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　2011/06/26

彼女の場合、何故か使用楽器のファツィオーリの名前ばかりが先に立ってしまっていて、ピアニストの場合は珍しいケースではないでしょうか？今更ファツィオーリの名前を使わないと売れないアーティストでもないでしょうに。。。とは言えそのファツィオーリ、音楽以前のモヤモヤした情念の塊になりがちなシューマンが、ここでは明快な音の構造体として響いています。
ですので、そういう演奏を期待する向きには合わないかも知れませんが、最近“音そのものが美しい”演奏に魅かれる私にはピッタリの演奏でした。

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　2011/06/24

男声合唱にあまり興味のない私としてはグレゴリオ聖歌は一番縁遠いジャンルのひとつなんですが、この女声合唱による演唱は真夜中に蝋燭の灯りで聴きたくなる一枚です。グレゴリオ聖歌入門にもお薦めです。

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　2011/06/24

真剣に聴き比べるような曲ではないと思いながらも、一時期この曲の録音を漁っていたことがありました。。。結論から言うとこのドラティ盤が一番しっくりきます。録音が飛び抜けて良い訳ではありませんが、いつものドラティらしく合唱に至るまで生命感に溢れた良い演奏だと思います。シャーリー＝カークのバリトンも素晴らしい!!

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　2011/06/24

最近何故か判りませんが、それまでほとんど真剣に聴いていなかったメンデルスゾーン辺りの初期ロマン派の音楽を聴くようになりました。真夏の夜の夢はそれまでフリッチャイの録音をたまに聴いていたのですが、このクーべリック盤はいつもの彼らしく取り立てて変わった事はしていないのに、巧まずしてメンデルスゾーンの音楽が持つ楚々とした味わいが表現ざれていて素晴らしいですね。勿論マティスの歌も最高です。贅沢を言えば最新のリマスターで聴いてみたいんですけどね。

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　2011/06/23

モーツァルトのミサに関しては、これ以上高水準な全集はまず望めないでしょう。P・ノイマンによる合唱の純度の高さ!!宗教音楽を聴く醍醐味がこのセットには詰まっていますね。
価格も超廉価ということで、レギュラー盤のレクイエムを1枚買ったと思って是非お手許にどうぞ。絶対損はさせません。

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　2011/06/19

この演奏はCD初期からの愛聴盤で、今まで何回聴いたか分からない程です。今回のブルースペックCDでどの程度音質が改善されているのか聴いてみたくて購入したのですが、正直驚きました!!聴きなれたはずの演奏がとても新鮮に響きます。弦楽器の気配などは最新録音と言っても十分通用します。
こりゃブルースペックCDシリーズ全部買いなおすしかないか。。。

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　2011/06/15

聴いていて何が飛び出してくるかわからない、まさにビックリ箱のようなゴールドベルク。。。こりゃウトウト寝てる場合じゃありませんな。
個人的には強奏のタッチが若干雑に聞こえるのが気になりますが、面白いと言えばこれ以上面白いゴールドベルクはないかもしれません。
普通の演奏に飽き足らない方は是非

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　2011/06/12

この中の40,41番（オイロディスク盤）は私が中学生の時に最初に買った2枚のクラシックのLPのうちの一枚（もう一つはセルのJ・シュトラウス）でした。とても素晴らしい演奏で、私をクラシックの世界にズルズルと引きずり込んだ記念すべき一枚です。

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　2011/06/12

ここ数年音の良いライブ盤も多数発売されて、改めてムラヴィンスキーの音楽というのは巷で言われるような厳めしさ一点張りではなく、とてもしなやかなものだったということを再認識しています。このDG復刻盤も多少エコー感が多めながら、以前のCDのガチッとした音ではなく、とても美しい音に仕上がっていると思います。
このシリーズでレニングラードPOの60年録音全て復刻してくれないでしょうかね。。。（少なくともロジェストヴェンスキーのハチャトゥリアンは是非。。。）

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　2011/06/05

マルケヴィチのブラームスはラムルー管との4番が昔からの愛聴盤でしたが、このアラウとのコンチェルトも素晴らしい出来栄えです。この組み合わせで1番は…無いですかね〜。。。

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　2011/05/23

ブラームスは一瞬70年代のアナログ録音かと思うような暖かな音の仕上がり。これはどうもSennheiserとNeumannがバックアップによる録音というだけでなく、この若い指揮者のアプローチによるものではないでしょうか？ただ何となく考え過ぎて音の勢いが失われているような気がします。今後への期待を含めて★３つ（プラス録音で★一つ）

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　2011/05/09

まさかこれが出るとは。。。以前EMIから出ていたシュタルケルとのセットで聴いて以来の愛聴盤ですが、やっぱり音も良くなってるんでしょうね。。。これはやっぱり買いなおすしかないか。。。皆さんもこの機会に彼女の凛とした音楽を是非聴いてください！
一言、最高です。

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　2011/03/27

先ずはオーケストラの美しい響きに耳を奪われます。このコンビの演奏は実演でも何回か接していますが、実演はもう少し色彩感強い演奏だったような気がしますが。。。演奏も極めてオーソドックス。爆演を期待される向きには不満かも知れませんが、最近歳のせいかそう言ったものを四六時中聴くのがシンドクなってきた私には、演奏/録音とも今後のリファレンスになり得るクオリティを持った盤だと思います。

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　2011/03/10

もう四半世紀以上昔、クラシックを聴き始めた頃に姉が所有していたLPをこっそり持ち出して聴いたものでした。。。実はその頃はこの曲そのものが全然よく解らなかった!!
時が経って改めて聴いてみるとカラヤンの流儀が極められた、実に快適な演奏だと思います。最近の刺々しい演奏に疲れた耳には返って新鮮に響くかも知れませんね。
この曲と相まって、理屈抜きでオーケストラ音楽の醍醐味を楽しめる録音だと思います。

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　2011/02/28

最近立て続けにガベッタとガスティネルのエルガーを聴きましたが、この曲に関してはガベッタの圧勝です。おそらくこの曲の代表盤としての資格を十分に持った演奏と聴きました。
エルガーは下手に力んだりしてしまうと全く興ざめだと思うのですが、彼女の演奏はその美しい音で曲の持つ“淡さ”を完全に表現しつくしていると思います。素晴らしい!!