ブルックナー (1824-1896)
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ブルックナー (1824-1896) レビュー一覧

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商品ユーザーレビュー

5752件
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  • 星3のもあれば4のもあるのは当然だろう。全体にイン...

    投稿日:2024/04/14

    星3のもあれば4のもあるのは当然だろう。全体にインバルの人間臭さが出た演奏で、時としてベートーヴェンやブラームスのような近い響きが聴かれる。悠久のアルプスの大自然の澄んだ響きとはちょっと違うかなと思う。例えば、、8番第3楽章などかなり人間臭い響きである。この辺りはやはりクナやシューリヒトの人間離れした澄み切った響きには及ばない。欲を言えばもっと澄んだ音の響きが欲しいと思う。しかし2番などは成功していると思うし、4番はかなりインバル臭いが終楽章などは深い響きで素晴らしいと思う。全集としてはスクロヴァのほうを上に置きたいが、インバルを聴くなら分売も出ているし、初期作品の演奏がお勧めである。

    robin さん

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  • ショルティのブルックナは、時代遅れな浪漫主義的想念...

    投稿日:2024/04/10

    ショルティのブルックナは、時代遅れな浪漫主義的想念を完全に断ち切っているので、土の香りや草の香りや森の息吹をブルックナに聴きたい人には物足りないかもしれない。しかし、ショルティの視点はそういった地上的な雑念を超えた、より巨大な宇宙的視点に立っているのである。 古臭い19世紀的視点でクラシック音楽を捉え続ける人は、シューリヒトやクナパツブシュのブルックナにキリスト教的な「神と悪魔の戦い」を見るのかもしれない。しかしショルティのブルックナはそういった古臭い思想を超越しており、地球というちっぽけな一惑星内の一宗教であるキリスト教の「神と悪魔の戦い」とかいうせせこましいものではない。もっと超越的にブルックナの抽象的音楽思念が全宇宙的な時空の限界を駆け巡る宇宙大戦なのである。 日本の前衛音楽の最先端であった諸井誠がこれを「究極のブルックナ」と呼ぶのは当然であろう。

    Dewurich さん

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  • わたしはDGの4番のほうが好きである。一部にフルトヴ...

    投稿日:2024/04/08

    わたしはDGの4番のほうが好きである。一部にフルトヴェングラーのブルックナーはイマイチとの評価があるが、私は何の抵抗なく聴ける。響きに生命力がありその響きに魅せられる。音は良いとは言えない。2枚組のオルフェオかオーストラリア・Eloqが音は良いと聞いている。

    robin さん

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  • 7番はブルックナーの交響曲では静謐な音楽だと思うが...

    投稿日:2024/04/04

    7番はブルックナーの交響曲では静謐な音楽だと思うが、実際にはテナーホルンが加わり金管がかなり重厚になっている。このバランスで私的に最重要だと考えているのが第2楽章3部形式の中間部冒頭、例の印象的なテーマが戻ってくるところで、弦と金管がほぼユニゾンで旋律を歌うのだが、ブルックナーは弦を最初ヴァイオリンその後低弦で弾かせる。ここに分厚い金管が被るのだが、ここで低弦がしっかり聞こえると何とも言えない「幽玄の美」が生まれる。ここを最も見事にやってるのがカラヤン/ウィーン・フィルだったりするのだがヨッフムも素晴らしかった。一方某評論家が絶賛していたシューリヒト/ハーグ、マタチッチ/チェコ・フィルは金管しか聞こえない。普通に鳴らせばこうなるんであって指揮者がどれだけ意識してバランスを取っているかがよくわかるのだ。アバドは弦も金管も絶妙のバランスで聞こえてくる。アバドはブルックナーの音楽を深く理解していた証明だと私は思っている。

    フォアグラ さん

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  • 艷やかで微細に響きをコントロールした新鮮なブルック...

    投稿日:2024/04/03

    艷やかで微細に響きをコントロールした新鮮なブルックナー。ラトルのブルックナーでは一番成功しているように思いました。量感も十分あります。

    ぽんちゃん さん

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  • ショルティのブルックナに全般的に言えることだが、こ...

    投稿日:2024/04/03

    ショルティのブルックナに全般的に言えることだが、ここでもショルティは成層圏を飛ぶ航空機のような極めて高い視点からブルックナという巨大な山脈を見下ろしたような俯瞰的な演奏を行なっており、そこに独特の透明なロマンが漂っている。

    Dewurich さん

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  • 某評論家U氏のせいで、多くの人たちがショルティの音...

    投稿日:2024/03/29

    某評論家U氏のせいで、多くの人たちがショルティの音楽を自分の耳で聴けなくなっている。 ブルックナーの音楽に秘められた浪漫と精神性を巨視的で透明な音響で巨大に再現しているのがショルティである。 ショルティを褒めようとして「ロマンとか精神性とかは関係ないが」とか言ってる奴はU氏に反対しているようで実はU氏に洗脳されているのである。 ショルティの音楽には甘さを排した蒸留酒のような辛口の濃厚なロマンがあり、巨大な伽藍を築く巨大な精神性があるのだ。 虚心坦懐にこの録音を聴けばそれが分かる筈だ。

    Dewurich さん

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  • 晩年の最高の名演の一つ。70年代までのヨッフムは、...

    投稿日:2024/03/24

    晩年の最高の名演の一つ。70年代までのヨッフムは、ライブで血管を浮き立たせるように興奮して振ることがあったと思う。それを知りたければ、ベルリンフィルのライブ盤である。一方、そこから力みをいかばかりか取り除いたのが本盤である。所詮好みであるが、80年代のヨッフムに会いたい時はこの盤を、70年代までの彼に会いたい時はベルリンフィルライブ盤を聴く。穏やかそうに見えて血の気を出すヨッフムがわたしは微笑ましくて好きです。ベルリン:ミュンヘンは7対3。それ位で聴きたくなる。、

    おとちゃん さん

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  • 今迄シューリヒトをかなり聴いてきたが、枯淡とか水墨...

    投稿日:2024/03/24

    今迄シューリヒトをかなり聴いてきたが、枯淡とか水墨画にような演奏だと思ったことは一回もない。むしろ音色豊かで、表面は早めのテンポだが中味はかなり色濃い演奏だと思っている。デっカのシューマンやブラームスなどかなりアクが強い。このブルックナーの2曲も色濃く懐の深い響きを創り出して成功している。テンポも早そうでありながら遅いところもあり、山あり谷ありで時には厳しさも激しさもあるから聴いていて全く退屈しない。枯れてもいないし白黒の濃淡の世界でもない。この作曲家の俗世界と無縁の悠久ともいえる世界を見事に描いたトップクラスの演奏の一つと言えるであろう。

    robin さん

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  • 一言で言えば、この曲の退屈な演奏。曲が長い上にテン...

    投稿日:2024/03/22

    一言で言えば、この曲の退屈な演奏。曲が長い上にテンポも遅く、その遅さがクナとは質の違う遅さなのだ。代表的名演のクナは遅いなりに内部からの響きが充実して聴きごたえがあるが、チェリのは表面的響きの遅さといって良いだろう。これなら多少の癖はあってもフルトヴェングラーのほうが付き合い易い。余談だが我がSPは左右共に外に5度ほど振っている。内向けに10度ほど振るのが常識だが、そうすると音が聴き手の前でぶつかりダンゴになるので、演奏会場のような響きを求めるため、ごく少し外に向けているのである。このほうがすっきりして臨場感も増す。オーディオの常識なんて今まで間違ってきたことが何と多いことか。演奏評価も良く似てはいないだろうか。このCDの臨場感は申し分なく良い。

    robin さん

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