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ほんず内閣総理大臣 さんのレビュー一覧 

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     2012/01/31

    クーベリックさんの再録音。オケがバイエルン放送交響楽団ということもあって、大変に期待されるアルバムです。久々に聴きなおしての感想は、「まあ、こんなところかな」というものでした。ここ数年、シューマンの交響曲をめったやたらに聴きまして、それなりに傾向はつかめたように思いますが、そういう中でこの演奏は、「普遍的で古典的な演奏」という印象です。若い指揮者が勢い込んで聴かせる生気溌溂ぶりはここにはなく、また個性的指揮者がもったいぶって聴かせる妙に重い神秘性もなく、オーケストラのごくありふれた古典的レパートリーとして処理されているという感じです。もちろん高水準なのですが、どこかアピールポイントの少ない、物足りなさを覚えてしまったのは事実。少し、がっかり。但し、オケの「合奏」(アンサンブルとかいうより、「合奏」がぴったり)は極めて高度で、このコンビならではの仕上がりは極上。全曲終了の完結感もまた見事。プロ中のプロの仕事です。

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     2012/01/31

    「ボレロ」などのもう一枚と同様、特別いい感じだとは思いませんでしたね〜。「マ・メール・ロア」では繊細さとファンタジーにいささか乏しい。これはこの曲では大変に痛い。他の曲も、悪くはないのですけれど、妙に骨太で、ラヴェルに期待する詩情が不足という印象が否めません。トータルは高水準の立派な演奏なのでしょうけれど、ま、一言で言うと、「ダサい」ってことになっちゃうのかな。無礼千万なるレビュー、まことに恐縮至極に存じます。お許しを。

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     2012/01/30

    ハイティンクは、コンセルトヘボウとのラヴェルのアルバムが意外にも高い評価を得ています。これはそのずっと後の再録音で、しかもいかにもゴージャスオケのボストン交響楽団とのもの。曲によって出来不出来があるような印象ですな。いいと思ったのは「優雅で感傷的なワルツ」と「クープランの墓」。前者は流麗さが、後者はきらめくような音色が、とても魅力的に思われました。「道化師の朝の歌」はパワーが今一歩だし、何と言うのでしょう、曲想に合わせた「飛び跳ね方」が足りないっぽい。「ボレロ」もやはりいささか単調で、これも思いっきり変化抑揚をつけないとね、面白くない曲です。といふことで、トータルとしては、まあまあといったところかな。録音は優秀。

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     2012/01/30

    シノーポリのライヴ、録音は大変に良好です。この演奏、さまざまな想いを抱きながら聴きました。あるいはほかのレビューの方も薄々感じておられるのかなと思いますが、DGの全集とは演奏のコンセプトが違うのではないでしょうか。全集は、一つには「医師の肩書を持つ指揮者による話題性」と、もう一つは「情に溺れず、音響に堕せず、という新スタイルの模索」とでもまとめましょうか、シノーポリという音楽家の想念よりも、レコード会社のマーケティングの意図が先に立ったものであったかと思います。それはあたかも「リング」におけるカルショウとショルティの関係のように、強力なプロデューサー(だれなのかは調べてませんが)のもとに成立した企画であったのでは。先にリリースされたDSKとの9番や、今回の3番を聴くにつけ、シノーポリが実際に目指したマーラーは、情念が渦巻く方向に近い、結構粘着型であると判断します。それ故、全集での3番よりも、今回の演奏の方がはるかに訴えかける力のある立派な出来栄えではないでしょうか。少なくとも私はそのように受け止めました。イメージ先行の中で彼は大いに苦しんだのでは?そんな気さえしてきます。ライヴ故に若干ですが統御の緩みがあって、最高とはなりませんが、このディスクは大変結構であると信ずるものであります。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/01/29

    これはすばらしい、若き日のアバドさんの傑作!特に「アレクサンドル・ネフスキー」が圧倒的な名演。勢いと力に満ち、輝きがあふれてくる感じ。「氷上の戦い」の迫力も大したもの。管弦楽も声楽陣も文句のつけようがなし。シカゴ響とのほか2曲もよい。「スキタイ」はずいぶんとバーバリスティックな曲想を、アバドさんが猛烈に煽った力強い演奏。「キージェ中尉」は、もう少しユーモアやアイロニーが表現されるとよかったな。但し、もちろん、高水準の演奏。曲目から大いに期待したこのディスク、まさに期待通りのすばらしい出来栄えで大満足。録音はアナログ最末期ですが、レンジの広さも十分だし、つややかなタッチはむしろアナログならではの美点。と、何もかもすばらしいディスクにて、絶賛あるのみ。

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     2012/01/27

    さて、まあ、ハイティンクの五種類目ですかな、ブル8。正直なところ、よい出来栄えとは思いませんでした。指揮者の強力な表現意欲に乏しく、どちらかといえばオーケストラに大筋を委ねながら、ところどころにちょっとした力瘤が入るというくらいで、何事も起こらないままに全曲が終わったかという感じ。録音のせいなのか(ウチの再生装置のせい?)、全般に音色もくすんでいて潤いと輝きに欠けます。会場で直接お聴きになったという方の絶賛評がありますので、会場ではそれなりに感銘深い充実した演奏だったのかもしれませんが、ことこのディスクに限れば、到底はそのようには言い難い、凡庸な結果ではないでしょうか。遺憾であります。

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     2012/01/25

    フランスものというアルバムですが、録音に約20年もの開きがあり、無理やりの「寄せ集め」感はあり。さて、総じて良い出来の演奏はないように思います。ダメなのはラヴェル。「ボレロ」などは、音色その他の変化にまるで興味がないようで、単調に進み、ラストも打楽器を抑制したためさっぱり盛り上がらずに終わって欲求不満この上なし。「ダフニス」もきらめき・輝きのないサウンドで(ベルリンフィルのせいではない)、スタイルも腰が重い。ドビュッシーはいいでしょう。「海」では勿体ぶり方が曲にも合っているように思います。そしてイカンのがサン=サーンス。やっぱり、カラヤン、この曲に本当は興味関心がないんだよな、というのがありありと伝わります。第一部後半の抒情も、第二部後半の盛り上がりも、何だか中途半端。ちょっと前にチョン・ミュンフンの名演を聴いたばかりなので、この演奏のダメっぷリ、ますます痛感させられます。ラヴェルもドビュッシーも、カラヤンさん、何度も録音しているのですけど(映像もありますな)、どこか「必修科目」的な取り扱いで、真の共感とか独自の解釈とかはないような気がします。回数を録音はしていても、例えばこだわりのベートーヴェンの交響曲全集のような、意欲や責任感には欠けている印象。このアルバム、期待したのですが、出来栄えは残念なものです。

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     2012/01/23

    フェドセーエフ先生の旧録音。ライヴです。新録音もそうでしたが、テンポの急激な変化がいかにもわずらわしく、しだいに高揚する曲想と感情の流れがしっかりと表現されていないと思われます。指揮者の一方的なドライブにオケも十分についていけずに、第3楽章でもせっかくの美しい個所が微妙なずれで台無しです。個人的には残念な結果となりました。「テンペスト」は曲の魅力がいかにも薄く、あってもなくてもいい感じ。録音は優秀。力強いオケの音をしっかりととらえています。

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  • 4人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/01/23

    まあ、実に細やかに全編に神経を通わせた演奏で、歌い方と楽器のバランス(重なりあい)にそれが顕著です。大変に立派な出来栄えですが、姿勢としては基本的にスリム&クールで、そこがまあ聴き手の好みと合うかどうか、ということでしょうか。濃厚なロマンとか、荒々しいまでの迫力とかは希薄ですから、で、私もそこの若干の不満はあります。オーケストラの音自体もいささか細く、もう少し量感はほしかったな。とはいえ、録音も含め、大変優秀な成果であることは疑いありません。このコンビ、マーラーにおいても繊細で抒情的な4番が大いに成功していましたので、そういう曲に相性がいいのでしょうね。

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     2012/01/22

    まずはじめのベルクのピアノソナタはオリジナルを知らないので、なかなかに面白く聴きました。独特な美しさを持った、魅力ある曲ですな。さて、メインの「巨人」、やっぱりシャイーの演奏は感心しないなあ。曲への共感というよりも、まずは手元に持ち込まれた材料をさばく板前さん的な姿勢が気になるのですよね。楽器に鳴らし方などでそういうところが耳について、どうにもよろしくない。若書きであることを素直に受け止めて、勢いと感情の激しい振幅を表現すれば、この上なく魅力的なこの曲(逆に嫌う人はこういうところが嫌いなんだろうけど)、シャイーさん、何だかそっけなさすぎですぜ。フィナーレも盛り上がらないなあ。やっぱり今回もダメでした。ま、これは私個人の評価です。録音は優秀。なお、シャイーさんの音楽への姿勢は、どこかカラヤンに似ているっぽい気がしたのですけど、どうかな?何か自分の中の「素」が表に出ることを用心深く避けている感じで、特にレコーディングにそれが顕著に表われます。実演でよっぽど点数を稼がないと、将来的にはつらいかもね。私なんぞが心配することではないですけど。(-_-;)

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     2012/01/22

    クラフトさん、以前にソニーだったかのレーベルでシェーンベルクをたくさん録音していました(私は聴いてませんけど)。イメージ的には現代音楽のスペシャリストという感じです。なので、ここでも切れ味鋭い、鮮烈な演奏を期待しました。録音も新しいしね。ところが、聴いた感想はその正反対。第1部はゆったりしたテンポで、これはもう普通の抒情音楽。許されない愛に陶酔する二人の高揚する感情でもなく、忍び寄る破局に怯えるさまでもなく、劇性の希薄な単にデレッとした抒情の音楽。第2部のヴァルデマール王の嘆きもあまり深刻ではないな。第3部に至ってようやく少し、いかにもシェーンベルクらしい不思議な雰囲気が漂い始めますが、それもこれも、ごく普通の盛り上がりのなかで終わってしまいます。何とも期待をはぐらかされた残念な出来栄え。歌手はメジャーな人がいないかな、少なくとも私は初めて聴くお名前ばかり(ヘフリガーは別)。実演ならともかく(声量勝負!)、ま、こういうセッションではとりあえず問題はないでしょう。ただ、表現力ではやはり十分ではないかな〜。ヘフリガーさん、懐かしい名前で、名歌手ですが、ずいぶんとハスキーな声になっちゃって、ここでの語り手は何か違和感があります。合唱は、まあいいかなあ。オケは不満なし。録音は優秀。この曲を初めて聴こうという方にはまあ、いいかもしれませんが、ほぼ同じ値段で小澤やシャイーがあるからなあ、あまり薦めませんね。結構、失望した一枚(二枚組)。

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     2012/01/21

    チョン・ミュンフンさんが実演でしばしば聴かせてくれる、熱い、派手演奏を正直期待しました。曲も曲ですからね。ところが、ディスクをかけて音楽が鳴り出すと、「いや、この演奏は違うぞ」と気付き、あらためてこちらの気構えを正した次第。従来よくあった(当方も期待した)、豪快に管弦楽を鳴らし、オルガンも轟かせながら、華麗な響きと圧倒的な音量で勝負するタイプの演奏ではありません。もちろん、迫力はありますよ。しかし、サン=サーンスの管弦楽法をもっとしっかりと再現し、特に木管の織りなす美しい綾を引き立てて、これまでに聴いたことのない、美麗な仕上がりとなりました。爆演を期待した当方の下衆な根性がすっとばされ、大いに耳洗われたという感じです。さてフィルアップのメシアン。初めて聴く曲ですので良し悪しも何も言えないのですが、こちらも響きの綾なす美しさに大変魅かれました。実はとてもよいカップリングのディスクでしたね。指揮者もオケもともに大変好調、すばらしい出来のディスクだと思います。録音も超優秀。絶賛。

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     2012/01/20

    演奏後間もなくNHK−FMで放送され、エアチェックして結構聴いたものでした。こうして正規のディスクとしてリリースされるのはまことに結構であります。さて、コンドラシンはずいぶんとマーラーを録音しており、確か2番と8番がないというくらいだったかな。ただどれもこれもスーパー快速演奏で、十分なる「表現」がなされておらず、個人的には評価しておりません。今回は、昔聴いた演奏が出るということで、一種懐かしさを持って、ま、聴きなおすこととしました。全体に速いテンポであることはこれまでの彼のマーラーのディスクとやはり同じですが、ここでは違和感を覚えるほどではありません。第1楽章は提示部の反復なし。コンドラシンの熟練の技が活きた、好演です。第2楽章はスケルツォ。緩急のコントラストをあざといまでにつけたもので、特に急の方でちょっと行き過ぎだと思う。スコア指定は「重々しく」なのだから、いかにも軽い調子であり、この部分の意味をつかみかねているように思いますね。なお、個人的意見ですけど、第6番の名演は、どれもこのスケルツォを実にしっかりどっしり演奏して、この楽章の存在意義を納得させつつ魅力的に演奏しております(バーンスタイン新、テンシュテット、インバルなど)。アンダンテは流れるような歌を展開し、大いに魅力的。そしてフィナーレは、一気呵成に驀進する調子。ですが、ここも様々な要素を内包する構造なので、ひたすら飛ばしてゆくスタイルでは単調に傾きます。芝居っ気の多い曲ですから、ちゃんと「タメ」を作って盛り上げないとね。また、オーケストラを強力に引っ張って煽りたてているようですが、指揮者の意識はどこか醒めていて、内面からの共感や感興の乗りによる「白熱」した演奏ではない印象です。ということで、全般に、結構だとは思いますが、やはりコンドラシンがこの曲をどう演奏したかなという興味のもとに聴くのがよいでしょう。第6交響曲の名演とかいうチョイスにはなりませんね。録音は極めて優秀。本当はもう少し打楽器が前面に出た方がいいですけど(たぶんコンドラシンも結構鳴らしてると思うのですけど)、これでもよいでしょう。

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     2012/01/19

    ロシア的というよりもラヴェルの華麗なアレンジを前面に立てた「展覧会の絵」と考えれば、アルバムコンセプトとしては「フランスもの」ということになりましょうかね。但し、ヴァント先生ですので、雰囲気で再現するとかいうことはなく、超硬派の即物主義的演奏となっております。「聖セバスティアンの殉教」は美しい曲でありますが、ここでは何か異様な迫力を持った曲として再現されます。ちょっと驚き。「展覧会の絵」は、みごとなまでにそっけない。表題性や劇性は一切なく、普通ならちょっとは思う「絵の表わす題材」への関心などはまるで感じられず、「展覧会の絵」という音楽作品の再現ですな。ただ、そうなると、曲自体の魅力がかなり失われてしまう結果になるのも否めないところ。聴いている最中の愉悦感も、聴き終わった後の充実感も、ともに得られなかったなあ。ヴァント先生のアプローチが裏目に出てしまったように思える一枚。これらの曲のちょっと珍しいタイプの演奏としてはいいのかもしれませんが。

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     2012/01/17

    全体の仕上がりは上々。自己顕示欲丸出し男のシャイーとしては、比較的まっとうな出来。優秀なオーケストラの能力を活かし、流麗なブラームスを奏でております。重厚で渋いばかりがブラームスではありません。こういう演奏もまた結構でありましょう。ただねぇ、結局それだけなのですね、この演奏。劇性も歌も特にあるわけでもない、ブラームスの書法の解き明かしもあるでなし、格別評価すべきポイントはないなあ。若かったシャイーの一つの記録、というくらいかな。

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