シェーンベルク(1874-1951)
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シェーンベルク(1874-1951) レビュー一覧 4ページ目

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商品ユーザーレビュー

253件
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  • シェーンベルクはこちらとブレーズのCD所有しています...

    投稿日:2021/07/17

    シェーンベルクはこちらとブレーズのCD所有していますが、2人とも難解な 新ウィーン学派の曲を分析した上で楽曲を整理して聴かせてるのが実に上手いですね・・・ しかし・・・個人的には無調の音楽はやはりどうも苦手です 涙

    I.O.U さん

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  • 当アイテムには、DVDが附属しており、ボファールがた...

    投稿日:2021/07/08

    当アイテムには、DVDが附属しており、ボファールがたびたびピアノを弾いたり、スコアを参照したりしながら、シェーンベルクの作品について語っている。演奏自体、とても優れたものだが、DVDに収録された映像特典はさらに面白かった。ボファールはフランス語で語っているが、英語字幕が用意されていて、比較的平易な英語で読めるのがありがたい。その映像作品の中で、ボファールは、シェーンベルクが十二音技法を編み出す過程で生み出されたピアノ曲たちが、どのような構造をもち、どのような過去の大家たちの影響を内包しているのか、時に具体例を挙げながら示している。組曲におけるバッハのアナグラムを思わせる音型と、その舞曲様式の影響、5つのピアノ曲における印象派的な音色、さらに、ブラームスやリストの作品と共通する隠れたフレーズの指摘。これらが非常に興味深い解釈で語られる。また、シェーンベルクのピアノ独奏曲が、いくつかのパーツが同時に進行することで生み出すまったく新しい美観を持っていたことや、シェーンベルク自身の自画像に関するボファールの所感なども述べられていて、このアイテムの付加価値というにとどまらない内容となっている。と、それだけで、十分に魅力的なアルバムなのであるが、演奏自体も素晴らしい。正確な音価と、前述の背景を踏まえた細やかな強弱の配慮が行き届き、全般に明晰でありながら、不思議な情感が漂っている。もちろん、聴いていて分かりやすい音楽ではないし、そもそも作品が苦手という人には勧められないが、録音の品質も含めて、古今含めた当該曲集の録音として最高の部類に属するものであることは、ほぼ間違いない。なお、末尾に珍しいシェーンベルクの初期作品が含まれている。こちらはロマン派の風情をたたえた佳品であり、ボファールの丁寧なピアノで聴けることはありがたい。

    ココパナ さん

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  • 2020年3月のライブ。オケ、合唱とも2団体の合同で、写...

    投稿日:2021/05/11

    2020年3月のライブ。オケ、合唱とも2団体の合同で、写真を見るとステージ上の人数は凄いことになっている。さらに普通に客も入っており、ドイツでは3月にまだこんなコンサートがやれたんだと驚く。グレの歌が上演できるのは次回はいつになるのやら。その意味でも価値ある録音ではある。ティーレマンの練達の指揮、歌手陣及びシュプレッヒゲザングのグルントヘーバーの好演等水準の高い演奏であることは伝わる。ただ、聴き手を巻き込むところまではいかない。マイクが遠く音量が小さいのも一因で、生々しさが足りないのだ。オケもあまり上手く聴こえないし「山鳩の歌」の痛切さ、兵士の合唱の複雑怪奇な魅力ももうひとつ。先の「影のない女」でも録音に不満があったが、折角のキャスティングなんだから、スタッフはちゃんと仕事をしてもらいたいものだ。

    フォアグラ さん

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  • ルーセルの交響曲第3番は、LP時代(2021年1月にファリ...

    投稿日:2021/03/02

    ルーセルの交響曲第3番は、LP時代(2021年1月にファリャと組み合わせてSACD化された)デュカス「ラ・ぺり」のカップリングされて発売されていたのだが、まるでオマケのような扱いで大いに不満である。 ブーレーズのルーセルは、アンセルメやクリュイタンスのような角を丸めた表現とは違い、冒頭からアクセントを強調し、この曲がヒンデミットの「画家マチス」オネゲルの「交響曲第1番」ストラヴィンスキー「詩篇交響曲」などと同時代の、表現主義から新古典主義へと変遷する時代の音楽として捉えて(つまりフランキスト的な文脈ではなく)演奏させている。 日本では、ルーセルと言えば、未だにフランクの使徒であったダンディの弟子という観点から「フランキストの作曲家」として紹介されるが(確かにルーセルは「循環形式」を活用していたのだが)実際に作曲家としては当時の流行に即して印象主義的な作品から表現主義、新古典主義とスタイルを変遷させており同世代のフランキスト、例えばマニャールやロパルツとは一線を画している。当時のモダニズム、つまり6人組などに近い立ち位置にいると言えよう。 ところで、LP時代、我が家の再生装置は普通の2チャンネルステレオだったので4チャンネルではついぞ鑑賞できなかったのだが、現在の5.1chサラウンドシステム(本当は映画用に組み上げたのだが)でこのSACDを再生すると、通常のステレオだと音塊になるような箇所も楽器が前後左右に分離して再生される分、管弦楽法の機微がよくわかる。ただ、実際の演奏会ではコントラバスや木管楽器が後ろに定位するわけはないのだが・・・

    吉川英治 さん

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  •  沈みゆく陽の光を受けて「きらめく波」を、聴いた・...

    投稿日:2020/10/21

     沈みゆく陽の光を受けて「きらめく波」を、聴いた・・・。1975年にピエール・ブーレーズとBBC交響楽団の来日記念最新録音として発売された国内盤LPレコードは、作曲家の林光氏がライナーノートを執筆していた。第1部冒頭の壮大な管弦楽序奏についての林光氏の解説が秀逸である。「木管金管群あわせて50人、四つのハープ、鍵盤・打楽器のたぐい、細かくわけられた弦楽器群、これらが総がかりで、それぞれのパートが沈みゆく太陽の光を受けてきらめく波頭のひとつひとつを受け持ち、だがぼくたちは、そのひとつひとつをでなく、総体としての「きらめく波」を聴く。40段のスコアいっぱいに鳴り響いている「きらめき」のそれぞれを、くっきり浮き出させるというのは、だれにでもできることではないだろう。ブーレーズは、やはりそれをやっている。ブーレーズの演奏のちからが、それを可能にしたのだと思う。」そして、林光氏は「ブーレーズのやりかたは、正解にちかいのではないだろうか。」としめくくっている。  当時高校生であった私は、このレコードで初めて『グレの歌』を聴いた。まず、美しい旋律の数々、創意あふれるオーケストレーションとその音たちの魅力に惹きつけられた。そして、「劫罰」と「救済」という劇的な内容を、青春の記念碑といえる壮大な音楽作品に仕上げたシェーンベルクの天才に、今もなお魅了され続けている。そして、現在まで45年間、愛聴盤として繰り返して聴いている。『グレの歌』は、現時点で20種類に迫るレコードが世に出ている。ケーゲル盤・シノーポリ盤・ラトル盤・ギーレン盤など優秀な演奏が多い。だが、私はやはりベスト盤としてこのブーレーズ盤を推す。その理由として、ブーレーズとBBC交響楽団の演奏の完璧さをあげることができる。独唱者と語り手の6人がみな理想的だ。ブーレーズと演奏者たち全員が『グレの歌』を完全にわがものにしている。それもそのはず、ブーレーズとBBC交響楽団と各ソリストは、1973年と1974年のBBCプロムナード・コンサートで、二年続けて『グレの歌』を演奏している。そして、1974年の10月から12月にかけて、入念なセッションを組んでレコーディングが行われた。  ブーレーズは、第1部から第3部まで一貫してやや遅めのテンポを設定している。第1部冒頭の管弦楽序奏の演奏時間は7分16秒である。現在までにリリースされている全レコードの演奏時間の平均は6分54秒であり、標準偏差は28秒である。(ただし、林光氏がブーレーズ盤と比較検討されていたフェレンチク盤は、私は未聴である。)沈みゆく陽の光を受けてきらめく波と、黄昏が訪れて海と陸が蒼暗くなっていく情景の静寂さを描写する管弦楽序奏は、遅めのテンポ設定が必然的である。ヴァルデマルは、『グレの歌』の主役であり、第1部から第3部にわたって全部で8曲を歌う。歌手にとって非常に負担の重い役どころだ。テノールのジェス・トーマスは、張りのある声で力強く、ドラマティックな歌唱がみごとである。トーヴェは、『グレの歌』のもう一人の主役であり、第1部で全4曲を歌う。ソプラノのマリタ・ネイピアーは、美声であり、可憐なトーヴェ役にふさわしい。彼女のドイツ語の発音は正確なため、安心して聴ける。ちなみに、他の盤のトーヴェ役は、英語なまりで適当に発音する歌手が多く、興ざめてしまうことがある。トーヴェの歌の最後の “Denn wir gehn zu Grab wie ein Lacheln , ersterbend im seligen Kuss ! ” (表示の制約のため、Umlautを省略。以下同様。)の絶唱は感動的だ。「森鳩の歌」は、第1部を締める重要なパートである。森鳩役のイヴォンヌ・ミントンの歌唱が、『グレ』の悲劇にふさわしい重さを与えている。ミントンは、ブーレーズの信頼が厚く、私も大好きな歌手である。1977年録音のブーレーズとの『月に憑かれたピエロ』でも、すばらしいシュプレヒ・シュティンメを披露していた。第3部の農夫役のジークムント・ニムルスゲンは、出番は少ないが、亡霊となったデマルと臣下たちの夜行(やぎょう)の恐ろしさを歌う。道化役クラウスのパートは227小節にもおよぶ。斬新な音型とリズムを伴って、『グレの歌』という巨大な音楽に輝く個性を与え、作品の構成をひときわ魅力的にしている。クラウスは、亡霊となってヴァルデマルの狩りに随行しなければならない身の上を嘆く。難しい役どころであるが、テノールのケネス・ボウネンの歌唱がすばらしい。「夏風の荒々しい狩」の管弦楽序奏は、ピッコロ(および特殊楽器?)による非常に高いh2音とh3音が断続的に響く。少し不気味で神秘的な雰囲気が、「語り」の始まりを待つ私をわくわくさせてくれる。植物学者でもあった詩人イエンス・ペーター・ヤコブセンの詩による「語り」は132小節にもおよぶ。“ Herr Gansefuss, Frau Gansekraut, nun duckt euch nur geschwind, ” という始まり方が魅力的だ。夏の嵐の激しさの中に、蚊の群れ、葦、ブナの葉、蛍、霧、麦畑、蜘蛛、蝶、蛙などが描かれる。中盤の “ Still, Was mag der Wind nur wollen ? ” 以降は、死してなおヴァルデマルを愛し続けるトーヴェの愛による救済が暗示される。ヴァイオリンの音色が、まるで夢を見ているように心地よい。終盤の “ Ach, war das licht und hell ! ” 以降は、死が支配する長かった夜の世界が終わりを告げて、生あるものたちすべてが輝かしい朝の太陽の光を希求する。管弦楽と「語り」は躍動し、最後の一節 “ und spaht nach der Sonne aus. Erwacht, erwacht, ihr Blumen, zur Wonne ! ” を、ギュンター・ライヒは朗々と歌いあげる。終曲「太陽を見よ」の混声合唱へなだれ込む演出効果は絶大であり、圧巻と言うほかない。艶があり落ち着いたシュプレヒ・シュティンメが、壮大な音楽作品を格調高く仕上げている。ライヒを「語り」に起用したことが、このレコードの大成功を決定づけている。  1975年のブーレーズとBBC交響楽団の来日時、私は5月24日のNHKホールにおける演奏会を聴いた。曲目は、ブーレーズ自作の『リチュエル〜ブルーノ・マデルナの追憶のために』、ドビュッシーの『遊戯』、ストラヴィンスキーの『火の鳥』(1910年原典版全曲)であった。現代音楽の世界初演と現代音楽の古典的作品2曲という刺激的なプログラムは、私にとって生涯忘れられない音楽体験となった。『火の鳥』は、ブーレーズが来日する4か月前にレコーディングが済んでいたニューヨーク・フィルとの演奏とも少し味付けが異なり、ライヴならではの熱い演奏であった。以来、私はブーレーズの新録音をすべて聴きこんできた。とくに、BBC交響楽団とのコンビによるレコードでは、ベルリオーズ、シェーンベルク、ベルク、ウェーベルン、バルトーク、ベリオなどの作品に親しんでいる。優れた楽曲を優れた演奏で提供してくれたブーレーズとBBC交響楽団に、私は心から感謝をしている。  ブーレーズの『グレの歌』もついにSACD化された。全集・選集・海外盤などいろいろあるが、親しい人へのプレゼントも含めると、本SACDは、国内初出LP盤から数えて8回目の購入である。最近、久しぶりにLPレコードに針を落としてみた。もともとの録音がたいへん優秀であることが確認できる。たとえば、第1部の管弦楽序奏においては、林光氏の指摘のとおり、各パートが鮮明に分離して聴こえている。総じて管弦楽の各パートの分離がよく、バランスもよい。非常に優秀な録音である。ただ、終曲の混声合唱の各声部の分離にはやや不満が残る。20bitマスタリングされたCDによって、以前から音質にはとくに不満を感じていなかったが、 SACDの方式上のアドヴァンテージを確かに感じることができる。より自然な音質で、音楽そのものに浸りきることができる。初出LP盤のジャケットデザインが復刻されている点も嬉しい。

    宗仲 克己 さん

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  • 特に第一部、美しい旋律が力みなく流れる名演にして、...

    投稿日:2020/10/17

    特に第一部、美しい旋律が力みなく流れる名演にして、無調に移る以前に大作・グレの歌を産み出した、シェーンベルクの素晴らしさも実感できる秀逸なディスクです。 SACDの優位性を生かした録音も素晴らしい。 これまでは小澤盤、インパル盤が好みでしたが、今はこのギーレン盤が一番気に入っています。

    ギマロ さん

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  • ウィーンフィルとの浄夜はさすがに熱気のこもった名演...

    投稿日:2020/08/25

    ウィーンフィルとの浄夜はさすがに熱気のこもった名演です。若干こもり気味な音質ですが良質なモノラルという感じです。

    ハート さん

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  • 一位は鮮烈な鋭さを持つギーレンさんが揺るがないが、...

    投稿日:2020/02/18

    一位は鮮烈な鋭さを持つギーレンさんが揺るがないが、二位はこのケーゲルさんです。重厚さの中に、切れのよい響きとしつこくない歌い回しで、コクのある名演が繰り広げられる。じっくり聞き込むには最適で、グレ初心者にもファーストチョイスとしてもお奨めできる。三位にはブーレーズのブルーがかった演奏を据えようか。これら3点のディスクがあればグレの歌は事足りよう。

    silver さん

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  • シュルホフの作品がとにかく素晴らしい! 『フルー...

    投稿日:2018/12/04

    シュルホフの作品がとにかく素晴らしい! 『フルート・ソナタ』は知られざる作品で演奏される機会も録音も少ないと思うが、プロコフィエフの『フルート・ソナタ』には及ばないものの、現代のフルート奏者のレパートリーに是非入れて欲しい作品だ。 『フルート、ヴィオラとコントラバスのためのコンチェルティーノ』は変わった編成で、洒落の効いた面白い作品だ。 フェンウィク・スミスが難曲をそれと感じさせないくらい自然に鮮やかに吹いてしまう所も驚きだ。 シェーンベルクの作品はオリジナルの木管五重奏曲は聴いたことがないが、それほど難解でなく、このフルートとピアノ編曲版の方が作品を理解するのに分かりやすいのかもしれない。

    ユローヂィヴィ さん

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  • ヴォルフのイタリアのセレナードがとても良いです。も...

    投稿日:2018/11/25

    ヴォルフのイタリアのセレナードがとても良いです。もっと現代的な曲かと思ったのですが、すっと馴染める音楽です。演奏も良いです。

    せごびあ さん

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ありがとうございました

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