CD

ブルックナー:交響曲第7番、モーツァルト:交響曲第38番『プラハ』 カール・シューリヒト&ベルリン・フィル(1964)(2CD)(日本語解説付)

ブルックナー (1824-1896)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
KKC6075
組み枚数
:
2
レーベル
:
:
日本
フォーマット
:
CD

商品説明


ついにシューリヒトの「ブル7」、決定的な名演盤が登場!国内初出!
ブルックナー:交響曲第7番、モーツァルト:交響曲第38番「プラハ」
シューリヒト&ベルリン・フィル(2CD)


英テスタメント・レーベルのCDは、解説書に力が入っていることでも定評があり、ヒストリカル・クラシック音楽の持つ歴史の面白さを際立たせることにもなっているので、日本語訳が付された国内盤の価値には大きなものがあります。

シリーズ概要
★歴史的録音の復刻で有名なイギリスの名門レーベル、テスタメント。1990年にスチュアート・ブラウン氏により設立され、正規音源にもとづく、高品質の音質でファンから絶大な支持を集めてきました。ここ数年日本への窓口が途絶えていましたが、このほど国内販売権をキングインターナショナルが獲得。400に近いタイトルのなかから、歴史的名盤はもとより最近話題の新盤までえりすぐって、全20タイトル、国内仕様にして発売します。
★日本語解説=オリジナル・ライナーノーツの和訳+ 曲目解説+ 歌詞対訳(声楽曲のみ)

このアルバムについて
★カール・シューリヒト[1880-1967]とベルリン・フィル、64年のザルツブルク音楽祭ライヴ。当時ベルリン・フィルの首席指揮者であったカラヤンは、この公演の1カ月前にブルックナー7番をベルリン・フィルと演奏し、きたるシューリヒトとの演奏会のためにオーケストラを万全の状態に整えていました。クリーヴランドのセル同様、カラヤンも一流のゲストを招く前に、自身のオーケストラを最高の状態に保つことに余念がなかったのです。そうして迎えた本番では、特に弦楽パートにみられるレガートの見事さ、そして的確なテンポ、さらに壮麗な金管セクションと、何をとっても、ブルックナーがめざした演奏はこのような姿だったのではと思わせる完璧さです。
『もし、永遠が口をきいたとしたら、このように聴こえるに違いない』ブルックナーのこの曲に関する熱烈な賛辞をこのように記したものがあるが、シューリヒトの演奏はまさにそれを具現化している。」(リチャード・オズボーン、ライナーノーツより)
★ブルックナーはシューリヒトの定番レパートリー。8,9番はウィーン・フィルとのEMI録音が有名ですが、7番はハーグ・フィルとの64年セッション録音(コンサートホール)しか有名なものがありませんでした。こうしたなか、アルトゥスが63年フランス国立とのライヴを、エピタグラフが61年スイス・ロマンド管とのライヴを発売、話題になったのは記憶に新しいところです。そして、このたび国内発売される64年ベルリン・フィルとのライヴ。まさに決定盤と称しても過言ではないでしょう。
★前半のプログラム『プラハ』もシューリヒトの十八番(おはこ)。前年のパリ・オペラ座管との録音(コンサートホール)が有名ですが、ここでも84歳とは思えない颯爽とした指揮に、晩年の特徴である透徹した抒情性・高貴な魂がみてとれ、感動を呼び起こしてくれます。


【収録情報】
Disc1
● モーツァルト:交響曲第38番ニ長調 K.504『プラハ』


Disc2
● ブルックナー:交響曲第7番ホ長調 WAB107


ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
カール・シューリヒト(指揮)

録音時期:1964年8月5日
録音場所:ザルツブルク、祝祭大劇場
録音方式:モノラル(ライヴ)
輸入盤・日本語帯・解説付


【1960年代年表】


1960年
●1〜2月、ハンブルク/北ドイツ放送交響楽団
●7月、ウィーン・フィル名誉会員に選出。
●8月、ザルツブルク/ウィーン・フィル
●9月、シュトゥットガルト/シュトゥットガルト放送交響楽団
●12月、シュトゥットガルト/シュトゥットガルト放送交響楽団

1961年
●1月、ジュネーヴ/スイス・ロマンド管弦楽団
●3月、ウィーン/ウィーン・フィル
●5月、シュトゥットガルト/シュトゥットガルト放送交響楽団
●8月、ザルツブルク/ウィーン・フィル
●9月、ミュンヘン/バイエルン放送交響楽団
●11月、ウィーン/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
●12月、ジュネーヴ/スイス・ロマンド管弦楽団



1962年
●6月、ウィーン/ウィーン・フィル(シュテファン大聖堂)
●9月、バーデン・バーデン/南西ドイツ放送交響楽団
●10月、シュトゥットガルト/シュトゥットガルト放送交響楽団
●12月、シュトゥットガルト/シュトゥットガルト放送交響楽団



1963年
●2月、ウィーン/ウィーン・フィル
●4月、ロンドン/ロンドン交響楽団
●5月、パリ/フランス国立放送管弦楽団
●6月、パリ/パリ・オペラ座管弦楽団
●9月、ウィーン/ウィーン国立歌劇場管弦楽団
●12月、ウィーン/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団



1964年
●1月、ロンドン/ロンドン交響楽団
●8月、ザルツブルク/ベルリン・フィル
●9月、ハーグ/ハーグ・フィルハーモニー管弦楽団
●11月、パリ/パリ・オペラ座管弦楽団

1965年
●3月、ロンドン/ロンドン交響楽団
●4月、ウィーン/ウィーン・フィル
●6月、パリ/フランス国立放送管弦楽団
●8月、ザルツブルク/ウィーン・フィル
●12月、ウィーン/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

1966年
●3月、シュトゥットガルト/シュトゥットガルト放送交響楽団
●5月、チューリヒ/チューリヒ・バロック・アンサンブル

1967年
●1月7日、コルソー=シュル=ヴヴェイの別荘で死去。コルソー=シュル=ヴヴェイはスイス、レマン湖畔の標高445メートルほどのところにある絶景の町。
●1月10日、ヴヴェイ、聖マルタン教会で葬儀。
●1月、ヴィースバーデン、北墓地に埋葬。シューリヒトはヴィースバーデン名誉市民でした。




【商品説明:年表シリーズ】
指揮
アルヘンタ
オッテルロー
ガウク
カラヤン
クイケン
クーセヴィツキー
クチャル
クラウス
クレツキ
クレンペラー
ゴロワノフ
サヴァリッシュ
シューリヒト
ターリヒ
チェリビダッケ
ドラティ
バーンスタイン
パレー
フェネル
フルトヴェングラー
メルツェンドルファー
モントゥー
ライトナー
ラインスドルフ
ロスバウト

鍵盤楽器
ヴァレンティ
カークパトリック
カサドシュ
グリンベルク
シュナーベル
タマルキナ
タリアフェロ
デムス
ナイ
ニコラーエワ
ハスキル
ユージナ
ランドフスカ

弦楽器
カサド
グリラー弦楽四重奏団
シュナイダー四重奏団
パスカル弦楽四重奏団
ハリウッド弦楽四重奏団
ブダペスト弦楽四重奏団
フランチェスカッティ
ヤニグロ
リッチ
伝説のフランス弦楽四重奏団

作曲家
アンダーソン
ヘンツェ
坂本龍一

シリーズ
●テスタメント国内盤


内容詳細

シューリヒト指揮、ベルリン・フィルによる、モーツァルトの交響曲第38番「プラハ」とブルックナーの交響曲第7番を収録(1964年録音)。モーツァルトの祖国ザルツブルクの祝祭大劇場に、シューリヒトが得意とするブルックナーの生命力ある音色が響く。(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

ディスク   1

  • 01. 交響曲 第38番 ニ長調 K.504「プラハ」 (MONO)

ディスク   2

  • 01. 交響曲 第7番 ホ長調 (MONO)

総合評価

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もう出尽くした感のあるシューリヒトの名盤...

投稿日:2015/01/03 (土)

もう出尽くした感のあるシューリヒトの名盤だが、また一つ驚くべき超名演が出た。なぜ今までこれが出ていなかったのか理解不能だ。おそらく著作権の問題でもあったのか?38番も素晴らしいが、7番は予想を上回る。これまではハーグフィルが唯一絶対のシューリヒトの7番だったのだが、いかんせんオケが3流だ。3流のオケでここまでの名演奏が可能であった彼の才能を持ってすればウィーンフィルであればどれほど良かったか!と、想像を膨らませて40年経った。今になって、ベルリンフィルとの最晩年の演奏が世に出るとは!これはハーグフィルを上回る演奏だ。細部の表現ではハーグフィルの方が美しい部分もあるが、なにしろ天下のベルリンフィルの演奏能力と実演のノリがある。最強だ。これで5、7、8、9番のシューリヒトの絶対的名演がすべて揃った。

ないとう さん | 神奈川県 | 不明

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素晴らしい演奏です。私達も、このような奇...

投稿日:2014/11/22 (土)

素晴らしい演奏です。私達も、このような奇跡が起こる時代を創造したいと思います。絶望の時代を抜けたからこそ、このコンサートは生まれたのでしょうか?深く深く考えてしまいます。tief und ewig...シューリヒトさんの音楽は永遠に輝きます。

Quelle さん | 千葉県 | 不明

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音を溢れさせぬ硬質のモーツアルト。古楽器...

投稿日:2014/11/08 (土)

音を溢れさせぬ硬質のモーツアルト。古楽器でもなく、ピリオド奏法でもなく、現代楽器の大編成でのプラハの古典的名演がまた一つ登場した。ブルックナーは、おそらくシューリヒト愛聴家の想定どおりの、超シューリヒト的名演である。長らく、ハーグフィル盤を愛聴していた。この時代の指揮者達がしばしば手兵の楽団や凡庸楽団の客演演奏で名演を残すことがあったとしても、BPOを振った時に限って、名人楽団の歌い回しに飲み込まれて没個性と帰すか、主張が増幅された極端な”濃演”になるかのいずれかであった。ところが、この指揮者の場合、BPOであれハーグであれ、北ドイツ放響であれ、歌わぬ楽団は歌わせ、歌いすぎる楽団には抑制をかけた、制御の妙を痛感させてくれる。フルヴェン、クナッパーツブッシュ、クレンペラー、チェリビダッケなどのように、時と場所で演奏が良くも悪しくも豹変する指揮者ではない、”鉄壁の再現性”の証である。要は、この人は職人気質であったのであろう。録音も良好であり、ハーグ盤よりも、このBPO盤を聴くことが増えそうだ。

森林浴 さん | 京都府 | 不明

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人物・団体紹介

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ブルックナー (1824-1896)

1824年:オーストリアのアンスフェルデンでヨーゼフ・アントン・ブルックナー誕生。 1845年:聖フローリアン修道院の助教師に就任。 1856年:リンツ聖堂及び教区教会のオルガン奏者に就任。 1866年:交響曲第1番完成。 1868年:音楽大学の教授に就任。 1869年:交響曲第0番完成。 1872年:交響曲第2番完成。 1873年

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