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Fostex で聴いてます さんのレビュー一覧 

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/08/22

    ファン待望のベートーヴェン交響曲全曲録音ですが、ライブ一発録りなので、スタジオ録音の緻密な仕上げには及ばない曲があるのは致し方ないところ。第3番「英雄」はアンサンブルが緩めで、フルートの音程も終始不安定で、ちょっと残念。第2番の終楽章は携帯電話の着信音が入るし、第4番はなぜか収録レベルが低め。しかし第5番以後はフェドセーエフらしい期待に違わぬ充実した演奏が揃っています。とくに第9のフィナーレは、矛盾の多いブライトコプフ版の速度指定に対して、説得力ある解答を見事に呈示した出色の出来映えです。児童合唱が入るのも実にユニーク。なおこの録音は、長岡鉄男氏が述べるところの「オフマイク録音のオーケストラ。小型システムでは分解能不足のもうろうとした音になる。広い部屋で大型システム大音量再生向き」なので、再生するシステムを選ぶのではないでしょうか。わたしの部屋は「広い部屋」ではありませんが、思い切り音量を上げて再生すると、実演を彷彿とさせるご機嫌なサウンドで聴くことが出来ます

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/08/21

    何度きいても素晴らしい、フェドセーエフの全録音の中でもトップを争う超名演だと思っています。もちろん私にとっての同曲のベストワンです。ところがこの録音、第4楽章のフィナーレの中間部の頂点で、銅鑼の強奏がハイレベルで入っており、安価な装置では歪んでしまうのです。ステレオ装置を新調して今度こそ、と再生しても、やはり歪む。CDプレーヤの下に制振シートを敷いてずいぶんマシになったものの、まだ僅かに歪む。諦めかけていたのですが、先日ついに解決しました。それはPCオーディオです。MacにApple Losslessでリッピングして、iTunes-AirTunes Express-光デジタルケーブル-DAC内蔵デジタルアンプという経路で、無線で飛ばして再生したところ、ついに歪みなく再生することが出来ました。この方法だと、CDプレーヤで再生するよりも、遥かに情報量の多い音を聞くことが出来ます。PCオーディオ恐るべし。

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     2010/07/21

    第1番が素晴らしかったので、期待を持って購入したのですが、ちょっと収録バランスが悪いように感じました。全体に1st Violinがこぢんまりと響き、聴き所の第2楽章のヴァイオリンソロも影が薄く、緊張感がなくなっているように思いました。そのわりにはホルンがうるさいぐらいに突出して、これはExtonらしからぬ失敗録音では? 第3楽章の濃厚な表情付けなど、おおっこれは、と思うところも多々あるだけに、ちょっと残念でした

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  • 5人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/07/04

    このSACDの値段は、たしかに高すぎると、最初は思いました。しかし、実際に届いたSACDの音を聴いてみると、謳い文句はウソではない、本当にこれまでに聴いたことがないような素晴らしい音で、驚愕しました。Originals盤のCDと聞き比べてみましたが、もう笑ってしまうぐらいに音が違います。私の使ってる機器は、プリメインアンプもSACDプレーヤも、10万円以下の普及機ですが、ヤノヴィッツの美しい声、コントラバスの深い響き、ティンパニの本皮の響き、生々しい管楽器、柔らかい合唱の響き、もう全然違います!
    最近流行の、放送局の倉庫から引っ張り出してきた音源をCD化したライブ盤を買うくらいなら、その2枚分の値段でこちらのSACDを買った方がよいと思います。4500円は決して高くない、と私は思います。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/06/19

    フェドセーエフの「悲愴」は、(1) 81年のビクター=メロディア盤、(2) 91年の「第四楽章アンダンテ」を謳ったビクター盤、(3) 91年の映像版、(4) 93年の大阪ライブ収録のビクター盤、(5) 96年のオーチャードホール・ライブ収録のフェリシモ出版盤、そしてこのRelief盤と、海賊盤を除いても6種類の音盤があります。第3楽章を7分台で突っ走る96年ライブ盤も魅力ですが、このRelief盤はその集大成とも呼ぶべき安定した出来映えで、1枚だけ選ぶのなら、このRelief盤になると思います。6種類のうちヴァイオリン対向配置はこの1枚だけで、第4楽章冒頭の掛け合いなど、こうでなくては、と思わせます。悲愴の余韻として、人生の出発点を回想するように、若書きの「地方長官」を持ってくる辺りにも、フェドセーエフのセンスが光ります。

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     2010/02/15

    24bit最新マスタリングという文句につられて、HS-2088リマスタリング盤を持っていたのですが、買い直しました。HS-2088盤はぎらついた響きで、音がささくれ立っているように感じますが、この盤ではすっきりと艶のある響きに変わっており、楽器の分離も改善され、とてもよい音質だと思いました。ヒスノイズも聴きやすいレベルに低減しているように感じましたが、音質劣化の副作用もなさそうです。60年代の録音ですから、必要な声部はオンマイクで強調しており、例えば「美女と野獣」の野獣を表すコントラファゴットのソロなど、いかにもリードがぶるぶる振動している様子が目に浮かびます。現代のふんわかしたオフマイク気味の録音に比べると、むしろ痛快です。それにしても、なんと素晴らしい演奏なのでしょう!

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     2010/02/15

    CDの初発売盤でずっと聴いてきた名盤ですが、24bit最新マスタリングという言葉につられて、買い直しました。これまで、EMIジャパンのリマスタリングには、HS2088など、よい印象を持っていなかったのですが、この盤の音質は良いと思いました。初期盤の印象を崩さないようにしながら、高音と低音のレンジを広げて、楽器の分離を良くするのに成功しているように感じました。買い直して良かったです。

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     2010/01/04

    確かに凄まじい幻想交響曲で、終楽章は本当に興奮しました。ただ、第3楽章の終盤、練習番号47の5小節目から18小節をカットして演奏していますが、ミュンシュは実演ではカットして演奏するのが常だったのでしょうか? この部分「ヴァイオリンが7度の下降音型を2度繰り返し(恋人を刺した瞬間?)、ティンパニが轟き空に暗雲が立ちこめ、恋人の旋律がビオラで演奏され(死を暗示)、それをみて激しく動悸をうち、落ち着き…」と、なかなかの聞き所だと思うのですが、他のライブ盤ではどうなんでしょう…?

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     2009/12/04

    今年最も多く聴いたのがこのアルバムです。仕事で疲れて、ほっと一息つきたいときに、自然にこのアルバムに手が伸びます。バッハのフランス組曲、ドビュッシーのアラベスク&月の光など、お馴染みの名曲に加えて、近代フランスのハープ独奏曲を加えた選曲も素晴らしい。節度と気品のある演奏は、何度聞いても飽きることがありません。録音も超優秀で、目を閉じればまるで眼の前で演奏しているような生々しさです。

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     2009/10/31

    発売が予告されてから、ずっと気になっていたのですが、ブラームスの1番のCDはもう何枚も持っているので、どうしようかと悩んだあげく、ついに買ってしましました。指揮者自身が編曲したハンガリー舞曲、ハイドンの主題による変奏曲、交響曲第1番、とコンサートのような収録順だったので、コンサートを聴くようなつもりで、スコア片手に、休憩を挟んで聴きました。冒頭のずぶずぶのロマンに耽溺したようなハンガリー舞曲は、まるで指揮者が「やりたいことを徹底的にやるぞ」と宣言しているみたいで、続くハイドン変奏曲では、オーケストラの高度な技術をみせつけながら各変奏の特徴を徹底的に描き分け、フィナーレも感動的にもりあげて、もうここまでで大満足。そしてメインの交響曲第1番は、指揮者自身、もう表現したいことがいっぱいあって堪らないといった感じで、曲想を抉りに抉る! そしてオーケストラは、各パートが目の前の譜面に書かれた一つ一つの音符の長さ、強弱記号、発想記号、アクセントと楔形アクセントの違い、他パートとの掛け合いなど、プロ中のプロが、まるでアマチュアオーケストラのような熱気で、取り憑かれたように、克明に音にする! もう感動して涙が出て、これが演奏会なら、ブラボーを何度も叫んでいたことでしょう。オケは対向配置で、第1楽章繰り返しあり。第4楽章296小節目のホルンは楽譜通り。深みと広がりを兼ね備えたSACDの録音も最高。言うことなしの、近年で最高のブラームス。

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     2009/10/02

    演奏はLP時代からずっと聴いてきたもので、大好きな演奏です。くるみ割り人形とカップリングされていた「アンダンテ・カンタービレ」も良かったですね。あと「白鳥の湖の終曲が途中で終わっているのが不満」とのご意見ですが、これはモスクワの楽譜出版社ユルゲンソンから出版された組曲版の6曲目「情景」がこのような形になっているためだと思います。たしか日本楽譜出版社から出ていた組曲版のミニチュアスコアも同じ形でした。ロストロポーヴィチは、ユルゲンソンから出版された組曲版をそのまま演奏している貴重な録音で、これはこれで一つの立派な見識だと思います。

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     2009/10/01

    これは素晴らしい名演です。最初から終わりまで緊張が途切れず、悪魔的な第1楽章から清澄なフィナーレまで、フェドセーエフの表現の幅の広さが遺憾なく発揮されています。アレクサーシキンの独唱は、フェドセーエフの指示なのか、わりと崩した歌い方も辞さず、とくに第二楽章のはじけっぷりは、これに慣れてしまうと他の演奏が物足りなくなってしまうほど。ドスのきいた男声合唱も素晴らしい(歌詞は原典版)。臨場感のある録音も十分に満足できるもので、ライブ一発録りでミスも有りますが、感銘度の深さから、近年のフェドセーエフの録音の中でも屈指の一枚だと思います。

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     2009/09/19

    SACDですが、目が覚めるような高音質、というわけではありませんでした。演奏は物足りません。この声部がバシッと決まれば引き締まる、といった場面が、さらーっと通り過ぎていく部分が多く、リズム音型も各パートで統一がまちまちで、とくに15番はソロの技量に疑問が残ります。演奏者自身もこの録音には満足していないのでは…

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  • 5人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2009/09/01

    SACDで音量をめいっぱい上げて聴きました。レコード芸術やStereo誌で絶賛されていたので、正直「またマーラーの1番か」と思いながら買ったのですが、これはもう素晴らしい演奏ですね。レコード芸術で吉田秀和さんが「この指揮者は、ウィーンフィルでいろんな指揮者の棒の下で弾きながら、『自分ならこうする』と思うことが、いっぱい溜まっていたにちがいない」といった趣旨のことを書かれていましたが、全くそのとおりだと感じます。よくぞここまでやりたいことをやり遂げた!オーケストラも大熱演。ここ数年のマーラーの録音の中でも最高に楽しんで、最高に感動しました。オンマイク気味で楽器の音を生々しく拾い上げた録音も痛快。このレベルで全集が完成したら、たいへんなことになるなあ、とわくわくしながら聴きました。もう最高。Extonさん、がんばって下さい!!

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  • 4人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2009/08/18

    SACDで買い直しました。SACDの2チャンネルで聴いたのですが、もう全く別次元の音で、「松ヤニが飛ぶような」低弦、味わいのある木管、神々しい金管、生々しいティンパニ、輝かしいシンバルなど、マスターテープにはこんな音が入っていたのかと驚き、全身の鳥肌が立って、ものすごく感動しました。ホールの残響まで部屋の中にくっきりと再現されます。「わが祖国」はノイマンの演奏がいちばん好きで、通常CD、マスターソニック盤と買い直してきましたが、今ひとつ満足できず、「LPで聴いていたときのほうが感動していたなあ」と思っていました。ところが今回のSACD盤は、初めてこの演奏を聴いたときの感動を思い出し、ブラニークの終段など、もう涙なしでは聴けませんでした。ためしにマスターソニック盤のCDと聞き比べてみましたが、CDでは演奏しているホールの外からガラス越しに聴いている感じ。SACDはホールのど真ん中で聴いている感じ。自然で伸びやかで、生々しさが全然違います。やっと満足できる盤に巡り会って幸せです。この演奏はSACDだけで十分、CDは処分しようと思います。

    4人の方が、このレビューに「共感」しています。

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