CD 輸入盤

ブラームス:交響曲第4番、シューベルト:同第5番 シューリヒト&VPO(1965) 

ブラームス(1833-1897)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
ALT070
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
International
フォーマット
:
CD

商品説明

第4楽章再現部直前の5秒のパウゼに仰天! シューリヒトのブラームス4番、ほか

シューリヒト晩年のスタイルによるブラ4は、遅めのテンポでディテールが映えるきわめて内容豊かな名演。第1楽章冒頭から気持ちのこもった節まわしと絶妙なアゴーギク、オーケストラの美しいサウンドには聴き惚れるばかり。ホルンが少々遠目の録音ですが、それ以外は申し分のない音で、エモーショナルにうねるウィーン・フィルの響きの魅力を引き出したシューリヒトの手腕にただただ脱帽。ダイナミックでパワフルな表現もみごとなもので、第3楽章でのシャープなリズムはスケルツォ名人でもあるシューリヒトの面目躍如。第4楽章再現部とコーダでの大見得を切るような演奏も凄いものですが、さらに驚いたのは直前の5秒間の休止(聴感上はもっと長いです)。まさに「嵐の前の静けさ」です。バイエルン盤をはるかに上回る名演の登場といえるでしょう。

 シューベルトの5番も優れた演奏。作品の個性もあって、ウィーン・フィルの弦楽の立体的な音響が非常に生きています。なお、第4楽章途中で、春雷の音がゴロゴロとわずかに聞こえるという珍しいハプニングがあります。

■シューベルト:交響曲第5番変ロ長調D.485
 T.5:22
 U.9:32
 V.4:43
 W.5:07
 計:24:44

■ブラームス:交響曲第4番ホ短調Op.98
 T.13:03
 U.11:39
 V.06:31
 W.10:58
 計:42:11

カール・シューリヒト(指)ウィーン・フィルハーモニー

録音:1965年4月24日、ムジークフェライン大ホール
音源提供:ORF(オーストリア放送協会)


アルトゥス、ORF&ウィーン・フィルと契約!
ウィーン・フィル ムジークフェラインザール・ライヴ・シリーズ第1弾!

ついにアルトゥスが日本の独立レーベルとして初のウィーン・フィル&ORFと直接契約。ムジークフェラインザールでのライヴが続々と登場します。リマスターも高水準!

第1弾はクナッパーツブッシュとシューリヒトの2タイトル。どちらも初出となるみごとな演奏で、モノラルながら音質もきわめて良好。





CDは国内プレスとなります。

収録曲   

シューベルト / 交響曲第5番 変ロ長調

  • 01. Allegro
  • 02. Andante Con Moto
  • 03. Menuetto Allegro Molto
  • 04. Allegro Vivace

ブラームス / 交響曲第4番 ホ短調

  • 05. Allegro Non Troppo
  • 06. Andante Moderato
  • 07. Allegro Giocoso
  • 08. Allegro Energico E Passionato

総合評価

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演奏は晩年の心境を映し出したような味わい...

投稿日:2011/02/12 (土)

演奏は晩年の心境を映し出したような味わいに富んでいます。録音は歪のない透明なものです。しかし、リマスタリングを担当しているO.アイヒンガ―氏とG.クラウス氏によるものだと思いますが、高域が強調されていて、チェロなどが引っ込んでしまっています。特に200ヘルツ以下は極端に抑えられています。手持ちのアキュフェーズのDG48で、800から8000ヘルツあたりを6デシベル以上落としても何となく窮屈な感じが残ります。というわけでブラームスの4番は、相変わらずバイエルンRSO(1961年録音)を愛聴しています。

アーノンクール さん | 岡山県 | 不明

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これはもう素晴らしいとしか言いようがあり...

投稿日:2010/04/13 (火)

これはもう素晴らしいとしか言いようがありません!前半のシューベルトは軽やかさと歌謡性とを存分に表現してまことにビューティフル。後半のブラームスは、まさしくロマン派の音楽。造形的な厳しさを目指すよりも、まさに今奏でられつつある音楽に豊かな息吹きを与えることに想いが注がれています。ちょっとしたパートの扱いが良い効果を上げるなど(フィナーレ、コーダ直前のトランペットの一句!)、音楽のすべてを知り尽くした指揮者の絶妙な指示!ここには確かにプロ中のプロとしてのシューリヒトの音楽が鳴り響いています。モノラルですが音はクリアーで、左右の広がりがない代わりに奥行き感(遠近感)が感じられる、良好な音質です。高音域がややキンキンしますけれども、ダメだとかいうことは全くありません!シューリヒト、さすが偉大な指揮者でした。彼の芸とか技を堪能できる、絶好のディスクです。お試しください。

ほんず内閣総理大臣 さん | 北海道 | 不明

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表面上はさらさらと流れてゆくのだが、なん...

投稿日:2009/09/23 (水)

表面上はさらさらと流れてゆくのだが、なんという味わい深さ。基本的なテンポは速く、リズムが冴え渡り、響きは生命感に溢れている。シューリヒトは新即物主義とへロマンを融合させており深い感銘を受けた。

カラジャン さん | 山口県 | 不明

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人物・団体紹介

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ブラームス(1833-1897)

1833年:北ドイツのハンブルクでヨハネス・ブラームス誕生。 1843年:演奏会にピアニストとして出演。作曲家、ピアニストのマルクスゼンに師事。 1852年:ピアノ・ソナタ第2番が完成。 1853年:ピアノ・ソナタ第1番、ピアノ・ソナタ第3番が完成。 1854年:ピアノ三重奏曲第1番、シューマンの主題による変奏曲が完成。

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