CD 輸入盤

『ザ・マスター・ピアニスト』 ユーリー・エゴロフ(7CD)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
2065312
組み枚数
:
7
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
限定盤,輸入盤

商品説明


ザ・マスター・ピアニスト ユーリ・エゴロフ(7CD)

夭折の天才ピアニスト、ユーリ・エゴロフ[1954-1988]のEMIへの録音を集めたボックスセット。
 エゴロフはボリス・ゴドゥノフの歌でもおなじみの旧ソ連の都市カザンに生まれています。カザン音楽院とモスクワ音楽院でピアノを学んだ彼は、各種コンクール入賞の後、政府からの圧力に耐え切れず、1976年、演奏旅行中にオランダに亡命、23歳でアメリカで活躍を開始、高名な批評家ハロルド・ショーンバーグからも高い評価を獲得、25歳の時には彼の2枚のLPがビルボードのクラシック・ベストセラーにチャート・インするほどの人気を博します。
 エゴロフは80年代に入ると活動の拠点をオランダに戻し、EMIやCANAL GRANDEを中心に録音をおこない、美しく繊細なタッチによる見事な演奏を聴かせてくれましたが、エイズのため33歳の若さで亡くなってしまいます。
 今回のセットは、彼のEMIへのセッション録音と、1978年におこなわれたカーネギー・ホールでの伝説的な公演のライヴ録音をまとめたもので、ライヴ録音は新たにリマスターされるなど音質条件も良く、これからエゴロフの音楽を聴いてみようという人にも最適な内容となっています。36ページ・ブックレット、各CD紙ケース入り、クラッシュメルボックス仕様。(HMV)

【収録情報】
Disc1
● ドビュッシー:前奏曲集第1巻
● ドビュッシー:映像第1集〜第1曲『水の反映』(以上1983年録音)
● ショパン:幻想曲ヘ短調Op.49
● ショパン:バラード第1番ト短調Op.23(以上1981年、1982年録音)

Disc2
● ドビュッシー:前奏曲集第2巻
● ドビュッシー:版画(以上1983年録音)

Disc3
● シューマン:謝肉祭Op.9  
● シューマン:トッカータOp.7(以上1981年録音)
● シューマン:アラベスク
● シューマン:『色とりどりの小品』Op.99 より4曲(以上1985年録音)

Disc4
● シューマン:クライスレリアーナOp.16
● シューマン:ノヴェレッテOp.21より第1曲、第8曲(以上1978年録音)
● シューマン:蝶々Op.2(1981年録音)

Disc5
● ショパン:夜想曲嬰ヘ長調Op.15-2
● ショパン:夜想曲変ニ長調Op.27-2
● ショパン:夜想曲ホ短調(遺作)Op.72-1
● ショパン:スケルツォ第2番変ロ短調Op.31(以上1981年、1982年録音)
● ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番変ホ長調Op.73『皇帝』
 フィルハーモニア管弦楽団
 ヴォルフガング・サヴァリッシュ指揮(1982年録音)

Disc6
● モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番ニ短調K.466(カデンツァ:ベートーヴェン)
● モーツァルト:ピアノ協奏曲第17番ト長調K.453(カデンツァ:モーツァルト)
 フィルハーモニア管弦楽団
 ヴォルフガング・サヴァリッシュ指揮(1985年録音)

Disc7(新リマスター)
● バッハ:半音階的幻想曲とフーガ ニ短調BWV903
● モーツァルト:幻想曲ハ短調 K.475
● ショパン:幻想曲ヘ短調Op.49
● ショパン:練習曲変ト長調Op.10-5
● ショパン:練習曲ホ長調Op.10-3『別れの曲』(以上1978年録音)

 ユーリ・エゴロフ(ピアノ)

収録曲   

ディスク   1

  • 01. ドビュッシー:前奏曲集第1巻
  • 02. ドビュッシー:映像第1集~第1曲『水の反映』
  • 03. ショパン:幻想曲ヘ短調Op.49
  • 04. ショパン:バラード第1番ト短調Op.23

ディスク   2

  • 01. ドビュッシー:前奏曲集第2巻
  • 02. ドビュッシー:版画

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総合評価

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不思議なピアニストだ。透明で、硬質で、歯...

投稿日:2024/04/21 (日)

不思議なピアニストだ。透明で、硬質で、歯切れよく、楽しく無い。ピアノという叩けば音の出る楽器で、無数のピアニストが弾いてきたクラシック音楽の定盤ともいえる代表的な名曲ばかりで、それほど特殊な解釈をしているとも思えないのに、どうしてここまで個性的になるのか。33歳で亡くなった若いピアニストの繊細で研ぎ澄まされた感性が音楽に滲み出ているとしか言いようが無い。計算して演っていたのであればそれはそれで天才である。

saitaman さん | 埼玉県 | 不明

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彼の演奏からは孤独な悲しさのようなものを...

投稿日:2023/01/06 (金)

彼の演奏からは孤独な悲しさのようなものを感じました。冷たい演奏ではありませんが、どこか彼自身とは分離した温度感が無いものに聞こえ、楽しく聞けるものではありません。また例えばB=ミケランジェリのように芸術的意図として研ぎ澄ました感じもせず、結果としての類似点はありますがミケランジェリのほうが明るい実体感があります。エゴロフが何を言いたかったかはわかりませんが、ここにある音楽はあくまでも彼自身の心から滲み出たものであり、それが非常に深刻なものとして音楽に表れてしまったように思えました。ゆえに何度も繰り返し聴けるものではありませんが、素晴らしいものであることは間違いありません。あと音楽とは全く関係ないことですが、このジャケットセンスは手抜きが過ぎると思います。

せごびー さん | 愛知県 | 不明

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ユーリ・エゴロフは「意志をピアノに込める...

投稿日:2020/12/26 (土)

ユーリ・エゴロフは「意志をピアノに込める」ことができるピアニストだったと私は思っている。彼にはロシアピアニズムの系譜とも言える、力強い打鍵はない。しかし、彼の出す音には彼の感情とか意志が詰まっている。どうしてエゴロフがこう言う音を出せるようになったのか、私は知らない。でも、カーネーギーホールライブのショパンの幻想曲を聞けば、リリシズムの上に強い意思が聞こえてくる。冒頭などはまるでシベリアのツンドラのようだ。何もない寂寥の世界。こう言う表現が出来るのがエゴロフだ。だからエゴロフは短調の曲が似合う。皇帝よりモーツアルトの20番が似合うのだ。このアルバムのジャケの屈託のない笑顔の奥底に、エゴロフ自身だけが知る世界があった。このアルバムは、そう言う孤高のピアニストのエッセンスが詰まっている。エゴロフは走り去ってしまったが、もし、彼を聞いたことがない方がいれば、是非聞いて欲しいと願わずにいられない。死後32年、でも彼の音楽はこうやって聞き継がれている。

てつ さん | 東京都 | 不明

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