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1人の方が、このレビューに「共感」しています。 2009/08/31
これは恐ろしい名演かつ優秀録音だ。82年収録の第5に対して、本録音は76年だが低域がぐっと締った本録音の方がレベルは高い。トーンマイスターはハインツ・ウェグナーとあるが、これは本当にイエス・キリスト教会の音響のすべてを知り尽くした人でないとけっして録れない音だ。本録音に関して言えば、デッカのウィルキンソンと互角といっても過言ではない。渋く重厚な音、見事に統率されたオケ、ここぞというときの壮絶な迫力、まるでイエス・キリスト教会の中にワープしたかのようなとてつもないリアルな録音。このディスクはマストバイだ。
1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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2人の方が、このレビューに「共感」しています。 2009/08/31
「キングのハイパーリマスタリングCDとの比較」両者とも余計なイコライジングやヒスノイズ処理は行っておらず、音の傾向は瓜二つといってもいいが、SACDとCDでは決定的な違いがある。例えば、ザンデルリンクのものと思われる呼吸の音だが、SACDでは明瞭に聞き分けられ、それこそ目の前に指揮者がいるようなリアルさだ。もうひとつが音場の広がり。CDではスピーカの外側1m程度のステージだが、SACDでは実物大に広がる。音の張りも大きく異なり、弦は前に出てくるし、金管にはエネルギーが満ち溢れている。演奏は第3楽章に全曲のクライマックスが置かれた、ザンテルリンク独自の解釈である。名演がひしめくこの曲にあって、正直言って、第1、2、終楽章はもの足りないが、第3楽章は本当に壮絶だ。CDではこの凄みは表現しきれていない。
2人の方が、このレビューに「共感」しています。
神戸新聞松方ホールの音響を活かし、ちょうど一階席後方で聴いているような間接音重視パターンである。目の前に原寸大のステージとコンサートグランドが現れる生なましさだが、再生装置もそれなりでないとこの録音の良さは分らないかもしれない。あまりにナチュラルなので、オーディオ的な快感には不足するが、自宅でコンサート体験できるという贅沢にはたっぷり浸れる。神谷の演奏はオーソドックスかつ慎ましやかなもので、曲に相応しいと感じた。
3人の方が、このレビューに「共感」しています。 2009/08/31
東京近郊のホールの中では比較的音響が良いとされる所沢ミューズでの収録。距離感をしっかりとりホールトーンを十ニ分に取り込んだファインNFいつものナチュラルパターンである。音場の奥行き、広がり共申し分なく、刺激的な音は一切聴こえてこない。一方で打楽器群はモコモコとこもっており、これは録音のせいというより、楽器の問題だと思われる。もっと硬いマレットを使って欲しいところだ。しかしながらSACDとはいえ、並居るメジャーレーベルの優秀録音CDと互角に戦うためには、まだまだオケがパワー不足。特に金管のエネルギー不足はいかんともしがたい。
3人の方が、このレビューに「共感」しています。
4人の方が、このレビューに「共感」しています。 2009/08/30
どうしてもアシュケナージ/プレヴィン(DECCA TRIOの最新リマスター)との比較になってしまうが、本ディスクは元デッカのクルー参加とはいえ平面的で奥行きの無い腰砕け録音で大敗。オケの音などしっかり捉えきれていない。ホール(キングスウェイとロイヤルフェスティバル)の差、エンジニアの差(ウィルキンソンとアクセルベルク)と言ってしまえばそれまでだが、それにしても30年以上経ってもDECCAのアナログ録音のレベルに到達しないとは本当に情けないことだ。キーシンにはRCAに残ってSACDで録音して欲しかった。
4人の方が、このレビューに「共感」しています。
3人の方が、このレビューに「共感」しています。 2009/08/30
幾多の超絶技巧を聴いて結局帰って来るのはボレットの演奏だ。第2曲やマゼッパのテンポの異常とも思える遅さをテクニックの衰えと指摘することはたやすいが、70年代の旧盤もけっして速くはないので、すべての音を堂々と鳴らし切るための必然的なテンポ設定であったと考えるべきであろう。もともと指が廻らないアラウが無理して浅い打鍵による軽薄な演奏になっているのとはなんたる違いであろう!
2人の方が、このレビューに「共感」しています。 2009/08/08
このDSD録音は実に素晴らしい。録音媒体や再生装置の存在を感じさせることなく、目の前に原寸大の生のステージが展開する。一糸乱れぬアンサンブルも素晴らしいが、これほど美しい音の弦楽合奏はなかなかお目にかかれない。選曲も巧みで飽きさせない。
3人の方が、このレビューに「共感」しています。 2009/07/31
ドン・キホーテはR・シュトラウスとしては、覚えやすい旋律もなく、メロディーは分断されるし、突如として半音階に迷い込む等、けっして親しみ易い曲ではないが、このディスクはSKDの美音と、ナチュラルで美しい録音により、全曲を一気に聴かせる魅力をもつ。ドン・キホーテってこんなに面白い曲だったんだと改めて認識した次第。しかし・・・、このディスクで曲に馴染んだ後にかのケンペ盤を聴くと、指揮者の格の違いを痛感した。尤もケンペとルイージを同じ土俵で比較する方が酷!ここは素直にルイージの好演を評価すべきだろう。繰り返すが録音は最優秀であり、大音量でのSACD再生では、実物大のルカ教会が目の前に再現される。
リストのソナタの第一展開部で21小節に渡る大きなカットがあるが、SPでもステレオでもこのような解釈は無かったので編集ミスではなかろうか?ところでホロヴィッツを聴き始めて30数年経つが、この演奏を聴くと「ショパン以外はかなり雑に弾いているな」と強く感じる。壮年期の録音であるにも関わらず、一発録りのライブという条件を考慮しても、あまりにミスタッチが多過ぎるし、解釈にしても自らを煽りに煽り過ぎ、自制が利かなくなっているようである。当時のアメリカの聴衆にはさぞかしうけたであろうが、今の時代にこうして冷静に聴くとやはり雑な印象が拭いきれない。このような演奏が当時の聴衆のニーズだったのかも知れないが、本当にホロヴィッツが目指す方向と合致していたのか?演奏自体には色々問題があるが、歴史的価値は十二分にあるし、なんといってもリスナーを煽るので面白い。
3人の方が、このレビューに「共感」しています。 2009/07/27
音源は「BASFから日本に送られたLP用カッティング用マスターテープ」とあり、セッションマスターまで遡ったリマスターでないことに一抹の不安を感じたが、スクリベンダムより解像度、Fレンジに優れ、中低域の迫力も高域の輝きも素晴らしい。特にヒスノイズを除去しなかったことが効を奏しており、高弦は実にアナログライクな響きである。本盤では5番よりオケの編成が小さいためかマイクが楽器に近く、生々しい迫力が素晴らしい。また高弦のまさに松脂が飛ぶようなリアルさが聴き所。しかし5番同様リマスターがオリジナル音源まで遡れなかったことで星4つ!
4人の方が、このレビューに「共感」しています。 2009/07/27
音源は「BASFから日本に送られたLP用カッティング用マスターテープ」とあり、セッションマスターまで遡ったリマスターでないことに一抹の不安を感じたが、スクリベンダムより解像度、Fレンジに優れ、中低域の迫力も高域の輝きも素晴らしい。特にヒスノイズを除去しなかったことが効を奏しており、高弦は実にアナログライクな響きである。本盤では、4番よりオケの編成が大きい分マイクが遠いので、ホールのレゾナンス成分が多い。また終楽章終結部で録音のピークレベルが決まっているので、全曲を通すとカッティング音量は控え気味である。新たにリフレッシュされた音で演奏の素晴らしさも一層際立って聴こえる。リマスターがオリジナル音源まで遡れなかったことで星4つ!
3人の方が、このレビューに「共感」しています。 2009/07/06
当時のオイロディスクLPでは大木正興氏も「ゲヴァントハウスのオケの渋さ」を絶賛していたし、クリアだが色気のない録音もこの渋さを助長していた。ベームやケンペのロマンティックが発売された後も私のとってのベスト演奏であり続けた。その後ずーっとCD発売を待ち望んでいたが、まさかウィーン響との演奏だったとは!冒頭のホルンの古風な響きと、続く木管の鄙びた音色は、これぞロマンティックの極み!リマスターで一皮も二皮も剥けた音色に新しい発見が続出。
6人の方が、このレビューに「共感」しています。 2009/07/06
気風がいいというか、北京の小姐が歯切れの良い中国語を早口でまくしたてるような勢いがあるが、アルゲリッチのような乱暴さは無く、ディテールの表現など実に丁寧。さすがに深いタッチやテクニックの凄みを期待するのは無理だが、かといって未熟さやひ弱さは皆無。近年の若手女流としてはトップクラスの逸材と見た。
6人の方が、このレビューに「共感」しています。
5人の方が、このレビューに「共感」しています。 2009/07/06
このSACDの録音は数あるベートーヴェンの全集の中でも最優秀の部類に属しており、美しいサウンドに浸るだけでも十分価値がある。それにSACDがこんなに安くていいのかと心配してしまう。演奏はケーゲル独自の様式観と美意識に貫かれたもので、スコアを見ながら聴くと随所に新しい発見がある。平林氏の評にもある通り、レクィエムのような第九終楽章はあまりにユニーク!
5人の方が、このレビューに「共感」しています。
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