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ほんず内閣総理大臣 さんのレビュー一覧 

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     2013/05/20

    同時発売の第6番と同様、こちらもいい演奏です。オーケストラをしっかり鳴らし、あいまいな処理はありません。ライヴゆえ、オケがちょっと走ってしまったり、吹き損じたりといった個所はありますが、そんなに大きな傷ではありません。総じて、雄大さや開放性を目指したものではなく、もっと素直に各部分の楽想を表現したような感じでしょうか。この曲はそれで十分に映えると思いますね。但し、若干単調さを感じる気もしますし、声楽部があまり冴えないのはマイナスかな。録音は優秀。トータルは結構、満足であります。

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     2013/05/20

    こいつはいい!勢いと迫力を持った、スマッシュヒット的演奏。思い起こせばこのさらに10年くらい前、ギーレンさんはN響を振ってこの交響曲を演奏しましたなあ(当時の私はよくわかんなかったけど)。得意だったのかな、ここでも自信に満ち、テンポ・表情付け・楽器のバランスなど、万事が迷いなく力強いタッチです。やはりライヴのセルのアプローチに近いかなあ、やっぱり曲に対しては対象化・相対化が勝り、「想いのこもった」感じではないかもしれませんね。そこもまた、よし。オケは熱演。優秀です。録音も優秀で、この大オーケストラによる大音響も繊細さもよくとらえています。満足しました。但し、「凄い名演」として多くのディスクの上位に君臨するといった位置づけではない、というべきですかな。ちょっと前のギーレンさんの白熱ライヴを楽しむ、そんなところでしょうね。

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     2013/05/19

    ヒストリカルなのでまずは音について。いずれも鮮明さはありませんが、オケの音はしっかりとらえられていて、鑑賞には問題ないでしょう。もう少し各パートの音が明瞭ならいいですし、特にショスタコーヴィチはそうですけどね。さて、演奏。ベートーヴェンは、いかにもかつてよく聴いた大オケによるスタイルであります。全く弛緩することなく、きっちりまとめました。久々に「運命」を堪能しましたね。そして、ショスタコーヴィチ。豊富な感情表現が聴ける、すばらしい出来栄え。特に第3楽章は感涙ものではないでしょうか。速めのテンポでさっと仕上げた第2楽章とのコントラストも生きています。両端楽章は過剰なドラマに傾かず、比較的穏やかな出来。総じてうまく作ったよい出来のアルバム。バルビローリさん、さすがだなあ。ますます、惚れこみます。音質を考えて最高にはしませんが、結構ですねぇ。

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     2013/05/18

    コンセプトのはっきりした、なかなかに面白いアルバム。『子供と魔法』は実は初めて聴きまして、美しい個所はあれど、全体としては今一つとっつきにくい感じもしますな。ソロ歌手が歌うところは変で、オケやコーラスの場面がまさに次の「マ・メール・ロア」の雰囲気そのままに美しい調子です。そっちはなんとも言う資格はありません。で、大好きな「マ・メール・ロア」、こちらは見事な名演でしょう。ベルリンフィルの最高の能力を活かして、この上なく美麗な表現。お伽の国と言う夢幻的な雰囲気ではなく、むしろ正直わざとらしい作為の目立つ演奏ですが、それこそラトルの面目躍如というところだよね。ラヴェルの人工美、こういうスタイルで十分に活きているように思います。録音も優秀。総じて、大いに楽しんだディスク。よかったな。

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     2013/05/17

    みなさん、スゴイ高評価。そしてそれはごもっとも、と思います。ブラームスはきっちりした枠の中にパトスを込めた名演。続く「ドン・ファン」はやや不調。推進力と抒情いずれもちょっと乗り切れず。そしてメインのシューマン。セルおじさん得意の曲目にて、さすがの立派さ。各楽章の性格分けをきっちりとつけて、堂々たる再現を成し遂げました。ですがねえ、客演のせいなのか、あるいはこの日この時の調子なのか、曲(演奏)に完全に没入しきれていない印象ですねぇ。クリーヴランドとの演奏で聴かれた、あのロマン性や切れ味がここには薄い気がします。ま、ぜいたくな不満ですが。録音は良好という程度。年代相応です。私としては「最高」とはなりませんが、貴重な記録であることは疑いありません。

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     2013/05/16

    ピアノの音楽は協奏曲もソロも含めて普段ろくに聴かないので自信をもって良し悪しは言えないのですが、このディスク、大変楽しみながら聴きました。歌も響きの厚みも優れ、アバド指揮のオーケストラは充実しています。ブレンデルのピアノも曲の楽想にぴったり沿ってよい出来なのではないでしょうか。ブラームスの曲は、下手に壮大な造りにすると、かえってあざとい曲に聴こえてしまうのですね。ここではいずれも軽くなくしかし重くもなく、「いい塩梅」の仕上がりかと存じます。で、実は私のお目当てはバラードの方でした。陰惨な父殺しの物語(「エドワード」)を踏まえた第1番、一転ロマンティックな第2番、など、魅力のある曲集です。ここでもブレンデルは過剰な表情付けを避けつつ、でもしっかりした表現をいたしております。録音も優秀だし、大いに堪能した素晴らしいアルバム。よかったなあ。

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     2013/05/15

    盛りだくさんプログラムのお徳用盤。メインはバーンスタインの「幻想」。一言で言うと「きれいな幻想」。オーケストラはとても美しく演奏し、美麗なる仕上がりです。ニューヨーク時代の元気溌剌、時には奔放なまでの自由なスタイルとは大違いで、ずっと大人しくなっています。また晩年の超粘っこい、重量級のスタイルとも違います。その意味では、バーンスタインらしさの薄い、いささか中途半端な出来ともいえましょう。基本はオケに任せていて、やや指揮者の配慮は行き届かず、特に管楽器のバランスなどは結構ぞんざいな気がします。悪い演奏ではありませんが、特段魅力的でもないな。ま、「ぼちぼちでんなあ〜」というところ。フィルアップのキタエンコさんのフランス曲集も演奏の出来はほどほど。但し、美しい曲が並んでいるのでそれなりに楽しめます。録音は優秀。今はすごく安いんだね。購入はあり、だと思います。

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     2013/05/14

    シューマンとブラームスの交響曲第1番と第4番がそれぞれ組み合わされた、なかなかに面白いアルバムです。シューマンとブラームスの個人的なつながりは有名ですし(クララを交えると微妙になりますが)、その意味でもいいですな。ま、録音年代やオケの違いがありますので、偶然こういう形で残ったのかもしれませんがね。さて、演奏はブラームスが断然すばらしいと思います。曲の規模と想念が大きく、その分、クリップスも持てる蘊蓄を全て披露してしっかりした手ごたえを感じます。ウィーンフィルとの第1番よりも、ロンドン響との第4番の方が重厚さで優る気がしますね。もちろん、シューマンも悪くありません。基本、オーソドックスで、安心して聴けます。無理に重くも軽くもなく、いいバランスが保たれております。総じて、クリップスさんの確かな手腕と音楽性が発揮されたよいアルバムでしょう。但し、録音は良好ですけどやはり古いですし、特にウィーンフィルとのブラームスは(初期)ステレオなるが故にかえってバランスや音像が曖昧な感じです。また、演奏も(いいとは言え)ファーストチョイスにはなりませんし、ちょっとコアな聴き手向けのものでしょうか。ですが、クリップスさん、その評価はもっと上がってよい指揮者でしょう。野球でいえば、先発ローテには入っておらず、ローテの狭間で登板していい仕事をするというタイプかな。そういう人の技量と存在感はとても高くて貴重なのですけれど、でも常に二流の扱いしかされないんだよね。いかにも惜しいと言うべきでしょう。

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     2013/05/13

    このディスク、曲目はまず「ハムレット」、そしてメインの交響曲第3番という順番です。「ハムレット」は印象的なフレーズはありながら、全体的にはまとまりの悪い変な曲で、ま、特にコメントなし。交響曲第3番はきっとまだまだマイナーな位置づけでしょうけれど、個人的には大好きな曲であります。平明で印象的な楽想がたくさん散りばめられ、魅力的な個所がいくつもあります。第2楽章のファゴットが奏でるすっとぼけた感じはチャーミングだし、高揚を伴う抒情が実に美しい第3楽章もすばらしい。そしていかにも大交響曲を締めくくるにふさわしい雄大なフィナーレも満足感たっぷりです。チャイコフスキー好きにはぜひとも聴いてほしいですね。さて、このアニハーノフさんの演奏。相当に真っ当なもので、ロシア的なテイストもなく、はみ出し的壮大さもありません。よって、もの足りなさは感じます。言い方を変えれば、アニハーノフさん、芸が小さいんだな。大曲を聴かせる器量に欠け、曲を魅力的に仕上げる小技に乏しいということですな。ま、妙にへんちくりんなスタイルを採ったり野放図な爆演になるよりかはいいですけれどね。録音もやや遠めで、若干明瞭さを欠くかもしれません。不満はありますが、この曲に興味をお持ちの方には「お試し盤」としてお薦めはしておきましょう。

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     2013/05/12

    なるほどねぇ、みなさまのおっしゃる通りの立派な成果だと思います。オケは大きい編成ではないはずなのですが、ずいぶんとたっぷりと鳴っていて、あるいはホールトーンが録音に相当(やや過度に)盛り込まれているのか、大編成オケ並みの響きがします。それがやや切れ味を鈍らせているようにも思えますけどね。なお、ところどころでちょっと弦が頼りない音を出しているところもありますかな。でも総じて立派な演奏といえましょう。湯浅さんのアプローチは至極まっとうなものでしょうか。無理なところのない、また妙な強調もない、その意味で安心して聴いていられるタイプですね。但し、タッチがややモノトナスで、もう少し色彩的にスパイシーであれば魅力的であったかなあ。「もうひと押し」の魅力が欲しかったな、というのが個人的希望であります。

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     2013/05/12

    まあなにしろこれだけのキャストですので、大いに期待されるところです。それはかなりのところで期待通りの成果となりました。ティーレマンはいかにも彼らしく、悠然としたテンポで落ち着いた進行です。オケには無理をさせず、過剰に鳴ることはありませんが、その辺は実演での歌手の負担を考えてのことでしょう。バイロイトに特徴的な鋭い音色もここには無く、柔かい音色を基調にした、よい風合いの演奏が聴けます。歌手もなかなかに好演。シュトルックマンは貫録と余裕のある、いかにも魅力的なザックスを演じています。さすがに長丁場、ラストはちょっと疲れが見えます。でも第2幕以降はザックスはほとんど出ずっぱりですからねぇ、しょうがありません(このテンポだし)。ヴァルターのボータはいつもながらの美声で、意気盛んな若い騎士を美しく歌っています。体型上、演技は期待できず、そこは残念ですけど、これもしょうがない。ほかはみなしっかりと自分の役割を務めていて、隙がありません。さすがウィーン、というべきでしょう。但し、ティーレマンの設定する流れは、比較的起伏の少ないもので、ドラマに応じて緩急が強調されることもないので、いささか平板な印象も感じられます。最後の高揚もその意味でもう一歩かな。高水準ではありますが、望む余地はありましょう。演出はかつてのオットー・シェンクによるプロダクションによるもので、私は大いに満足です。まさしくイメージ通りの中世ドイツが再現され、無理なところ・奇矯なところ、そして何より過剰な自己顕示がないのが本当に安心して見ていられるポイントであります。実際、ワーグナーの音楽も台本も、まさしく中世ドイツを表現すべく、バール形式、調性、旋法などなど、あらゆる技や情報が盛り込まれているのです。物語も、組合(ギルド)、親方と徒弟、市民と騎士階級、など、他の時代に移しえない設定要素があるわけで、だからこのオペラは中世ドイツの物語としてきちんと再現する「必要」があるのだと思います。この手の演出に対しては「保守的だ」「ひらめきに乏しい」などという非難がよく浴びせられますが、作品が要求しているのですから、これでいいのではないのでしょうか。画質は鮮明で、録音も優秀。堪能させていただきました。

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     2013/05/08

    ゲルギエフさんのマーラー、ロンドン交響楽団との演奏は正直感心しないものばかりでした。このイヴェントのための混成オーケストラを指揮したこのディスク、こちらはなかなかの出来で結構であります。第4番は抒情性と柔軟さが活きた好演。歌は今一歩かなあ。第5番は、一転、ダイナミックで拡がりを持つ、迫力満点の演奏。しかも落着きのある抒情もしっかりした名演と言ってよいでしょう。混成オケの技量は優秀で、特に管のトップには名人が座っていて名技を披露しています。日本人も何人も参加していますね。立派なことであります。画像も鮮明、録音も優秀。価格も安い。これはお得なディスクであります。お薦めしましょう。

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     2013/05/06

    「噴水」と「松」は2001年1月の録音、「祭り」はずっと前の1987年5月の録音です。音に差は感じられず、いずれも質の高い優秀なオーケストラ録音です。オレゴン交響楽団はかつてポートランド交響楽団という名であり、1967年以降現在のオレゴン交響楽団という名になりました。さて、このディスク、なかなかに結構です。オケはメジャーとは言えませんが地力はしっかりしたもので、なかなかの技量を示しております。デプリーストさんもとても丁寧な音づくりをしていて、全体の仕上がりは上々であります。「噴水」はとてもビューティフルな仕上がりで、繊細さが際立ったもの。「松」は今一つ。活気とパワーに欠けていて物足りない。「祭り」は一転なかなかの迫力で楽しませてくれます。総じて、豪快な迫力ではなくて、丁寧でビューティフルな音作りが活きた好演ではないでしょうか。繊細かつカラフルな表現で楽しめます。

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     2013/05/04

    快進撃の続くネルソンスさんの注目盤。ジャケットにもライナーノートにも明記されていませんが、終演後に拍手が入るのでライヴ録音です。快速テンポで決然と始まり、迷いのない、力強い進行です。長大な第1楽章でひた押しに攻めてくる何らかの「力」は、十分に迫力を持って再現されています。シニカルな第2楽章、悲嘆の歌も美しい第3楽章を経て、フィナーレも確かな手ごたえをもって終了します。ドラマティックな盛り上げとか、極端なコントラスト付けとか、下手をするとあざとさを感じさせるような手(技)は使わず、もっと直截で真摯かと思います。ただですねぇ、録音の加減もあるのか、どこか「寸止め」のような印象もあります。フルオーケストラもメーターが振りきれる手前で止まっているし、悲しみの歌もやや冷めた感じで今一歩。といふことで、トータルの評価は「最高」には至らないなあ。残念です。録音は優秀。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/05/03

    アシュケナージさんの再録音。旧盤のクリーヴランドとの録音は、指揮者としてのレコーディング・キャリアの初期に当たり、アシュケナージさんがとても意欲的で、そしてそれがよい方向に働き、結構な出来栄えでありました。指揮者としてのキャリアを十分に積んでの今回は、「手慣れた感」や「オケへのお任せ感」があって、どこか気持ちの入っていない、「流し仕事」という印象で、実はちょっとがっかりしました。盛り上がりも落ち着いた抒情も、どちらも今一歩です。フィルアップの「ばらの騎士」も同様で、ちっとも楽しくない。スランプとまでは言いませんが、アシュケナージさんとチェコフィルとの録音は、どれもいいと思わないのであります。録音は優秀。

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