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saitaman さんのレビュー一覧 

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     2024/07/15

    クラシック音楽ファンならラフマニノフのピアノ協奏曲、特に第2番と第3番はいわゆる耳タコといえるくらいなじみのある曲で、パガニーニの主題による狂詩曲もおなじみの曲だ。また、全集といっても2枚で入るので全集で買っている人も少なくない筈だ。しかし、この演奏はヴォンドラーチェク少し変わっている。少なくとも今まで聴いてきた数限りないラフマニノフのピアノ協奏曲の中では一番個性的である。特に第3番。ある意味で非常に攻めている。既に数限りない名演がある有名曲で今さら似たような演奏ばかり乱発しても仕方がない。これは面白かった。

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     2024/06/24

    ネゼ=セガンのチャイコフスキー作品のアルバム。ロッテルダムフィルを指揮している「悲愴」はかなり抑揚をつけている。Teodor Currentzisに比べたら全然ノーマルだが、少し特徴のある演奏だ。後半のロマンス集についてはネゼ=セガンがピアノを弾いている。ヴァイオリンのバティアシヴィリは流石の安定の表現力である。

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     2024/06/23

    『7つの封印を有する書』という大曲を書いているフランツ・シュミットが残した4つの交響曲に「ノートルダム」間奏曲を加えた全集。ロマン派後期には現在クラシック音楽の中心的なレパートリーとなっている作曲家以外にも良質な作品を残した人がいるということを、メジャーレーベルから一流の名の通った指揮者により良好な音質の最新録音が出たことで実演で示された意義は大きい。しっかりした演奏で、今だに十分周知されているとはいえないこの作曲家の交響曲の全貌に触れることができる。

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     2024/06/15

    ブラジルを代表する作曲家ヴィラ=ロボスの交響曲全集。楽譜が失われてしまってしまっている第5番を除く全ての交響曲が収められている。この作曲家は室内楽は色彩的なだけでなく結構緻密な作品を書いているが、交響曲は大編成でガンガンに鳴らす作品が中心である。とりわけ第10番はこの分野で匹敵する規模はマーラーの「千人の交響曲」くらいではないかと思える壮麗な作品となっている。全集そのものが珍しくこれはCPOから出ているものに次いで2つ目のようだ。演奏は作曲家の祖国ブラジルのサンパウロ交響楽団で力がこもっている。近年の録音なので音も悪くない。

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     2024/06/11

    スズキメソッドでヴァイオリニストの道に進んだヴィルデ・フラングの端正で気合の入った演奏による20世紀中期の2つの協奏曲。コルンゴルトのヴァイオリン協奏曲は表情豊かなロマン派後期の作品。第三楽章はディズニー映画の音楽みたいな感じである。発表当時は尖った音楽が全盛時代を迎えていたので時代錯誤と言われて評判が良くなかったようだが、むしろ今の時代の方が受け入れられやすいのではないか。ブリテンの作品の方はプロコフィエフやショスタコーヴィッチっぽいところもある。面白かった。録音も良い。

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     2024/06/08

    テクニックは凄いが、この人の演奏はそこにとどまらない。繊細さがある。確かな自分の個性や陰影を超絶技巧練習曲に織り込める。見事である。

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     2024/06/04

    フランスの代表的な近代音楽を並べているが、NIGHTFALLというタイトルに表現されているように一貫性を持ってちょっと夢想的な世界を演出するような配置にしてあるところに特徴がある。クラシック音楽は曲そのものを手直ししてしまうことはタブーなので、近年は、上手い+美人orイケメン+選曲の組み合わせの妙で個性を作ろうとするアルバムがポツポツあり、これはこれでありだと思う。こういう音楽は音質もとても重要だが録音もきれい。夜のガスパールがとても良い。

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     2024/05/30

    抜群に音が良い。鮮烈な録音技術に支えられ、ヤルヴィのメリハリとこぶしの効いた指揮にオーケストラがキビキビとよく応えている。良い意味でアメリカ的で、明快で上手くて機能的で一体感があり勢いもある。かつてはクリーブランドやニューヨークフィルもこんな感じがした。シンシナティはドイツ系の移民が多い地域なのに、ベートーヴェン、ブラームス、モーツァルト、ブルックナーといったドイツ・オーストラリア系の大家の作品が1曲も入っていないのも割り切っていて面白い。オススメである。

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     2024/05/25

    クレンペラーのモーツァルトのオペラ作品の録音は「魔笛」が特に有名だが、こうして聴くと他の作品もとても良い。指揮者として十分な実績と経験を有した巨匠であるから当然ではあるが見事である。時代を超えてその力量にこうしてまとめて接することができるのはありがたい。しかも、古い録音なのに音が良く最近のリマスタリング技術の恩恵も十分に受けている。セッション録音であるしオペラのライブ感はそれほどではないのでそこは割り切って聴く必要がある。

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     2024/05/11

    「レクイエム」などがなく、主要作品集というより、単にSONY Classicalのリゲティ作品をボックスにまとめてみました、というだけのものというのが正しいと思うが、そう割り切れば、非常にお得なボックスだった。正直、単品だったらわざわざ買わないだろうなという作品が少なくなく、こういうBOXだからこそ聴けたという掘り出し物が多数あった。過去に買ったWarnerやDGのボックスと良い補完関係になった。

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     2024/05/05

    マルチヌーはたくさんの作品を残しているが、このCDは室内楽作品の中から、ピアノ四重奏曲、オーボエ四重奏曲、ビオラソナタ、2台のヴァイオリンとビオラための5重奏曲を収めている。5重奏曲以外の3曲はマルチヌーの50歳代以降に作られた作品で、20世紀中期のベテラン作曲家の安定した力量が発揮されている。録音・演奏共に優秀。あまり聴く機会の無い作品を聴けた。

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     2024/04/28

    わずか25歳で亡くなったオーストラリアの作曲家の管弦楽集。先に交響曲を含めた第2集の方を聴いたが、こちらも気恥ずかしくなるくらいのいかにも後期ロマン派らしい作風の曲が並んでいる。演奏もサービス精神満点であり、あまり難しいことを考えずに楽しめる。録音も良い。

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     2024/04/21

    不思議なピアニストだ。透明で、硬質で、歯切れよく、楽しく無い。ピアノという叩けば音の出る楽器で、無数のピアニストが弾いてきたクラシック音楽の定盤ともいえる代表的な名曲ばかりで、それほど特殊な解釈をしているとも思えないのに、どうしてここまで個性的になるのか。33歳で亡くなった若いピアニストの繊細で研ぎ澄まされた感性が音楽に滲み出ているとしか言いようが無い。計算して演っていたのであればそれはそれで天才である。

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     2024/04/14

    ギトリスは存命中にコンサートに足を運んだことがあります。2011年の東日本大震災のとき、福島第一原発の事故を怖がって多くの演奏家が来日公演をキャンセルした時、「日本に行ってチャリティーツアーを開く。飛行機代も滞在費も要らない」と宣言して高齢にもかかわらず来日して東北や東京でツアーを敢行した熱い人です。単に巧いだけでなく解釈に独特の抑揚があります。むしろ現代の方が保守的かも。録音があまり良くなくオーケストラもいまいちですが、古き良き時代の名手の味があります。特にバルトークは見事です。

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     2024/04/12

    ロットの作品は初めて聴いた。わずか25歳で亡くなった作曲家である。交響曲はマーラーのコピーかと思うようなところがあるが実はマーラーの方が引用していたと知ってびっくり。演奏は叙情を前面に出したもの。あまり聴いたことが無い作品はこういう演奏にしてくれる方がわかりやすくて良い。録音も素晴らしい。後期ロマン派が好きな人でいつも聴いているのとは別な作曲家の作品もたまには聴いてみたいという人には良いのでは。

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