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Mickey さんのレビュー一覧 

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     2010/10/28

    期待していたエマールは予想通りのクールで客観的な表現で、それ以上でも以下でもない。こういう行き方だと、まるでブーレーズ自身がピアノを弾いているかのように、オケと一体化している。ブーレーズは相変わらずの分析的な表現が、ラヴェルの巧緻なオーケストレーションでは奏功。あまり評判の良くない録音は、DGらしからぬ柔らか目の旧フィリップス録音のような暖色調。通常のシャープなDG録音を受け付けない我が家のスピーカーには、このくらいでちょうど良い。というわけで、この盤はブーレーズによるラヴェルの協奏曲を我が家のスピーカーで、この曲の最新録音として楽しむための一枚となった。

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     2010/05/11

    予想に反し、期待を上回るプレトニョフの出来にうれしい驚き。どこを取ってもプレトニョフの個性的な解釈は、初めて聴く曲のように新鮮。黒鳥のパ・ド・ドゥーがないので、個人的には評価しない原典版による演奏だが、それだけにプレトニョフの解釈はより明瞭にわかる。原典版ながら、もしかしたら蘇演版(黒鳥のパ・ド・ドゥー付き)によるゲルギエフの全曲盤を上回る出来といってよいかもしれない。まるでSACDを聴くかのようなコンサートホールプレゼンスを生かしたオンディーヌのワンポイント的な自然な録音も優秀。

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     2010/04/12

    宇野功芳氏が絶賛したフィストゥラーリ〜コンセルトヘボウによるステレオ初期の名盤のCD化。我々がイメーージする最も白鳥の湖らしい白鳥の湖である。デッカによるアナログの名録音で捉えられた、むせかえるような往年のコンセルトヘボウの美音も聴きもの。CD化は何故か音が薄くなってしまっているので、フォン・デメヤン氏、つよしくん氏がご指摘のように、この録音を愛する人は是非、エソテリック製のSACDで聴いていただきたい。ハイブリッドのCD層でも結果は一聴瞭然。十分星5つの評価だが、4つの評価は通常のCDの場合。

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     2010/01/03

    競合盤の多いモーツァルトのヴァイオリン・ソナタだが、バリリの端整なヴァイオリンによるウィーン風モーツァルトは貴重だ。オットリとしたバドゥラスコダのピアノとの相性も良い。ウェストミンスターの録音は現在はユニバーサル盤だが、リマスターの違いをほとんど感じさせないほど個性的で、独特なハイ上がりの録音はそれなりにチャーミング。

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     2010/01/03

    クラウスとボスコフスキーによる全集中、この盤は名演として定評の高いゴールドベルクとのSP盤にあるK.296が聴けるのがメリットで、ゴールドベルクとはまた異なる全盛期のボスコフスキーならではの粋な表情が魅力的だ。クラウスは相変わらずチャーミング。シャルランと思われる録音は、ヴァイオリンがハイ上がりに聴こえるのはリマスターのせいか。

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     2010/01/03

    ゲルギエフの再録だが旧録音は聴いていないので、これが初めて。予想通りプロコフィエフらしいグロテスクと紙一重の毒気はほどよく解毒されているが、それでもゲルギエフならではの渾身の熱演。ゲルギエフは世評のようなカリスマなのではなく、実は本来極めてオーソドックスな指揮者なのだ。SACDの音質は滑らかさとダイナミズムを併せ持った好録音。

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     2009/12/10

    クラウスとゴールドベルクによるSP時代の伝説の名演。K.296の第1楽章など、今日の感覚ではその速いテンポに戸惑うほどだが、それが爽快だ。一転遅いテンポの第2楽章では、当時、新即物主義の代表と言われたゴールドベルクがこの当時はかなり強いポルタメントをかけているのに驚かされるが、それが極めて美しい効果を挙げている。米デッカ原盤となっているので、SPではなくLPからの複刻なのだろうか。鑑賞上はこれで十分と言える優れた音質の複刻だ。

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     2009/11/04

    同じ録音はartリマスター仕様のものもある(現在はUK盤のみか?)。最初期のステレオ録音でモノラルは誤り。また、セルとのアリア集はart盤での収録で、本盤には入っていない。ただ、リマスターは何故かart盤の状態が良くなく、ノイズを取り除き過ぎてノッペリしてしまった。歌曲集だけなら文句なく、こちらがお薦め。

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     2009/10/31

    既に東芝盤で所有している録音も含めて、リマスターによる改善効果が期待されるセット物の登場。さて、結果やいかに。ウ〜ム、評価は微妙。鮮明になった反面、録音の古さが明瞭になってしまった。それでも、この時代のストーキーの録音がまとめて聴けるのは貴重。バッハ・トランスクリプション集には東芝盤にはない2曲も追加されている。

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     2009/10/20

    シェリングとヘブラーのモーツァルトのヴァイオリン・ソナタ集のCDは現在、国内盤が見あたらないので、この全集盤は貴重。第二集の白眉は晩年の第42番イ長調ソナタだ。僕はシェリングのモーツァルトは高く評価していないが、このソナタの第二楽章だけはヘブラーともどもシェリングの演奏が他には代え難い深さと寂しさを表現していて傑出。同じリマスター使用と思われる国内盤の音質はイマイチだったが、何故かこの輸入盤の音質は素晴らしく、これで十分。この音質で聴くと他の曲もシェリングのモーツァルトの良さが見直された。

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     2009/10/10

    ボストリッジによるシューベルト三大歌曲集の最後の録音。内田光子との「美しき水車小屋の娘」の超名演の後、アンスネスとの「冬の旅」には何故か期待はずれでがっかりさせられた。そしてこの最後の「白鳥の歌」。これはパッパーノのピアノも素晴らしく、悪い予想が外れて、再びボストリッジならではの深いシューベルトを聴かせてくれた。セレナーデもこういう歌唱もあったのかと思われるような、あっと驚く予想外の痛切な表現。

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     2009/06/29

    何故オリジナルテープではなく、わざわざLPからCDを起こすのかと疑問に思っていたが、本盤を聴いて、その疑問が解消。CDから見事にLPらしい音が再生されて、びっくり!! これはこれでリマスターの一つの行き方なのだろう。

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     2009/06/07

    鍵盤楽器用とあるが、これがプーランクの全ての協奏曲になる。これらの曲の一部では同じエラートレーベルのマルティノンが懐かしくなるが、この盤は全てコンロンの指揮。マルティノンよりも新しいデジタル録音で聴けるプーランクの協奏曲としては、ソリストもよく、これで十分という出来。

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     2009/05/31

    SHM-CDの比較試聴盤に続き、ブルースペックのレギュラー盤との比較盤を聴く。CD素材に特別仕様の素材を使っているSHM盤に対して、ブルースペック盤はカッティング段階からやり直している。当然、音質改善効果もSHMよりもはるかに明瞭だ。収録曲中、グールドのゴールドベルクの再録音が旧録音と記載されているのは、発売元としては信じがたいミスだ。

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     2009/05/30

    ロッシーニメゾのカサロヴァが挑んだドラマチックなアリア集。ソプラノ寄りのメゾが多い中、カサロヴァのコントラルト寄りの暗い低音はここでも威力的。表現力の深さは今一歩の出来だが、異色のメゾのアリア集として楽しめる。少し甘いかもしれないが、星4つの評価をつけた。

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