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ほんず内閣総理大臣 さんのレビュー一覧 

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     2013/07/27

    リムスキー=コルサコフといえば『シェヘラザード』一曲が突出して有名で、他の曲になかなか手が出ませんが、オペラからいくつかのナンバーを抜粋したこのディスクもそれなりに魅力的であります。ビューティフルなメロディーやチャーミングなフレーズを、カラフルなオーケストレーションで巧みに仕上げた、実にステキなアルバムです。シュワルツさんとシアトル交響楽団もその辺のツボをよくおさえて、落ち着きを持ちつつ輝かしく演奏しました。確かにもう少し威勢よく、派手でもよかったですけどね。曲としては「金鶏」がちょっと落ちる印象ですが、他はどれも親しみやすくもあり、いい感じですよ。録音も優秀。楽しめるアルバム、お薦めしましょう。

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     2013/07/27

    ドゥダメルさんはマーラーが好きだそうで(インタビューで言っていました)、よく指揮もし、ディスクも揃いつつあります。第5番は正直「若さ」が目立って特に優れた出来とは思いませんでしたが、第8番は曲自身の祝祭性と演奏のイヴェント性が最高にうまく合体して感動的な出来栄えでした。さあ、そして第9番の登場です。ロスフィルを振ったライヴ録音です。まず、音が全般に暖色系であることが特徴です。きつさのない、丸みのある柔らかい響きを主体として、耳当たりのいい音が作られております。テンポはタイミング表で見るとゆったり目にもみえますが、実際に聴いていますと自然な感じで、これまた心地よい進行です。そして過剰な思い入れもなく、どこにも無理のない、うまいまとまりで全曲は終了します。従来この曲に付きまとった「死」と「恐れ」「諦観」といった解釈(イメージ)を取らず、純粋に美しい交響作品として再現してみせた、というところでしょうか。ドゥダメルさんの素直な音楽性がそれなりに活きて、全体の質は高いと言えます。ですがねえ、繰り返し聴いてみて、感動しなかったことはもとより、名演・好演といった評価も私はできないなあ。この曲の名演を数多く聴いてしまったせいで、想念とか到達目標が小さいとしか感じられないのですね。物足りない。この一語に尽きましょうか。

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     2013/07/26

    プレヴィン&ロイヤルフィルのゴールデンコンビ、これまた実にすばらしいディスク。「ドイツ・レクイエム」というタイトルはいかにもゲルマン的堅物を想起させますが、実際にはこの上なくロマンティックでビューティフルな作品。プレヴィンはまことにしなやかにかつ美しく演奏しました。冒頭からうっとりするような優しい雰囲気に溢れ、聴き惚れます。しかしもちろん軟弱にとどまるものではなく、盛り上がりは確かな圧力をもってひしひしと迫ってまいります。オケも声楽もハイレベル。どこにも文句なし。無理に言うならば「美しすぎる!」。録音は超優秀。おまけに値段まで安いとは、ホントにまあ、いいとこばかりのディスク。惚れ惚れしましたぜ。

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     2013/07/26

    今回もまたフェルツさんは「作りすぎ」ではないかな。「ここをこんな風にちょいと細工してみると、面白くなりゃしませんかい?!」的なイジリが多くて、音楽の自然な高揚や一貫した流れが阻害されている個所が多いですな。ライナーノートによれば、フェルツさん、スコアを精査してずいぶんいろいろ研究したみたいだけど、なんかそれを露骨に表わしてみたくてしょうがないんだね。それがマイナスに働いたように感じます。皮肉にもというか、複雑巨大な楽章はそんな調子で今一つながら、弦楽のみでたゆたうように歌うアダージェットがまことに美しくよい出来栄え。無理に引っ張らず盛り上げず、さざ波のような繊細な抑揚がむしろ感動的です。といふことで、いいとこもあるけど、トータルは今回もあんまりいい点はつけられない。なお、オケはよくやってます。地力があるのですね。また、フェルツさんとの共同作業にみなが一心に取り組んでいるのでしょうね。録音は優秀。

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     2013/07/23

    楽譜についてはかなり大きな注目すべき要素なのでしょうが、現物を見たわけでもなく、さらに(高関さんもおっしゃるように)音で聴いて明瞭に判る感じではないので、このディスクで音楽だけを聴く分にはさほど特徴はありません。これほどの曲になれば、楽譜がどうであれ、むしろ指揮者の解釈次第で各声部のバランスが違って聞こえたりもするので、、もうそこは関係なし。なのでひたすら、演奏の良しあし。第7番では大変見事な出来栄えであったこのコンビでしたが、この「復活」は今一つかな。総じて立派なのですけれど、ライヴゆえにやや乱れとミスが気になります。第7番は得体のしれない曲調のせいでオケも冷静に音楽に取り組んでいましたが、「復活」は曲調そのまま感情が高ぶりますので、それが影響を与えます。もちろん、活きた音楽ですからそれはそれでいいのですけど、ちょっと流されちゃったかな。せっかくだからライヴにしないでセッションで克明に楽譜の違いを描き切った方がよかったかもしれません。立派な演奏なのですが、やや感銘薄にてそんなことも考えてしまいしまた。ちょっとキビシイかなあ。お許しを。

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     2013/07/23

    リーパーさん、かつて廉価盤のマーラーをいくつも聴いたな。それらがからきしダメで(まるで締まりのない演奏でした)、今度も期待せずにとりあえず聴いてみました。まずは交響曲第2番。個人的にはチャイコフスキーの交響曲で最も魅力のないナンバー。リーパーさん、意欲的で力強い指揮ぶりです。全般にダイナミックで、活気あるいい出来栄えです。これは大変結構。で、期待して第4番。さすがにこちらはそうそううまくはいかない。踏み込みが不足して表情付けが甘い。交響曲第4番という作品、案外難しいんですかねぇ。後期三大交響曲をまとめて録音する指揮者は多いですが、この第4番が不出来な人が結構います。ゲルギエフが典型だし、バーンスタインやマゼールもいま一つで、さらにはムラヴィンスキーですら5番や6番ほどの高みには達していませんでした(あくまで私見)。リーパーさんもその例にもれず、迫ってくるものが足りません。それに何だか録音もおかしくて、音楽が高揚しても音量が大きくならない。フルオーケストラで多くの楽器が鳴っているのはわかるけど、音量はそんなに大きくならない(ヴォリュームを絞っているような感じ)。といふことで、第4番はがっかり。前の通りのリーパーさん。以上、第2番は大いによし、第4番はあまりよくない。合計で星三つ。

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     2013/07/22

    大変魅力的な曲目のカップリング。ブラームスとドヴォルザークは個人的に接点もありますし(ドヴォルザークのメロディメーカーぶりをブラームスは羨ましがったんでしたね)、その点からも意味ある組み合わせ。さて、演奏は新しいブラームスの方が断然優れています。まずN響の充実ぶりに感服。個人技も合奏も実にしっかりしたもので、この時は非常な心構えで臨んだのでしょうか。スイトナーさんは力強くかつ繊細に、聴きごたえのある立派なブラームスを構築しました。すばらしい!一方、だいぶ前のドヴォルザークはいま一つ。こっちはN響の状態が悪く、正直個人技では「下手」と言ってもいい人もいますよ。合奏もややアバウトでざらっとしたところ、あります。スイトナーさんのアプローチはこれもブラームス同様力強くも抒情的で、曲の魅力を活かしたもの。録音はいずれも年代相当。スイトナーさんの貴重な遺産として結構なディスクであります。

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     2013/07/22

    期待通りのすばらしい演奏!冒頭から一切無理がなく、非常にいい調子で音楽が進んでゆきます。妙な粘りもなく、過剰な作為もなし。盛り上がりもごく自然で、気分と音響の相い俟ったクライマックスが形成されます。第1楽章から第2楽章へはほとんどアタッカのように突入。この前半はいかにも晴朗な気分で終わります。そして第3楽章。気分は一転してペーソスあふれる屈折した音楽に。トランペットの強い音がいかにも皮肉かつパロディっぽくて面白い効果を上げています。第4楽章はまさしく嵐のように動き回りますが、決して踏み外しはない。全曲は力強く完結し、大いに満足。総じて、インバルさんの完璧なるコントロールのもと、曲の持つすべての要素がはっきりと再現されたこの上なく見事な演奏といえましょう。チェコフィルもさすがの一流ぶりをアピールしています。東京都交響楽団との演奏もいずれもすばらしいものでしたが、こうして聴いてみるとチェコフィルには音色や響きに特別な味わいがあって、「やっぱり、違うなあ」と感嘆いたしました。そしてこのディスクの録音のすばらしいこと。聴き手とオーケストラの間に何もなく、まるで同じ空間でつながっているかのようなクリアーさ。超優秀、究極の録音。すばらしい成果です。しかし皮肉なことに、録音がすばらし過ぎるせいか、インバルさんの「唸り」がずいぶんはっきり聞こえまして、やや興を殺ぐ感じがしますねぇ。そこだけ、惜しいなあ。でもそれは、インバルさんがずいぶん入れ込んでいる証拠でもあります。好意的に受け取ります。

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     2013/07/21

    なかなかに凝った表情付けを施した「濃い」演奏かな。旋律の歌わせ方、強弱の付け方など、他の演奏と違っていて「ほう!?」と思わせます。ダイナミックでもあり、また勁い抒情もあり、この交響曲の特徴を活かした演奏になっております。しかし、例によっての小林の唸りが大変耳触りで、音楽を楽しむことができません。特に後半は甚だしく、大好きな第3楽章のクライマックスで頂点に達するのがいたましくてなりません。この人は指揮者ではあるのかもしれませんが、音楽家ではないのでしょうね。

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     2013/07/21

    バルビローリさんの貴重な遺産。なかなか珍しいコンセプトのアルバム。チャイコフスキーはいかにもバルビローリさんらしい演奏。いたずらに騒がず端正に始まりますが、エレジーになると一転、気持のたっぷりこもった泣き節的表情が心に染みてまいります。フィナーレは再び何食わぬ顔に逆戻り。実にステキな演奏だ。アレンスキーの作品は初耳。チャイコフスキーのメロディをネタに美しく仕上がった作品といふところでしょう。でもまあ、特に魅力的かどうかは、わかんないなあ。録音は良好。鑑賞に問題はなし。

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     2013/07/18

    旧CDによって、演奏についてのみ記します。レヴァインの長所がよく発揮された好演かと思います。ロマン派の音楽といえば、情念や激情が渦巻くものもありますが、メンデルスゾーンのこれらの交響曲は、美への憧れが素直に羽ばたいてゆく、清澄な抒情が極めて美しい作品であります。レヴァインのいい意味での楽天さが最高にプラスに働いて、ストレートに楽しめます。ベルリンフィルもいたずらに重くならず、しかししっかりした強さをもって表現いたしました。もちろん、もっと陰影を表わす方法もあり得ましょうけれど(そういう演奏もあります)、メンデルスゾーンのロマン、ここに大いに魅力的に花開いたといえます。よかった!

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     2013/07/18

    秋山先生のラフマニノフ、第1楽章の提示部の繰り返しがありませんので「完全全曲版」ではありませんが、ノーカットであります。広島交響楽団の演奏は初めて聴きました。結果。大変立派な演奏にて、心から感服いたしました。オケはしっかりした技量。正直、彫琢の余地はあろうかとも思います。特に、各パートのバランスにおいてちょっと音量がうまくない個所もあります(第3楽章での弦と木管。これは指揮者のせいじゃないです)。しかし総じて丁寧な仕上がりであります。そして、秋山先生のアプローチは毎度の通りの正攻法。清潔な抒情と端正な造形が特徴であります。ま、曲が曲ですので、さらにアグレッシブで良いのですが、レコーディングとしてこれは充分な成果といえましょう。本当に立派です。録音も文句なしに優秀。よいディスクではないでしょうか。よかった、よかった。(^_^) 今後の活動に大いに期待いたしたく存じます。

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     2013/07/16

    期待の新盤。第1部は抒情的でロマンティック。やや流れをつかみ損ねて、劇性に欠けるうらみがあります。第1部はほとんどがヴァルデマール王とトーヴェの同じパターンの対話ですが、繰り返される度に何らかの変化や悲劇への予感が高まるとかいう描き方があろうかと思うのですが、この演奏はそれを感じさせませんな。ヴァルデマールのアンデルセンさん、ちょっと不調だったのか、うまく歌い切れておりません。もちろん、この役、実演ではスーパーがつくほどの難役で(きっとトリスタンより大変)、御察しはいたします。トーヴェのイソコスキはそこそこ。第2部は一転劇的で大変すばらしい。王の嘆きと怒りが爆発です!第3部もその勢いを駆って好調です。総じて、サロネンさん、無理をせず、比較的まっとうなアプローチにてこの大曲をまとめました。録音も超優秀。結構でしょう。でも最後に一言、個人的な好みを記しておきます。語り手を、バルバラ・スコヴァが担当しておりまして、これが私はどうにも気に入らない。ピッコロをはじめオケが神秘的な音色を引っ張る中、彼女の甲高い声が響きだすと全てが台無し。夢幻と神秘が渦巻く雰囲気が、彼女の一声でいっぺんに現実に引き戻されてしまう。最後のコーラスでカタルシスが得られません。スコヴァはアバド盤でも語り手でしたが、全く同じ感想でした(いずれレビューしましょう)。といふことで、画竜点睛を欠くディスク。そこで減点。遺憾であります。

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     2013/07/15

    バイロイトの「ネズミ」の5年前のフォークトさんの『ローエングリン』。バイロイトよりもいっそうソフトな感じがします。従来の力強い、張りのある声でのいかにも「騎士」然たるローエングリンとは大違いの、新しいヒーローとして評価が高いですね。フォークトは力強い声も出ますので(ここでも要所で聴かせます)、こういう歌はやはり彼独自の役作り、音楽理解ということでしょう。彼の意図そのものはわかりませんが、印象としては、その脆弱な主人公像は「これじゃあエルザに疑われても仕方がないな」と思わせてしまうのであり、彼以外のまさしく(ふつうの)人間の弱さでではなく、ローエングリンの頼りなさが招いた悲劇、という感じを受けました。もともとこの話は、ヨーロッパに古くからある異類婚姻譚であり、破滅するのは決まっているのですが、破滅の原因がいずれにあるのかで、作り方は分かれましょう。従来のストロング・ヒーロー型ローエングリンでは、エンディングで「エルザのバカめ!」ということになっちゃいますが、フォークト式ローエングリンですと、「あんた、もう少ししっかりしなさいよ!」ということになりますかな。同じくナガノさんとの『大地の歌』もそうですが、フォークトさんを起用するということで、すでにその演奏のコンセプトの大筋が決まってしまうという、なんだか驚異的なキャラクター・テノールとして稀有な存在になってしまいましたね。なお、役作りとしての弱いローエングリンはともかく、フォークトさんのパフォーマンスは歌も演技も立派なまことに優れたものです。他のキャストも結構。マイヤーのオルトルートはとてもおっかない。王は威厳たっぷり。オケとコーラスも充実の限り。ナガノさんの指揮は歌をしっかりと包みながら要所ではガンガン迫ってくる、なかなかにいい感じです。といふことで、ま、いいんですけど、大きな不満があります。それはカットが目立つこと。第2幕の兵士のお目覚めコーラスがないのは非常にがっかり。また、第3幕の結婚行進曲も中間をばっさりカット。ラストのやり取りも部分省略。甚だ残念にて、それで減点。画質と録音は優秀。

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     2013/07/15

    ウィンドオケ、日頃聴くことはないのですが、なんとなく興味をもって視聴いたしました。シエナのみなさん、もちろん腕前は確かなものでして、どの曲も大変楽しめました。佐渡さんも立派なお仕事なのではないでしょうか。曲目は、正直、初めて聴くものが多いのですが、魅力的なナンバーが選ばれていて、その意味でも楽しめます。保科さんの曲も、丸谷さんの曲も、いかにも静と動の対比がついていて結構でした。恒例だそうですが、「星条旗〜」でのはっちゃけぶりもまたよし。ただ、音楽部分が全体で1時間弱の収録というのはいかにも短いなあ。もっと変化をつけていろんな曲を入れてほしかったね。画質も録音も優秀。とにかく、「よかった(^_^)」と思います。

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