SOURインタビュー

Monday, March 31st 2008

無題ドキュメント
SOUR インタビュー

inteview :Sohey、KENNNNN、hoshijima(左から)
text : takahashi & hosaka(HMV)


  Archive (更新の予定)
※更新日はあくまでも予定ですので、変更の場合があります。御理解の程を。
  「“SOUR”というバンドとは?」
  「ミトさんとの出会い&レコーディング秘話」
   「初のツアーに向けて」
   (※インタビュー全掲載後に貴重な情報を発表します!)

2008-04-01
2008-04-01
2008-04-17



ミトさんとの出会い&レコーディング秘話

制限された環境において、 “せざるを得ない”ということが、
うちらとしては演奏することに集中できる環境だったのかなと
結果的に思いますね。
逆に普通のスタジオでこのような手法をやろうとしてたら、
絶対に抵抗があったと思うんですよ。



--- 業界内といいますか、アーティスト受けもすごく良いんですよね。SOURの音楽は。その流れとして、クラムボンのミトさんがSOURの音楽をすごく気に入ってくれて。今回のアルバムのプロデューサーまで引き受けてしまったという。ミトさんとはどのようないきさつで知り合ったのでしょうか?

Sohey 1stアルバムの帯のコメントを誰かに書いてもらいたいということになったときに、3人で共通して挙がったアーティストがクラムボンのミトさんだったんですよ。

hoshijima 何かミトさんと、感覚的に通ずるところがあるというか。まあ、僕らがこんなこと言ってしまったら偉そうですけど(笑)。あの、“僕らのこと解ってくれるだろうな…”という感じです。

Sohey ミトさんの音楽に対してのスタンスだとか、シーンに対しての生き様がかっこいいというところですね。やはり。結局、音をミトさんに渡したら帯のコメントを書いてくれることになって。その後、ちょこちょことミトさんの関連ライブに足を運んだりして…。

hoshijima それでミトさんと仲良くなって行こうってね。

KENNNNN でも結局、レコーディングに関しては、最終的に、ミトさんのほうから、“録らせろ!”って言われたんですよ(笑)。

--- “俺がやるから、来い!”みたいな(笑)。

KENNNNN そうなんですよ。

--- それからはもう、トントン拍子で。気づいたら、山梨の小淵沢のスタジオ(クラムボンがレコーディングする場所としても有名)でレコーディングしていたという…。

Sohey ていうか、ミトさんの中で、やると決めた時点で、小淵沢でやるという選択肢しかなかったと思います。

--- 前作は通常のレコーディングであったかと思うんですが、どうでしたか? 実際、山の中の小淵沢でレコーディングをやってみて。

KENNNNN もう全てが通常のレコーディングと違ってたよね。

Sohey やっぱ環境の違いが音に出るんだなぁというような精神的な感覚もありましたし、あとは伸び伸びと演奏が出来たかなと。

KENNNNN 合宿形式でレコーディングして。何時から何時までレコーディングという風に時間も決まっているんですけど、いつでも手の届くところにスタジオがあるので、ある意味エンドレスで。やりたいときにやってしまえるという環境で。
  でもって、まわりは山ばかりで、何も音がしないという。あれは、都内では考えられない環境ですよ。めちゃくちゃリラックスしてレコーディング出来たし。
  まあ、小淵沢で合宿ということが決まった時点で、自分らも生々しく録りたいという方向性で考えていたんですけど、想像以上に良かったですね。

SOUR
KENNNNN

--- 実際、ミトさんのプロデュースでレコーディングしてみてどうでしたか?

KENNNNN あの、音楽的に厳しい人なんだか、緩い人なんだかわかんないっす(笑)。あの、緩いなぁと思ったのは、今回のアルバムに収録されている「chime」という曲があるんですけど、その曲って、何かの曲をレコーディングする前に適当に演奏してたもので。それをミトさんが黙って勝手に録っていたですよ。
  で、いつの間にかその音源をエディットしてミックスして、“はい、1曲出来ました”って言われまして(笑)…ということもありつつ、逆に、歌に関して異常なまでの執着心がありまして。歌のミックスにエライ時間をかけてましたね。その辺はもうプロフェッショナルでしたね。

hoshijima まあプロフェッショナルであることはとても感じたんですけど、所謂、職人的な匂いとは違うんですよね。あの、前作は、初めてのパッケージ音源ということでライブとは違う感じで、クリックを使ったりしてかっちりとしたものを作り込もうとして出来上がったもので。
  でも今回は、いっさいクリックも使わず、みんなで、“いっせーのーせっ!”でレコーディングして。“今のよかったねぇ”みたいな感じと雰囲気でやったんで。まあ、こういうとラフでアバウトな感じがするんですけど、結果的にこの手法のほうがタイトに録れたんですよね。

KENNNNN ある意味みんなで演った宅録みたいな感じ。“超”宅録みたいな(笑)。前回のアルバムは、3人でバラバラでレコーディングしていたんで、この違いは大きいですね。今回は、歌を除けば全部一発録りのようなもので。しかも一発OKな曲もあったし。

hoshijima 昔の自分達では考えられなかったよね。

Sohey あの、純粋に、前回のアルバムのようにクリック噛ませて、バラ録りしてというのもピュアな方法であると思うんだけど、それよりも何か、環境に良い意味で左右されていたというか。
  結局、バラ録りするとやり辛いとか。一斉に録ると、音が綺麗に分離されてないがために、マイクでいろんな音を拾ってしまったりするので工夫をしたりとか。
  その、制限された環境において、“せざるを得ない”ということが、うちらとしては演奏することに集中できる環境だったのかなと結果的に思いますね。逆に普通のスタジオでこのような手法をやろうとしてたら、絶対に抵抗があったと思うんですよ。

SOUR
Sohey


続く…

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NEW ALBUM!!

SOUR / Every Undone Dawn

 CD  Every Undone Dawn

【HMVオリジナル特典】
DVD-R (「影踏み」のNESTでのLIVE映像)


 Profile

hoshijima:gut guitar/voice
Sohey:bass/eub
KENNNNN:drums/toys

2002年春
フランス生まれイギリス育ちのhoshijima(gut guitar/voice)、銀座生まれ銀座育ちのSohey(bass/eub)、ドイツ生まれスペイン育ちのKENNNNN(drums/toys)により結成。
都会的且つオーガニック、タイト且つメロウ、研ぎ澄まされた心地よさを奏でる3ピース。
2005年12月
自主制作盤『for my incongruity』をリリース。
下北沢ヴィレッジバンガードにて、2ヶ月連続売上枚数1位を記録。
2006年4月
Cumulonimbus、大塚アキラと共にダイニングバーイベント「寄処」を主催。
以降、2007年10月まで恵比寿みるくにて隔月開催。月曜イベントとしては異例の毎回100人を動員。
2007年5月
arights entertainmentより1stAlbum『rainbow under the overpass』をリリース。
PV「半月」はYouTube.com、.jp双方のピックアップとなり、広告批評誌「2007ミュージックビデオベストテン」第7位にも選出。国内外の注目を集める。
2008年4月
ミト(クラムボン)プロデュース、美濃隆章(toe)エンジニアリングによる2ndAlbum『EVERY UNDONE DAWN』をarights entertainmentよりリリース。


Live

SOUR EVERY UNDONE DAWN Tour 2008
〜 Tour Final  SOUR ×toe 〜
・6月18日(水):東京 恵比寿 リキッドルーム
◆OPEN 18:00 / START 19:00
◆ADV ¥2,500+D / DOOR ¥3,000+D

ローソンチケット Lコード[76493]
チケットぴあ Pコード[292-072]
(問) LIQUID ROOM / 03-5464-0800


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<SOUR EVERY UNDONE DAWN Tour 2008>

・5月30日(金):仙台 clib MACANA
・5月31日(土):札幌 sound lab mole
・6月05日(木):広島 Cave Be
・6月06日(金):福岡ROOMS
・6月09日(月):京都MOJO
・6月10日(火):大阪シャングリラ
・6月11日(水):名古屋Club Rock'n'Roll
〜 Tour Final  SOUR ×toe 〜
・6月18日(水):東京 恵比寿 リキッドルーム

 


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