛し、小澤との共演による収録は長年の夢でした。ベルリン・フィルという最強のヴィルトゥオーソ集団と小澤という組み合わせは、これ以上ない理想的なものです。
 ラヴェルのト長調はジャズの要素を取り入れた華やかで粋な作品。プロコフィエフの第2番は初演時には聴衆に理解されず大混乱を引き起こした作品ですが、一年後にこの曲を聴いたディアギレフは、プロコフィエフにバレエ音楽の作曲を依頼したといわれています(アラとロリー)。共に技巧的にも音楽的にもタフな作品です。
 2006年12月に新日本フィルの定期演奏会に急遽出演したユンディ・リは、小澤征爾のタクトのもと既にこれら2曲を日本の聴衆の前で披露し、その演奏は絶賛を博しました。
 このCDは、プロコフィエフは2006年5月24〜26日にベルリンのフィルハーモニーで行われたコンサートのライヴ録音、ラヴェルは27日に同じフイルハーモニーで行われたスタジオ録音です。
 ユンディ・リの2007年9月の来日公演に先駆けて、日本大幅先行発売。(ユニバーサル・ミュージック)

・プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第2番ト短調 op.16
 録音:2006年5月24-26日 ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ)
・ラヴェル:ピアノ協奏曲ト長調
 録音:2006年5月27日 ベルリン、フィルハーモニー

 ユンディ・リ(ピアノ)
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 小澤征爾(指揮)

内容詳細

プロコフィエフはベルリン・フィルの定期演奏会でのライヴ録音。ユンディ・リの演奏は、テクニックに優れ、美しく、安定感があるが、ラヴェルではもう少し雰囲気が欲しい。小澤&ベルリン・フィルが雄弁で、そちらの方に耳がひきつけられる。(治)(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

総合評価

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自分はアマチュアピアノ弾きで両方とも楽譜...

投稿日:2021/03/03 (水)

自分はアマチュアピアノ弾きで両方とも楽譜を持っていてラヴェルは全曲練習もしましたが、数多くの録音を聴いた中で最初はあまり印象に残らなかったユンディ・リの演奏が楽譜に忠実で極めて模範的な演奏と思うに至りました。感情に流されることなく精緻に音楽を作り上げていく姿勢は素晴らしいと思います。近現代の曲が合っていそうなので、もっと弾いてほしいです。

ふらんく さん | 東京都 | 不明

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ドイツ・グラモフォンへの最後の録音となっ...

投稿日:2012/04/03 (火)

ドイツ・グラモフォンへの最後の録音となった、ユンディの協奏曲録音。彼は協奏曲の録音としては、このほかにショパンとリストの第1番(アンドリュー・デイヴィス&フィルハーモニア管)ぐらいしかなく、やはり彼はソロ向けなのかなぁとも思ってしまします。ですが、ここでは小澤征爾&ベルリン・フィルという素晴らしいサポートをバックに、熱演を繰り広げています。以前NHKのユンディ特集番組で、この収録風景を見たことがありますが、若いユンディの勢いに負けずオケを引っ張っていく小澤征爾もさすがなぁと感じたものです。プロコフィエフはライヴ録音で、あっという間に第4楽章まで駆け抜けて唐突なフィナーレを迎えるので、終わった瞬間に声も拍手も出ないという聴衆の反応が、また興味深いものです。ラヴェルはセッション録音ですが、今度は指揮者やオケの息遣いが聴こえるぐらいの臨場感。録音も素晴らしいです。

CHOPINIST さん | 大阪府 | 不明

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本盤にはプロコフィエフのピアノ協奏曲第2...

投稿日:2011/06/10 (金)

本盤にはプロコフィエフのピアノ協奏曲第2番とラヴェルのピアノ協奏曲がおさめられているが、両曲ともにピアニスト、指揮者、オーケストラの三拍子が揃った素晴らしい名演と高く評価したい。特に、優れているのはプロコフィエフの方だ。プロコフィエフのピアノ協奏曲では第3番があまりにも有名であり、第2番はその陰に隠れている存在に甘んじているが、本名演はそうした不当な評価を一変させるだけのインパクトがあるものと言える。第2番は、プロコフィエフがぺテルブルク音楽院在学中に作曲されたいわゆるモダニズムを追及していた時代の野心作であり、弾きこなすには超絶的な技量を要する楽曲だ。ユンディ・リの卓越した技量は本演奏でも冴えわたっており、小澤指揮のベルリン・フィルとの丁々発止のやり取りは、これぞ協奏曲を聴く醍醐味と言えるだろう。もっとも、ユンディ・リは技量一辺倒には陥っていない。とりわけ第3楽章において顕著であるが、ロシア風の抒情の表現にもいささかも不足はなく、その情感溢れる美しさには抗し難い魅力があると言えるところであり、ユンディ・リの表現力の幅の広さを大いに感じることが可能だ。他方、ラヴェルについては、本演奏だけを聴くと素晴らしい演奏には違いがないのだが、同曲にはフランソワやアルゲリッチ、ツィマーマン、エマールなどの個性的な名演が目白押しであり、それらと比較するとやや特徴がない無難な演奏になってしまっているように思われてならない。もっとも、それは高い次元での比較の問題であり、本演奏を名演と評価するのにいささかの躊躇もしない。前述のように、小澤&ベルリン・フィルは、協奏曲におけるピアニストの下支えとしては十分過ぎるくらいの充実した名演奏を繰り広げており、本名演に大きく貢献しているのを忘れてはならない。録音は、特にプロコフィエフについてはライヴ録音ではあるが、本盤でも十分に満足し得る音質であると言える。しかしながら、先日発売されたSHM−CD盤は、若干ではあるが音質がさらに鮮明になるとともに音場がやや幅広くなったように感じられるところだ。いまだ未入手で、ユンディ・リによる素晴らしい名演をできるだけ良好な音質で聴きたいという方には、SHM−CD盤の方の購入をお奨めしておきたい。

つよしくん さん | 東京都 | 不明

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