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10人の方が、このレビューに「共感」しています。 2016/12/12
交響曲の演奏は以前から決定版的な扱いを受けてきたもので、文句なし。個人的に新鮮なのは、管弦楽曲集とレクイエムが入っている後半部分で、この演奏・録音は見事。こんなに面白い曲だとは正直思っていなかったので、目を覚まされた感じ。 交響曲の音質は、LP時代から悪くなかったが、今回の24/96のアビーロードリマスターは大成功。音の勢いや音色、ダイナミックレンジを殺さずに上手にバランスさせてマスターテープからしっかり情報を引き出した感じ。これまでの60年代DECCA原盤のリマスターはひどいのも多かったが、これは良く出来ている。24/96とCDでは、大型のオーディオや高価なヘッドホンで聴くと微妙な差が分かるが、圧倒的にハイレゾが良いわけではなく、トランスファーされたCDの質がとても良いので、どちらを聴いても不足感は無い。 それから、このセットの手の込んだ装丁は、ボックスセットの鏡として賞賛したい。いままで、貧相なボックスを連発してきたDECCAが、突然の大変身。ケルテスの貴重な写真がてんこ盛りで、ジャケットの作りも美しい。ブルーレイオーディオがついていることも含めて、本品に関しては、ハイレゾデータのみをファイルで買うのは無意味。ディスクがお薦めです。
10人の方が、このレビューに「共感」しています。
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0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2015/06/21
アルファは好録音盤に当たることが多いが、当盤はその中でもトップクラス。長岡鉄男氏がCDで外盤A級セレクションを作っていたら、これは間違えなく入るだろうというほどの出来。
0人の方が、このレビューに「共感」しています。
1人の方が、このレビューに「共感」しています。 2015/05/27
曲について解説する知識は持ち合わせていませんが、とにかくひたすら美しいい天使の歌声。オーディオ的にも、SACDの高域の歪みの無さが良く出ており、声の倍音成分とホールトーンが絶品。あー、癒される。
1人の方が、このレビューに「共感」しています。
7人の方が、このレビューに「共感」しています。 2015/05/22
前から気になっていたヴァイオリニストだったので、イザイを聴いてみました。これは文句無しに素晴らしい。パワフルでありながら、構築力も兼ね備えており、けれん味がなく音が深い。そんじょそこらのお姉ちゃんではありませんね。曲も彼女の芸風に合っているのだと思いますが、完全にファンになってしまいました。Hyperionの録音は絶好調で、CDの限界を感じさせない高音質。オーディオファイルにもオススメ。
7人の方が、このレビューに「共感」しています。
0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2015/04/20
スヴェ様のタコ5をオーディオで目一杯鳴らしたい方は、これしかないと思います。勿論、演奏は文句無し。単なる爆演にあらず、非常に細部まで目の行き届いた精密な美しい演奏です。第三楽章、第四楽章が素晴らしい。録音は、さすがの江崎友淑。
1人の方が、このレビューに「共感」しています。 2015/04/20
実演を聴いた人はさぞかし大迫力で良かったのではと思います。 ただ、ホールの記録用録音ということで、音質はそれ以上でも以下でもありません。決して絶賛されるほどのものではなく、リミッターがかかっていない分放送用よりもダイナミックレンジは取れていますが、ディティールまではつかめません。個人的には、スヴェトラーノフにしては手慣れた感じの安全運転に聴こえました。90年代のスヴェ様のタコ5を聴くならば、やはりEXTONのSACD(92年録音)に止めを刺すと思います。
1人の方が、このレビューに「共感」しています。 2015/02/25
これは面白い。古楽では出せないと思っていたこの曲のダイナミズムが、現代楽器並みに出ていて、それでいて古楽器特有のスピード感も乗っている。それに、何よりもロトの指揮が熱を帯びていて、積極性が強く前面に出ています。こういう古楽でのベルリオーズはなかったと思います。レ・シエクル、初めて聴きましたが、上手い!ライヴでこの完成度は見事だと思います。
3人の方が、このレビューに「共感」しています。 2015/02/24
LPで親しんだ演奏が多い60年代から70年代の名演の数々。私自身が聴いたのは80年台になってからですが、懐かしいです。リヒテルのEMI録音はソロが少なく、室内楽やコンチェルト、リート伴奏などの録音が多いですね。リマスターは素晴らしく、シューベルトなどのソロ曲で柔らかいタッチが見事に再現されており、ピアノの音がスカスカになっていないのが良いです(ユニバーサルの元フィリップス盤のリマスターでがっかりするのがこれ)。まだ、リヒテルがヤマハを使う前の録音だったというのもあるかもしれませんね。EMIのアビーロードスタジオ録音は、とかく中低音が団子になった物が多いのですが、このセットではLPの時よりもだいぶ良くなっています。テープヒスをあえて残して高音を素直に伸ばしていることが良い方向に出ているとも思います。残念なのがジャケットの装丁と付録冊子の情報量の少なさ。この点は、SONYの丁寧な仕事を見習って欲しいと切に思います。
3人の方が、このレビューに「共感」しています。
8人の方が、このレビューに「共感」しています。 2015/02/24
ユニバーサル(デッカ、フィリップス、グラモフォン)、ワーナー(EMI)ときて、今度はソニー(米コロンビア、RCA、ビクター)のボックス物ですね。カーネギーホールのライブを中心にしてあって、音は悪いが演奏は凄いのが揃っています。鉄のカーテンの向こうから出現した謎のピアニストの素晴らしさを聴衆が受け入れていく様子が見える様です。1960年のカーネギーホールですから、ワルターやバーンスタインの録音をしていたスタッフが機材を持ち込めばもっと良い音で録音できたのに、という恨みはないではないですが、グールドのBOX同様、SONYのリマスターは極力聴きやすい音を届けるために最大限の努力を払ってくれていると思います。絶対的なマスターの質は悪いはずなのに、たいへん聴きやすいです。パッケージングやディスクの印刷にも一枚一枚気を使ってあり、お客を大事にしてくれている感じがして、好感度は非常に高いです。SONYのボックスにハズレなし、というのが最近ボックスまみれになっている私の実感。リヒテル好きなら、是非。
8人の方が、このレビューに「共感」しています。
6人の方が、このレビューに「共感」しています。 2015/02/20
僕がクラシックを本格的に聴き始めた80年代のバブルの頃はバーンスタインやカラヤンの晩年であり、ベームはすでに亡くなったあとで、グラモフォンのスタジオ録音を主要なレパートリーで聴いたのみであまり惹かれることもなかった指揮者でした。本アルバムも、ギレリス聴きたさに購入したのですが、最初のモーツァルトで仰天。非常に能動的、有機的でカラヤン全盛期のベルリンフィルがしなやかに歌っています。グラモフォンのスタジオ録音の落ち着き払った、ある意味モーツァルト権威の演奏という感じが嘘のようで、いっぺんに引き込まれました。ブラ2はベームの得意とする曲の一つだと思いますが、やはりスタジオ盤より生き生きとして生命力に溢れています。 K.595はゼルキン盤やカーゾン盤をを愛聴してきましたが、ギレリス、素晴らしい!。こんなに優しいタッチで慈しむように弾くギレリス、貴重です。 録音は、この時代のライブとしては望外に良いもので、分解能が高くアナログ的な音場の広がりがあります。ギレリスのピアノはかなりオンマイクで音像もでかいのですが、やはり音は良いです。大満足の一枚。
6人の方が、このレビューに「共感」しています。
0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2015/02/19
最近、読響とのコンビが好評のフリューベック デ ブルゴスが、まだ日本であまり知られていなかった頃の隠れた名盤です。綺羅星のように名盤が並ぶ超名曲だけに、なんとなく地味なイメージを与えてしまっていたのでしょう。私は、アナログ盤を25年ほど前にジャケットの美しさで買ったのですが、中身には特に期待していなかったんです。が、針を落としてみて仰天。この曲の劇性を見事に引き出した極上の演奏と録音に完全にノックアウトされました。最近ではクリレンツィスの演奏が人気を博していますが、個人的にはそれ以上だと思っています。マティスの美しい声も良いです。何よりも凄いのが、リアルでスピーカーの外に広がっていく音場と果てしなく伸びるオルガンの低音。SACD化を切に望みたい超絶録音です。
0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2015/02/05
天空を駆けるといった感じの演奏だった旧盤から30年、満を持しての全集だと思います。前回はコロンビア(DENON)でしたが、今回はNaxosからのリリース。しかし、藤原真理自身がライナーノートに書いているとおり、プロデューサーは同じ川口義晴氏。 新盤の演奏は、日本人の自然観のようなものが投影されたバッハという風に僕には聞こえました。本当に感覚的なものなのですが、精密に木材で組み上げられた日本建築が森を背景に雨に濡れているような。いわゆるバロックの王様としての石組みのバッハではなくて、日本の風土に根付きはじめたバッハを聴いたような気がします。10年ほど前に聴いた実演とは随分変わった気がします。藤原さん自身の演奏の深化なのか、それとも川口さんとの相乗効果なのか、色々考えさせられる新盤でした。
2人の方が、このレビューに「共感」しています。 2015/02/03
なんか、皆さんキャーキャー言って騒いでいるけれど、どうせまた若くて可愛いのをアイドルに祭り上げようとしているんでしょ、と言うくらいに思っていました。 で、数分聴いて、自分の不明を恥じました。ごめんなさい。 これは、とんでもない若者が出てきたもんです。 とにかく、全てのリズムが生きて飛び跳ねている!しかも、作為を感じず、きっちり締めてドライブしているのにスケール感や構築感と歌が同居している。誇張では無くトスカニーニが現代に蘇った感じがします。これを逸材と言わずしてなんと言う。 このオケも、はじめて聴きましたが、一人一人が歌手のように良く歌うオケですね。この指揮者と演奏するのを本当に楽しんでいる感じが伝わってきます。 馬場氏をはじめとするDENONスタッフの録音も、いつものソリッドな感じの響きと大分違っていて、なにか新しい境地に入っちゃった感じ。まず、音場が3次元的に広く、スピーカーのはるか外まで音像が飛び出します。合唱が入る曲ではオケがぐっと手前に、コーラスは奥に深く展開し、響きも柔らかくて自然。SACDの枠の大きさが存分に発揮されている感じがします。 音楽ファンにもオーディオマニアにも文句なしにお薦めです。
2人の方が、このレビューに「共感」しています。
3人の方が、このレビューに「共感」しています。 2015/01/31
このアナログマスターは凄いの一言! 序曲の最初の一音でぶっ飛びました。 あのカラスが2015年にこの音で、しかもアナログで蘇るとは。 ドラマですよ。これは。 80年代のスーパーアナログを体験されている方は、それに通じる音といえばお分かりになると思います。しっかりしたアナログ再生系をお持ちの方には自信を持ってお勧めします。最近の180gでリリースされたLPのなかでもトップクラスの一枚。
0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2015/01/20
長年にわたってコツコツと録音を重ねながらついに未完に終わった、しかし類い希なる完成度のベートーヴェンソナタ集。このディスクが遺作になってしまったわけで、ジャケットの右下にはHis Last Recordingの文字。写真には死相が浮かんでいます。亡くなった当時、私はこの録音を涙を流しながら聴きました。31番の演奏はギレリスの峻厳さと慈愛の同居したベートーヴェンのなかでも白眉であり、旅立つ者の心の奥をのぞき見たような恐ろしく深い音楽です。絶望の後に祈りが訪れる最終楽章は、音楽の形を借りたギレリスの心情吐露そのものでしょう。録音はギレリスの音の特徴を見事に捉えた、グラモフォンのピアノ録音全体でもトップクラスの音だと思います。CDも素晴らしいですが、このディスクのアナログ版は私にとって宝物です。
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