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martin さんのレビュー一覧 

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/09/29

    中村紘子氏の著書「ピアニストという蛮族がいる」を読まれてアイリーン・ジョイスという伝説のピアニスト知った方も多いと思う。
    イギリスでビジュアル花形ピアニストとして活躍した彼女、この5CDには彼女のヴィルトーゾな指さばきを最大限に発揮される魅力的で挑戦的なパーロフォン&コロンビア社に商業録音したレパートリーのすべてが収録されている。
    残された演奏はとてつもなくヴィルトーゾロマンティックで美しく魅惑的。
    例えば(リスト 軽やかさ、パウル・デ・シュレーザー エチュード、パルムグレン 道すがら、モシュコフスキ スペイン狂詩曲)等は現在に至るあらゆるピアノ録音の中でも魅力的なもので、当時は人気があっても現在では忘れ去られた(シリル・スコット 蓮の国、シンディング 春のささやき、ヘンゼルト もしも私が小鳥なら)といった素敵な小品も多数収録されていて資料としても貴重。
    ピアノ好きならまさしく MUST HAVE ITEMです!

    3人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 12人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/09/15

    フォーレの室内楽全集、古くはEratoのピアノのユボー中心としたもの、EMI のJ.Fコラールを中心とした2種が圧倒的に有名で名盤とされてきたが、ここにデジタル録音の新盤がようやく登場した。
    中心となるのはルノー&とゴーティエのカプソン兄弟とピアニストのダルベルトとアンゲリッシュ。
    現代フランスを代表する名手というだけでなくワールドワイドな活動をしている。
    前2種のローカルな味わいを持つ全集も捨てがたいが、新全集のすっきりとした演奏はとても流れがよく、何しろ美しい録音で聴くフォーレの室内楽は格別。
    価格もこの内容で破格だし、ジャケットの装丁もちょっと洒落ていてプレゼントにもいいです・

    12人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 4人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/08/22

    私はエルガーのチェロ協奏曲はとても好きでしたが、ヴァイオリン協奏曲はどの演奏を聴いても今まで難解で長いというイメージしか持てませんでした。
    この盤は見事にそれを覆してくれて、大好きな協奏曲となりました。
    音に魂がこもっていて思わず惹き付けられます。
    特に第一楽章の第2主題のなんという美しさでしょう!
    ハーン自身の”心からの情感”と”成熟”をすごく感じさせる演奏でした。
    彼女の超スーパーテクニックが冗長になりがちなこの作品をきりりと引き締め飽きさせず聴き易くしてくれたことは確かでしょう。
    最新盤のエーネス盤と共に最も完成度の高い演奏。

    あげひばりでの精緻で繊細なヴァイオリンの音色も素晴らしく、曲が終わったあとの音が消え去るときの数秒間は絶妙です。あたりの空気感が変わっていく様な演奏です。

    4人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/06/01

    オッコ・カムというと現在メジャーオケではまず名を見ないし、2011年秋よりフィンランド・ラハティ交響楽団監督と地域に根ざした活躍をしているようだが、世評高いこの録音は彼のキャリア最初期青春の一ページともいえよう。
    あまたの忘れ難い名匠のシベ2とは違い、ことさら大げさに騒ぎたてたりテンポを揺らしたりして聞き手の感情を揺さぶる方法ではなく、BPO各セクションの機能美を生かしながら一、二楽章での素朴な美しさ、終楽章での雄大さをすっきりと表現していてこれは新鮮で素敵な演奏でした。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/05/29

    マルティのシューマンのop.1-32までのピアノ作品全集は、69-71年にかけて親友宅で当時の最新録音機材であくまで商用目的ではなくプライベートに録音されたもの。
    マルティはその後オペラ指揮等に活躍の場を移しピアノで残した録音は少ない。
    音質の古さはいなめないし、有名曲にはあまたの名演盤があるので分は悪いが流麗で大きな流れでシューマンを聞くことができるし、非常にヒューマンで味わいのある音楽造りは得難いものがあり特に競合盤の少ないマイナー作品は聞きもの。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/05/14

    レスピーギ秋の詩とスークの幻想曲の選曲は競合盤も少ない上に、いつもかっちりと弾くタイプの彼女の資質に合っているように思えるが、さすがに名演の多いショーソンの詩曲では、音楽に感動できるレベルではなくもの足りない。揚げひばりも細身の音色できちんと弾いている印象ばかりが目立ってしまう。
    若手の演奏ではショーソンなら彼女より美音でスケールの大きい諏訪内、揚げひばりではよりファンタジーの広がりが感じられるハーンの演奏の方が好きでした。
    アルバム選曲は素敵です。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/05/11

    シュロット、ハンプソン、スコウフス、キーンリサイド、ホロストフスキーなど魅力的な現代のバリトン歌手陣の中でも高い声の艶やかさや甘さではマッティはずば抜けて魅力的なのではないでしょうか?
    とても聴いていて楽しめるアルバムでした。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/05/04

    おそらく数十種類の音源が残されているであろう(正規録音、ライヴ含めて)
    アルゲリッチのシューマン、ショパンの1番であるがこれは円熟の演奏でありいろいろな意味でモニュメント的な演奏である。
    うれしいことに彼女のEMIルガーノライヴ録音集とは雲泥の高品位の録音と音質で(会場の規模、機材の条件がまったくちがうにしろ)、彼女の魅力的な光り輝くピアノの美しい音色が理想的に見事に捉えられている。
    惜しむらくはショパンではピアノの調律が狂っていることか
    (演奏の内容とは関係ないが)
    アルミンタ&新日の真摯で丁寧なバックにも拍手!

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 7人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/04/20

    シューマンのピアノトリオの録音は曲の渋さを反映してか、華やかなピアノ五重奏曲やそのカップリングで録音されるメロディーの美しい四重奏曲に比べて今までこれといった演奏に恵まれていなかった気がする。(強いて言えばカザルストリオの1番は有名であるが)
    3人が愛情をもって活き活きと楽しんで魅力的な演奏をしていて、曲の美しさを再発見させられた。
    キルヒナー編曲のカノン形式の練習曲は、よく演奏されるドビュッシーによる2台ピアノ版の方が曲の美しさが伝わるような気がした。
    Sonyに移籍が決定したアンスネス、EMIでの最後のディスクが室内楽というのも彼らしい。

    7人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/04/18

    はじめてバティアシヴィリを聴きました。美しいヴィブラートの音色による抒情的で音楽的なショスタコーヴィチ。
    例えば冷徹なまでのテクニックと知性のムローヴァやハーン、テンションの高さで切れ味の鋭いMIDORI、オイストラフ〜コーガン〜ヴェンゲーロフのロシアの伝統を感じさせる数々の名演盤に比べると独自性という意味ではやや押しが弱い気もしますが、音楽性の高さや奏者の優れた資質は充分に知ることができました。サロネンの棒は素晴らしいですし、カップリングも絶妙でとても楽しめました。カンチェリやペルト作品での彼女の感性は光るものがありました。

    3人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/02/27

    特にBWV51&199はコロラトゥーラソプラノとして聴かせどころが多く
    当代きってのグルベローヴァやデセイなどの人気ソプラノの録音にもこと欠かないが、音楽性も技術そして何よりも様式感やドイツ語はこの盤のアデーレ・シュトルテが最高!声もとても美しい。
    彼女にはコーヒーカンタータや農民カンタータの録音もあるので、切にCD化希望します!!!
    BWV.199のみゲルハルト・ボッセ指揮です。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/01/08

    このオペラがこのような豪華なキャスティングと美しい舞台と衣装で上演される機会は全世界的に少ないでしょうから、真価を楽しむにはうってつけ大推薦のDVDです。
    ちょっと退廃的な匂いも感じる素敵な上演。
    ゲオルギゥ&アラーニャはこういったものでは申し分なし!!
    日本語字幕版もいずれほしいところです。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 5人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/10/30

    これらの音源を復刻してくれたEMIにまず感謝!特にライヴ録音での未発表音源(リストの超絶やペトラルカ、バルトーク等)楽しく聴かせてもらいました。音質も国内盤のようにノイズ処理変にいじっていなくてフランソワの打鍵が感じられ私はこちらのほうがずっと好ましく思います。
    不満は2点36枚組廉価にするので仕方がないのでしょうがあれもこれも1枚に詰め込み過ぎな点。オリジナル盤でCD1枚だと枚数はかさむが聴きやすいし曲も探し易い! しかもCD面に作曲家の名前のみで曲名の刻印なくいちいちブックレットの見る煩わしさ! (HMVのHP曲目情報をプリントアウトした方が便利ですよ)
    紙ジャケも味気ないですね。 オリジナルジャケットのSONYBMGなどにくらへるとコレクター要素があまりにもなさすぎます。
    これだけの内容で一生もんなんですからこだわって欲しかった〜
    フランスEMIって洒落っけないんですね。

    5人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 4人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/10/17

    ユロフスキーの爽快な音楽の運び、繊細な音楽造り大変に楽しみました。
    カラヤン盤に代表される重厚で幻想的な惑星のイメージとはかけ離れた演奏かもしれませんが、こんなアプローチがあってもいいと思います。
    ロンドンフィルが巧いです!弦と管のバランスがいいと思いました。
    録音も良いしナクソスくらいの価格で購入できるので大大推薦盤です。

    4人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 6人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/10/11

    新たな名盤アンスネスの充実の演奏は素晴らしい!
    3番の旧盤でのリズム感溢れた青年らしい実直な演奏も素晴らしい出来だったが、音楽的に成熟しスケールの大きさそしてクリーンなテクニックとともにピアノを充分に底から鳴らし哀愁を帯びた美しい音色で演奏されたこの演奏は本当に見事。特に1楽章のカデンツは白眉だと思う!
    4番の終楽章での切れ味のよいリズム感。パッパーノ&ロンドン響も見事な共演振り。こちらはあのミケランジェリ&グラチス盤の名演に並ぶ演奏ではないだろうか?
    EMI今回は録音良いと思いました。特にベルリンフィルとの1番&2番はアンスネスの音色が良く捉えられておらず、非常にぼけた生温い音造りだったので今回のセッション録音は大正解だったと思います。

    6人の方が、このレビューに「共感」しています。

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