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アーノンクール さんのレビュー一覧 

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  • 6人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/02/17

    ハンガリーラジオは1954年以来、自国内のリヒテルのほとんどのコンサートを録音し、そのままライブで全部・または部分的に放送していました。しかし1973年のバッハコンサート以降はライブではなく、リヒテルの承認を得たもののだけを放送するようになりました。このアルバムは、このやり方(本人の承認あり)でブタペストでの8つのコンサートと地方でのコンサートから選ばれた演奏を集大成したものです。20代の頃からリヒテルはあれこれ聞いてましたが、その後、次第に剛直な部分にはなじめないという思いもいだくようになっていました。しかし、このアルバムを聞くにつけ、やはりリヒテルは芸術家として唯一無二の存在であることを痛感しています。フランクの「プレリュード、コラールとフーガ」やシューベルトの3つのピアノ曲集D946をこのように弾く人はもう出現しないのではないでしょうか。ラフマニノフやショスタコーヴィッチ、それにグリークも比類ないものだと思います。CDが2枚ずつ入っているパッケージや解説書も実によくできていて、制作者のこのアルバムにかける意気込みがよく伝わってきます。

    6人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/02/12

    演奏は晩年の心境を映し出したような味わいに富んでいます。録音は歪のない透明なものです。しかし、リマスタリングを担当しているO.アイヒンガ―氏とG.クラウス氏によるものだと思いますが、高域が強調されていて、チェロなどが引っ込んでしまっています。特に200ヘルツ以下は極端に抑えられています。手持ちのアキュフェーズのDG48で、800から8000ヘルツあたりを6デシベル以上落としても何となく窮屈な感じが残ります。というわけでブラームスの4番は、相変わらずバイエルンRSO(1961年録音)を愛聴しています。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/02/09

    ジャケットは82876887412と同じです。発売時期もほぼ同じ、両者の関係はよくわかりません。録音にかんするデータが記載されていませんが、協奏曲は1942年、抒情小曲集の抜粋(11曲)1953年の録音だと思います。ルービンシュタインの潤いのある美音を楽しむのに何の不満もありません。迫力としなやかさが絶妙に調和した協奏曲の演奏は、ベネデッティ=ミケランジェリのライブ(BBC)と並ぶ名演だとおもいます。10万円以上した大全集を売り払ったことを今になって深く後悔しています。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 4人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/01/18

    両方の協奏曲とも見事な演奏で感激しました。加えて「2つの音楽世界」と題されたインタヴューも見ごたえがあります。性格の全く異なる楽器を演奏することによって、結果的にヴァイオリンをポリフォニックに、またピアノはメロディアスに弾いていると自己分析していた言葉には、深く納得させられました。共演しているオーケストラのコンサートマイスター(女性)はフィシャーの御弟子さんなのですね。ドイツのよき伝統をしっかりと継承している音楽家なのだという印象を強く持ちました。フィーシャーに関心の無い方にも是非推薦したいDVDです。

    4人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/01/03

    演奏・録音とも申し分ありません。ただし、K287が「初CD化」となっていますが、1997年にいまはなきポリグラムからウィーン・フィル室内楽名盤のシリーズで発売されていました(POCL4235)。

    3人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/12/29

    HMVのレヴューにあるように通常の版に加えて、「若き日の歌」と交響曲2・3・4番からの歌が、4つのテーマに分けられて、配列されています。演奏はじっくりしたテンポで緻密に歌われており、歌詞とメロディが見事に融合しています。二人の歌手の出来も最高で、ごく自然に歌っていながら、マーラーの心象世界が痛いほど伝わってきます。ピアノもレーナド・バーンスタインのそれを想起させるほど表現力に富んでいます。マーラーの音楽に心酔しておられる全ての方に自信をもってお薦めします。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/12/17

    バラで6枚もっていましたが、買ってしましました。多彩な演奏者がいにしえのピアノに寄り添いつつ、ショパンを楽しんでいるのが感得できます。行間(音と音の間)を読む(聴く)をいう喜びをもたらしてくれる稀有なセットだと思います。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/11/13

    この素晴らしいアルバムにレビューが無いとは信じられません。バルツァのまろやかで浸透力に満ちた声を堪能できます。収録されている曲も楽しめるものばかり、哀愁を感じるものから、紺碧のエーゲ海(見たことないけど)を思わせるものまで多彩です。1980年を中心とした10年間は彼女が世界最高のメゾソプラノであったと今更ながら思っています。

    3人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/08/18

    実に心地よい楽興の時を提供してくれるヴァイオリン協奏曲です。ドヴォルザークのような強い個性には欠けるもののしみじみとした抒情を味わうことができます。フェルステルの交響曲がやや退屈だと思われた方、ぜひこのCDを聴いてみてください。録音も自然です。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/07/27

    古楽器によるディヴェルティメントの録音は意外に少ないのですが、このCDは単にその間隙を埋めるだけでなく、演奏も抜群です。K131の4本のホルンの爽快きわまりない響きを聞いていると「生きていてよかった」という気持ちにさえなると思います。セルやヴェーグの名演でK131に馴染んでいる方々にも大推薦いたします。 

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/04/17

    F.クープランのクラブサン曲の全集は今、手元に3種類あります。あれこれ聞いてみましたが、このところ聞くのはこのロスのCDに限定されてきました。ルセのCDはエコーの多い録音がいまいち、ボーモンは解説書が便利ですが、演奏はあまり共感できません。女流のヴェルレのCDは、剛直な演奏が好きになれず処分してしまいました。スコット・ロスの演奏はクープランに対して抱きがちな繊細な感性とか憂いのある抒情というような単純なイメージを超えて、その広大な音楽世界の諸相をありのまま提示しています。テンポとフレーズのつくりが心地よく、なんど聞いてもなにか新しい発見があります。クーブランがフランスの真に偉大な作曲家であることを実感するために、是非聞いてみてください。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/01/27

    デイヴィスの指揮は情熱的すぎ、カレーラスにA.クラウスの高貴な憂いはもとめられません。しかし、久しさしぶりに聴き直してみて実に魅力にあふれる『ウェルテル』だと感じました。シュダーデとカレーラスの声は潤いと若さにあふれ、マスネの美しいメロディを堪能できます。1980年2月17〜27日、ロンドン、オールセインツ教会におけるフィリップスの録音は完璧です。もはやこのような録音は不可能でしょう。

    3人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/01/24

    私の愛聴盤なのに星5つのレビューがないので書きます。HMVのレビューに付け加えることはあまりありませんが、遅い演奏という印象は全く受けません。個々の曲のドラマが最大限に引き出されています。この演奏を聴くと、コルトーもフランソワも平凡に聴こえます。同じDGのポリーニやアルゲリッチ、ピリスのものと比べ、低域が充実している録音も見事です。第24曲は彼が大きく呼吸する音が生々しく収録されていて、凄味のあるテクニックと相まって、圧倒的な感銘を与える終曲となっています。まだの方は是非聴いてみてください。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/01/24

    この2曲はクラリネットでも演奏されますが、ヴィオラによるものでは、このCDとヴェロニカ・ハーゲンのによる演奏(DG)が双壁と言えるでしょう。真摯で奥行きのある表現によってブラームス晩年の渋く憧れに満ちた抒情が余すところなく表現されています。第一番の第二楽章「アンダンテ・ウン・ポコ・アダージョ」を聴いてみてください。どこに向かうのかわからないメロディは「灰色の真珠」のような不思議な魅力を秘めています。このような音楽を残してくれたブラームスに心から感謝したい気持ちになります。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/01/04

    自然な感じの録音で、取り立てて特徴のない演奏にも聞こえる。普段着のベートーヴェンというような好ましさを感じる。注目すべきは、クーンとヴィンターがベートーヴェンを論じている付録のCDで、示唆に富んでいる。ベートーヴェンの交響曲に興味のある方にはお薦めしたい。第2交響曲の第1楽章の序奏部が、既に第九の冒頭の先駆けとなっていることを教えられた。

    3人の方が、このレビューに「共感」しています。

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