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0 people agree with this review 2021/03/10
ブルックナーの『交響曲第3番(改訂版1890年)』が素晴らしい。 1972年2月13日という録音の日付からライブ録音の商品化のような印象をうけるが、録音を聴く限りライブ特有のホールの音などが入っておらず、これはメロディアでのセッション録音ではないだろうか? しかも曲の始まり(第1楽章冒頭)が不自然で、わざとコンマ何秒かカットしたように思う。 ロジェストヴェンスキイはソヴィエト国立文化省交響楽団とブルックナーの交響曲全曲を録音しているが、モスクワ放送交響楽団とのブルックナーも素晴らしい。 モスクワ放送交響楽団でブルックナーの交響曲全集を録音していたら文化省交響楽団との録音とはだいぶ違う演奏になっていたことだろう。 また、モスクワ放送交響楽団とはブルックナーの『交響曲第9番』も録音をしている。こちらはCD化されていないようだ。是非CD化して欲しい。 R.シュトラウスの『セレナーデ』は初めて聴いたが、可愛らしくてなかなか面白い作品だ。
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1 people agree with this review 2021/03/09
カラヤン指揮によるオペラの録音は幾つか聴いているが、映像は数本しか観たことがなかった。 この『ファルスタッフ』を観て、改めてカラヤンの素晴らしさを思い知った。 そして、ザルツブルク音楽祭にかけるカラヤンのこだわりと最高の舞台を創りあげるという意気込みが感じられた。 舞台美術はシェークスピアの世界をみごとに表していて、舞台セット・小道具・衣装にいたるまでとても凝っている。制作費がかかっていてとても豪華だ。 歌手の音楽的なレベルはもちろん、演技力も素晴らしい。 特にタイトルロールのジュゼッペ・タディは動作から目の演技までファルスタッフになりきっている。まるで役者のよう。それでいてこれだけ難しいファルスタッフの音楽を見事に歌いきっている。 個人的に気になったのはカイウスを歌うピエロ・デ・パルマ。オペラの録音に多く参加しており、名前と声は以前から良く知っていたが、今回初めてその姿を観る事が出来た。名脇役と言われているが、なるほど演技もしっかりしている。 フィナーレは合唱団やバレエ団も参加して華やかに幕を閉じ、ハッピーエンドなのだが、人生について考えさせられるところもある。 カラヤンの演出は音楽に合わせた振りなどがあり、演劇的であると共に音楽的な裏付けのあるものだ。
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0 people agree with this review 2021/03/09
テバルディのマノンの素晴らしさは勿論。聴く前はデル・モナコのイメージとデ・グリューの役が合わないように想像していたが、いつもの強い声の中にも若々しさがあり、『オテロ』のような英雄の役だけではなく表現の幅が広いことを感じた。 マノンの兄レスコーを歌うボリエルロがもうひとつで、風邪でもひいたのではないかと思わせるかすれが気になった。 プラデルリと聖チェチェリーア音楽院管弦楽団の演奏も細部まで素晴らしい。
オペラ・ファンの中では、この録音でのテバルディに対して残念だという意見も多いようだが、個人的にはテバルディも含めて全体的にとても素晴らしい録音だと思う。 若きパヴァロッティ、そして何よりも全体をまとめ上げたバルトレッティの本領が発揮されている。
1997年、ザルツブルク音楽祭のライブ映像。 モーツァルトの音楽が素晴らしい。 魅力的なアリアが多く、登場人物のキャラクターに合わせた音楽がとても魅力的だ。 この作品はジングシュピールだけに、特に第2幕の冒頭でモーツァルトと関係のないアラブの音楽(?)を取り入れたり、戯曲にない文章を入れたり(何語で話しているのかも分からなく、その台詞の部分には字幕が付いていない。)するのは賛否両論あると思う。個人的には面白い演出だと感じた。 コンスタンツェを歌うクリスティーネ・シェーファーをはじめ、ベルモンテのポール・グローヴズ、オスミンのフランツ・ハヴラタ、ブロントヒェンのハルテリウス、ペドリルロのコンラートなど芝居も歌も巧みにこなしている。 そしてミンコフスキ指揮のザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団の躍動感溢れる演奏は、この作品が230年以上前に生まれた音楽であることを忘れさせるほどエキサイティングなものだ。
ゼッフィレッリによる舞台背景は版画からインスピレーションを受けたもので、アイデアとしては面白いが素朴過ぎて物足りない感じを受けた。 フランス語での上演で、スカラ座の観客は反応がもひうとつだ。 歌手たちは健闘はしているものの、どこか物足りなさを感じてしまった。
0 people agree with this review 2021/03/06
2001年、ウィーン国立歌劇場でライブ録音。 序曲から素晴らしい。 ルイージの指揮のもと、ウィーン国立歌劇場管弦楽団の美しくも力強い音が存分に味わえる。また、合唱団のレベルの高さも群を抜いている。 ソリストはヌッチとグレギーナしか知らなかったが、イズマエーレを歌うミロスラフ・ドヴォルスキーが印象に残った。 皆それぞれが最高のパフォーマンスをみせてくれる。 個人的には現代的な演出よりオーソドックスで戯曲に設定されている時代での演出が好きなのだが、この現代的な演出にそれほど違和感や奇異を感じることはなかった。 常に登場人物たちの心にフォーカスした演出だと思う。 舞台美術(セット)はほとんどない。暗闇の中に歌手たちがスポットライトを浴びて立っており、そのことで観客をドラマに集中させる効果を生んでいるようだ。 この演出からは遥か昔から続くユダヤ人の迫害について考えさせられる。 これまで「行け我が思いを」は美しい合唱曲という捉え方をしていたが、ここでは合唱団の一人一人に写真パネルを持たせていて(おそらくそれらは第二次世界大戦でナチスに命を奪われたユダヤの人々と思われる。)この演出から、この合唱曲がユダヤの悲しい歴史を訴え続けるメッセージを込めていることが分かった。
1 people agree with this review 2021/03/05
ショルティ指揮の歌劇『仮面舞踏会』はこの1961年の録音のほかに、同じくにDECCAに1983年の録音がある。 どちらも甲乙つけがたい素晴らしい録音だ。 ニルソンはドラマチックなソプラノというイメージが強いが、ここではアメーリアの役に合わせて、あたたかで愛情のある優しい声で歌われている。 ベルゴンツはとても達者にリッカルドを歌う。イタリア語を使うネイティブならではの歌い方に感心した。 マックニールの録音はほとんど聴いたことがなかったのだが、レナートという複雑な心境に置かれるこの役を歌うのに実に相応しい。
0 people agree with this review 2021/03/05
シンデレラを題材にしたオペラでは、このロッシーニの『チェネレントラ』とマスネの『サンドリヨン』が有名だ。 個人的にはマスネの方が音楽的には好きなのだが、台本を比べるてみるとロッシーニの方が面白く感じられる。 少し古さを感じる演出ではあるが、楽しさ一杯のこの作品を味わうには最適の映像だろう。
歌劇『友人フリッツ』は録音自体が珍しいが、このように映像で味わってみて初めて理解できた部分も多かった。 2002年の公演で映像はわりと綺麗なのだが、マイク等、録音の機材がそれほど良くないようだ。 今後、一流の歌劇場による字幕付きの映像が発売されることを期待したい。
ライブでこれだけクオリティーの高い演奏をしているのが驚き。 気になったのはアルフレードを歌うロパード。発声がこもりがちなのと、ドラマの中でアルフレードが決め手の場面においてその役割を果たしていないように感じられるのが残念。
デッシーとボロディナの二人に釘付けになった。 ミショネを歌うグエルフィは演技に味があってなかなかいい。 ラリンの歌唱はいいのだが、演技に品があったら良いのにと思う。ちょっとした動作から、そこら辺の小肥りのおじさんに見えてしまう。
0 people agree with this review 2021/03/04
ラフマニノフの作品はピアノ協奏曲第2番にしてもこの交響曲第2番にしても、最終楽章が急に騒がしくなり、それまでの雰囲気とそぐわないと感じていた。 ラフマニノフが作曲した音楽は変えようはないが、この演奏では第4楽章がそれほど浮いているようには感じられなかった。 もちろんこの楽章が派手なことには変わりはないが、特にこの楽章の冒頭の雰囲気がそれまでの流れに連続しているように受け取れた。 このCDにはフェドセーエフ指揮・モスクワ放送交響楽団による1987年録音のラフマニノフ交響曲第2番とスヴェトラーノフ指揮・ソヴィエト国立交響楽団による1973年録音のラフマニノフの『ロスティスラフ公爵』を収録している。いづれもセッション録音のようだ。
バイロン・ジャニスのソヴィエトでの演奏会に合わせて録音されたリストの2つのピアノ協奏曲。 『第1番』はコンドラシン指揮のモスクワ・フィルハーモニー管弦楽団。 『第2番』はロジェストヴェンスキー指揮のモスクワ放送交響楽団。 いずれも1962年6月にモスクワ音楽院大ホールでセッション録音された。 同じ時期なのに何故指揮者とオーケストラを変えたのだろうか? スケジュールの問題だろうか? リハーサルやコストの事を考えると一人の指揮者、一つのオーケストラで済ませた方が良いように思えるのだが。 またこの録音はアメリカ人技術が機材を持ち込んでソヴィエトで初めて録音したもので、今日なお色褪せない素晴らしい音質になっている。
1 people agree with this review 2021/03/03
『交響曲第5番』は社会主義リアリズムのお手本のような作品でとても楽しめた。 第1楽章はソヴィエトの国営農場の風景を描写したような、のどかで恵み溢れる田舎の雰囲気が感じられた。 最終楽章では明るい未来を予感させるような建設的なイメージに溢れている。 芸術家に対する政治的な圧力があったからこそ生まれた作品。 モソロフとしては不本意な作品なのかもしれないが、ソヴィエト政権下だからこそ産まれた20世紀における明るく前向きな音楽。
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