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ほんず内閣総理大臣 さんのレビュー一覧 

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     2011/09/19

    まるで予備知識のない指揮者。チャイコフスキーの交響曲第4番大好き男としては、手を伸ばさざるを得ず、聴いてみました。まず、「展覧会の絵」が見事な出来なのでびっくり!ホントはあんまり好きな曲ではないのですが、冒頭の「プロムナード」から巧みな語り口に大いに驚き、全編楽しめました。力任せとかいう感じではなく、むしろニュアンスを大切に、しっかりとした音楽を作る人なのではないかあと思いました。そして期待の交響曲。いい感じに始まり、迫力でも抒情でもなかなかに聴かせます。惜しいのはフィナーレで、ここはいささか迫力不足。もっと盛り上げてくれないと全曲の完結感がもたらされません。でも、総じて、期待を上回る出来でした。今後に大いに期待いたしましょう。オケは技量十分。録音も優秀。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/09/19

    なんとな〜く興味を持って購入。物語は、例のサロメとヨカナーンの話です。リヒャルト・シュトラウスが刺激満載・狂気あふれる音楽を付けたのに対し、このマスネの音楽は何と優美なのでしょう!全編どこをとっても優雅で美しく、まさに惚れ惚れしながら聴きとおしました。物語はホントは恐ろしくおどろおどろしく、その意味ではシュトラウスの音楽の方が「適切」なのかもしれませんが、試聴の娯楽としての「オペラ」としての楽しみは、マスネがずっと結構でしょう。初めて聴く人にも親しみやすい、佳作といってよいでしょう。芸術的価値とかはともかく、少なくとも、大いなる喜びを与えてくれましたよ。歌手も指揮者もみんないい出来。録音だって優秀。お薦めしましょう。でもこのディスクは廃盤なのですね。(ToT)復活を強く期待しましょう。

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     2011/09/18

    ヒストリカルのディスクですから、まず、音について述べておきましょう。一言、「驚異的な高音質です!」。弦・管・打、すべての楽器の音が実にクリアーにとらえられ、そして全体の量感もしっかり確保されています。繊細さも迫力もともに十分。まさしく驚異的な録音です。板起こし故にスクラッチノイズがあり、しかもやや気になるくらいに全体に聞こえますので、ヒストリカルに慣れていない方には結構ツライと思いますが、私のように、かつてレコードでよく聴いた者にはそんなでもありません。ライナーノートにあるように、これは1953年の録音で、つまりフルトヴェングラー存命中というわけですから、彼がこのレーベルにて録音を多く残してくれていればどれほどすばらしかったでしょう!さて、演奏は、エキセントリックなところのない、至極まっとうなもの。テンポもバランスも、常識なもので、シェルヒェンがのちにライヴで行ったような奇矯な第5番の演奏の片鱗すらありません。その意味でも、このディスク、なかなかに楽しめます。オリジナルの録音のハイパーな優秀性、復刻者の大変なご努力、そこに敬意を表して★五つを献呈申し上げます。いや〜、すごいすごい。世界には驚異があるものです。

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     2011/09/18

    鋭いアタックとオケの音色に特徴がある、「ああ、いかにもアーノンクールだなあ」と感じさせるアルバム。全体はもちろん大変な高水準で、よい出来栄えです。不満は特にないのですが、ベームやカラヤンで聴いた時に感じたような、なにかこう大きさというか充実感というか、そういうのがなかったもので、星は四つといたします。ま、でも、彼らの演奏は特別なんですよね、それは一応心得てはおります。(-_-)

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     2011/09/18

    録音当時における新世代の歌手を集めた、豪華演奏陣のディスク。10年以上たった今ではみんなすっかり貫録がつきました。オペラの造りとしてはさまざまな手練を織りこんで複雑なものですが、シュトラウスの音楽は実に見事な美しいもの。オケは基本小編成なのに、そういうことをまるで感じさせない表現力と迫力のある出来栄え。そのあたりがこのシノーポリ盤もよく表現されております。それもあって、ドラマのゴタゴタが中心のディスク1よりも、音楽中心のディスク2の方が大変に聴きごたえがあります。結構な出来ですね。対訳とかはないので、それはどっかで調達していただくこととして、この曲に興味は持ちつつもレギュラー盤で買う冒険はちょっとムツカシイという方にはうってつけの価格。ぜひどうぞ。もちろん、この曲になじんでいる方には対訳だの説明だのは不要ですから、この廉価盤は福音ともいうべき。内容の充実はこの上なし、というディスクであります。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/09/16

    オケ・合唱とも大変に立派で高水準。独唱もいいバランス。この名曲の名演として大いに推薦しましょう。特別な特徴は感じられなかったのですが、あるいはむしろそれがいいのかもしれませんね。この傑作の魅力をよく伝える素敵な演奏、ディスクだと思います。推薦。

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  • 4人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/09/16

    おおおおおっ!これはまた雄渾なブラームスだなあ。冒頭の力強いティンパニでぐっとひき寄せられ、聴き入ってしまいます。第1楽章はひたすらに力強く、第2楽章は一転ニュアンス豊かな抒情の世界。ロマンだなあ。つなぎエピソード的な柔らかな第3楽章をはさんで、再び力強い第4楽章。じわじわと気分を醸成していって、充実感あふれるフィナーレ。立派、立派!ま、イメージなんですけど「ゲルマン男の魂」的ブラームスで、大いに堪能しました。録音も良好。ヨッフムおじさん、ライヴでの仕事っぷリはまことにすばらしいなあ。

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  • 6人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/09/14

    これぞまさしく名演!名盤!!「青春群像」という言われ方のするこのオペラ、ここに結集した歌手陣はずっと年長ですが、そんなことは何の問題にもならない。無理な若やぎを作りもせず、歌手の実年齢のままの豊かな歌をバリバリ聞かせます。男声陣は強力。女性陣はそれに比してほんのちょっと弱いかもしれませんが、「気のせい」というくらいで、全体の充実ぶりは疑いようがないほど。そして、指揮者がセラフィンであることは何と素敵なことでしょう!前半は精妙に歌に寄り添い、第3幕からは実にオーケストラが雄弁に歌います。その第3幕、本当にすばらしいなあ。音楽の美しさと、物語の哀しさと、これぞオペラを聴く醍醐味。さらに、半世紀も前の録音なのに音の良いことは特筆もの!!鮮度もあって実にクリアー。不滅の遺産、奇跡のような名盤であります。すばらしい。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/09/04

    そうですねぇ、正直、感動はいたしませんでした。表題性やドラマ性には完全に背を向けたアプローチで、それは、まあ、予想通り。ブーレーズだからね。ただし、それならそれで、それらに代わるものや果ては乗り越えるものがなければなりますまい。そこが不満ですね。この曲を、ブーレーズが手の上でコロコロころがしている感じで、真剣な取り組み対象や打ち込む対象とはされていないような、そんな「冷やかさ」が印象としては強いであります。近頃立派な「復活」がたくさん出ているので、そういう中にこのディスクを置くと、けっこう影が薄いと思いますよ。声楽陣はすばらしい。特にデ・ヤング歌う「原光」は絶唱!!これはすばらしい。ウィーンフィルは、好調ではないな。ブルックナーの交響曲第8番のディスクもそうでしたが、ブーレーズ指揮ではこの名門オケの魅力(実力)がなんだか伝わらない。もったいないったらありゃしない。(-_-)

    3人の方が、このレビューに「共感」しています。

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     2011/09/03

    さて、まったく予備知識のない指揮者、お手並み拝見というところ。交響曲は、第1楽章がなんだかさっぱり覇気がないのでがっかり。オケも手探り(指馴らし?)的なノリのなさで、困ったなあ。第2楽章もピンとこない。フィナーレでようやく大爆発!打楽器の地響きもじんじん伝わり、ようやく溜飲を下げたってぇ〜ところでしょうか。初めからこういう組み立てだったのかな?それともライヴなので、あとになってようやく乗ってきたということなのかな?初めからやってくれよというのが正直な感想。その意味で「1812年」は大変よろしい。曲想そのままにパワフルにやっておりまして、終わった後の拍手喝さいも当然。オケは、HMVの説明だとザールブリュッケンの放送オケなんですか(例のスクロヴァ先生のやつか)。こうして聴くと特にうまくもないし味もないね。さて、このコンビ、今後は期待していいのかなあ。個人的には、この第4番はちょっと失望が強いですね。このディスク、録音はマスをとらえて見事でして、そこは立派であります。

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     2011/09/02

    期待通り、いかにも朝比奈先生の、気宇壮大な「グレート」。すべての楽章が一つ一つ固有のドラマと重みを以て展開され、全体の充実度は大変なもの。オケにやや粗さはありますし、もう少し個人技で「歌」を聴かせてくれるとよかったけど、ま、そのへんは気にせず、力のこもったこの演奏を堪能しましょう。まさしく、この世界は、「グレート」ですな。

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  • 8人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/09/02

    これはすばらしいアルバムだなあ。ジュリーニという芸術家(指揮者であるにとどまらず)の偉大さを実に明瞭に示しています。まず、ベートーヴェンの交響曲3曲が圧巻!これらは「英雄」でも「運命」でも「田園」でもない、交響曲第3番・第5番・第6番であり、「このように演奏するのだ」という確信に満ちあふれております。表題性や壮大さ、劇性は排除され、まさにベートーヴェンの音楽が鳴り響く、そういう感じです。姿勢を正して聴きました。またLAPOが、いかにも偉い先生に「試験をされている」という感じで、神妙・精妙に演奏しているのも結構。次のブラームスでは、曲想に合わせて気分がもっとロマンへとはばたき、これまた名演。充実度は第1番が上かな。そしてシューマン。これまたさらにロマンティックでかつ壮大さを加え、「ライン」を聴く喜びに浸れます。すばらしいなあ。次なる「悲愴」は、ハッタリや勢いのなさがここではやや裏目に出て、いささか物足りない。特に第1〜3楽章には「熱」が欲しいね。その分、第4楽章は、マーラーやブルックナーの如く、美しくも充実した出来栄えです。最後のフランスものは、典雅な雰囲気の名演。比較的静かで落ち着いたところがよい趣味を感じさせます。録音は、ほんの少しながら鮮度が欠けているかな、ちょっとパサついた印象もあります。もともとロスだからこういう音かな。トータル、実に充実したすばらしいアルバムであります。このコンビ、いい相性ですね。LAPOがもっと地金の強いオケならば、はみ出し部分が出てきてここまでの成果にはならなかったかも。同じベートーヴェンでも、ベルリンフィルとの第9は特別感動しなかったしなあ。幸福な組み合わせにて、立派な成果が残されました。ジュリーニさん、本当に偉大な芸術家でした。

    8人の方が、このレビューに「共感」しています。

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     2011/08/28

    ベートーヴェンは(たぶん)名演でしょう。あんまり聴いたことがない曲でして、良し悪しはわかりません。いい曲だなあと聴き惚れただけでありました。一方のブルックナー。ベルリンフィルとはセッション録音もあり、またロンドンフィルとのディスクもあり、得意のレパートリーなんですかね。第8番のディスクもそうでしたが、ベルリンフィルとのこのシリーズ、録音バランスにちょっと違和感があって、要は、テンシュテットならもっと鳴らしてるよな(特にティンパニ)と思われるバランスがとらえられていなくて、いささか迫力不足に思えるのです。冒頭からベートーヴェンとは違うバランス・音圧で鳴らしてるのはビシビシ伝わってくるので、甚だ残念。だから、やや弱い調子に聴こえ、名演とは言いきる勇気はないなあ。いかにもテンシュテットらしい、大演奏であることには間違いはないですけどね。

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     2011/08/28

    ここんとこいろんな指揮者でこの曲を聴きましたので、アプローチの違いなど、はっきりと感じ取れます。ブーレーズのこの演奏、意外にも精妙な「歌」にこだわった、メロス志向が前面に出たものとなりました。あ、でも、そう言えば、第8番でも同じようなアプローチだったな。妙に理屈をこかず、マーラーの叙情性に素直に従った、そんな演奏で、これはこれで結構ではないでしょうか。但し、嫋々と歌うのではなく、ポルタメントにこだわりながら、やや細身の歌を聴かせます。クリーヴランド管弦楽団、見事な優秀性を誇示しております。バンゼの歌は特に何もなし。総じて、大変な高水準な演奏ですが、聴き手を酔わせ引き付ける魅力に欠けるという感は否めません。なので、ちょっと辛い点をつけておきます。ぜいたくな悩みではあります。

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  • 6人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/08/28

    録音からすでに40年経ちましたが、今もって、当曲の最右翼に位置する名盤です。独唱者は見事に粒よりで、女声は完璧。男声では、何といってもコロの絶唱!力強い美声を惜しみなく披露し、第二部ではテキストに言うとおり、陶酔した最高のマリア崇拝の博士が聞けます。低音二人は格段の魅力はありませんが、文句もなし。ショルティは実に力強くオケとコーラスを引っ張り、遅滞も乱れもなく完璧な音響表現を成し遂げました。第一部よりも第二部が一層鮮やかで、全演奏者が本当に一つになって頂点を目指すような、セッションレコーディングにおいても稀有な成果といえましょう。録音は、若干の混濁と不自然なバランスがないではないですが、超大編成をよくとらえた見事なもので、鮮度も十分。良い意味での「屈託のなさ」が特徴で、たとえば第二部ではもっと「救済」にこだわって込み入ったアプローチもあり得ましょうが、あらゆる要素において、最高水準のスタンダードといえましょう。究極の名盤。今も、不滅。

    6人の方が、このレビューに「共感」しています。

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