ショスタコーヴィチ(1906-1975)

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CD 輸入盤

交響曲第7番『レニングラード』 ネルソンス&バーミンガム市交響楽団(2011)

ショスタコーヴィチ(1906-1975)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
ORFEO852121
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Germany
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明


大スペクタクル! 白熱のライヴ!
ネルソンス&バーミンガム市響による
ショスタコーヴィチの『レニングラード』


今、コンサートとオペラ双方で、その活躍がおおいに注目を集めるラトヴィア生まれの指揮者アンドリス・ネルソンス。ペテルブルク音楽院でイリヤ・ムーシンの流れを汲むアレクサンドル・ティトフに、また、同郷のマリス・ヤンソンスに師事したネルソンスは、ロシア音楽、なかでもショスタコーヴィチの作品を得意とすることでも知られています。
 2010年のベルリン・フィル・デビューの際には第8交響曲を取り上げて大成功を収め、ネルソンスは以降、毎年ベルリン・フィルに客演を重ねるチャンスを掴み、翌2011年9月のルツェルン音楽祭でも、コンセルトヘボウ管を指揮して第8交響曲を演奏、そのライヴ映像作品は高い評価を得ていました。
 このたび登場する交響曲第7番は、コンセルトヘボウ管とのライヴから2ヶ月後の2011年11月に、手兵バーミンガム市響を指揮したコンサートの模様をライヴ収録したものです。
 第8番とともに戦争交響曲に位置づけられる、ショスタコーヴィチの交響曲第7番は、第2次大戦中の1941年、ドイツ軍にレニングラードが包囲され、眼前で繰り広げられる防衛戦のなまなましい光景に強い印象を受けて作曲されました。
 ネルソンスのショスタコーヴィチへの適性は第7番でも確かなものがあり、渾身の熱演で応えるバーミンガム市響とは、2008年の音楽監督就任以来、たいへん関係も良好で、さきごろ2014/15年のシーズンまでの任期延長が伝えられたばかり。
 決然としたテンポで開始される第1楽章冒頭「人間の主題」、続く中盤以降の突撃ぶりもまた凄まじい限り。決然と進むべきところは思いきりの良さが光るいっぽうで、深々とした抒情で満たされたアダージョは息を呑む美しさでじっくりと描き上げています。フィナーレは超弩級の迫力で、コーダではスケールも雄大に高らかに勝利を歌い上げ、終演後は拍手と快哉の嵐に包まれます。(キングインターナショナル)

【収録情報】
・ショスタコーヴィチ:交響曲第7番ハ長調op.60『レニングラード』[73:41]
 26:07+11:00+19:36+16:58

 バーミンガム市交響楽団
 アンドリス・ネルソンス(指揮)

 録音時期:2011年11月10、12日
 録音場所:バーミンガム、シンフォニー・ホール
 録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ)

【アンドリス・ネルソンス】
1978年ラトヴィアのリガに誕生。母はラトヴィアで初めての古楽アンサンブルを結成し、父は合唱指揮者、チェリスト、教師。少年時代はトランペット奏者とバス=バリトン歌手として研鑽を重ね、やがてサンクト・ペテルブルクでアレクサンドル・ティトフに指揮を師事、また、ネーメ・ヤルヴィ、ヨルマ・パヌラのマスタークラスを受講。トランペット奏者としてオスロ・フィルに急遽出演した折に、同郷の指揮者マリス・ヤンソンスの目に留まり、2002年以来師事。
 2007年10月、サイモン・ラトルの25歳に次ぐ29歳の若さでバーミンガム市響の首席指揮者と第12代音楽監督に指名され、2008年9月より3年の任期で就任。
並行してコンサート、オペラハウスともに活躍の場を拡げており、ロイヤルコンセルトヘボウ管、チューリヒ・トーンハレ管、バイエルン放送響、シュターツカペレ・ベルリン、フランス国立管、ピッツバーグ響に登場しているほか、ウィーン国立歌劇場、コヴェント・ガーデン王立歌劇場、メトロポリタン・オペラ、バイロイト・オペラにも客演。

収録曲   

  • 01. Allegretto
  • 02. Moderato (Poco Allegretto)
  • 03. Adagio
  • 04. Allegro Non Troppo

総合評価

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4.5

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バーミンガム市響との2011年11月のライヴ録...

投稿日:2021/09/22 (水)

バーミンガム市響との2011年11月のライヴ録音。ネルソンス、この時満32歳。ショスタコーヴィッチの演奏に当たって、とてもそんな年齢に思えない。ネルソンスの表現は取り立てて際立つところはないが、聴こえて来る音楽が説得力を持っているのは、表現が小手先のものでない証拠である。ライヴ録音のせいか、サウンドが少し痩せて聴こえるが、オケの上手さは抜群である。余談だが、第1楽章の”チチンプイプイ”が繰り返し演奏されると、ラヴェルのボレロと同じように、なにか変な気分になる。なお、終演後の拍手が1分以上も収録されているが、制作者としては記録としてどうしても残したかったのだろう。

Ichirokagawa さん | 香川県 | 不明

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快進撃の続くネルソンスさんの注目盤。ジャ...

投稿日:2013/05/04 (土)

快進撃の続くネルソンスさんの注目盤。ジャケットにもライナーノートにも明記されていませんが、終演後に拍手が入るのでライヴ録音です。快速テンポで決然と始まり、迷いのない、力強い進行です。長大な第1楽章でひた押しに攻めてくる何らかの「力」は、十分に迫力を持って再現されています。シニカルな第2楽章、悲嘆の歌も美しい第3楽章を経て、フィナーレも確かな手ごたえをもって終了します。ドラマティックな盛り上げとか、極端なコントラスト付けとか、下手をするとあざとさを感じさせるような手(技)は使わず、もっと直截で真摯かと思います。ただですねぇ、録音の加減もあるのか、どこか「寸止め」のような印象もあります。フルオーケストラもメーターが振りきれる手前で止まっているし、悲しみの歌もやや冷めた感じで今一歩。といふことで、トータルの評価は「最高」には至らないなあ。残念です。録音は優秀。

ほんず内閣総理大臣 さん | 北海道 | 不明

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評価が高いので、かなり期待していたのだが...

投稿日:2013/03/28 (木)

評価が高いので、かなり期待していたのだが、家の再生システムとの相性の問題か 音に広がりが無い。初め、曲が終わるまでライブ録音とは分からなかった。 指揮者の解釈なのだろが、ショスタコーヴィチに美しさを求める私には少々不向きな演奏だと書いておくが、恐らく生の音は違っていた筈と想像出来る。

ラブラドライト さん | 東京都 | 不明

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ショスタコーヴィチ(1906-1975)

「わたしの交響曲は墓碑である」という“証言”の中の言葉によって象徴されるショスタコーヴィチの音楽と生涯への価値観の変質は、今もって盛んな議論と研究、演奏解釈によって再認識過程の最中にあるとも言えますが、作品によってはすでに演奏年数も75年に及び、伝統と新たな解釈の対照がごく自然におこなわれてきているとも言えそうです。 圧政と戦争の象徴でもあったソビエト共産主義社会の中に生き、そして逝ったショスタコ

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