トップ > My ページ > ほんず内閣総理大臣 さんのレビュー一覧

ほんず内閣総理大臣 さんのレビュー一覧 

検索結果:1081件中721件から735件まで表示

%%header%%

%%message%%

  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/11/22

    ああ、これは見事な演奏です。とにかくニュアンス豊かにしっかりと演奏され、おろそかにしているところがない。基本姿勢は「剛」だと思うのですけれど、各パートのソロの歌は見事に「柔」で、表現の幅は大変広い。実演で驚異的な能力を都響は発揮しています。フィナーレだけは、もうちょっと迫力を出して、全体の完結感を強めて欲しかったなあ。でも、見事な成果です。結構ではないでしょうか。録音は、ややモノトーンですが不足なし、優秀です。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/11/22

    小澤さんの大変珍しいショスタコーヴィチ、一種の覚悟を以て臨んだ演奏かと拝察します。冒頭から気合十分、力強く、また重々しく曲は進みます。フィナーレでテンポがぐっと遅くなり、またいっそうの力瘤が入るところがいつもの小澤さんらしからぬ所。そうした妙な重さによって、かえってこの曲の締めくくりが一種の皮肉っぽさを滲ませて、面白いなあと思いましたね。つまり、見かけ上の堂々たる威容と相反して、無理やりの大団円という感じ。だから聴き終わった直後は、「ん?これはどう受け止めればいいのかな?」と思ったのが正直なところ。この大音響的迫力にですかね、会場の聴衆は熱狂してますけど、そういう演奏ではないように私は受け止めました。その意味で、第3楽章をもっと悲劇的に深い詠嘆を込めて歌ってほしかったなあ。そこが物足りない。オケはもちろん優秀ですけど、やや響きが薄い感じ。録音は優秀で、文句なし。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/11/19

    これは大変結構な演奏です。大いに堪能しました。何と言っても、テンポ設定がいい。近頃はゆったりめの、いささか「デレッ」とした演奏が多かったので、まことに快適。オケも声楽もしっかりと流れに乗って、遅滞も乱れもなし、見事な統率です。しかもこれライヴなんですものね。オケも大健闘。この大曲・難曲をしっかり演奏しきっています。合唱も力強い。もし問題があるとすれば、一部独唱者だな。特に女声陣がちょっと不安定で頼りない歌。男声は立派で、特にボータは久々に聴く美声で力強い「博士」。録音は細部もよく聞こえますし、全体の量感もよく出ています。確かに少しヴォリュームを上げると、より聴き映えがする感じでしょう。高く評価します。よかった。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/11/17

    ノットさんのマーラー第一弾にしてバンベルク響のマーラー初録音。演奏は、ノットさんの姿勢が極めて強く表れたものとなりました。楽譜に忠実に、その再現に甚だ精妙な姿勢で臨み、克明な演奏を心がけております。楽器のバランスもそうですし、弱音器を付けた弦楽器については響き・音色の違いをきっちり表わそうとしてまことに入念な様子がうかがえます。ただですねぇ、そういう意味での、「演奏」に対する入念さというか執着はあるのですけれど、「表現」に対するこだわりの姿勢が見えないという感じなのですね。この大曲、激しさと慰めと、恐れと憧れと、その他豊富な感情がたっぷり盛り込まれ、豊かな歌謡性も持った、大変な難物であります。その方面がノットさん、十分ではないかなあ。無理にドラマティックである必要はないけれど、でも楽想に合わせて情感がもっと打ちだされてもいいですね。そこに私は不満を持ちました。想い起せば、9番でもそうでしたね。ノットさんの音楽(マーラー)への姿勢なのでしょうね。3番、買ったけどまだ聴いてません。どうかな?なるべく早く、聴いてみましょう。さて、このディスク、音としては特に優秀との印象はありませんでした。過不足なし。ま、そういうのがいいのかもしれません。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/11/16

    ま、とにかく「?」だらけの演奏。いったいヤルヴィは、この曲をどのように理解したのでしょう?この快速テンポはいかなる必然性から来たのでしょう?特に第4楽章はスーパー快速で、あっという間に終わります。全体的に速い上に、ましてこういうスーパー快速も入って来るので、恐るべき時短演奏となりました。おかげで、全体が一つのトーンに塗りつぶされ、この曲に仕掛けられた「変化」がまるで引き立たず、緩急をつけた楽想もみーんな同じ調子になりました。名演とかでないことはもちろんですが、演奏者(指揮者)のコンセプトに疑問を禁じ得ません。オケは特に問題なし。なお、このディスク、第5楽章ロンド・フィナーレに入ると、とたんに収録レベルが下がるような気がします。ティンパニの連打で豪快に始まるわけですが、第4楽章までのスタイルならもっと大音量で轟くはずなのに、何だか意気上がらないおとなしい感じの音量。もしこれでいいのなら、迫力のないこと夥しい。トータル、これはいかんなあ。悪いけど、失敗作。せめて評価しても、疑問作。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/11/15

    想い出します。この「グレの歌」の初出の際、幸か不幸か、ブーレーズ&BBCのディスクと競合になってしまいました。現代音楽の旗手として、そしてニューヨークフィル音楽監督として大活躍中のブーレーズが、セッションで録音した最新の「グレの歌」に対し、フェレンチークさんはハンガリーでは重鎮だけど一般には超地味、現代音楽への造詣も不明、まして7年ほど前の1968年のしかもライヴ録音、ということで、あまりにハンデが付き過ぎという感じでした。当時のレコ芸での比較でも、いろいろ好意的に見ても結局はブーレーズの圧勝という評価だったように思います。今回、久々に聴いてみて、やっぱりちょっといかんなあという個所があります。それはやっぱりフェレンチークさんのせい。随所に意味不明のアッチェレランドがあって、ほとんどそれは数小節とばしたのというくらいの激しさで、歌手やオケがついていっていません。そういう乱れがどうにも気になりますねぇ。ま、これ大変な曲で、歌手の皆さんのご苦労はお察ししますけど、それにしてもちょっとした歌い損ねもあるし(音はずし)、キズがいささか多いなというのが率直な印象。フェレンチークさんの全体のアプローチもさして魅力的ではない。クーベリックに近い、快速テンポで進みますが、迫力的にはこっちは今一歩。但し、序奏の部分だけは他の演奏に比べ、すばらしく美しい!その調子で全曲行けばよかったのになあ。廉価盤ですから「グレの歌」をとりあえず聴いてみたいという人にはホントは絶好なんでしょうけれど、演奏はよくないな。残念であります。録音は悪くない。カップリングの室内オケのための組曲が意外に親しみやすく美しい佳曲で、これは結構。それでようやく、ディスクとしては★三つ。といふところです。(-_-)

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/11/14

    落ち着いたテンポ・姿勢で臨んだラフマニノフ。じっくりとメランコリーを歌います。緩急も楽器のバランスも一切不自然さがなく、安心して身をゆだねていられる感じです。第1楽章から第3楽章までは実にすばらしい名演。ただですね、この大交響曲を締めくくる第4楽章が、なぜかおとなしくて気勢が上がらない。特に、打楽器が的確な「締め」を入れてくれないので、いささかデレッとしたまんまで終わってしまいました。画竜点睛を欠く、という感じですかね。残念です。ですが、トータルは悪くありません。よろしければお聴きくださいませ。カップリングの意図は不明。なきゃなくてもね、というのが正直。録音は残響をすごく拾っていて、ポップス界の有名な「スペクター・サウンド」のような響き。やや焦点が甘く、最新の、そして原音に忠実という感じの音ではないな。そこもちょっと。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/11/14

    スイトナーさんのブルックナー、例のライヴの8番が大変充実した出来栄えで、ずっと前に購入したこのCDもふと取り出してみました。以前に聴いているのにほとんど記憶になく、今回久々に聴くと、何とまあ、あのライヴ盤とおんなじ大演奏でしたな!基本は「剛」であり、特に金管群の容赦ない吹奏にはびっくり。スイトナーさんに抱いていたどこか頼りない「弱さ」の印象は、FMやテレビでさんざんに聴いたNHK交響楽団の頼りなさだということに、あらためて気づきました。ドイツの多くのマエストロの振るブルックナーが同じ様式で、こういうブルックナー演奏の伝統があるのでしょうね。その意味で、スイトナーさんならではの要素にちょっと欠けるのかもしれません。でも、それはまあいいや。けっこうマッチョなブルックナー、お薦めしておきましょう。録音は優秀です。ただほんのちょっと硬めの音であるかもしれません。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/11/13

    う〜ん、どうかなあ。私としては、ちょっと「気が合わない」感じの演奏でして、どこか焦り気味(つんのめる)調子の進行が、落ち着きのなさを振りまいているようで、評価が下がってしまいます。オーケストラはフルパワーで鳴り響き、迫力満点。昔ながらのカペルマイスターの指揮者に多いスタイルで、シューリヒトもコンヴィチュニーもベームも同様で、ギュッと詰まったような響きを主体に大いに鳴らしまくります。でもねえ、何だかそういう伝統はあったのかもしれないけど、すでにブルックナー演奏は新しい次元へと移ったのではないかな。もっとソフトで抒情を活かした好演がたくさん出てきていますよね。その意味で、「ロマンティック」の名演という位置づけはしなくていいかな。ヨッフムおじさんの遺産として聴きましょう。録音は不満なし。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/11/11

    バティスさんに期待するものは、みなさん同じ。そう、「爆演」!で、このチャイコフスキー、迫力あふれる立派な演奏であります。「爆演」ではありません。しかし、もちろんこれで十分であります。各楽章を性格分けをしっかり行い、抒情も激情もともによく表現されています。構えの大きな曲ですから、こういうアプローチでよく映えています。ロンドンフィルはやや重いけど、技量も含め不満はありません。「くるみ割り」はロイヤルフィル。こっちはもう少しデリカシーが欲しいかな。ま、悪くはありません。録音は普通かな。若干の混濁も感じるけど、演奏を楽しむのに問題はありません。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/11/10

    音と映像の両方が楽しめるお買い得盤。イヴェントものなので、たとえばバレンボイムのチャイコフスキー演奏への姿勢をここに探るとか、そういうためのものではありません。あくまでも、イヴェントもの、企画ものとして受け止めましょう。オケの若者たち、しっかりした技量で、不安定さはなし。見事なもの。バレンボイムは彼らを信頼して煽りに煽り、勢いのある大変な熱演となりました。すばらしい、充実ぶりであります。DVDは画質も鮮明で、これは大いに結構。仮にイヴェントの内容を知らなくても(本当はこれはぜひきちんと知ってほしいけど)、演奏の立派さだけで十分に評価できるディスクです。音楽を通じて理解と平和を訴える、こういう活動の成果に大いに期待いたすところです。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/11/08

    全体の仕上がりは見事なまでの高水準。オーケストラの技術の高さは実にみごとであります。ヤンソンスのアプローチは至極まっとうで、十分な迫力を持ちながらも繊細さを保ち、全曲をしっかりとまとめました。ですがねえ、なんだか感動とか感服とかはしないのですな。ハイブリッド盤によくありますけど、どこか芯が抜かれたような音響で、迫って来るものがない。演奏よりもディスクのそういうところが問題なのかな。たぶん実演はすごかったと想像しますけど。ということで、ちょっと減点します。ぜいたくな不満を書いてしまいました。恐縮至極。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 6人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/11/08

    評価の星は、演奏ではなくてこのディスクの「復刻」の点であります。まあ、何しろ、もともとが時代の水準を越えた超優秀録音でありますので、普通のCDでも十分な音で鳴り響いてくれます。さすがにこの復刻、ヒスやスクラッチノイズが耳につき、わざわざこれで聴かなくてもというのが、偽らざる感想です。子供時代に家でかけたLPの方がずっといい音だったなあ。平林さんのご熱意には感服しつつも、この演奏については一般のCDで十分ですぜ、と申し上げます。なお、演奏は有名なもので、激しくかつ甘い、立派な出来栄えです。

    6人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/11/04

    毎度の通りのハイティンクだなあ、というのがやっぱりの感想。突き詰めない、突き抜けない、曲にどこまで共感しているのか分からない、というのが正直なところ。なんのかんの言って、この曲はやっぱり「ドラマ性」を抜きにしては成り立たない。それがないなら、第1楽章なんかはおよそ意味不明。レハールの「マキシムの歌」のパロディで延々と続くクレッシェンドは、一般的に言われるナチドイツの侵攻以外を想起してはまるで意味がない(スターリンでは「マキシム」は関係ない)。一般的な「恐怖」でも無意味。そしたら、バルトークが「オケコン」で皮肉り嘲笑したのが、もう一切の反論の余地なく正しいことになってしまうものなあ。第1楽章のひたひたと迫る暴力と破壊、第2楽章での狂気に彩られた諧謔、第3楽章の深い詠嘆、そしてフィナーレでの重い足取りながらも前進を目指す力。それらをきちんと音響によってもたどらねばならない。ま、以上は個人的なこの曲への理解なのですけど、ハイティンクの演奏はそれにはずいぶんと不足だなあ。逆に言えば、この曲の初心者が聴きこむにはよいタイプなのかとは思うのですけどね。ロンドンフィルも必ずしもいい調子ではない。鈍重で、表現力も今一歩。録音は優秀。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/11/04

    モスクワでのライヴ、ということで、そのイヴェント性の意味がこの演奏全体の調子を決定づけているのではないでしょうか。アグレッシブで、パワフル。一種、熱に浮かされたような調子の勢いと迫力が特徴です。チャイコフスキーの交響曲は、それ故に大いに結構な出来栄えです。一方のラフマニノフは、さらに抒情が売り物の曲なので、いささか乱暴な印象が強いですな。ですが、あらためて申しますけど、特別なイヴェントの熱と興奮がこのディスクの特徴ですから、これらの曲のある特別な演奏ということでお聴きになればよろしい。いずれの曲もアシュケナージには別録音がありますけど、まるでテイストが違いますからね。当方はこういうタイプが好きなので高評価。録音も優秀。ま、いいんぢゃないでしょうか。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

検索結果:1081件中721件から735件まで表示