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フランツ さんのレビュー一覧 

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  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/08/13

    流行おくれだけど、、、、ワイルドだろ〜〜 って言葉が似合う演奏。聴いてて楽しいことは間違いないです。
    音も悪くないですよ。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 7人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/08/16

    わたしは以前発売されたセットで持っています。今回のセットで初めて聴かれた方も多いようで、前出のレビューの中には少々的外れの文章もありますが、こうしてデッカのフェイズ4以外のストコフスキーも多くの人に聴かれていくことは、ファンとして素直にうれしいものです。ストコフスキーというと、派手なオーケストレーションの変更や楽譜の変更、カットをする指揮者、という一面だけが一人歩きしている感がありますが、ベートーヴェンやブラームスなどカットや改編無く堂々とストコフスキーサウンドで勝負していることや、近現代の作品は極めて正統的に演奏していることをこのようなCD集で聴かれてストコフスキーについてのある種の誤解が解けることもまたうれしいです。没個性的な指揮者が多くなってしまった現代にストコフスキーのような個性的な指揮者の演奏を聴くことは、芸術の本質、パフォーマンスの原典を見直すことにも通じると思います。

    7人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/08/16

    この中ではいつもストコフスキーとの「皇帝」が個性的な演奏と言うことで話題になるけど、僕はちょっとこの演奏は「練習不足」の出来だと思っています。あと2回でも本番をやったらもっと内容が煮詰まった演奏になったと思っています。わたしが大好きなのは1番の演奏で、ある評論家が「天馬空を舞う」と評したんですがまさにその通り!まるで指の中にバネを仕込んでるんじゃないか?って言いたくなるようなタッチで、鍵盤上を舞っています。指揮のゴルシュマンもグールドに負けない粒立ちのいい音で、ほんとうに気持ちがいい爽快な演奏になっています。この演奏を聴くと他の演奏はどれも生ぬるく感じてしまいます。そしてなんと言っても1楽章のグールド自作のカデンツァのすばらしさ!ベートーヴェンの中にいきなりバッハが顔を出しているような感じで、グールドの奇才さを改めて感じさせてくれます。
    後にラトル盤でも同じカデンツァで録音したんですが、同じ楽譜にしてまるで別物のつまらない演奏になってました。グールドのあのタッチがあってこそ映えるカデンツァなんだなと思いましたね。バーンスタインとの録音はあんまり話題になりませんね(笑)

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  • 10人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/08/16

    このCD集の中でバッハの「ブランデンブルク協奏曲第5番」とワーグナーの「トリスタンとイゾルデ」〜愛の音楽の2つがこれまで縁が無くて聴けていなかったのですけど、ようやく今回、お陰様で聴くことができました。生きてて良かったなと思いました。バッハ「ブランデンブルク協奏曲」はまぁ、優雅な演奏で、途中途中曲が終わりかと思わせるくらいテンポを落としてしまうところがストコフスキーらしくて、笑顔になりました。ワーグナーのほうはロマンチックの極みとでもいう濃厚演奏で、堪能しました。
    わたしがこのCD集でいちばん好きなのが「カルメン・アルルの女」組曲集なんですが、ほんとに「滋味溢れる演奏」とはこういう演奏を言うんだろうなあという演奏で、決してアンサンブルなんか完璧ではないのに、どうしてこうも各メロディーが心に染みてきて、そしてワクワクするんだろう。例えば「ファランドール」だけ他の指揮者のCDと聴き比べしたんですけど、テンポの絶妙な自然な移り変わりに加えて、最後のトロンボーンの旋律を他のどの指揮者よりも朗朗と歌わせているんですよね。ほんとに素敵な素敵な演奏です。多くの指揮者が歳を取ると重くなったり、個性が薄まってする場合が多いのにストコフスキーの演奏はどうして90歳を過ぎてもこうもリズムがヴィヴィッドで全体が生き生きしているんだろう。単にストコフスキーという指揮者のパフォーマンスを楽しむだけでなく、人の老い方、人生についてまでポジティブに考えさせてくるようなCD集だと思います。音質は既出のCDをあんまり弄ってない聴き易いものです。CALA盤の「イタリア」など、改めて聴くとひどく固い音質だなあと思いました。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/04/18

    録音がライブにしては音の広がりがなくセッション録音のよう、というか乾いた感じです。
    クライバーンの演奏は見事ですが、シューマンとかもっとロマンチックな趣があるほうが面白いです。
    その点やっぱりライナーのほうは一聴したら、そっけないインテンポの演奏っぽいんですけど、よく聴くと・・・まあ、歌っているんですよね。
    シューマン、ブラームスとしっかり音楽の違いを感じさせてくれます。
    さすがなライナーですね。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/04/18

    やっぱりいつもの濃厚なストコフスキーの音ですが、、、ドヴォルザークの弦セレ!!!とろけます。。。
    出だしの音の柔らかさというか、もう、うわ〜〜〜っと言ってめろめろになる音です。
    1楽章はこれでもかと歌いまくり、そして終楽章に向かってメリハリよく進んでいきます。
    もう、ストコフスキーはやっぱり最高です!!
    あとの2曲もストコフスキーサウンドを堪能できます。
    ただ、パーセルは「ふ〜〜ん」っていう感じの曲です。
    まぁ、ストコフスキーによくある趣味の曲です。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/09/18

    すばらしい!華麗!豪華!!ヴァイオリンソロも豊麗!!迫力も十分。2楽章の最後もカラヤン盤と双璧の表現力!!!
    申し分ない演奏だと思います。。。

    でも、4楽章に銅鑼が無いのが・・・・(笑)

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/09/18

    マゼルのマーラーを分析的で感情も熱狂もない、と書く人が多いけど、この5番はぜったいそんなことはない。細かいディテールにこだわっているのはわかりますが、特徴として、短調の和音の時にテンポを落として、響を深くする手法が使われています。特に1楽章にそれが顕著で、1楽章の最後の方にあるユダヤ(音楽)的な和音をこれでもかとテンポを落として(テンポを無くしてと言っていいかも)響かせているところは聴いていて、唸ってしまいました。マゼルの曲への深い共感に満ちた分析の勝利と確信しました。とにかく、こんなマーラーは他にない!ということです。聴後、深い感動を覚えました。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/09/11

    いいじゃないですか!これっ!!
    アバドは、上手だけど、なんかおもしろくない普通の演奏をする人、というイメージしかないのですが(まぁ、ロッシーニなんかはそうじゃないけど)、この演奏はいいです。シカゴ響のいい意味の荒っぽい音というか豪快さが、アバドの端整さと合わさって、非常にいい雰囲気の演奏になっていると思います。
    この曲はもうそれこそ星の数ほど録音実演を聴いてきましたが、また聴きたいな、って思う演奏はそんなにないのですが、これはそう思った稀有な演奏です。
    冷静に演奏していて爆演でもありませんが、じゅうぶん曲への共感が感じられて、曲の持つ独特な世界観が十分表現されてると思います。
    結局アバドってウィーンフィルやベルリンフィルとじゃなくて、ロンドン響やシカゴ響との方がいい仕事を残しているような気がします。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/07/31

    アメリカ人のセレブが好きそうなラテンとかタンゴとかルンバとか南米系のリズムを持った「ライトニュージック」に(でも、ミヨーの曲もあります)R・V・Wや、ジンバリストの「アメリカン・ラプソディ」なんて曲が入っています。
    まぁ、アメリカ人好みの曲集でしょうか?
    全部ライブで、いくつかのコンサートでの演奏を集めたものです。
    わたしはM・グールドが指揮した「ジャングルドラム」というアルバムを思い出しました。
    その中にも「バトゥーキ」が入っているので聴き比べました。音はもちろんM・グールドのほうがいいのですが、ストコフスキーの方がキレ味鋭く、ノリノリです。
    「燃えるパーカッション云々」というコピーはちょっと大げさで、端整なプロによる仕事が聴き取れます。ストコフスキーがどうのこうのではなく、純粋に曲を楽しめばいいアルバムです。ストコフスキーの仕事の幅の広さに改めて感動しました。
    戦時中の録音ですが、音はたいへん聴きやすいです。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2009/12/23

    やっとCDで出たかぁ〜。待ってましたよ、ホント。LPで何度も何度も繰り返し聞いた演奏です。しかし、やっぱりステレオとはいっても録音は古臭い感じがします。特に管楽器が全体にこもった様な感じで、金管楽器がもっと鮮明に聞こえたらもっともっと良かったのですけど。1楽章の序奏は巨匠風にゆったりと進みますが、主部に入るともう、快速!快速!ところが途中のタメをつくるところはしっかりタメているのがストコフスキーらしくてうれしくなります。2楽章は名演。こもった管楽器がなかなかいい雰囲気を醸し出して、曲想にぴったり合った音色を出しています。楽器が少なくなるところもほんとうに室内楽的な雰囲気で、オーケストラの技量の高さを思い知らせてくれます。3楽章は、予想外に(笑)、ちゃんと楽譜どおり5部構成での演奏。ちょっとゆっくりめの巨匠風の演奏です。4楽章は、どんどんイケイケの演奏ですが、ところどころしっかりストコフスキーらしい仕掛けを作ってくれています。特に1楽章と同じようにタメをしっかり取っているところがストコフスキーらしいところ。僕が好きなのは357小節と361小節の低弦の経過句の強調。奏者の半分は楽譜どおりにスラーを付けて、半分は全音を弓を返して弾いているのがはっきりわかる演奏です。これはストフスキーの演奏の特徴なのですが、最後のコーダに向かって興奮の坩堝に突き落としてくれるワザです。
    ストコフスキーのベト7はBBC響との熱狂的なライブが凄いのですが、このSOAの演奏も負けず劣らずの名演と思いますけど、やっぱり録音が。。。バッハは初出と思いますが、これもなかなかの名演。後のチェコフィルよりは早めですが深い音楽を聞かせてくれます。メンデレスゾーンとグルックは既出。ベン・ハイムも初出でしょうか?楽しい曲です。
    評価は星5つにしたいんですけどやっぱり交響曲の録音が古びたということで、冷静に星4つで涙。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2009/12/23

    ケーゲル、30歳代のスタジオ録音でもちろんモノラルですが、音は十分な良さですが、音がどうこうでなくて、ホントに演奏がすばらしい。
    特に「ボギーとベス」のキレキレ具合がぶっ飛んでます!!キレキレと言っても、後年の狂気を孕んだようなキレキレでなく、若さが弾けた精気あるれるキレキレさです。「ラプソディー イン ブルー」なんかまだフルトベングラーが生きていた時代の東ドイツの演奏なんですが(「ボギーとベス」はその2年後)、そんなことは微塵も感じさせない演奏です。いや、それどころかそんじょそこらのアメリカ人演奏家以上のガーシュインの本質をとらえた名演だと思います。さすが、現代音楽も得意なケーゲル。単純なドイツ的という偏狭な音楽への視点をすでに大きく突き破っています。とにかくビックリしたというのが最初の感想です。
    「展覧会」はやはりスケール感が後のステレオ録音に劣るかとも思いましたが、なかなかの演奏です。
    しかし、このCDを演奏者を隠して聞かせたらまず、一人も50年代の東ドイツの演奏と言い当てる人はいないでしょう。
    ケーゲルへの興味がある人だけでなく、ガーシュインに興味がある人にも是非聞いて欲しいです。「ボギーとベス」は最高の名演です。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2009/12/23

    ほんとうに、ほんとうにすばらしかった!下のレヴュアーの方も書かれておられるように、この長大協奏曲をあっと言う間に聴き終えた感じです。まず出だしのホルンから、なんとふくよかで豊かな響きなのでしょう。そしてピアニストの太くてそれでいて繊細な音色と音楽性。ケーゲルも時々見せるとげとげしい、何か切羽詰ったような音楽でなく、延々と広がる草原のような広々とした音楽を繰り広げています。二人の懐豊かな音楽にじっくりと身をゆだねることができます。このピアニストは女性ですが、まったく男性的な太い線の音ですね。
    なんだか幸せ感に浸っている笑顔のケーゲルに出会えます。

    3人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 5人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2009/11/28

    ACOとの演奏を聴いたあとこのCDを聴いたのですが、さすがBPOです。音の力、パワーが他のオーケストラとは全然違います。ACOのまろやかな音も魅力的なのですが、この曲に関しては僕はBPOの音が合っていると思います。他のレヴュアーの方もおっしゃっているように、確かに危うい演奏ですが、管も弦もその音が発するパワーが曲の持つ超ハイテンションな感情の噴出と慟哭、不安感、厭世観を聴き手の心に突き刺さってくるように響いています。そして、要所要所でみごとにクライマックスを作って音楽を織り成していくBPOの合奏力には改めて感動しました。2楽章のレントラーでさえ、唸り声というかバーンスタインの息使いがしっかり録音に捕えられていますが、それを聴くとバーンスタインが如何にこの演奏会に強い意気込みで臨んだか容易に想像できます。4楽章最後、2分音符の3連譜をBPO独特のヴィオラの深く豊かな音で聞いた後、もう何も言えない呆然とした気持ちになります。「すばらしい!」も「ブラヴォー!」も、そんな言葉も口に出来ない、したくない雰囲気です。そんな演奏は生演奏で無いのにCDでも滅多にありません。

    5人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2009/11/28

    星五つクリックすることになんのためらいも無い名演。しかし、多くのレビュアーの方が触れておられますが、バーンスタインのCDなら、僕はこの演奏よりBPOとのものを上に推します。
    というのも、このACOとの演奏は、時にオーケストラの音が「まろやかすぎる」ように僕には感じるのです。普通はこのオーケストラの特徴、長所として挙げられる音色の美しさがこの曲では曲の持つハイテンションな感情の噴出、独特の激しさ、慟哭、苦悩感を表すにはちょっとマイナスに働いてしまった気がするのです。低弦があまり前面に出てこない録音もその原因の一つと思います。そのせいでこの演奏には「祈り」に似た感情が全曲を覆っている感じがしました。
    ACOが好きか、BPOが好きかは聴き手の好みに寄りますから、僕の評価も絶対的なものでは無いと思うし、この演奏はマーラーの9番を語る上で絶対に聞くべきCDの一つだということに何の反論もありません。
    ただ、BPOの方も必ず聴いていただきたいです。
    しかしそれにしてもACOはバーンスタインの細かく揺れ動くテンポにまぁ、みごとについていっています。老舗オケの意地とプライドが見事に発揮された名演であるということは確信して言えます。

    3人の方が、このレビューに「共感」しています。

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