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トップ > My ページ > 七味とうがらし さんのレビュー一覧
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4人の方が、このレビューに「共感」しています。 2012/08/28
いわゆるオーマンディ・サウンド、フィラデルフィア・サウンドを堪能した。しかしオーマンディやフィラデルフィアの名前ではなくRCAの名を冠するべきだろう。RCAサウンドと。どの曲でも弦を主体としたほの暗く、分厚い録音で、分離も決してよくはない。どちらかというとマスの響きで聴かせる。その結果、なにやらチープな音だがゴージャスな装いを纏った響き。なにかアメリカの馬鹿でかく、甘ったるいスイーツを思い起こさせる。よくも悪くも60年代から70年代前半のアメリカを象徴する音だ。CBS期の録音はRCAのそれに比べてよほどにさっぱりとしている。 オーマンディの解釈は全く無理がなく見通しの良いものだ。
4人の方が、このレビューに「共感」しています。
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1人の方が、このレビューに「共感」しています。 2012/08/22
べーム晩年のこのパッケージは枯れるどころか艶っぽさをもって迫ってくる。べームのオーケストラに対するコントロールがゆるくなったことが要因と推察する。だが、そのことがマイナスとはならずにプラスとなるのがこのコンビのすごいところではないだうか?べームとウィーンpo.の最良の化学反応の結果がここにある。
1人の方が、このレビューに「共感」しています。
4人の方が、このレビューに「共感」しています。 2012/08/14
若いころは、テンポを大きく動かし、フィナーレに向けてアッチェレランドをかけ、テンポが速いほど良い演奏などと思っていた。馬鹿だった。 ブーレーズの新盤はあまりテンポを動かさず、音の振幅の大きさと楽器間の絶妙なバランス、丁寧なアンサンブルでこの曲を聞かせる。ぬるい演奏では決してない。
3人の方が、このレビューに「共感」しています。 2012/04/11
いまさらレヴュアー諸氏のことばにさらにことばを重ねる必要は無いのだが。しかし一言だけ。演奏者ほか、録音に携わった人々が、この大曲のセッション録音(セッション録音だからともいえるのだが)を、まったく集中力を切らさず、完遂したことに感謝したい。
3人の方が、このレビューに「共感」しています。
0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2012/03/23
ニキシュに師事したというターリヒ。堂々としていながらも、官能的に響く音楽。
0人の方が、このレビューに「共感」しています。
2人の方が、このレビューに「共感」しています。 2012/03/12
ワルターが欧州で活躍していたころの録音。コロンビアSO.との晩年の録音しか知らなかったワルターの現役時代の演奏を始めて聞くには値段もお値打ちで、うってつけだろう。以前は高額で聞きたくとも買えなかった。 ノイズはそれなりだが、思っていた程聴きにくくはない。 聴いた印象としては、あまりに漠然とした言い方だが、ウィーンの伝統の上にワルターが在る。ということか。ワルター晩年の録音も良いが、Sp時代のワルターもやっぱりワルターなのだ。幸せそうにタクトを振るワルターの姿が目に浮かんでくる。その後の苦難を知っているだけに一層こころに響くのだろう。
2人の方が、このレビューに「共感」しています。
0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2012/01/30
7番がすばらしい。なんと言い表せばよいのだろう。ECOとの録音を経てたどり着いたシベリウス演奏の極北。聴くたびにシベリウスの宇宙を見せてくれる。この盤以外のベルグルンドの演奏会実況録音を私は寡聞にして知らない。寡黙で謙虚なベルグルンドが発売の許可を下したのであろうから、本人も満足のいくものだったのだろう。
0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2011/08/18
周りに薦められて、漸く聞きました。印象は妙にカッチリした演奏だなぁというもの。シカゴ響管楽セクションの妙技はすばらしいのですが、ここまでしっかりと鳴らしてしまうと、ちょっと聞き苦しいかな?でも段々と好きになっていくのかも知れませんし…。でも願わくば引退の数年前のライブ録音がヨーロッパのオケで眠っていないかなあと夢も見てしまいます。
0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2011/08/01
6番8番の組み合わせで出ていたレゾナンス・シリーズを手にとったのは運命でした。ハンドリーの全集は全体に線が細い録音ながら、押さえるべくところをしっかりと押さえているので、RVWの入門には好適かと思います。緻密な演奏ながら、ここぞというときの大筆で殴り書くような豪胆さも持ち合わせている演奏です。
4人の方が、このレビューに「共感」しています。 2011/07/27
録音当時のハイティンクのキャリアからするとなかなかの大健闘ではないか。自己に没入することも無く、マーラーのグロテスクさをことさら強調するでもなく、しかし、ハイティンクの主張はしっかりと聞き取ることができる。晩年のワルターのような清濁併せ呑むような、しかし“濁”の部分はうまくコーティングされている演奏ではないだろうか。オーケストラのドライブがうまくなされていないところも多々あるが、マーラー演奏に歴史あるオケの自発性をうまく引き出した結果のように聞こえる。録音は高音弦楽器がやや強めのバランスであるので、トーンコントロールを少し絞ると聞きやすい。94年の発売だが、いまだにカタログから消えていない(在庫過多?)こともうなずける。
0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2011/07/21
等身大のR.シュトラウス。それだけで、すばらしい。
3人の方が、このレビューに「共感」しています。 2011/06/23
優秀な録音と完璧なアンサンブル。デ・ヤングの独唱もすばらしい。テンポは全体的に速めで1楽章コーダではアッチェレランドもかかる。ロペス-コボスは、マーラーに付きまとう「ウィーン風」であるとか「ユダヤ的」といったものを排除した音作りを心がけ、楽音を丁寧に音化している。そのため、この曲の対位法が明確となっているように思う。スコアを見ながら聞くのにはもってこいの1枚。
1人の方が、このレビューに「共感」しています。 2011/04/30
Denon盤で持っています。ブルックナーは、録音もオンマイク気味で当時のNHKの水準からいっても万全ではないと思いますが、それだけに緊張感といいますか、切迫したライブの雰囲気を良く伝えているのではないかと思います。演奏は完成度としてははるかに低いものですが、2楽章の途中から除々にオーケストラが熱を帯び始め3楽章、4楽章と進むにつれ求心力を増す演奏はライブ録音の醍醐味を味わえるものではないでしょうか。未視聴のものはレビューを書くことはしないのですが、このパッケージがどのような仕上がりになるのか、期待を込めて。★5つです。
2人の方が、このレビューに「共感」しています。 2011/03/25
まだ、全ての演奏を聴いたわけではないが、ほとんどが、テープからの復刻のようで、メンブランの製品としては聞きやすい部類と思う。 内容は40〜50年代のセッション録音およびライブ録音を集めたもので、60年代ころより始まる、マーラー・ルネッサンス前の演奏集というわけだ。 それぞれ、録音が古いこと、様々な復刻盤があり、どれに手を付けてよいかわからない、単品で購入するにはちょっと二の足を踏んでしまいがちな演奏が集まっている。この値段であれば、大して懐は痛まないだろうし、もしかしたら新たな地平がそこに広がるかも知れない。 レビューからは離れるが、今回の東日本大震災には、大いに心を痛めている。被災地には知り合いも多い。自身も中越・中越沖の経験者であり、福島に3年ほど住んでいた。中越沖被災後に福島の方にかけていただいたご厚情は今も忘れることができない。節電もよいだろう。でも、こうして音楽を聴くことが、いつものように音楽を聴くことが少しでも復興のお役に立てるのであれば、私は音楽を聴くだろう。 HMVさんの義援金プロジェクト、大いに活用させていただきます。
4人の方が、このレビューに「共感」しています。 2011/02/24
しばらく廃盤となっていたが、うれしい再登場。ウィーンpo.盤はまだ若手だったマゼールが何とかオケをねじ伏せようと躍起になっているところにスリルがあったが、この新盤は大御所となったマゼールにピッツバーグso.が一生懸命ついていくというところに面白みがあるのでは? マゼールは楽譜の1音1音を丁寧に拾い、音にしている。フィンランドの大地に根ざした音楽ではないが、ユニバーサルな視点を持ったシベリウス演奏として評価できると思う。
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