CD 輸入盤

ハンガリーのリヒテル 1954−1993(14CD)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
BMCCD171
組み枚数
:
14
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

これぞ歴史的大発掘! 初出の嵐!
ピアノの巨人リヒテルの40年に渡る記録
ハンガリー・ライヴ集、一挙14枚組発売!


驚くべきセットが登場します。20世紀後半を代表する偉大なピアニストの一人、スヴィヤトスラフ・リヒテル(1915−1997)が度々訪問したブダペストでのリサイタルから、1954年から1993年までのライヴ録音が全14CDにまとまりました。総収録時間は17時間半に迫るという膨大な分量で、しかもそのかなりの分量が初めて世に出る音源です。CD14枚を順に聴くことで、壮年期の豪腕ぶりから晩期の孤高の境地まで、リヒテルの変遷を追うことができる貴重な資料です。そしてもちろん、どの演奏をとってもリヒテルならではの求心力の強い、深い探求が結晶化した音楽には圧倒されるしかありません。音質は総じて鑑賞に支障はない程度、全般にマイクが近接して置かれています。
 CD9以降はステレオ。(東武トレーディング)

【収録情報】
CD1
・シューマン:ピアノ協奏曲イ短調 Op.54[初出]
 ヤノシュ・フェレンチーク(指揮)ハンガリー国立フィルハーモニー管弦楽団
・ブラームス:間奏曲イ短調 Op.118-1[初出]
・ブラームス:間奏曲変ホ短調 Op.118-6[初出]
 録音:1954年3月8日、ブダペスト、音楽アカデミー

・バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻から[初出]
 (前奏曲とフーガ ハ短調 BWV.847/ヘ長調 BWV.856/ヘ短調 BWV.857/イ長調 BWV.864/イ短調 BWV.865)
・バッハ:フランス組曲ハ短調 BWV.813[アルマンドのみ既出、他は初出]
 録音:1954年3月10日、ブダペスト、音楽アカデミー

CD2
・プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第8番変ロ長調 Op.84[初出]
・ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ[既出]
・ラヴェル:夜のガスパール〜絞首台[初出]
・ラヴェル:高雅にして感傷的なワルツ[初出]
・ラヴェル:水の戯れ[初出]
・ラヴェル:道化師の朝の歌[初出]
 1954年3月26日、ブダペスト、音楽アカデミー

CD3
・シューベルト:ピアノ・ソナタ第19番ハ短調 D.958[既出]
・シューマン:トッカータ ハ長調 Op.7[日付違い録音のディスクあり]
 録音:1958年2月9日、ブダペスト、音楽アカデミー

・シューベルト:楽興の時 D.780-1[初出]
・リスト:小人の踊り/愛の夢 第2番ホ長調/愛の夢 第3番変イ長調[以上3曲:日付違い録音のディスクあり]
・リスト:忘れられたワルツ第1番嬰ヘ長調[既出]
・リスト:忘れられたワルツ第2番変イ長調[初出]
・リスト:忘れられたワルツ第3番[初出]
・リスト:ペトラルカの3つのソネット[おそらく初出]
 録音:1958年2月11日、ブダペスト、音楽アカデミー

・ドビュッシー:『忘れられたアリエッタ』から[初出](やるせない夢心地、水彩画−グリーン)
 ニーナ・ドルリアク(ソプラノ)
 録音:1958年2月12日、ブダペスト、バルトーク・ホール

CD4
・ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第11番変ロ長調 Op.22[初出]
・シューベルト:ピアノ小品集 D.946[既出]
・シューベルト:さすらい人幻想曲ハ長調 D.760[初出]
 録音:1963年4月27日、ブダペスト、音楽アカデミー

CD5
・ヘンデル:組曲第5番ホ長調 HWV.430[LPのみ既出、CD初出]
・ショスタコーヴィチ:前奏曲とフーガOp87より[初出]
 (第4番ホ短調/第12番嬰ト短調/第23番ヘ長調/第14番変ホ長調/第17番変イ長調/第15番変ニ長調)
・プロコフィエフ:束の間の幻影Op.22から[初出]
 (第3、4、5、6、8、9、11、14、15、18番)
 録音:1963年4月29日、ブダペスト、エルケル劇場

CD6
・モーツァルト:ピアノ・ソナタ第2番ヘ長調 K.280[一部既出]
・ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第28番イ長調 Op.101[初出]
・ショパン:スケルツォ集[初出](ロ短調 Op.20/変ロ短調 Op.31/嬰ハ短調 Op.39/ホ長調 Op.54)
 録音:1965年7月17日、ブダペスト、エルケル劇場

CD7
・シューマン:ノヴェレッテ集[初出](第1番ヘ長調 Op.21-1/第2番ニ長調 Op.21-2)
 録音:1967年8月27日、ブダペスト、エルケル劇場

・ハイドン:ピアノ・ソナタ第35番ハ長調 Hob.XVI:35[初出]
・ショパン:マズルカ風ロンド ヘ長調[既出]
・ドビュッシー:前奏曲集第2巻(全12曲)[日付違い録音のディスクあり]
 録音:1967年8月28日、ブダペスト、エルケル劇場

CD8
・シューベルト:アンセルム・ヒュッテンブレンナーの主題による13の変奏曲イ短調 D.576[初出]
・シューマン:幻想小曲集 Op.12から[初出](夕べに、飛翔、なぜに、夜に、夢のもつれ、歌の終わり)
・ラフマニノフ:前奏曲集[初出]
 (嬰ヘ短調Op.23-1/イ長調Op.32-9/ロ短調Op.32-10/嬰ト短調Op.32-12/変イ長調Op.23-8/ホ長調Op.32-3/変ロ短調 Op.32-2/ヘ短調 Op.32-6/ヘ長調Op.32-7/変ロ長調Op.23-2/ニ長調Op.23-4/ト短調Op.23-5)
・プロコフィエフ:ワルツ『戦争と平和』 Op.96-1[日付違い録音のディスクあり]
 録音:1969年11月18日、ブダペスト、音楽アカデミー

CD9
・バッハ:平均律クラヴィーア曲集第2巻から[初出]
 (前奏曲とフーガ ハ長調 BWV.870/前奏曲とフーガ ハ短調 BWV.871/前奏曲とフーガ 嬰ハ長調 BWV.872/前奏曲とフーガ 嬰ハ短調 BWV.873/前奏曲とフーガ 変ホ長調 BWV.876/前奏曲とフーガ 嬰ニ短調 BWV.877)
 録音:1973年3月16日、ブダペスト、音楽アカデミー

・バッハ:平均律クラヴィーア曲集第2巻から[初出]
 (前奏曲とフーガ ト長調 BWV.884/前奏曲とフーガ 変イ長調 BWV.886/前奏曲とフーガ イ長調 BWV.888/前奏曲とフーガ イ短調 BWV.889/前奏曲とフーガ ロ長調 BWV.892/前奏曲とフーガ 変ロ短調 BWV.891/前奏曲ロ長調 BWV.892/前奏曲とフーガ ロ短調 BWV.893)
 録音:1973年3月18日、ブダペスト、音楽アカデミー

CD10
・メンデルスゾーン:無言歌集 Op.19から[既出]
 (第1番ホ長調Op.19-1『甘い思い出』/第2番イ短調Op.19-2 『後悔』/第3番イ長調Op.19-3 『狩りの歌』/第5番嬰ヘ短調Op.19-5 『眠れぬままに』/第6番ト短調Op.19-6 『ヴェネツィアの舟歌』)
・ショパン:夜想曲変ロ短調 Op.9-1[既出]
・ドビュッシー:映像第1集(水の反映、ラモーを讃えて、運動)[既出]
・ドビュッシー:ハイドンを讃えて[既出]
 録音:1972年2月16日、セゲド

・ショパン:ワルツ ヘ長調 Op.34-3『華麗なる円舞曲』[初出]
・ショパン:ワルツ 変ト長調 Op.70-1[初出]
・ショパン:マズルカ 嬰ハ短調 Op.63-3[初出]
・ショパン:マズルカ ハ長調 Op.67-3[初出]
・ショパン:マズルカ ヘ長調 Op.68-3[初出]
・ショパン:マズルカ イ短調『エミール・ガイヤールに』[初出]
 録音:1976年12月10日、ブダペスト、音楽アカデミー

・シューベルト:ピアノ・ソナタ第13番イ長調 D.664[初出]
 1978年8月10日、ブダペスト、音楽アカデミー

CD11
ベートーヴェン:
・ピアノ・ソナタ第1番ヘ短調 Op.2-1[初出]
・ピアノ・ソナタ第7番ニ長調 Op.10-3[一部既出]
・ピアノ・ソナタ第9番ホ長調 Op.14-1[初出]
・ピアノ・ソナタ第12番変イ長調 Op.26『葬送』[初出]
 録音:1976年12月9日、ブダペスト、音楽アカデミー

CD12
・リスト:詩的で宗教的な調べ〜第9曲アンダンテ・ラグリモーソ[日付違い録音のディスクあり]
・フランク:前奏曲、コラールとフーガ[初出]
・シマノフスキ:マズルカ集[初出](マズルカ Op.50-1/マズルカ Op.50-17/マズルカ Op.50-19/マズルカ Op.50-3)
 録音:1982年9月11日、ブダペスト、ペシュティ・ヴィガドー

・ドビュッシー:前奏曲集第1巻から
 (デルフィの舞姫たち/帆/野を渡る風/音と香りは夕暮れの大気に漂う/アナカプリの丘/雪の上の足跡/西風の見たもの/とだえたセレナード/沈める寺/パックの踊り)[『デルフィの舞姫たち』はLPのみ既出、CD初出。他は初出]
 録音:1985年1月14日、ブダペスト、歌劇場

CD13
・チャイコフスキー:『四季』から[初出]
 (5月『白夜』、6月『舟歌』、11月『トロイカに乗って』、1月『炉辺で』)
・チャイコフスキー:夜想曲Op.10-1[初出]
・チャイコフスキー:ワルツ=スケルツォ イ長調 Op.7[初出]
・チャイコフスキー:ユモレスク ト長調 Op.10-2[初出]
・チャイコフスキー:カプリッチョーソ Op.19-5[初出]
・チャイコフスキー:ワルツ 変イ長調 Op.40-8[初出]
・チャイコフスキー:ロマンス ヘ短調 Op.5[初出]
・ラフマニノフ:練習曲『音の絵』から
 (嬰ハ短調 Op.33-9、ニ短調 Op.33-5、変ホ短調 Op.33-6、ハ短調 Op.39-1、イ短調 Op.39-2、嬰へ短調 Op.39-3、ロ短調 Op.39-4、ニ長調 Op.39-9)[Op.39-4のみ既出、他は初出]
 録音:1983年8月3日、ブダペスト、音楽アカデミー

CD14
・グリーグ:抒情小曲集から[Op.71-7のみ既出、他は初出]
 (アリエッタOp.12-1/ワルツOp.12-2/夜警の歌Op.12-3/妖精の踊りOp.12-4/跳びはね踊りOp.38-5/カノンOp.38-8/蝶々Op.43-1/春に寄すOp.43-6/即興的なワルツOp.47-1/ガンガルOp.54-2/スケルツォOp.54-5/鐘の音Op.54-6/秘密Op.57-4/彼女は踊るOp.57-5/郷愁Op.57-6/まぼろしOp.62-5/トロルドハウゲンの婚礼の日Op.65-6/山の夕暮れOp.68-4/小さな妖精Op.71-3/森の静けさOp.71-4/過去Op.71-6/思い出Op.71-7)
 録音:1993年11月9日、ブダペスト、コングレス・センター

 スヴィヤトスラフ・リヒテル(ピアノ)

 録音方式:モノラル(CD1-8)、ステレオ(CD9-14)
 全てライヴ録音

※初出、既出などの表示はディスコグラフィに基づくものです。(東武トレーディング)

総合評価

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ハンガリーラジオは1954年以来、自国内のリ...

投稿日:2011/02/17 (木)

ハンガリーラジオは1954年以来、自国内のリヒテルのほとんどのコンサートを録音し、そのままライブで全部・または部分的に放送していました。しかし1973年のバッハコンサート以降はライブではなく、リヒテルの承認を得たもののだけを放送するようになりました。このアルバムは、このやり方(本人の承認あり)でブタペストでの8つのコンサートと地方でのコンサートから選ばれた演奏を集大成したものです。20代の頃からリヒテルはあれこれ聞いてましたが、その後、次第に剛直な部分にはなじめないという思いもいだくようになっていました。しかし、このアルバムを聞くにつけ、やはりリヒテルは芸術家として唯一無二の存在であることを痛感しています。フランクの「プレリュード、コラールとフーガ」やシューベルトの3つのピアノ曲集D946をこのように弾く人はもう出現しないのではないでしょうか。ラフマニノフやショスタコーヴィッチ、それにグリークも比類ないものだと思います。CDが2枚ずつ入っているパッケージや解説書も実によくできていて、制作者のこのアルバムにかける意気込みがよく伝わってきます。

アーノンクール さん | 岡山県 | 不明

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 ただでさえリヒテルのCDが多いのに、こ...

投稿日:2010/07/26 (月)

 ただでさえリヒテルのCDが多いのに、このセットまで。。。と思ったが、買ってしまった。これを買う人はリヒテルのファンだろうから、くどくどと書くまでもないだろう。リヒテルの演奏はやはり面白い。他の録音の方が良いものもあるが、それはそれで比較すれば楽しめる。リヒテル自身は、世に出た録音のうち、ごく一部しか気に入らなかったようだ。文句を言いながらも次々に販売許可のサインをしていったリヒテルは、何を考えていたのだろう。

おっさん さん | 神奈川県 | 不明

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 一枚目のシューマンピアノ協奏曲だけしか...

投稿日:2010/06/25 (金)

 一枚目のシューマンピアノ協奏曲だけしか聴いていません。こういう言い方は僭越かもしれませんが、栴檀は双葉より芳しとはこのことだと思いました。けっしてよいとはいえない録音状態で、シューマンを輪郭はっきりとここまで聞かせるとは、他は推して知るべしではないかと思います。少しずつ聴いていきたいと思います。

NAKAKO さん | 長崎県 | 不明

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