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リョウ さんのレビュー一覧 

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     2011/10/01

    「未完成」「アイネクライネ」「アルルの女」、それぞれにすばらしいのですが、「アイネクライネ」が特に気に入りました。躍動感があり、テンポが崩れることなく音楽が自然に流れていくのですが、それでいて、弦がたっぷりと歌っている。どなたかがレビューで書いている通り、ただ優雅なだけのアイネクライネではありません。何度聴いてもあきない演奏です。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/08/01

    音作りはノットらしいもので、響きの一つ一つにニュアンスが感じられます。オケの演奏も色彩感があり表情豊か。3番という特殊な交響曲の物語的な構造が明瞭に聞き取れる演奏です。周到な準備をした上で圧倒的なフィナーレへもって行く手腕も見事。すべてが計算ずく。音楽を創る上でのグランドデザインが出来ていて、その全体構造のなかに一つ一つの響きを位置づけている。なんとなくというところがないんですね。ノットは知性派。ブーレーズの後を襲ってアンサンブル・アンテルコンテンポランの音楽監督になっただけのことはあります。

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     2011/07/24

    かばくんさんの指摘はいつも適切。昔のバンベルク饗が戻ってきたような演奏。それでいて、機能性は昔よりも高く、ノットらしい繊細な節回しも聞こえる。ノットはとても器用な指揮者。何を聞いてもうまいと感じさせられる。バイエルン放送饗、ミュンフェン・フィルなど、メジャー・オーケストラから、常任のオファーが来る可能性は大いにあると思われますが、今後もバンベルク饗と共に歩んで欲しいと切望しています。今、バンベルク饗は絶頂期を迎えようとしています。大満足の演奏でした。

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     2011/02/23

    最初の一音を聞いた瞬間からひきこまれてしまいました。すばらしいの一言、それ以外に言葉がありません。

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     2011/02/23

    理性の箍がはずれたような演奏。翌年に自殺するということになりますから、精神の平衡を失っていたのかもしれません。第3楽章から第4楽章への移行は圧倒的な迫力で演奏されるのですが、決して喜びへの高揚感としては聞こえません。悲痛を胸に抱えたまま必死に飛躍する苦悶に満ちた顔つきが眼前します。ひょっとしたら、ベートーヴェンの意図を忠実に音化した演奏なのかも知れませんが、繰り返し聴きたい演奏ではありません。これは1989年の演奏ですが、10年前のケーゲルは決してこんな演奏はしていませんでした。

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     2011/02/20

    Yassさんのご意見に賛成です。20番の最初のどたどたとした響きはオケが指揮者を無視して勝手にやっているように聞こえます。ピアノとオケの絡みもギクシャクしています。指揮者の未熟とオケの傲慢さが見事に「結実した」稀有な演奏であるように思われます。Yassさん、グルダの天才を生かす指揮者とオケによる演奏を聴きたかったですね。

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     2010/07/29

    キルシュネライトとベールマンのコンビはモーツアルトピアノ協奏曲全集で聴いていてとても気に入っていたので、かなりの期待感をもってこのCDを購入しました。期待にそぐわぬすばらしい演奏でした。キルシュネライトの清潔なピアニズムがメンデルスゾーンの憂愁美をさらに上品なものにしていますし、ベールマンのオケもすばらしい音色でキルシュネライトの演奏に寄り添っています。ロベルト・シューマン・フィルハーモニーは初めて耳にするオケですが、CDの解説によれば、1833年にケムニッツのStadtorchesterとして創設され、リヒャルト・シュトラウス、クレンペラー、ワルターなどが客演指揮しているそうですから、かなり伝統のあるオケのようですね。キルシュネライト、ベールマン、ロベルト・シューマン・フィル、とても気に入りました。

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     2010/07/14

    ティンパニーと低弦を強調した、少し野暮ったいけれども、いかにもドイツ的な演奏。こぎれいなモーツアルトを聞いていて物足りなく感じると、このCDを聞きたくなります。不思議と繰り返し聞きたくなる演奏です。

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     2010/07/14

    4番よりも2番が好きなせいか、2番の演奏ほどは感銘を受けませんでした。それにしても、私が好きなカイルベルト・ハンブルクフィル、ケンペ・ミュンヘンフィルの演奏と聞き比べても遜色を感じないほど立派な演奏です。レオノーレ、コラリオン、エグモントの3序曲はさらにすばらしい演奏です。ヨッフムandバンベルクが80年代に出しているベートーヴェン序曲集もすばらしい演奏でしたが、私はこのケルテスの演奏のほうが好きです。

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     2010/07/14

    2番はインバル・フランクフルト放送饗のものしか持っておらず、楽器の質感がない退屈な演奏に苦痛さえ覚えるほどでした。今回ノットandバンベルクの演奏を聞いて、2番の印象が一変しました。こんなにいい曲だったのですね。中毒患者のように繰り返し聞いています。すばらしい。特に最終楽章は圧倒的です。歌詞の内容は、敬虔なクリスチャンでもなければ、共感できるようなものではありませんが、何故か胸打たれます。音楽の力としかいいようがありません。それにしてもバンベルクの質感あふれる迫力ある演奏には感心させられますし、ノットは現在最高のマーラー指揮者と言ってもいいのではないでしょうか。

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     2010/05/07

    ケルテススはバンベルクの常任に就任した年に水の事故で亡くなってしまいますが、このCDを聞いていると、ケルテスがバンベルクの常任になった理由がわかるような気がします。ケルテスの能力が高いのか、バンベルクとの相性が良いのか、バンベルクのよさが最高度に引き出されています。とにかく各声部の分離がよく、実演を聞いているかのような定位感があります。私が知っている2番の中では最高の演奏です。ハイドンの「告別」も絶品です。

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     2009/11/18

    古典的形式感の欠如のせいか、これまでマーラーにはなじめないものを感じていました。ところが、ノットandバンベルク饗のマーラーを初めて聞いて仰天しました。それまで、無意味な音の連続と感じられていたものが、突然、意味を持った音の連なりとして聞こえてきたのです。私の気の迷いかと思い、手持ちのCDを聴きなおしてみました。5番はアバド・シカゴ饗、カラヤン・ベルリンフィル、ついでに9番はバルビローリ・ベルリンフィル、ワルター・ウイーン・フィル。しかし結果は同じでした。私が陶酔感を持って聴けるのはノット・バンベルク饗だけなのです。おそらくその秘密は、ノット・バンベルクの音が、楽器の白々しい音としてではなく、ぬくもりを持った人間の歌として私には聞こえてくる、ということなのだと思います。特にこの5番と9番はすばらしい。ただ、少し注文をつけると、腰の据わった重厚な弦の音色や木管はすばらしいのですが、金管がやや弱い。金管の演奏能力がもう少し高まれば言うことないのですが。

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     2009/11/14

    諸氏のレビューを信じてこの全集を購入して本当によかったと思っております。過去の名人や名人オーケストラの味付けの濃い演奏を聴きなれた私の耳には、キルシュネライトとバンベルクの演奏はとても新鮮でした。「シンプル」「清潔」「こくがない」「オーケストラの彫りが浅い」といった諸氏の指摘はすべて当たっていると思います。そうした長所欠点をすべて考え合わせても、この全集は私には満足のいくものです。思わず頬がゆるみ、熱いものが胸に満ちてきます。薄味の演奏だからと言って感動の味が薄いわけではありません。この全集を聴いていて、私はいまとても幸せです。

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     2009/11/03

    故岩城宏之マエストロが「9番(8番)はわれわれ一般の指揮者には危険極まりない交響曲だ。下手をすると冗長になってしまう」という趣旨のことを言っていました。その通りだと思います。ノットandバンベルクの演奏は、フルトベングラーの42年のライブ(私には少し激しすぎる)とワルター・コロンビア饗(私には少し冗長)の中庸を得た理想的な演奏のように思えます。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2009/11/03

    ノットはとても神経の行き届いた演奏をする指揮者だ。第1楽章の自然描写のリアリティー、第3楽章の陶酔感、オーケストラが咆哮するときの躍動感、何気ない経過句での音の連なりの意味深さ。ノットandバンベルクの演奏に比べると多くの一番が音楽的に雑に聞こえてしまう。すばらしい演奏だ。

    3人の方が、このレビューに「共感」しています。

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