CD

『ドルチェ』 千住真理子(vn)藤井一興(p)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
TOCE55905
組み枚数
:
1
:
日本
フォーマット
:
CD

商品説明

千住真理子 / ドルチェ

人気ヴァイオリニスト千住真理子のEMI移籍第4弾。タイトルのドルチェは甘くやわらかくといったような音楽記号。名器デュランティと千住真理子の絶妙のコラボレーションによる、よく知られた甘く優しいメロディが美しく鳴り響く作品。300年の眠りから覚めた名器デュランティと人気No.1ヴァイオリニスト千住真理子のコラボレーションで、皆様よくご存知の美しいメロディの楽曲をお楽しみください。2006年9〜10月にフィリアホールにて録音。パッヘルベルのカノンは全てのヴァイオリン・パートを千住真理子が多重録音で演奏しています。
 東芝EMI移籍後のアルバム・セールスではクラシックの有名曲ばかりを収録した『カンタービレ』『愛の夢』が好調。今作はその2枚に続く3部作的位置づけになります。

【名器デュランティ】
ストラディヴァリウスの中でもニックネームを持ち、なおかつ最高傑作のひとつといわれる名品。時のローマ法皇クレメント14世に捧げられ、没後側近が引き継いだ。18世紀にはフランスの貴族の手に渡り1921年にはスイスの富豪のもとへ。2002年富豪が手放すことになるが、博物館ではなく演奏家のもとへという条件がついた。300年もの間誰にも弾かれることがなかったこの名器をめぐって、世界のヴァイオリン界は騒然となったのだが、運命的に千住真理子の元へとデュランティはやって来た。(東芝EMI)

・パガニーニの主題による狂詩曲より 第18変奏(ラフマニノフ/ヨーク編)
・夜想曲第20番 遺作(ショパン/ミルシテイン編)
・ロマンス(シューマン/クライスラー編)
・カヴァレリア・ルスティカーナ 間奏曲(マスカーニ/カーラン編)
・家路(ドヴォルザーク/クライスラー編)
・月の光(ドビュッシー/カランバ編)
・カノン(パッヘルベル) 
・夜想曲第2番(ショパン/サラサーテ編)
・主よ人の望みの喜びよ(J.S.バッハ/グレイス編)
・ハンガリー舞曲第5番(ブラームス/ヨアヒム編)
・亡き王女のためのパヴァーヌ(ラヴェル/コチャンスキー編)
・スラヴ舞曲第2番(ドヴォルザーク/クライスラー編)
・黒い瞳(ロシア民謡)
 千住真理子(ヴァイオリン)
 藤井一興(ピアノ)
 録音:2006年9月3-5日、10月16日、フィリアホール

・アルバムに寄せて  千住真理子
ストラディヴァリウスは演奏家の運命を支配するというが、最近それを実感することが多い。自分の判断より先に物事が、目に見えない強い力で一定の方向へグイグイ引っ張られて行くのを感じるからだ。
 わたしの人生は、ストラディヴァリウス・デュランティと出会ってから大きく変化した。デュランティと共に、あとは何もない一本道、しかし非常に険しいその道を黙々と歩く人生に淘汰された。身体がへとへとに疲れて、少し休みたいと思っても、ストラディヴァリウスはわたしを苛酷な運命に引きずり込んで、容赦なく、妥協もない。デュランティにこの身体をのっとられたような気さえして、もはやわたしは「私」ではない。
 人生だけではない。曲目を決めることさえ、ストラディバリウスの意思を感じる。デュランティは何かを感じとっているのか、後々になって「なるほど」と納得させられることも多い。
 そのストラディヴァリウス・デュランティが今回選んだ楽曲、まとめて「ドルチェ」とした訳だが、ドルチェとは、甘くやわらかいことをいう。更に「優しい心」「いたわる気持ち」「なぐさめの音」もニュアンスの中に含まれる。
 さて、今回のアルバムの中で、わたしが以前から弾きたかった曲のひとつ、「カヴァレリア・ルスティカーナ」別名「マスカーニのアヴェ・マリア」は、ゴッドファーザー・パート3のラストシーンで感動的に流れたので、きっと多くのかたがご記憶にあり、この曲のファンだろう。
 オーケストラで演奏されるこの曲を、わたしは今回あえてピアノとヴァイオリンというシンプルヴァージョンで聴いて頂きたいと思った。メッセージ性としてはシンプルなほうが強く伝わるし、デリケートな音色の変化も、より鮮明に表現出来るからである。
パガニーニの主題によるラプソディも、メロディラインが流麗で、ヴァイオリンの個性に合う曲だ。高い音を様々なニュアンスで表現することが、ヴァイオリンならではの歌い口となる。
 ショパンの2曲は昔から、実はヴァイオリン曲としての存在も強く、ヴァイオリン用に編曲したサラサーテ、そしてミルシテイン、それぞれの巨匠の個性も楽しめる。
月の光は、ビアノ曲があまりに美しいため、あらためてヴァイオリンで演奏することに苦労した。いかにヴァイオリンらしさを出すか、ヴァイオリンならではの月の光にするか…。結果、弓(右手)奏法を工夫することでヴァイオリンの特製が浮き出て来たと思う。
珍しいのは、黒い瞳、か。これはロシア民謡なので誰もが知っているだろう。
なぜかこの黒い瞳を弾くとわたしの内面から血がたぎる想いがする。不思議と懐かしくて、切なくてたまらない気持ちになる曲なのだ。
 これらの名曲を、わたしは「ドルチェの気持ち」で弾いた。
 疲れた心のとき、その心をほぐしながら、このアルバムを聴いて頂きたい。
 デュランティのうごめくエネルギーが、きっとあなたの力になる、わたしはそう信じている。

・千住真理子  プロフィール
2歳半より鷲見三郎氏に手ほどきを受けヴァイオリンを始め、11歳から江藤俊哉氏に師事。
12才でNHK交響楽団と共演してプロデビューする。
77年、第46回日本音楽コンクールに最年少15歳で優勝、レウカディア賞受賞。
79年、パガニーニ国際コンクールに最年少で入賞。
慶応義塾大学卒業後、指揮者故ジュゼッペ・シノーポリに認められ
フィルハーモニア管弦楽団定期演奏会でロンドン・デビュー。更にローマデビュー。以後活躍の場を海外へ広げる。
02年、幻の名器ストラディヴァリウス「デュランティ」と運命的な出会いを果たす。
03年、東芝EMI移籍第1弾「カンタービレ〜歌うように〜」をリリース、記録的大ヒットとなる。その後第2弾「愛の夢」更に05年、デビュー30周年を向かえ記念アルバム「愛のコンチェルト〜バッハ ヴァイオリン協奏曲全集」を発売。
07年1月、新作「ドルチェ」発表。

内容詳細

銘器ストラディヴァリウス・デュランティの柔和な音色が心に沁みて雅趣あふれる新録音。美しい旋律を甘く奏でるだけではなく、随所に奏法の工夫が凝らされて進取の気性に富む。「黒い瞳」に漂う寂寥の感に、一皮剥けた千住真理子の深い思い入れが感じられる。(彦)(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

総合評価

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3.5

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 ヴァイオリンの小品愛好家であるので楽し...

投稿日:2012/10/18 (木)

 ヴァイオリンの小品愛好家であるので楽しみにして聴いたが、はっきり言って失望した。銘器を鳴らし切れていない。クライスラー、ティボー、フェラス等、往年の名手の演奏を聴いて勉強すべきである。

kinsan さん | 静岡県 | 不明

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名器を手に入れたことが話題になった千住だ...

投稿日:2011/07/06 (水)

名器を手に入れたことが話題になった千住だが、先日の朝日新聞天声人語にあったように、結局は価格レベルでの話題でしかない。もともと千住にはそれほどのテクニックも音楽性もないが、高額な名器を借金をしてまで手に入れてしまったために、音楽を楽しむことよりも、高価な名器の所有者に恥じないような演奏をしなければならないとかなりの重荷を背負っているのではないだろうか。名器を自分の力で鳴らそうと余計な力が入っているために、逆に楽器にいいようにあしらわれているとしか聞こえない。本来ならもっと綺麗なメロディが全然鳴ってなく、千住には実力相応のそこそこの楽器を使った方がよいのではないだろうか。

古楽器奏者 さん | 東京都 | 不明

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これまでヴァイオリンに心があるなんて思っ...

投稿日:2010/05/14 (金)

これまでヴァイオリンに心があるなんて思ったことはないのですが、最初の一音を聞いた時、「このヴァイオリンは歌うことに飢えている」と直感して、驚きました。 一音鳴るごとにヴァイオリン自身がもう次の音・次の曲を求めて時間を先取りしていってしまいそうな強烈なエネルギーを感じます。 なのに聴き続けていると、気持ちがやわらかく、あたたかくなり、リラックス感が深まるという真逆の作用があって、とても神秘的です。 この神秘的な現象は、きっと千住さんの「こころ」が曲とデュランティーを結びつけているからなのでしょう。 「音楽を聴いた」というより「こころを聴いた」という感じのするアルバムです。

葵 さん | 神奈川県 | 不明

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