シェーンベルク(1874-1951)

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CD 輸入盤

『グレの歌』 ケーゲル&ドレスデン・フィル、ライプツィヒ放送合唱団、ラング、ユング、他(2CD)

シェーンベルク(1874-1951)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
BRL94724
組み枚数
:
2
レーベル
:
:
Holland
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

後期ロマン派音楽の究極を伝える名盤!
ケーゲルの『グレの歌』


1986年デジタル録音。近代〜現代の作品に極めて鋭い感覚で、シャープで強靭な名演を聴かせたケーゲルの名盤。最近は、シェーンベルクも既に古典であるとの見地からヤワな演奏にはしる指揮者が増えましたが、ケーゲルにとっては恐らく最晩年(といってもピストル自殺ですが)まで、表現主義は健在であり、日常の感覚から鋭利だったに違いないこの指揮者ならではの、切っ先鋭くギクシャクとした演奏がとても魅力的に響きます。
 録音状態もデジタルだけあってケーゲルものとしては破格の水準で、巨大オケ&コーラスによる膨大な音情報の隅々まで細大漏らさず味わえるのが大きな魅力。
 独唱陣も優秀で、特に山鳩役のラングはドイツ的スタイルが何とも言えない美感を醸成して立派であり、ブーレーズ『指輪』のジークフリート役が名高いユングも、熱い歌唱でヴァルデマール王の苦悩に肉薄して見事。後期ロマン派音楽の究極を伝える名盤です。

【収録情報】
・シェーンベルク:グレの歌

 エーファ=マリア・ブントシュー(ソプラノ)
 ローズマリー・ラング(アルト)
 マンフレート・ユング(テノール)
 ヴォルフ・アッペル(テノール)
 ウルリク・コルト(バス)
 ゲルト・ヴェストファル(ナレーター)
 ベルリン放送合唱団
 ライプツィヒ放送合唱団
 プラハ男声合唱団
 ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団
 ライプツィヒ放送交響楽団
 ヘルベルト・ケーゲル(指揮)

 録音時期:1986年8月5日
 録音場所:ドレスデン、ルカ教会
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
 音源:Edel Germany GmbH

収録曲   

ディスク   1

  • 01. Prelude: Mig Bewegt
  • 02. Nun DMPFT Die Dmm'rung
  • 03. O, Wenn Des Mondes Strahlen
  • 04. Ro゚! Mein Ro゚!
  • 05. Sterne Jubeln
  • 06. So Tanzen Die Engel Vor Gottes Thron Nicht
  • 07. Nun Sag Ich Dir Zum Ersten Mal
  • 08. Es Ist Mitternachtzeit
  • 09. Du Sendest Mir Einen Liebesblick
  • 10. Du Wunderliche Tove!
  • 11. Interlude
  • 12. Tauben Von Gurre!

ディスク   2

  • 01. Herrgott, Wei゚t Du, Was Du Tatest
  • 02. Erwacht, Knig Waldemars Mannen Wert!
  • 03. Deckel Des Sarges Klappert
  • 04. Gegrt, O Knig
  • 05. Mit Toves Stimme Flstert Der Wald
  • 06. Ein Seltsamer Vogel Ist So'n Aal
  • 07. Du Strenger Richter Droben
  • 08. Der Hahn Erhebt Den Kopf Zur Kraht
  • 09. Prelude: Langsam
  • 10. Herr Gnsefu, Frau Gnsekraut
  • 11. Seht Die Sonne

ユーザーレビュー

総合評価

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一位は鮮烈な鋭さを持つギーレンさんが揺る...

投稿日:2020/02/18 (火)

一位は鮮烈な鋭さを持つギーレンさんが揺るがないが、二位はこのケーゲルさんです。重厚さの中に、切れのよい響きとしつこくない歌い回しで、コクのある名演が繰り広げられる。じっくり聞き込むには最適で、グレ初心者にもファーストチョイスとしてもお奨めできる。三位にはブーレーズのブルーがかった演奏を据えようか。これら3点のディスクがあればグレの歌は事足りよう。

silver さん | 岐阜県 | 不明

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いつの間にか復刻されていたんですね。喜ば...

投稿日:2015/07/26 (日)

いつの間にか復刻されていたんですね。喜ばしい限り。   この方の指揮、あまりに怜悧、透徹、極限的に冷たい印象を受ける。しかしその果てに出来上がったものは、人間とは何たるかの本質的な温かさ、慈しみをなぜか感じてしまう。   ムラヴィンスキーのような怖れを伴った統率とも違う。カラヤンのような美意識全面展開(笑)で自己のフィールドに取り込もうとする感覚とも当然違う。この人の目指すものは何だったのだろう。これほどまでに曲自身の美がなんの煩わしさもなく遊離してくる感覚は、グレの歌に限らず、他でもほぼ思い当たるものが無い。それくらいに僕はこの演奏を最上位に置きたい。   HMVレビューに書かれている「切っ先鋭くギクシャクとした演奏」って、本当にこの演奏を聴いての評だろうか・・・。いやいやいや、全く反対!よっぽど他の人(誰とは言わない。っていうか、他のほとんどの演奏。)のグレほうがギックッシャックしてる。   ケーゲルはなぜこんなにも流麗に演奏できるのだろう。最初の一音から、他の指揮者と全く異なった時間軸の中いきなり引きこまれる感覚。鳥肌です。それが一気に120分。全く弛緩することなどありません。是非、音源ファイル化して途中でCDの入れかえなどすることなく、続けてお聞きになることをお勧めします。   この演奏を最後まで付き合えたオケの方々、ソリスト、合唱団の皆々様の精神力ってどんなものなのだろう。セッション録音でしょう・・・。大変だっただろうなぁ・・・。   これだけ巨大な編成なのに、どこにもほころびを感じない。もう、ため息しか出ません。今もこの文章を書いている間に聞いていますが、曲想が膨らんではふっと力が抜けるタイミングごとにため息をついている始末。こんな評っていいのかしら。(苦笑)   録音も最良の部類に入ります。許される環境をお持ちなら、是非とも相応の音量で音に浸っていただきたい。グレの歌の舞台背景だとかストーリーがどうだとかは、もうこの際どうでもイイです。大編成クラシックがお好きならきっとハマれることでしょう。スピーカー環境を構築できなくてもヘッドホンがあります。昨今、ヘッドホンもいろいろあって面白いです。   と、ここまで書いてきましたが、当方、ベルリンクラシック盤を所有しております。ブリリアント盤、時に音質劣化したとの報告もあります。そこが気がかりではあります。が、大推薦の一枚として、レビューさせていただく次第です。

みたけ さん | 不明

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