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トップ > My ページ > 古楽器奏者 さんのレビュー一覧
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検索結果:190件中16件から30件まで表示
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0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2011/07/12
論文の書き方では澤田昭夫『論文の書き方』が最良の参考書だが、インターネットが開発される前の本なので、この点はマイナスである。このマイナス点を補うのが本書である。しかし本書のメリットはこの点だけである。論文術というタイトルにもかかわらず、「よく論理的な文章の書き方が問題になる。だがそんなものはない。論理は、いってみれば一種のこじつけ因果関係だからである」(36ページ)と暴言を吐いている。本書は論文の書き方の本ではなく、何か調べものをするときのインターネットの使い方、これが書かれている本と割り切った方がよい。
0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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1人の方が、このレビューに「共感」しています。 2011/07/12
財政再建のためには消費税増税を直ちに実施すべきだ。政財界のみならず、マスコミからも知識人からも大合唱である。しかし消費税ほど不公平な税制はない。滞納率一位というところからもわかろうってものだ。日本に比べて諸外国の消費税率が高いと言われているが、諸外国と日本とでは課税対象が異なる上に、国民負担という点で捉えれば、日本も諸外国もさして変わらない。橋本龍太郎が消費税率を引き上げた際、国民負担は9兆円増えたし、小泉純一郎は消費税率は引き上げなかったものの、やはり国民負担は9兆円も増やした。つまり、諸外国と同じように国民負担を消費税率に換算すれば、日本も10%は軽く越えており、諸外国では無料の医療・教育費を含めれば、日本の消費税率は世界一高いとも言える。政財界・マスコミ・知識人が大合唱の消費税増税で財政再建という雑音に耳を馴らされてしまった国民はまだ消費税のカラクリに気づいていない。ただ、消費税に限らず税制は専門用語も多く、仕組みも複雑でわかりにくい。本書ももっとわかりやすく書かれていればもっと話題になったのだが、財政再建どころか、前回の消費税増税で明らかになったように、消費税増税で逆に税収は落ち、生活保護は増える。今からでも遅くはないので、国民一人ひとりが政府・役人・財界・マスコミ・御用学者の嘘に惑わされずに、自らの頭で考え行動し、消費税増税を阻止しなければならない。
1人の方が、このレビューに「共感」しています。
ヒトラーは20世紀最悪の民族差別主義の狂気の独裁者だというのが一般的な評価であろう。反面第一次世界大戦で疲弊したドイツを立て直した稀代の政治家という評もある。そして演説の天才とも。ヒトラーをどう評価するかではなく、何故ドイツ国民はこぞってナチとヒトラーを支持したのか?政治家ならぬ政治屋が跳梁跋扈し、政治家にとって最も重要なはずの言葉が単なる音声にしかならず、その一方で微笑みたっぷりと「国民の皆さん」と言いながら、裏では国を滅ぼすこと必定の消費税増税を着々と進めるなど、言葉を失った日本の政治屋の姿は、実はヒトラーよりもはるかに危険である。国旗・国歌にしても、思想信条の自由を守るために教育現場での強制をしないことを約束しておきながら、その約束が反故される国。ナチとヒトラーを全否定したところで、ヒトラーとは別の形で国が壊されていく現実がある。太平洋戦争経験者たちは、昨今の日本が戦前のにほんに酷似していることに危機感を抱いている。歴史から学ぶために、ナチにもヒトラーにも一切触れずに済ますようなことをしていれば、歴史は必ず繰り返される。
この一冊をとっただけでも、欧米と日本の教養教育のレベルの違いをまざまざと見せつけられる。実験や数字のデータなどで結果の出る理系の学問とことなり、文系での世界に通用する日本人“学者”がほとんど現れないのも当然である。日本人は浮世の忙しさにかまけて、よい書を読む余裕がないのかもしれないが、本書に例として挙げられてあるよい書を、本書に従って読んでみたら、この上ない貴重な経験となると思われる。内容もさることながら、訳文も一文一文が短く、読みやすく仕上がっている。
2人の方が、このレビューに「共感」しています。 2011/07/10
ベートーフェンのピアノ協奏曲を確か二度全曲録音をしたルードルフ・ゼルキンも、ベートーフェンのピアノ・ソナタ全曲録音をするには二度(三度?)生まれ変わらなければならないと言っていた。ドイツ人ではないにしても、ドイツ音楽の伝統をしっかりと受け継ぎ、非常に引き締まったベートーフェンを聞かせてくれたゼルキンと比べると、仲道は、ベートーフェンのピアノ・ソナタ全曲の演奏・録音についての考えも、演奏そのものもあまりにも軽すぎる。演奏自体は悪くはないだろうし、技術的にも問題はないのだろうが、巨匠の言葉を思い起こして聞くと、どうしても上述のように感じてしまう。
2人の方が、このレビューに「共感」しています。
0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2011/07/06
パヴァロッティのはまり役で見ていてこんな楽しいオペラはない、というぐらい楽しい演出だ。ダーラもうまいし。この二人に比べるとバトルはもうちょっとかな?とも思えるが、全体が楽しいからお勧めできる。
6人の方が、このレビューに「共感」しています。 2011/07/06
この演奏を批判というよりも非難・否定するレビューはまったく信用できないし、肯定的に評しているレビューもあることから、興味があって買って聞いてみたが、単なる小手先の技術論程度での批判・非難・否定にはまったく組することはできなかった。
6人の方が、このレビューに「共感」しています。
名器を手に入れたことが話題になった千住だが、先日の朝日新聞天声人語にあったように、結局は価格レベルでの話題でしかない。もともと千住にはそれほどのテクニックも音楽性もないが、高額な名器を借金をしてまで手に入れてしまったために、音楽を楽しむことよりも、高価な名器の所有者に恥じないような演奏をしなければならないとかなりの重荷を背負っているのではないだろうか。名器を自分の力で鳴らそうと余計な力が入っているために、逆に楽器にいいようにあしらわれているとしか聞こえない。本来ならもっと綺麗なメロディが全然鳴ってなく、千住には実力相応のそこそこの楽器を使った方がよいのではないだろうか。
異端者の火刑シーンから始まり、戦闘や残虐なシーンもある。史実を忠実に追った史劇ではないだろうが、服装やダンスなど、当時の風俗はそれなりに再現できているのだろう。個人的に関心のあるバードが出てこなかったのは残念。高画質なブルーレイで魅力が増幅された一方で、女の肌のザラザラまで見えてしまい、考え物でもある。日本では「芸能人は歯が命」と言われているが、外国の女優の中には無頓着な者もいるようで、この点もマイナスとなる。娯楽として見る分にはよいのだろうが。
曽根麻“矢”子ではないのか?
複数の訳者によるもので、訳文も少々古いところがあって簡単に読めるような本ではないが、ソフォクレスの現存する全作品を一冊にまとめた手ごろな本である。簡単な註釈と解説があるだけなので、読書しながら、気になった点は自分で積極的に調べなければならないだろう。しかし、これが勉強ということでもある。
訳者は前書きで、哲学専攻の者が文学の翻訳を・・・などと言い訳めいたことを書いているが、古代には哲学も文学も区別などなかった。それはさておき、優れた訳ではあるが、現代からすればやはり訳語が少々古く、註釈がないので意味がわかりにくいところもある。俳優の歌やコロスの歌など、韻律が異なるところを訳者なりに工夫して訳しているものの、解説にも原語・原文の説明がないために、訳者の思いも伝わらない。古典中の古典とも言うべき作品を手軽に読めるというのは願ってもないことだが、専門的なことは専門家に任せるようなことはせず、しっかりとした註釈と解説が望まれる。
蜷川幸雄演出『オイディプス王』のアテネ公演のDVDを見て、『アンティゴネ』はどのような演出がなされるか興味を持って見てみたが、俳優たちがただ立ったまま台詞を述べるだけの劇で幻滅した。1948年という時代に大きな背景や意味があるのだろうが、残念ながらこの映画ではその背景も意味も見出せない。
1人の方が、このレビューに「共感」しています。 2011/07/05
中野自身はヴェルサイユ期のフランスものに力を入れているようだが、ヘンデルのように華々しい技巧を散りばめた曲の方が合っているような気がする。決して大袈裟、大仰な演奏にはなっておらず、華やかさを望む人にはお勧めだ。
現在入手困難となっているのは残念だ。この曲集の最も正統的かつ模範的な演奏は、歴史的チェンバロではレオンハルト、モダンチェンバロではヴァルヒャであると思っているが、この二人の演奏がサンプルで聞くことができるのに、中野の演奏のサンプルがないことも非常に残念だ。日本人演奏家のCDはサンプルを聞かせずに買わせようというCD会社の戦略か?
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