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ほんず内閣総理大臣 さんのレビュー一覧 

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     2011/11/02

    いかにもショルティさんらしいチャイコフスキー。キビキビした進行のうちに、抒情と爆発をしっかり決めて、剛腕ぶりをいかんなく発揮し、力強く終わります。オーケストラが驚異的にうまく(さすがシカゴ!)、各パートの妙技はもとより、全体のバランスも実に見事なもの。但し、やっぱり、多少ハッタリめいて芝居がかったこの曲、暗から明へというドラマとして見るならば、この演奏はいかにもそういう要素に欠けます。各楽章が「はい、一丁上がり!」とばかりに片づけられていって、全曲終結後の満足感というか飽満感がないのですね。たとえばセルおじさんの演奏だと、第4楽章が始まった途端に、いかにも決然と「運命」に立ち向かって勝ってやるぞと言わんばかりのテンポ設定と表情付けで感嘆いたしますが、そういう、ま、雰囲気に不足するという、ぜいたくな不満も持ってしまいます。ただ、オーケストラ演奏としては一つの極致を示す演奏ではありますよ。「白鳥の湖」もほぼ同様。こちらはもっと気軽に聴けます。録音は優秀。

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     2011/11/01

    6番についてはホルヴァート先生の単独のディスクの項を参照。スーパー大爆演の傑作。推薦。さて、ナヌートさんの第1番についてだけここでは書きましょう。一時は幽霊指揮者の代表みたいに扱われたナヌート先生。来日も果たし、実在が証明されました。(-_-)と同時に、言っちゃあ悪いけど、大したことないというのも証明されました。このディスク、ま、名演でもなんでもありません。個性は薄く、オケも弱体。なんとか演奏しているなあという感じで、特に金管の高域など何とも頼りない。ただねぇ、なんか悪い印象はないのです。田舎の指揮者と田舎のオケによる田舎の「巨人」。妙に微笑ましくて、委細承知で購入し聴くのならいいんぢゃない、と思います。録音は低域の打楽器が「ズシン!」と来て、なかなかの迫力。広い心で、この演奏、味わいましょう。

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     2011/10/30

    長らく名演として挙げられてきた演奏。その賞賛はまことに当然で、立派な出来栄えです。当時の英デッカの録音ポリシーと一致し、「明快」が特徴。ラヴェルの音楽を、旋律線に沿ってしっかりと「明快に」再現して飽きさせずに聴かせます。但し、幻想的とか、メルヘン的とか、そういう一種の「雰囲気」には乏しく、そこが評価の分かれ目かな。個人的には、「マ・メール・ロワ」には胸が締め付けられるような切ないまでの美しさが欲しいのですけど、ちょっとそういうのには欠けるかな。でも、大変にしっかりしたすばらしい演奏です。録音は、もう半世紀ほど前になりますけど、驚異的な高音質です。鮮明さ、ダイナミックレンジ、どれも最新録音に劣るものではありません。当時のデッカの技術はすごいなあ。ということで、このディスク、コストパフォーマンスを考えればまことにお買い得。是非!

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     2011/10/30

    スーパーお得盤。まずDVDから視聴。最新にしては画質は確かにやや劣り、ややぼやけてますが、コンサートだしまあいいでしょう。一夜の通しコンサートですが、驚くほどの高水準で、実に見事なもの。繊細さでもパワーでも、技術でも表現力でも、オーケストラはまことに立派。ヤンソンスさんとの息もぴったりで、すばらしい出来栄えであります。ヤンソンスさんのアプローチは、これまでの5番や6番と同じで、格段に強い個性とか表情付けがあるわけではありませんで、曲が曲ですので、人によってはもっと強烈な演奏を求めるかもしれませんが、この完成度の高さには感心せざるを得ないでしょう。ソロではメゾがちょっと揺れて今一歩。合唱はすごい力演で、特に男性陣が頑張っております。CDは、音のレンジと鮮度がちょっとだけDVDよりいいかな。名演として称えておきましょう。

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     2011/10/29

    見るからにお買い得盤という感じですが、出来栄えはどれもいま一つ。交響曲は、どうも焦点が定まらない。抒情も迫力もほどほど。弦と管がいつも同じバランスで鳴っているようなサウンドが続き、音色も単色。録音のせいなのか、広がりがなくて真ん中にギュッと固まったような音響で、鮮度も不足。悪くはないのですが、何だか充実感なし。一方の協奏曲。2番も3番も可もなく不可もなし、というところでしょうか。比較的おとなしい演奏で、精妙な美しさに引きつけられるシーンはいくつもありますが、それはもともと曲の魅力のせいですなあ。でもこうして聴くと、3番の協奏曲、あまり面白い曲でもないなあ。トータル、お徳用盤には違いありませんが、第一級の演奏ではなく、曲になじむにはいいですかね、って〜くらいでどうでしょう。

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     2011/10/28

    大変立派な演奏だなあというのが偽らざる感想。取り組み方は真摯であり、志の高い音楽行為ではないでしょうか。冒頭からオーケストラは強い緊張感をたたえ、この究極の交響曲の高みへと挑んでゆきます。若杉さん、しっかりとリードして終結まで弛みのない、見事なマーラー世界を作りました。オケのミス、処々にありますけれど、未熟さによるものではなくて表現者としての意欲がちょっとはみ出たくらいのもので、欠点とは思いません。むしろライヴならではの感興もよく表れたものとして、いい感じってなところです。感銘を受けたディスクでした。録音は不満なし。想い起せば、若杉さん、何度か聴いた実演はどれもすばらしい出来で、いまだに記憶に強く残っております。録音に恵まれなかった気はしますし、また、他の指揮者との比較から本当に不当に低く見られてきたような気がしてとても残念です。N響を振った「グレの歌」やブルックナーの交響曲はCD発売が予告されながら結局リリースされませんでしたし、かえすがえすも遺憾の極みであります。今後、その遺産が多く出されることを心より期待いたします。

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     2011/10/27

    個人的にはセッションの第6番には不満が大きかったので、ライヴはどうかなと思いましたが、こちらは断然すばらしい出来。乱暴とも思えるような推進力で突き進む第1楽章から「おや?!」と思わせます。テンポの動きもあり、なかなかに一筋縄ではいかない、クーベリックさんの活きた音楽が伝わります。第2楽章は相変わらず激しいですが、ちょっと鄙びた落ち着きもあってこれもいい感じ。第3楽章はしっとりとではなく、流れるようにすいすい歌う。そしてフィナーレは大変に激しいドラマを表現します。ハンマーも「どすん!」と効果的。シンバルやタムタムの金物系がややオフなのが今一歩ながら、結構な迫力で、特に全曲最後の一撃は相当に強烈!聴き終わって大いに感服。但し、全体に進行がやはりいささか焦り気味の感じが無きにしも非ずで、音響の振幅と感情の起伏とがきちんと同調していなくて、やや音響効果に走り気味の印象もあります。BRSOの音も、特に弦の音がスリムで量感が不足し、もう少し美しくありたいところ。録音は大変良好。鮮明だし、低域もしっかり鳴って、不足ありません。本音を言えば、この十年後くらいのライヴで聴きたかったな。クーベリックさん、だいぶのちの第7番もニューヨークフィルとのライヴではクレンペラー並みの怪奇演奏をしていたので、6番でも凄いことになったろうな。

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     2011/10/26

    曲目ですが、「ペトルーシュカ」と「プルチネッラ」の間に、バーンスタインによる「ペトルーシュカ」についての解説(20分ほど)が入っております。これはなかなか面白い。英語に耳を傾けて聴き、ま、全部ちゃんとわかったわけじゃないけど、(-_-;)この音楽の持つ諸要素の解説は「へえ〜」と思わせることしきり。さて、まず「ペトルーシュカ」。ちょっと荒っぽく、仕上げが不十分かな。元気はあるのだけど、もっと繊細なタッチが望まれましょう。ニューヨークフィルも小さなミスが多い感じ。「プルチネッラ」は曲が曲だけに、なんかそんな良し悪しはわからないのですけど、こちらはまあまあ楽しく聴けました。曲は古典的で美しいですからね。トータル、バーンスタインのファン向けのアルバムかなあ。どちらの曲でも「名演でお薦めする」というタイプの出来ではないな。録音はいずれも不満なし。強いて言えば、「プルチネッラ」は小編成なのだから、ディスクに入れる音量レベルを下げて欲しいね。こういう曲がフルオーケストラ並みの音量で鳴りだすと、何だか製作者の感性を疑ってしまうね。

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     2011/10/26

    ああ、これはいいですね。こういう作品を演奏する時のレヴァインはまことに見事ですばらしい。繊細な弱音から豪壮な盛り上がりまで、楽想に合わせてしっかりと表現し、曲の魅力を雄弁に伝えてくれます。ボストン交響楽団も実に見事な名技!定評ある美しい弦、見事なソロで魅了する木管、力と輝きに満ちた金管、的確な打楽器、とどこをとってもまことに見事なもの。ライヴですから本当にすばらしい。録音もまた超優秀。これは大変に良いアルバムです。デュトワのような夢幻性や陶酔にはさすがに及びませんが(あれは神品だ)、近年のレヴァインのディスクでは最大の成果と言えるかもしれません。

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     2011/10/25

    これは「熱演」と言えばいいのでしょうね。オーケストラがいかにもマーラーと格闘しているかのようで、精いっぱい頑張っております。但し、音をはずすようなミスはさして目立ちませんが、音程が下がるところ(特に金管)は気になるし、そのせいですかね、音色に美感を欠くところがあるのが残念だなあ。尾高さんのアプローチはまっとうなもので、いたずらに屈折せず、表情付けは濃厚ではありませんがあっさりでもない、真摯な取り組みかと拝察します。実はこの録音の5〜6年後、同じコンビでこの曲の実演を聴いたのですが、その時にはもっと思い切ってロマンティックに演奏していたなあ。それはまさに名演として、幸せな記憶で残っております。このディスクの演奏はそこまでは行っていない感じで、で、ちょっと減点。まあ、なにしろもう25年ほども前の東京フィルで、今は違うでしょうな。総じて、頑張った「熱演」にて、日本人によるマーラー演奏の記録というアルヒーフとしての意味以上の価値を持つディスクではあると思います。録音は、ちょっとかすみがかった感じで、鮮明さが不足。

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     2011/10/23

    これは名演です。マッケラスさんの傑作。第1楽章は生気溌溂、早いテンポで元気に押し進みます。但し、粗っぽさは一切なし、弾むような音楽です。第2楽章は、内心は穏やかで落ち着いているのにちょっと斜に構えたような楽想を、これも変化を付けて鮮やかに再現。そして美しさの極みの、「平安に満ち」た第3楽章。第4楽章は、歌が今一つ。マッケラスさんのテンポに乗れずやや駆け足気味で、落ち着かない。そこで完成度はいま一つという結果になりました。でも、総じて立派な出来栄えです。オケの技量は申し分なし。音色も美しく、優秀さを誇っています。録音も優秀。すこぶる堪能しました。

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     2011/10/22

    ま、いまさら言うまでもない超名物演奏。改めて聴き直し、なんだか感慨ひとしおです。但し、キリスト受難という物語やバッハがつけた驚嘆すべき音楽に感銘を受けたということではありません。この演奏は、メンゲルベルクという超個性的な人物が、物語と音楽から自分が受けた霊感や感情を、他人の力を借りて表現したものであります。物語の重みや救世主が受けた苦しみをかみしめるように表わすところはテンポが遅くなり、まさに詠嘆の極み。そこにシンクロできれば、この演奏は時代を超えて聴き手に感銘を与えるでしょう。すべての聴き手を引きつける演奏でもなければ、普遍的な名演でも決してない、と私は思います。この時代におけるマタイ演奏を他に聴いたことがないのですが、そういう中にこの演奏はどのように位置づけられるのか、そこは教えてほしいな。そういうライナーノートをこのディスクも入れておいて欲しかったね。また、初出以来、メンゲルベルクのこのディスクがどのように受容され評価されて来たも知りたいね。前の方もおっしゃるように、宇野氏の個人的感想文なんかどうでもよろしい。商品としての価値を著しく下げていると思いますよ。カップリングの「悲愴」。録音がもともと悪いので、演奏評価以前かと思います。何がいけないと言って、音量バランスが不安定なので、チェロの歌がフルオーケストラより音量が大きいとか、弦と管のバランスがどれほど実際と同じなのかとか、問題だらけではないでしょうか。さて、一見否定的な文を書き連ねましたが、私はこのディスク、大変に貴重で立派なものと考えております。オーパスのみなさまのご努力もそれはそれは敬服に値します。音楽とは何か、演奏行為とはどういう意味を持つのか、などなど、このディスクを聴いて大いに考えていただければいいかな、と思います。

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     2011/10/19

    フェルツさん、第6番では大いに感心し、他も聴いてみようと思ったら、第7番ではドンと下がり、そしてこの第3番。結論は、ますます下がり。(ToT)問題は第1楽章で、結局全体の見通しがつかめないまま、目先の効果に走り過ぎという感を否めません。特にテンポ変化がいかにも不自然・強引で、これは失敗でしょう。第2楽章以降は大いに持ち直し、声楽の入る第4・5楽章は内容をしっかりと表現したこれは立派な出来。長大なフィナーレはごくまっとうで、ややあっけないくらいに終わります。ライナーノートのインタビューではフェルツさん、いろいろ語っていますが、残念ながら「それだけの成果は出てませんぜ」と当方は言うしかないですな(なお、ライナーノートの日本語訳、ミスがいくつかあります)。オケは、フェルツさんとのディスク登場以前にはまるで無名のオケでしょうけれど、なかなかどうして、ずいぶん頑張っています。リハーサルをしっかりやっているのでしょうね、第1楽章の急なテンポ変化もしっかりついていっていますし、第2楽章の速いパッセージもしっかり演奏してます。ライヴでこれだけ演奏していれば立派なもの(修正もしてるかな?)。今後の問題は、指揮者が変な「色気」を出さずに、音楽が表わそうとしているものに正面から立ち向かうこと。フェルツさん、できるかな?

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     2011/10/18

    このアルバム、今は亡き渋谷HMVでたまたま耳にし、大いに魅かれて購入。曲の来歴も演奏者もまるで予備知識なし。恐縮ながら、BGM的聴き方しかいたしていないのですけれど、コーラスとコルネットの、まあ、何と美しいこと。ヒーリング・ミュージックとしてこの上なし。時間と(特に)お金に余裕があれば、ぜひお聴きになりますように。心穏やかに、落ち着くものを感じます。

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     2011/10/16

    フェドセーエフ先生の再録音「マンフレッド」。基本は旧録音と同じ。第1楽章はやたらに速いテンポで前へ前へと進む。ありゃこりゃ前と同じかねえ(旧録音、そんなによくはなかった)とがっかり。ところが、第2楽章と第3楽章が何やら一筋縄でいかぬ複雑怪奇な展開。要は、今度はやたらに落ち着いたテンポでしみじみ、じんわりと歌いだすのですね。そこはとてもいい!切なささえ感じさせる第3楽章は大変素晴らしい。第4楽章はまたまたメートルをあげて、最後はスヴェトラ先生と同じ豪快豪壮なコーダ。ただねぇ、なんか一貫性のない、気まぐれ演奏にも聴こえてこの曲を堪能したとは言えないなあ。彼のマーラー演奏と同じで、どうにも流れがぎこちなく、また打楽器の鳴らし方が不足で、迫力も今一歩。残念だな。ライヴ録音で、音は結構です。なお、セレナードはなかなかに優しく美しく、これはまことに魅力的。いい感じだね。

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