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淳メーカー さんのレビュー一覧 

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  • 4人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/01/29

    第1楽章アレグロ・エネルジコ・マ・ノン・トロッポ冒頭の何という安定感のあるリズム。理知的という言葉からは遠い演奏のような気がしますが。クリーブランドは世界最高のオケの如く演奏します。第3楽章のどこか控えめな歌心。クールな響きではありません。途方もないスケールで迫ってくるフィナーレ。併録のシェーンベルクは、ドホナーニ向きの曲。オケの美しい響きが聴きやすい曲に生まれ変わらせているような錯覚に陥ります。「夏風の中で」は良い意味でクール・ビューティー。ドホナーニの傑作だと思います。

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  • 4人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/01/29

    古き良き時代の懐かしい響きが聴けるアルバムです。まさにシューベルトというテンポ感。初期、中期、後期とそのスタイルを上手に描き分けられているように思えます。今でこそ、シューベルトは多様な演奏スタイルがありますが、ブロムシュテット盤とともに、現代オケのひとつの模範的演奏だと思います。

    4人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 6人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/01/29

    マークの、いやメンデルスゾーンの交響曲全集の中でも屈指のアルバムではないでしょうか。世界的なオケではありませんが、聴き応え十分の音です。「スコットランド」はたぶん得意のレパートリーだと思いますが、ここでのマドリッドのオケは十分LSOに匹敵しています。私のお気に入りの「宗教改革」についても、オケの弱さは微塵にも感じません。大交響曲にすら聴こえます。心が和むセットです。

    6人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/01/29

    「ロザムンデ」全曲をじっくり聴く人はそう多くないと思います。が、ここで聴けるマークのシューベルト、聴いてみるべきですよ。序曲のスケール、間奏曲やバレエ音楽のどこか懐かしい響き、独唱や合唱は言うに及ばずです。マークのメンデルスゾーンは定評あるところですが、シューベルトも絶品です。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/01/29

    バーンスタインやテンシュテットのような主情的演奏とは明らかに対極にあるが、さりとて一見同じタイプに見えるショルティとも違う。今をときめくホーネックとも聴後の印象は違う。土台、マーラー演奏をいくつかのタイプに分けること自体無意味なことだが。例えばアダージェット。クールな響きは皆無。テンポも微妙に動くし、むしろ感情の迸りのようにも聴こえる。ロンド・フィナーレの立体感には感服。確かに熱い演奏ではないが、ドホナーニと頭越しに決めてかからなければ、誰の指揮かは分からないでしょう。オケの実力は文句のないところ。DECCA様、廃盤をすべて復活させて下さい。

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  • 6人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/01/29

    久しぶりに棚から引っ張り出して聴きました。ベートーヴェン演奏が多様化する現代において、ドホナーニ盤の位置はどのようなものなのでしょうか。ドホナーニという名前を聴いただけで、聴く前にある種の先入観があります。以前は私もそうでした。この国では、世の評論家によって与えられたものが、終始まとわりついてしまう。オーケストラを徹底的に統率、出てくる音は没個性。いや少し違うんじゃないでしょうか、と今回聴いて思いました。これぞベートーヴェン、に近い演奏ですよ、これは。ハンス・シュミット・イッセルシュテット&ウィーン・フィル盤に近い演奏だと思いました。1,2番のテンポは作品像そのもの。3番は「英雄」ではなく交響曲第3番です。4番にはもう少し浪漫の香りが欲しいですが、5、6番はカンブルラン盤でも書いた爽快明晰なベートーヴェン。7番は模範的演奏。8番の造形美、9番は古典派の彫像。褒めすぎかもしれませんが、ドホナーニ再評価の風を吹かせましょう。

    6人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/01/29

    日本では評価の低いドホナーニのメンデルスゾーン。職人気質という形容がなされるからだろうか。確かに無類のオーケストラ・ビルダーですが、出てくる音楽は冷徹でも没個性でもない。ウィーン・フィルを統率しながらも、暖かい雰囲気を醸し出しているように聴こえるのは、私の耳が悪いせいなのでしょうか。「フィンガル」など絶品です。併録は定評あるコンチェルトです。お買い得。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/01/29

    バレエ音楽とシンフォニーを1つにまとめた今までにありそうでなかったボックス。三大バレエはいずれも秀演。定評あるデュトワに鋭敏な演奏とも言えるシャイー。新古典主義から無調まで一気に聴けるのがミソ。またシンフォニーはアシュケナージとシャイーが振り分けており標準的なラインはクリアしている。どの曲も他に名演は多く存在するが、企画賞として★5つですね。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/01/28

    演奏にも録音にも望むべき点は少なからずあるのに、何だろうこの説得力。チャイコフスキーを満喫した気分になれます。マーラーの時もそうでした。今、こういう演奏、どこで聴けるのでしょうか。音楽史の表舞台で活躍することはなかったわけですが、アメリカの地方ではこんな音が聴けたのですね。今回のセット化は企画賞です。

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  • 4人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/01/28

    こういう演奏を古き良き時代の音楽の誇り、と呼ぶのでしょうか。今振り返れば、バーンスタインの作曲家が乗り移ったかのような旧全集(8番のみLSO)、ショルティの息苦しいくらいの完全主義全集とほぼ同時代の録音と考えてよいでしょう。ベストセラーとなったそれらの全集と比べ、レーベルのせいもあるでしょうが、日本ではほとんど見向きもされませんでした。同一指揮者と同一オケによる最初の全集というふれこみだったと思います(記憶が正しければ)。確かにオケは望むべき点が多々ありました。しかし、マーラーの故郷ボヘミアの響きって、案外このユタ響のサウンドに近かったりして、と納得したものでした。マーラー・イヤーに復活した当全集、期待せず聴いて下さい。この価格でしたら素晴らしいものを聴いた気分になれます。

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  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/01/28

    暖かい演奏だなあ。こういう「田園」は良いなあ。時をほぼ同じくして出たカンブルラン盤は第6交響曲という印象を受けましたが、ザンデルリング盤はまさに「田園」交響曲。今の時代に、こういう新譜が出てくると、つい頬が緩みます。冒頭から第1楽章を通して貫く懐かしい田園風景。勿論、描写的解釈ではなく、ザンデルリングの人柄か。終楽章の修道院のミサのようにも聞こえる崇高なメロディ。併録の39番はロマン派のように響く。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/01/28

    同じレーベルなので、この2枚がセットになってくれないかと密かに願っておりましたが、夢が実現。楽譜との整合性といったような専門的なことは分かりませんが、ザンデルリングの7番、ジュリーニの9番ともに比較的遅めのテンポを基調とし、ドイツの名門オケから実に素晴らしい音を引き出しています。批評家受けは悪いでしょうが、私にはこれぞブルックナーと聴こえました。ザンデルリングは愛聴盤マタチッチ&チェコ・フィルに匹敵し、ジュリーニはシカゴやVPOとの世評に高い名盤がありますが、私は当盤が最もジュリーニらしさが出ていると思います。永らく入手困難でしたがこうしてカタログに復活したことは幸いであります。

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  • 4人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/01/28

    初出当時「ボレロ」のエンディングで話題となったアバドのラヴェル、当時の手兵ロンドン響との集大成です。抒情味溢れる「パヴァーヌ」や「マ・メール・ロア」、快適なリズムの「道化師の朝の歌」や「古風なメヌエット」、「ダフニスとクロエ」での手腕など、アバドの現在までのベストの1枚に数えられるだろう。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/01/28

    初出当時確か賛否両論だったのではないかしら。シノーポリ擁護派の私は勿論、何の問題もなく受け入れることが出来ました。2番はVPOとの旧盤ととても異なる解釈でした。特に3楽章。VPOとの後期ロマン派的深みのある解釈も素敵ですし、SKDとのロマン派円熟期的解釈も捨て難い。シノーポリが愛してやまなかったと伝えられる1番の2楽章の何たる温かみ。長生きして欲しかったなあ。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/01/28

    新時代の規範となるのでしょう。20世紀にあった19世紀浪漫的演奏との決別を、3番の冒頭ホルンが、1番冒頭のトランペットが告げているかのように聴きました。かと言って単なる古楽器演奏寄りでないことは聴き進むうちに明らかになります。新たな浪漫は折衷の産物でもある、とでも言いたげに。かつてシューマンがブラームスが聴いたであろうサウンドがこのアルバムで蘇ったかのような印象を受けました。録音も優秀。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

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