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『犬10』 本木克英監督・インタビュー

2008年3月25日 (火)

無題ドキュメント
犬と私の10の約束
『犬と私の10の約束』本木克英監督・インタビュー

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第2回
「『犬10』と犬」


--- 監督も犬を飼われているんですか?

本木克英監督(以下、本木)   小学校の頃に飼っていました。雑種だったんですけど、飼っていたころを思い出しながら映画を撮っていました。

--- ソックス役は5匹のわんちゃんが演じているそうですけれども、撮影中のエピソードや苦労話などを教えてください。

本木   ドッグトレーナーの宮さんという方が、全国を回ってこの犬がいいよっていうのを写真やビデオで見せてくれました。基本的にゴールデン・レトリーバーはすごく頭が良くて、甘えん坊の犬種らしくて撮影には向いている犬なんですね。なので、成犬ソックスの役のゴールデンなんかは全く問題はなかったんですけど・・・

ちょうど8ヶ月くらいの子が手におえないぐらいに暴れまわっていて、スタッフ振り回されてたんですけど(笑)、結果としてその8ヶ月の子が出ているシーンが、画としては一番充実してたんじゃあないかなと、思います。劇中、豊川さんにまとわり付いて顔を舐めるシーンとか、一番やんちゃな頃のソックスがすごく魅力的に撮れましたね。

--- 他にはどうですか?

本木   犬だからお芝居はしないと思いつつも、芝居しているんじゃあないのか?と思うようなことも多々あって、奇跡的な行動をとってくれることもあったり、かと思ってると、一日中撮っていても1カットも撮れなかったり(笑)というようなこともあったので、そのあたりの先の読めなさ、は面白かったですね。

--- そうだったんですか。加瀬さんがソックスにギターを聞かせるシーンでは、じっと聴き入っているように感じたのですが・・・

本木   あのシーンは犬が落ち着いたのを見計らって加瀬さんに弾いてもらったんです。もしかしたらこっちが求めているものを少しは犬も判っていたのかな?(笑)と思ったりもしているんですけど。

--- そうだとしたらわんちゃんも、もう立派な役者ですね!

本木   そうなんですよ。判っているのかなってちょっと3割くらい思っています(笑)

『犬10』特集ページはコチラ

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本木克英監督 プロフィール
1963年富山県生まれ。87年松竹入社。『てなもんや商社』(98)で監督デビュー、第18回藤本賞新人賞を受賞。以後『釣りバカ日誌イレブン』(00)、『釣りバカ日誌12 史上最大の有給休暇』(01)、『釣りバカ日誌13 ハマちゃん危機一髪!』(02)、『ドラッグストア・ガール』(04・宮藤官九郎脚本、田中麗奈主演)、『ゲゲゲの鬼太郎』(07・水木しげる原作、ウエンツ瑛士主演)など。TVドラマ作品は『天切り松 闇がたり』(04・CX/主演:中村勘九郎)、『丹下左膳』(04・NTV/主演:中村獅童)、10時間ドラマ『天下騒乱 徳川三代の陰謀』(06・TX/主演:西田敏行)、『めぞん一刻』(07・EX/主演:伊東美咲)などがある。

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