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淳メーカー さんのレビュー一覧 

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     2012/01/22

    冒頭から序奏部の肩の力が抜けたような軽さ、全体を通して感じる良い意味での爽快感。テンポは微妙に揺れるあたりがユロフスキの面目躍如。そのあたりで好悪が分かれるでしょう。2番については速めのテンポで颯爽と進んでいくところが私としてはプラスに感じました。録音は少しこもり気味か。4番を早く録音して欲しいものです。

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     2012/01/22

    注目の指揮者ユロフスキによるチャイコフスキー。20世紀のお国物といった概念はここにはなく、自分なりの譜読みで解釈したという個性的なチャイコフスキーでもある。基本はやはりユロフスキ特有の颯爽とした解釈であるが、テンポの振幅が無いわけではなく、細部へのこだわりもある。旧来のチャイコフスキーとは一線を画した演奏だと思う。大好きな「冬の日の幻想」は私の理想的な演奏となりました。「悲愴」は個人的ベストワンのフリッチャイ盤とは対極にある演奏。ドロドロしたところのないチャイコフスキーというあたりで好みが分かれるでしょう。

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     2012/01/22

    2年に及ぶマーラー・イヤーを総括して「復活」で印象に残ったものの1枚です。ある意味伝統路線の名盤シュテンツに対抗して、新時代のマーラー像を構築したとも言えるのがパーヴォ・ヤルヴィ盤と当盤。ユロフスキは全曲を通して細部へのこだわりを見せつつも、切れ味鋭い表現力で実に爽快な印象を与え、それでいて、ああマーラーを聴いたなあという感動を与えてくれる。バーンスタインやテンシュテットに馴染んだ耳に、ある種警鐘とも言えるようなものを与える。恐るべし、ユロフスキ。

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     2012/01/22

    注目のコンビによるラヴェルのコンチェルト。第2楽章の美しさと言ったら言葉を失うほど。静謐さと歌心が見事に同居している。両端楽章は、リズム感溢れるユロフスキの伴奏をバックにグリモーが溢れんばかりの技巧を披露。「メタモルフォーゼン」では既存の盤にはあまり散見されなかった音楽の深みみたいなものを感じる。映像があるせいだけとは言えまい。「町人貴族」はユロフスキ向きの曲で、一気に聴かせてくれる。映像も優れており、納得のいく名盤である。

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     2012/01/22

    快速テンポを基本としながらも細部ではテンポを動かし、爽快な印象を与えつつも、ここぞという時の管楽器、打楽器の強調は凝った解釈だなあと感心させてくれる。今、最も注目すべき指揮者ユロフスキの「惑星」。色彩感も豊かで既存の名盤たちと肩を並べる資格十分。録音の秀逸さはライブだということを忘れさせる。

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     2012/01/22

    録音の少ない名曲「クリスマス・カンタータ」についに真打登場。目下、飛ぶ鳥を落とす勢いのユロフスキとロンドン・フィルの名コンビによる当盤は、暗く不安な前半部とキャロルや讃美歌が美しく静謐かつ陽気な後半部を見事に振り分けることにより、この曲の決定盤の地位を築いたと言えるでしょう。また交響詩の素朴な色合いや、「バーゼルの喜び」の明晰な表現とリズム感はユロフスキの得意とするところであり、曲に新たな命を与えたかのようである。録音も優秀であり、現在は価格も値打ちであることから是非ご一聴を。

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     2012/01/21

    30代になったリフシッツの待望のコンチェルト集。オケの隅々にまで自分の演奏スタイルを徹底させており、どこを切ってもリフシッツ色という感じのファンには堪らない演奏。勿論、ピアノは極上の響きであり、弱音部の美しさは言葉を失う。

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     2012/01/21

    神童時代のリフシッツのゴルトベルクを聴く。この曲もマーラーの交響曲同様、どんな演奏スタイルでも、どんな楽器でも私は受け入れる傾向があるので、結果枚数はどんどん増えてしまう。さてリフシッツ。バッハの音符をベースに自由に泳ぎ回る。79分全曲を一筆書きで演奏しているかのよう。冒頭のアリアから聴き手はリフシッツに吸い込まれていく。当廉価シリーズの中でも出色の名演奏。

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     2012/01/21

    異形の大交響曲のプロムス・ライブ。ハイペリオンではかなり良い仕事をしているブラビンズの指揮。BBCウェールズ・ナショナルO.&COを中心とした大編成の壮観さをCDレーベル面の写真が伝える。110分を越える演奏時間、マーラーほど聴き慣れていない(ボールト卿ので1回聴いたのみ)ので時々睡魔に襲われるが、凄いことをやっているんだ、とんでもないことが起こっているんだ、と思うと身が引き締まる。難曲だけあり、しかもライブ、合唱や独唱に少し苦しそうな場面があったりするが、曲の壮大さがそれをカバーしている。プロムス・ライブでこれだけハイレベルの録音を成し遂げたハイペリオン・チームと協力を惜しまなかった聴衆に拍手。それにしても、ブライアンの頭の中ってどうなっているのかしら。

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     2012/01/21

    このコンビ、かつては「展覧会の絵」や「英雄の生涯」、リスト交響詩集にブルックナー7番といった佳演がカタログにありましたが、今入手可能なのはブルックナーくらい。マーラー・イヤーということでしょうか(?)、思わぬレーベルから新譜が登場。いや、聴いてびっくりしました。このテンポは何なんだ。大植さんに匹敵する遅さじゃないかと思い、演奏時間を見ると、なるほど。最近は変な先入観抜きで演奏を楽しみたいので、演奏時間等の情報は聴いた後で見ることにしています。しかも同じライブ録音だったのか。マーラーの交響曲は、あらゆる演奏スタイルを受け入れる懐の広さがあると私は思います。こうでなければならない必要はない、というのが個人的見解。アンダンテ・コモドやアダージョをどう読みとるかが指揮者の個性。同じロシアで言うとコンドラシン盤が対極にあるわけですが、私はどちらも受け入れます。終楽章クライマックスの世界崩壊寸前であるかのような極限の中に、ひとつの美を見るような思いがしました。確かに好みは分かれるでしょう。

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     2012/01/21

    グレチャニノフの評価って定まっているのだろうか。シベリウスとほぼ同時代を生きたロシアの作曲家。旋律の美しさはチャイコフスキーやラフマニノフだし、ブラインド・テストで五人組の一人ですよと言われたら肯定してしまいそう。chandosから出ているアルバムの中では、交響曲とチェロ協奏曲とミサが一度に味わえるこのアルバムが好きです。一時はまったポリャンスキーがスケール豊かに見事にまとめています。

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     2012/01/21

    パラディオを探し求めていたら、この盤に辿りつきました。こんな素敵な音楽が同時代にあったとは。声楽作品を中心にカール・ジェンキンスの作品を集めてみることにしよう。それにしてもパラディオは良い。

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     2012/01/21

    よくドイツ風解釈と簡単に評価されてしまいますが、本当にそうなんだろうか。確かにくすんだ音色ではあるが、フロールが例えばドイツ音楽を演奏すると、ドイツ的名演と評価されるかと言えば、そうではない。サン・サーンスの音楽は印象派以降の人たちに比べれば、音楽がカチッとしているし、ドイツ風解釈たるものが入り込む余地がないほど、サン・サーンスの独自色が濃い音楽である。ここでのフロールは、必ずしも洗練されているとは言い難いドイツの一地方オケをしっかりとまとめ上げ、サン・サーンスとプーランクを演奏しているだけなのではないか。ブラインド・テストをすればドイツだと言い切れる人がどれだけいるだろう。フロール&ベルリン響だからドイツ的、という安易さに抵抗してみました。この演奏、完成度が高く好きです。

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     2012/01/21

    「展覧会の絵」目当てで購入。聴く機会がいちばん多いのは恐るべき若手指揮者ソヒエフ盤、次いでシノーポリ盤ですが、カンブルランはどうか。ボレロ、ワルツ、ドン・キホーテと続き(ボレロは予想を覆す解釈で名演)、いよいよプロムナード。眩いほどの光彩を放ちながら爽快明晰に進んでいく。各曲の性格描写はまさに私好み。ただビドロは好みが分かれるかな。キエフの大門の色彩豊かな圧倒的表現力。通勤時の友となりそうです。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/01/21

    壮麗な音塊、それがウォルトンの1番の印象です。それをもっとも理想的に表現しているのが、このプレヴィン盤だと思います。下手をすると、とりとめのない音塊が40分続き、やっと壮大なコーダということになりかねませんが、プレヴィンの演奏はその音塊を非常に聴きやすくしてくれています。聴きやすい音楽はウォルトンではない、晦渋の表現こそウォルトンだという方には不向きかと思いますが。併録は定番の有名行進曲が2曲。ここでもプレヴィンの解釈に隙はない。

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